タルップル - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

タルップル [編集]

No.0842 タイプ:くさ/ドラゴン
特性:じゅくせい(きのみの効果が2倍になる)
   くいしんぼう(本来、HPが最大HPの1/4以下の時に使用するきのみを、HPが最大HPの半分以下の時に使うようになる)
隠れ特性:あついしぼう(ほのおタイプとこおりタイプの攻撃技のダメージを半減する)※カジッチュの時「ぼうだん」
体重:13.0kg(けたぐり・くさむすびの威力40)
草/竜HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
タルップル11085801008030485じゅくせい/くいしんぼう/あついしぼう
アップリュー7011080956070485じゅくせい/くいしんぼう/はりきり
(191)(566)はりきり全振り換算
カミッチュ8080110958040485かんろなミツ/くいしんぼう/ねんちゃく
(175)(130)(600)しんかのきせき無振り換算
(191)(146)(632)しんかのきせき極振り換算
カミツオロチ106801101208044540かんろなミツ/さいせいりょく/ねんちゃく
Aナッシー95105851257545530おみとおし/しゅうかく
鈍足耐久草HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
タルップル11085801008030485じゅくせい/くいしんぼう/あついしぼう
トロピウス996883728751460ようりょくそ/サンパワー/しゅうかく
オリーヴァ78699012510939510こぼれダネ/しゅうかく

ばつぐん(4倍)こおり
ばつぐん(2倍)どく/ひこう/むし/ドラゴン/フェアリー
いまひとつ(1/2)じめん
いまひとつ(1/4)みず/でんき/くさ
こうかなし---

※特性「あついしぼう」の場合、ほのお1/2倍、こおり2倍


第八世代出身のくさ×ドラゴン複合ポケモン。同複合は分岐進化のアップリューカミツオロチAナッシーの3体。
鈍足両刀アタッカーの配分で耐久方面も悪くない。類似した性能を持つAナッシーとも十分差別化は可能。

数値上の耐久に反して耐性はいまいちで、特にこおり4倍は痛い。
だが特性との相性は良好であり、特にあついしぼうを採用すると、くさでありながらほのおを実質半減に抑え込む。
こおりに対しても2倍まで抑え、不一致抜群程度であれば耐えやすい。
通常特性もきのみとのシナジーを重視したもので、耐久力の高いタルップルとは相性が良好。
きのみを再利用するリサイクルを習得する点も嬉しく、耐久型として必要な技は豊富に習得してくれる。

第九世代ではダイマックスが廃止。HPを倍増させて強引に受けきることは不可能になった。
キョダイマックスによる状態異常のケアも不可能になった点は痛い。
とはいえ新要素のテラスタルとも相性が良く、不安定な耐性と微妙に不安の残る火力をカバーしてくれる。
新規習得した技は全体的に物理寄りだが、高火力のリーフストームと起点化回避のドラゴンテールあたりが有力か。
碧の仮面でジャイロボール、10まんばりきと、当初失っていた相性の良い技も取り戻した。

現在ではしんかのきせきに対応するカミッチュがライバルだが、此方はやどりぎのタネを習得する他、きのみを持たせたコンボなどで差別化できる。



特性考察 [編集]

じゅくせい
きのみの効果が2倍になる。重火力アタッカーであるタルップルと相性が良い。
回復実なら回復量が倍増し、確定数を安定して大きくずらす。
半減実はダメージを1/4に抑える。多弱点なので汎用性は低いが、役割対象を明確に想定するなら十分に候補。
ただ、ヤチェのみを持たせるならあついしぼうでいい。
リサイクルとの相性も抜群。ただしじこさいせいを覚えるので、回復実以外と合わせた方が無駄は少ない。
オボンは半分回復、混乱実は2/3回復になるので、混乱実を持たせるならラグはあるものの効果量は大きくなる。
たべのこしにも反応するが、効果は据え置きなのでメリットは無い。
くいしんぼう
ピンチに発動するきのみの発動を早める。混乱実ではじゅくせい+オボンの下位互換になってしまう。
能力上昇系のきのみを活用するなら。
両壁ややどりぎのタネ、りんごさんと後続補助技を多数習得し、こおり以外なら余程の相手でなければ一発程度は耐える。
場持ちが良くなるわけではないので、基本的に使い捨てと割り切って運用することになるのは注意。
あついしぼう
隠れ特性。ほのお、こおりのダメージを半減する。ほのおを実質半減する唯一のくさタイプという個性を得られる。
ほのおタイプに採用されやすいサブウェポンにも耐性を持つことが多く、こおりが2倍に抑え込まれることでみずへの役割遂行も可能に。
耐性と特性を考慮した役割では、特殊流しに向いている。
独自の受け性能を獲得できるので差別化・実用面両方で有用。きのみを持たせない場合は確定。
多弱点・4倍弱点無し・高耐久という特徴は、逆に言えばじゃくてんほけんとの相性が良いということにもなる。
かたやぶりに貫通されるのも忘れずに。

技考察 [編集]

特殊技タイプ威力命中効果解説
りゅうせいぐん130(195)90特攻↓↓タイプ一致最高火力。流されやすいので撃ち逃げに。
りゅうのはどう85(127)100-タイプ一致技。性能安定。
りんごさん80(120)100特防↓100%専用技。タイプ一致技。追加効果が優秀。
リーフストーム130(195)90特攻↓↓タイプ一致技。撃ち逃げ用。
ギガドレイン75(112)100HP吸収1/2タイプ一致技。攻撃しつつ回復。
ソーラービーム120(180)100溜め技タイプ一致技。晴れ下またはパワフルハーブ前提。
テラバースト80<120>100タイプ変動テラスタル中はテラスタイプの技になり、実数値が攻撃>特攻なら物理技になる。
物理技タイプ威力命中効果解説
げきりん120(180)100行動固定タイプ一致技。受け向きな性能と相性が悪い。
物理ドラゴン技はこれとドラゴンテールのみ。
ドラゴンテール60(90)90優先度-6
相手交代
タイプ一致技。積み技対策に。
タネばくだん80(120)100-タイプ一致技。性能安定で非接触。のろいを積む型なら一考。
タネマシンガン25(37)*2~5100-タイプ一致技。タスキやがんじょう潰しに。
いかさまダイスなら確定でタネばくだんの威力を超える。
グラススライダー55(82)100GF時優先度+1タイプ一致技。GF下で先制技となる。
ばかぢから120100攻撃&防御↓対氷、鋼。耐久型には不向き。
ボディプレス80100-耐久型でも火力を期待できる。てっぺきとのコンボにも。
じしん100100-一致技との補完に優れ、鋼、炎、毒への役割破壊として。
10まんばりき9595-じしんと選択。グラスフィールドの干渉を受けない。ダブルでは単体攻撃。
じならし60100素早↓100%後続サポートを意識するなら。呼ぶ飛行に無効。
ジャイロボール1~150100-対妖氷。鈍足なので高威力を出しやすい。のろいとシナジーがある。
ふいうち70100優先度+1貴重な先制技。襷破壊や止めに。
変化技タイプ命中解説
リサイクル-きのみの再利用に。用途多数。
やどりぎのタネ90流しやサポートに。草に無効。
じこさいせい-安定の回復技。こうごうせいは覚えない。PPが5に減少した。
こらえる-じゅくせい型で。混乱実をリサイクルする戦術と好相性。
のろい-攻撃・防御を補強。もともと遅いのでデメリットは小さく、ふいうちで補える。
てっぺき-防御を2段階強化。ボディプレスと相性が良い。
ドわすれ-特防を2段階強化。
リフレクター-サポート用。味方の物理耐久を強化。
ひかりのかべ-サポート用。味方の特殊耐久を強化。

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
はかいこうせん
テラバースト
抜群は突けず、技スペースも厳しい。
ミミッキュのかげうち無効化を意識するなら。
テラバースト流しにやってきやすい地面無効の鋼を返り討ちにできる。
あついしぼう以外でも炎・氷半減に。物理型なら火傷無効もうれしい。
テラバースト解説
テラバースト麻痺無効の恩恵は薄い。
りんごさん
ギガドレイン
ソーラービーム
タネばくだん
タネマシンガン
一致技の強化。特性があついしぼうの場合は弱点が3つに減る。
テラバースト解説
ボディプレス
テラバースト
解説
テラバースト耐性が大きく入れ替わり、毒状態にも強くなれる。
じしん
じならし
テラバースト
はがねほのおどく
テラバースト解説
テラバースト解説
テラバースト解説
テラバースト対炎氷虫飛。テラバースト以外威力が低く、対策としては不十分。
テラバーストのろいの効果が呪いに変わる。耐久型対策のハサミギロチンが無効。
りゅうせいぐん
りゅうのはどう
げきりん
ドラゴンテール
テラバースト
一致技の強化。氷が2倍(あついしぼうなら等倍)になる他、弱点も減りより居座りやすくなる。
また、テラバーストをデメリット無しの安定した物理ドラゴン技として扱うことができる。
ふいうち
テラバースト
一致技や地面技が通りにくいひこう・はがね複合に。
いたずらごころ耐性の獲得。
物理型でもテラバーストを相手の行動に依存しない悪技として使用可能。
テラバーストフェアリーこおり。耐性が優秀で、元の弱点を全て半減にできる。
あついしぼうなら炎が実質等倍になる。耐久型の種族値とマッチ。
テラバースト解説

型考察 [編集]

のろい積み型 [編集]

特性:あついしぼうorじゅくせい
性格:すぶといorのんきorなまいき
努力値:H252 or H188, B252 or D252
持ち物:たべのこし/オボンのみ/混乱実
確定技:のろい/じこさいせいorリサイクル(回復実採用時)
選択物理技:タネばくだん/じしん/ボディプレス/ふいうち
選択特殊技:りんごさん
選択変化技:やどりぎのタネ

積んで居座る要塞型。
特性は炎を起点にでき不一致氷を耐えられるようになるあついしぼうのほうがコンセプトに合致するか。
じゅくせいの場合は積み始めの素早い回復が優秀。
性格・努力値配分は、のろいによる上昇で物理を受けきる防御か、耐性的に役割を持ちやすい特防かはパーティと要相談。

また、じこさいせいとたべのこしを両立する場合、H188振りで16n+1となり回復効率が良くなる。

草技はのろいのA上昇を活かせるタネばくだんか、数を重ねれば強引な突破が見込めるりんごさんから選ぶ。
相性補完のじしんの他、ボディプレスといったのろいと相性の良いサブウェポンが揃っている。

物理竜技はげきりんとドラゴンテールしかなく、鈍足ゆえに対竜は不得手。
なのでこの型における竜技の採用は少ない。

サイクル型 [編集]

特性:あついしぼうorじゅくせい
性格:ひかえめorれいせいorゆうかんorのんきorなまいき
努力値:H252 or H188 残りABCD調整
持ち物:イカサマダイス/とつげきチョッキ/半減実/たべのこし/オボンのみ/混乱実
選択物理技:タネばくだんorタネマシンガン(いかさまダイス採用時)/じしん/ボディプレス/ふいうち/ジャイロボール/ドラゴンテール
選択特殊技:リーフストームorりんごさんorギガドレイン(両立可)/りゅうのはどうorりゅうせいぐん
選択補助技:やどりぎのタネ/リフレクターorひかりのかべ/じこさいせいorリサイクル(回復実採用時)

上記の型と違い、積まずに戦う型。
りゅうせいぐん等、打ち逃げ目的の技を取り入れやすいのが利点。
ただし、素の火力は平凡な為、いかに有利な相手にうまく繰り出し続けられるかが重要。
拘りアイテムや回復系アイテムで打ち合いを制したい。

C252振りベースで残りを特殊耐久に特化させるなら、H12-D244振りが最も効率良い。
HP実数値も187となり、奇数調整も実現できる(特殊耐久値24497)。
これにチョッキを持たせればひかえめサザンドラの持ち物無しりゅうせいぐんを耐えて返り討ちにできる。
じこさいせいを採用するなら持ち物をハバンの実にするのもアリ。

また、特殊アタッカーとしての育成では技範囲が狭い為、りんごさんとギガドレインを併用するのも手。 
ほのおタイプに強くするならじしんの採用も視野に入る。

ベタな戦法だが、じこさいせいとやどりぎのタネで何度も回復するのも嫌らしい。

イカサマダイス+タネマシンガンで、B12振りまでのミミッキュならふいうちと合わせて確実に倒せる。


相性考察 [編集]

あついしぼうなら草タイプでありながら炎技を半減する性質を持つことから、鋼タイプと弱点を補完しあえる。
具体的にはサーフゴーアーマーガア等。


対タルップル [編集]

注意すべき点
特性とリサイクルのシナジーによってきのみの扱いに長けており、能力強化やHP回復を高効率で繰り返してくる。
素の火力は高くないものの、専用技りんごさんの追加効果で特殊耐久を削られる。
あついしぼう型の場合、ほのおタイプのメイン・サブを軒並み半減以下に抑えられる危険がある。
対策方法
弱点は多いので上から素早く処理してしまいたい。
ドータクンアーマーガアといった浮いている鋼や、草耐性を持つタイプと複合のフェアリーに対してはほとんど有効打がなく、流しやすい。
変化技を使う事も多いのでちょうはつも有効。偶に積まずに殴る相手もいるが、弱点さえ突かれなければ積みの起点にできる。
キョダイマックスの廃止で状態異常の回復手段がないので、どくどくも有効。

外部リンク [編集]