クワガノン - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

クワガノン [編集]

No.0738 タイプ:むし/でんき
特性:ふゆう(地面タイプの技を受けない)
体重:45.0kg(けたぐり・くさむすびの威力60)
同複合HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
クワガノン7770901457543500ふゆう
デンヂムシ5782(152)55(122)36(504)バッテリー
種族値はきせき無振り換算

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)ほのお/いわ
いまひとつ(1/2)でんき/くさ/かくとう/はがね
いまひとつ(1/4)---
こうかなし---

特性ふゆうにより、じめん無効


第七世代出身のむし×でんき複合。SVではUBが未解禁のため、禁止級を除けば1位タイの特攻が持ち味。
耐性も弱点2に対して半減4、ふゆうじめん無効と良好。

一致技は補完が優秀ながら抜群範囲が狭く、等倍での殴り合いを強いられやすいのが短所。
耐久指数そのものは並、鈍足かつ先制技も覚えられないため、上から削られ消耗しやすい。
習得する技についても威力・命中のどちらかに問題を抱えており、数値に反して押し込まれがち。
幸い、変化技はそれなりに優秀で、でんじはやいとをはく、ねばねばネットと鈍足をカバーする手段も豊富。
鈍足を逆用した後攻ボルトチェンジにより、大きめの負担をかけつつ後続を無償降臨させる動きも可能。
基本的には器用さを重視した運用をしつつ、エースとして採用する際は行動機会の確保を他で補い、サブウェポンで抜群範囲を広げるとよいだろう。

第九世代では新要素のテラスタルにより一致技の威力不足をカバーしやすくなった。でんき単タイプになった場合は弱点が消えるのも嬉しい。
一方、対面が急にじめんになるとボルトチェンジを無効化される可能性が出てくる点には注意。
技方面ではエレキネット、むしのていこう、じならしを獲得。ダブルにおけるサポートも兼ねた運用を狙いやすくなった。
他には不一致テラスタルと組み合わせて範囲を広げられるテラバースト、無効化されない交代手段のバトンタッチが候補に入るか。
失った技で有力なのは、条件付きながら最大火力・命中安定を両立できたライジングボルト程度。
採用意義はともかく、ダブルウイングも技マシンに復活したがクワガノンは習得できなくなっている。



特性考察 [編集]

ふゆう
特性はこれのみ。本来等倍の地面技を無効化する。
今作のテラスタルとの相性も良好で、毒や鋼にテラスタルすれば地面弱点を打ち消しつつ豊富な耐性を得ることが可能。
かたやぶりに貫通される点や、フィールド効果を受けられない点は忘れずに。

技考察 [編集]

特殊技タイプ威力命中効果解説
10まんボルト90(135)100麻痺10%タイプ一致技。性能安定。
かみなり110(165)70麻痺30%タイプ一致技。威力を求める場合や雨パで運用する場合に。
でんじほう120(180)50麻痺100%タイプ一致技。からぶりほけんとのコンボに。
ほうでん80(120)100麻痺30%タイプ一致技。追加効果が優秀。ダブルでは味方を巻き込むので注意。
エレキネット55(82)95素早↓100%タイプ一致技。相手全体攻撃。追加効果が優秀。
チャージビーム50(75)90特攻↑70%タイプ一致技。攻撃しつつ火力補強。耐久型で。
ボルトチェンジ70(105)100自分交代タイプ一致技。攻撃しつつ撤退。後続の無償降臨に。
むしのさざめき90(135)100特防↓10%タイプ一致技。性能安定でみがわり貫通。電気耐性を持つ相手に一貫しやすい。
むしのていこう50(75)100特攻↓100%タイプ一致技。二体攻撃なので基本的にダブル用。補助技感覚で。
エナジーボール90100特防↓10%水/地面複合などの草4倍へ。
マッドショット5595素早さ↓100%対炎・電気・毒・鋼。追加効果が優秀。
電気タイプの天敵であるひらいしん持ちへの有効打。
ラスターカノン80100特防↓10%対フェアリー。岩・氷にも抜群。
エアスラッシュ7595怯み30%対草・格闘。怯みを狙うなら麻痺と併せたい。
テラバースト80<120>100-テラスタル時にタイプが変化し、AとCを比べて高い方でダメージを与える。
物理技タイプ威力命中効果解説
とびつく50(75)100素早さ↓100%タイプ一致技。すばやさの操作に。マッドショットに火力は劣るが無効タイプなし。
ハサミギロチン30一撃必殺どうしようもない相手に。耐久型でも。がんじょうとゴーストには効果無し。
勘違いされやすいが、からぶりほけんとの併用はできない。
変化技タイプ命中解説
でんじは90妨害技。電気や地面、ひらいしん等には無効。
こうそくいどう-自身の素早さ倍増。麻痺無効の相手も抜ける。
かいでんぱ100相手の特攻↓↓ 交代読みで決まればおいしい。
いとをはく95相手の素早さ半減。ダブルでは相手全体対象。
ねばねばネット-後続サポートに。でんき複合なのでひこうは呼びにくい。
バトンタッチ-能力アップ後に不利対面になった場面での後退にも。

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
10まんボルト
ボルトチェンジ
ほうでん
でんじほう
一致技の強化。自身はふゆうなので弱点がなくなる。かたやぶりには注意。
むしのさざめき一致技の強化。耐性的には飛行弱点が増え劣化気味。眼鏡を持ってもHD特化ディンルーが低乱数なのは注意。
エナジーボール岩や地面の弱点を突けるなど攻撃範囲の拡大。一方弱点は増え、炎弱点が一貫する。
テラバースト対炎電毒鋼。電気と地面で多くの弱点が突け、両方が苦手とする草には虫技が刺さる。
ラスターカノン対妖。ふゆうと相性がいい。毒無効、地面無効でグライオンに圧倒的に強くなれる。
弱点の岩を半減など耐性は増えるものの、炎弱点が一貫する。
テラバースト弱点の炎を半減。岩弱点が一貫するものの耐性は多め。
テラバーストふゆうで弱点がエスパーのみで耐性多め。鋼同様どくどく無効だが炎弱点ではない。
テラバースト対炎。岩や地面の弱点も突け、電気と水が苦手とする草には虫技が刺さる。
テラバースト竜や地面の弱点を突けるなど攻撃範囲の拡大。一方耐性は悪化、弱点が両方とも一貫する。
テラバースト対炎。ふゆうで地面無効とはいえ、弱点は増えいずれもメジャーなタイプなのが難点。
テラバースト弱点の炎を半減。炎水岩と比べると攻撃面での増強は望めない。
+  使用率・採用率の低いテラスタル

型考察 [編集]

特殊アタッカー型 [編集]

性格:ひかえめ/おくびょう(こうそくいどう採用時)
特性:ふゆう
努力値:H252 C252or耐久・素早さ調整
持ち物:こだわりメガネ/いのちのたま/きあいのタスキ/オボンのみ/とつげきチョッキ/からぶりほけん/せんせいのツメ
確定技:10まんボルトorかみなり/むしのさざめき
攻撃技:ボルトチェンジ/エナジーボール/マッドショット/ラスターカノン/エアスラッシュ/ハサミギロチン/でんじほう(からぶりほけん採用時)
補助技:でんじは/こうそくいどう/いとをはく

基本の特殊型。弱点の少なさを活かしてとつげきチョッキで行動回数を稼ぐのもアリ。
また、こだわりメガネを持たせて後攻ボルトチェンジで負担をかけつつ有利対面を作っていく戦略もよいだろう。

HPは252振りで184になってしまうのでオボンのみを採用しないならば244振り推奨。丁度8n-1となる。
鈍足のイメージが強いが、最速でこうそくいどうを使えば最速136族抜きが可能。


対クワガノン [編集]

注意すべき点
特攻種族値145からの一致技は強烈。みがわり貫通のむしのさざめき、一撃必殺もあり受けるのは困難。
地面無効、弱点2つの良耐性を持ち、後攻ボルトチェンジでの後続無償降臨などサイクル適性が高い。
ダブルではねばねばネットやいとをはく、むしのていこうでサポートに回る型も。
対策方法
鈍足なので上から叩く。サイクル運用が多いためステロも刺さる。
ヒートロトムドオー、でんき×ひこうへの有効打に乏しい。

デンヂムシ [編集]

No.0737 タイプ:むし/でんき
特性:バッテリー(味方の特殊技の威力が1.3倍になる)
体重:10.5kg(けたぐり・くさむすびの威力40)
ポケモンHP攻撃防御特攻特防素早合計特性
デンヂムシ578295557536400バッテリー
(152)(122)(504)しんかのきせき(無振り)
(168)(138)(536)しんかのきせき(全振り)
クワガノン7770901457543500ふゆう

※しんかのきせき換算はおおよその目安。


ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)ほのお/いわ
いまひとつ(1/2)でんき/くさ/かくとう/はがね
いまひとつ(1/4)---
こうかなし---

ダブルバトルで相方の特殊技を強化する専用特性「バッテリー」を持つ。
進化前ながら高めの耐久値を持ち、B補正性格にしんかのきせきを持たせることで総合耐久指数は63140まで伸びる。
攻撃種族値もクワガノンよりもやや高いものの強力な攻撃技は覚えないため、ダメージにはあまり期待できない。
一方、「ほうでん」や「いとをはく」といったダブルバトルで便利な範囲技を持ち、味方の耐久サポートになる「ひかりのかべ」も覚える。
攻撃は相方の特殊アタッカーに任せ、自身はサポートに徹することになるだろう。
当初はエレキネットとはいよるいちげきを剥奪されていたが、藍の円盤で再習得した。

進化後同様、むしのていこう・ねばねばネット・かいでんぱを新規習得したことでサポート性能が向上している。

クワガノンで覚えられるがデンヂムシで覚えられない技
かみなり、でんじほう、むしのさざめき、ソーラービーム、エナジーボール
エアスラッシュ、ラスターカノン、ハサミギロチン、こうそくいどう

特性考察 [編集]

バッテリー
第二特性や隠れ特性は無く、これのみ。
場に出ている味方のポケモンの使用する特殊攻撃技の威力を1.3倍にする。
場にいるだけで効果を発揮するため、耐久面で優秀なデンヂムシと相性がよい。
ちなみに、一応シングルでも自身が場にいる状態だと味方の使用したみらいよち・はめつのねがいの威力が上昇する効果がある。

技考察 [編集]

特殊技タイプ威力命中効果解説
エレキネット55(82)95素早↓100%タイプ一致技。相手全体攻撃。追加効果が優秀。
ほうでん80(120)100麻痺30%タイプ一致技。周囲全体攻撃。麻痺撒きのほか、
相方のちくでんでんきエンジンひらいしんの発動にも。
チャージビーム50(75)90特攻↑70%タイプ一致技。積み技感覚で。
ボルトチェンジ70(105)100自分交代タイプ一致技。攻撃しつつ撤退。後続の無償降臨に。
むしのていこう50(75)100特攻↓100%タイプ一致技。二体攻撃。追加効果が優秀。
マッドショット5595素早↓100%対炎・電気・毒・鋼。追加効果が優秀。とびつくと選択。
どろかけ20100命中↓100%同上。追加効果が優秀。
相手の命中率を下げ、自身の生存率を上げる。
物理技タイプ威力命中効果解説
スパーク65(97)100麻痺30%タイプ一致技。攻撃兼麻痺撒き。
ワイルドボルト90(135)100反動1/4タイプ一致技。高威力の反動技。
むしくい60(90)100きのみ奪取タイプ一致技。アッキやタラプ、オボン持ちに。
とびかかる80(120)
[180]
100A↓100%タイプ一致技。追加効果が優秀。
とびつく50(75)100素早さ↓100%タイプ一致技。追加効果が優秀。低威力の単体攻撃だが無効化されない。
はいよるいちげき70(105)90特攻↓100%タイプ一致技。やや命中不安だが追加効果は優秀。
どくづき80100毒30%対草・フェアリー。
かみくだく80100防御↓20%対ゴースト。一致技半減以下のドラパルト等に。
じならし60100素早さ↓100%サポート用。ダブルでは味方を巻き込むので注意。
あなをほる80100溜め攻撃対電気・毒・鋼・炎。ターン稼ぎにもなる。
変化技タイプ命中解説
ねばねばネット-サポート。序盤で撒けるとおいしい。
いとをはく95相手の素早さ半減。無効タイプ無し。相手全体対象。
でんじは90妨害技。電気や地面、ひらいしん等には無効。
かいでんぱ100相手の特攻↓↓。生存率向上。
てっぺき-自身の防御を強化。
ひかりのかべ-味方の特防を強化。
まもる-防御技。バッテリー維持に。
ねむる-回復技。バッテリー維持に。
こらえる-防御技。バッテリー維持やダイマックス枯らしに。
あまごい-サポート用。味方の水技強化、かみなりやぼうふうの命中補強、相手の炎技弱化に。

型考察 [編集]

【ダブル】基本型 [編集]

性格:のんきorなまいき/ずぶといorおだやか/わんぱくorしんちょう
特性:バッテリー
努力値:H252 BD調整
持ち物:しんかのきせき
確定技:まもる
優先技:いとをはく/ひかりのかべ
攻撃技:むしのていこう/ボルトチェンジ/ほうでん/むしくい/どくづき/どろかけ
補助技:ねばねばネット/でんじは/てっぺき/じゅうでん/あまごい/かいでんぱ

ダブルにおけるデンヂムシの基本型。バッテリーを活かすためのまもるは確定。
しんかのきせき込みなら耐久も高く、サポート技も豊富。相手の素早さを下げる技が多いので、
「素では遅いがトリパには速すぎる」といった中速アタッカーの補助に向いている。

味方の火力を上げるだけなら、てだすけ持ちやアタッカー2体を並べた方が効果は高い。
特性で火力補佐をしつつ、同時にサポート技も出せるという個性を上手く活かしたい。
分かりやすいのは後攻ボルトチェンジを活かしたクッション性能で、サイクル戦の中で自然と特性を活かすことができる。

サポートに徹する以上、過度な攻撃性能に期待するよりも技の追加効果で有利な状況を作り出すことが求められるため、10まんボルト・ワイルドボルト・シザークロスの優先度は高くない。


相性考察 [編集]

ペリッパー
雨で炎技を半減しつつ、火力・素早さを補助。岩技が一貫するためいわなだれが痛い。

対デンヂムシ [編集]

注意すべき点
専用特性バッテリーにより、場にいるだけで相手の火力を上げ、さらにサポートをこなす。
しんかのきせきで耐久が上がり、弱点も2つ。低い素早さからの後攻ボルトチェンジでサイクル戦にも対応。
追加効果が厄介な攻撃技も揃っているため、ちょうはつでも完全な機能停止には至らない。
対策方法
ふんかやいわなだれ等で相方もろとも叩く。はたきおとす等でしんかのきせきを奪えれば耐久が下がる。
素早さを低下させる技の数々は、まけんきあまのじゃく持ち、トリパなら牽制しやすい。

外部リンク [編集]