エレキブル - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

エレキブル [編集]

No.0466 タイプ:でんき
通常特性:でんきエンジン(受けた電気タイプの技を無効化し、素早さが1段階上がる)
隠れ特性:やるき(眠り状態にならない)
体重  :138.6kg(けたぐり・くさむすびの威力100)
中速物理電気HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
エレキブル7512367958595540でんきエンジン/やるき
レントラー8012079957970523とうそうしん/いかく/こんじょう
テツノカイナ154140108506850570クォークチャージ

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)じめん
いまひとつ(1/2)でんき/ひこう/はがね
いまひとつ(1/4)---
こうかなし---

特性「でんきエンジン」の場合、でんき無効


第四世代出身の単でんきタイプの物理アタッカー。このタイプとしては覚える物理技のタイプが多いのが特徴。
特攻もそれなりにあるので二刀流も可能で、豊富なサブウェポンを相手に合わせて打ち分けることが出来る。

一方で合計種族値こそ高めだが分配には無駄が多く、全体的に中途半端。
素早さは低くは無いが、100族やミミッキュウーラオスにギリギリ届かない。
威力の高いメインウェポンは反動技となっていることもあり耐久も数値以上に物足りない。
豊富な技を活かした、役割重視の運用が望ましいだろう。

第九世代では新たな物理電気技であるサンダーダイブを習得し、メインウェポンによる火力が約1.1倍増しとなった。
しかし性能が電気版とびげりであり、外したり無効化されると最大HPの半分の反動を受けるデメリットも目立つ。
なお、物理電気技は無効化されない限りは威力も耐久も維持できるサンダーダイブ、常に反動は受けるものの割合は少なめなワイルドボルト、デメリットは無いが威力不足なかみなりパンチからの選択となる。
悩ましいが、新たな選択肢が増えたのは嬉しいところ。

他の新規習得技としてははたきおとすや積み技のビルドアップ習得が大きい。
後者は既に廃止されたヨガのポーズしか攻撃強化技を覚えなかったエレキブルにとっては待望の攻撃積み技である。
しかし積む隙を作るのは難しく、基本的には有利対面で積んだ後、その隙に不利対面になった際に覆せるテラスタルとの併用が前提となるか。
通常特性がでんき無効のでんきエンジンであるため、耐性数を増やせるという点でもテラスタルと相性は良い。
エレキブル単体として見れば攻守共に強化面が目立つ結果となっている。



特性考察 [編集]

でんきエンジン
でんき無効+素早さ上昇。ダブルでは、味方のほうでんで能動的に加速できる。
ワイルドボルトやサンダーダイブの反動を考えると半減と無効の差は大きい。
発動すれば準速でもドラパルトを抜ける。でんき技を誘う相方を同時に編成しよう。
かたやぶりには貫通されるが、特性を所有するポケモンのでんき技はかみなりパンチ程度。
それよりもトレースされるとこちらのメインウェポンが通らなくなる点に注意。
やるき
隠れ特性。眠らなくなり、催眠技に後出しできる。あくびによる起点作りも阻止可能。
技範囲の広さを活かして弱点も突きやすく、特にくさに強くなる点が優秀。
ただしあくびの採用率の高いカバルドンはじしんを採用していると無効にしても返り討ちに遭う。
今作ではエレキフィールドの展開手段が前世代より少なくなっているため採用理由自体は挙げやすくなっている。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果解説
サンダーダイブ100(150)95外すと反動
最大HP1/2
タイプ一致技。リスクもあるが、それ以外は優秀なメインウェポン。
ワイルドボルト90(135)100反動1/4タイプ一致技。威力は高いが反動が痛い。
かみなりパンチ75(112)100麻痺10%タイプ一致技。威力は低いが反動は無い。
じしん100100-でんき。差別化にも実用面でも有用。
ダブルでは味方も巻き込むので注意。
じだんだ75/150100前ターンに
技失敗で
威力倍
ダブルでの単体攻撃やグラスフィールド対策に。
でんじは含む電気技を無効化された際に倍撃が見込める。
れいとうパンチ75100凍り10%くさじめんドラゴン。電気技との相性補完に優れる。
ほのおのパンチ75100火傷10%くさ。鋼にはかえんほうしゃの方が通りやすい。
いわなだれ7590怯み30%炎オーガポン。スカーフやでんきエンジンとあわせれば怯みも狙える。
がんせきふうじ6095素早さ↓100%シングルならじならし・ローキックよりも優先度が高い。
クロスチョップ10080急所ランク+1地面技と範囲が被る。
アームハンマー10090素早さ↓素早さ激戦区なので反動が痛い。
けたぐり20~120100-威力不安定。相手が100.0kg以上ならクロスチョップ以上。
きあいパンチ150100優先度-3交代読みや、みがわりとあわせて。
ローキック65100素早↓100%追加効果が優秀。がんせきふうじ・じならしより高威力だが霊に無効化される。
フェイント30100優先度+2タスキ潰しに。他の先制技より速い。
はたきおとす65/97100道具排除ゴーストエスパーに。DDラリアットは没収された。
くさわけ50100S↑100%じめん。特性に頼らずに素早さを補強できる。
でんこうせっか40100優先度+1先制技。対面性能の向上に。
特殊技タイプ威力命中効果解説
ボルトチェンジ70(105)100自分交代タイプ一致技。攻撃しつつ撤退。
エレキネット55(82)95素早さ↓100%タイプ一致技。追加効果が優秀。無効化されやすいので相手2体に当たるダブル向け。
かえんほうしゃ90100火傷10%くさはがね。物理耐久の高い鋼に。
きあいだま12070特防↓10%役割対象には物理受けも多いので候補になり得る。
サイコキネシス90100特防↓10%対闘・毒。しねんのずつきは覚えない。
ウェザーボール50/100100-晴れと雨で威力150になる。
テラバースト80<120>100タイプ変動テラスタル中はテラスタイプの技になり、実数値が攻撃>特攻なら物理技になる。
変化技タイプ命中解説
でんじは90妨害技。でんきは呼びにくいが、じめんひらいしん等に注意。
ビルドアップ-攻撃と防御を補強。積む隙を作れるかが課題。
じゅうでん-特殊耐久とでんき技の威力を一度だけ補強可能。
ちょうはつ100補助技対策。耐久型に。
リフレクターひかりのかべも習得可能。

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
すてみタックル
フェイント
解説
ほのおのパンチ火傷無効はメリットだが元々苦手な地面に加え役割対象の水にも弱くなってしまう。
テラバーストでんきエンジンで電気を無効化できるので弱点が草のみになる。
サンダーダイブ
ワイルドボルト
かみなりパンチ
ボルトチェンジ
一致技強化。一貫性がとれているなら強力。
くさわけ
テラバースト
苦手な地面に耐性を得る。打点はくさわけ程度しかないため微妙か。
れいとうパンチ電気との相性補完に優れる。ジバコイルへの打点と併せれば全てのポケモンに等倍以上。
けたぐり
クロスチョップ
解説
テラバースト解説
じしん解説
テラバーストでんきエンジンで電気を無効化できるので弱点が氷と岩のみになる。
テラバースト解説
テラバースト解説
いわなだれ解説
テラバースト解説
テラバースト解説
はたきおとす解説
テラバースト解説
テラバースト解説

型考察 [編集]

アタッカー基本型 [編集]

特性:でんきエンジン(推奨)/やるき
性格:いじっぱり/ようき/せっかち/さみしがり
努力値:A252 S252or調整 残りH
持ち物:きあいのタスキ/たつじんのおび/シュカのみ/ふうせん/いのちのたま/ラムのみ
確定技:ワイルドボルトorサンダーダイブ/じしん
優先技:れいとうパンチ
攻撃技:クロスチョップorけたぐり/いわなだれ/ほのおのパンチorかえんほうしゃ/フェイントorでんこうせっか/ボルトチェンジ
変化技:ちょうはつ/でんじは
テラスタイプ:電/水/飛

じしんと特性でんきエンジンのお蔭で対電気性能に優れるアタッカー。
電気技読みの後出しが決まれば特性発動でSが上昇するため、上手く立ち回れば爆発力も得られる。
補完に優れた氷・地のサブウェポンを軸に広範囲に弱点を突いて仕留めていく。

火力・耐久・素早さ全てがあと一歩といった能力値なので持ち物で行動回数確保や威力補強を狙いたい。
両刀にする場合はむじゃきではなくせっかちorさみしがり推奨。
特防はそこそこあるため削るのは惜しく、物理技は元々タスキがないと耐えられない程度なのでB下降の影響を感じづらい。

サイクル導入型 [編集]

特性:でんきエンジン
性格:いじっぱり
努力値:H252or調整 S調整 残りAC
持ち物:とつげきチョッキ/こだわりハチマキ
確定技:ワイルドボルトorボルトチェンジ/じしん/れいとうパンチ
選択技:かえんほうしゃorほのおのパンチ/クロスチョップorけたぐり/いわなだれ/フェイントorでんこうせっか/はたきおとす

耐久に努力値を割いてとつげきチョッキや火力補強の持ち物をもたせ、特殊電に後出ししサイクルを回す構成。
基本型同様、電気単タイプへの有効打となるじしんと、霊獣ボルトロス等の浮いている電気への有効打となるれいとうパンチは確定技。
後出し時に電気技を受けることで多少の素早さ調整をすれば最速化身ボルトロスライコウなども抜けるようになる。


対エレキブル [編集]

注意すべき点
特性でんきエンジンとじしんにより、同じでんきタイプに強い。
電気タイプ屈指の物理火力を持ち、サブウェポンも豊富。先制技、ちょうはつ等も厄介。
対策方法
ガブリアス等での速攻が手っ取り早い。物理受けゴーストでおにびを入れるのも良い。
かくとうエスパーフェアリーも弱点を突かれにくいので後出ししやすい。

エレブー [編集]

No.125 タイプ:でんき
通常特性:せいでんき(接触技を受けると30%の確率で相手をまひ状態にさせる)
隠れ特性:やるき(眠り状態にならない)
体重:30.0kg(けたぐり・くさむすびの威力60)
進化前後HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値備考
エレブー6583579585105490
(95)(137)しんかのきせき無振り
エレキブル7512367958595540

エレキブルと比べSが10高い。エレキブルが先手を取れないS100族やガブリアスを抜けることが大きな利点。
しんかのきせき対応により、耐久力が補強できる点もメリットと言える。

一方で火力はA83・C95と並程度で、一致技もエレキブル同様命中不安のかみなりを除けば90止まりと威力が低い。
エレキブルが覚える有用なサブウェポンが習得できないことも有り、攻撃面の能力では数段劣る。
C95S105以上でサブウェポンにも恵まれた電気タイプは他にも多数存在するため、速攻の電気タイプとしてあえてエレブーを採用する強みは乏しい。

しんかのきせき適用で運用する手もあるが、元のBが低いためアタッカーの不一致じしんなどを耐えるにはある程度努力値を割く必要がある。
そうすると今度は必要火力や最大の利点である素早さを削ることになってしまい本末転倒。
速攻アタッカーとしても重火力アタッカーとしても中途半端であり、どちらで育成しても差別化に苦しむことになる。

エレキブルが覚えてエレブーは覚えられない技
じしん/じならし/いわなだれ/がんせきふうじ/かえんほうしゃ/ちょうはつ 等

特性考察 [編集]

せいでんき
防御の低さから物理攻撃を誘いやすいが、最も撃たれやすいじしんは非接触なので発動機会は少ない。
やるき
隠れ特性。ねむりごなやさいみんじゅつ等の催眠技に強くなるが、それらを持つくさむしタイプやゲンガー等への有効打に乏しい。
また唯一の回復技である「ねむる」が使えなくなるなどデメリットも存在する。

型考察 [編集]

しんかのきせき重火力型 [編集]

性格:ひかえめorおだやか
努力値:H252 CorD252
持ち物:しんかのきせき
確定技:10まんボルト
特殊技:ボルトチェンジ/きあいだま/サイコキネシス
物理技:クロスチョップorけたぐり/ローキック/ほのおのパンチ/れいとうパンチ
補助技:でんじは/ひかりのかべ/ねむる/ねごと

電気単タイプには珍しい耐久と、高めの素早さを両立できる。
耐久のある電気のライバルとしては、ランターンライコウなどがライバルに挙がるか。
HCやCD振りであまりSに振らずとも105族なのでシャワーズミロカロスなど役割を持ちたい水は抜ける。

一致じしんクラスになるとH振りだけでは耐えることは出来ず、火力がないこともあってガブリアスなどの相手をすることは出来ない。

Dに厚くしたところで役割対象の水・飛行タイプは逃げてしまい、火力がないため交代先に負荷がかからないのが現実。
強く呼ぶ物理地面で簡単に落ちることも有り、あまりしんかのきせきを活かせているとはいい難い。

速攻アタッカー型 [編集]

性格:おくびょう/せっかち/むじゃき
努力値:CS252
持ち物:いのちのたま/きあいのタスキ/しんかのきせき/シュカのみ
確定技:10まんボルト/きあいだま
特殊技:ボルトチェンジ/サイコキネシス
物理技:クロスチョップorけたぐり/ローキック/フェイントorでんこうせっか/れいとうパンチ/ほのおのパンチ
補助技:でんじは/ひかりのかべ/みがわり

ガブリアスまでのドラゴンを抜けることを活かしたアタッカー。
ただし特攻・素早さだけを見るとライコウサンダースに劣る。
しんかのきせきで耐久は上がるが、耐久無振りだとメジャーどころからの確定数はライコウとさほど変化はない。
差別化にはきあいだまなどの格闘打点やほのおのパンチが重要か。しかし、ライコウははどうだんを再習得。

いのちのたま(or各種強化アイテム)を持たせるなら10まんボルトで構わないが、
それ以外を持たせる場合には確定数に差が出るかみなりも候補に入る。


対エレブー [編集]

注意すべき点
エレキブルより素早く、しんかのきせきにより耐久も高い。
サイコキネシスやカウンターなど、他の特殊電気アタッカーには無いサブウェポンも豊富。
対策方法
すなかきドリュウズやスカーフガブリアスの一致じしん。H振り@奇石程度なら確1にできる。
電気無効でサブでも弱点を突かれにくいランターントリトドンなども有利。

外部リンク [編集]