テツノツツミ - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

テツノツツミ [編集]

No.0991 タイプ:こおり/みず
特性:クォークチャージ(場がEFの間、またはブーストエナジーを持って場に出てから交代するまで、一番高い能力が上がる)
体重:11.0kg(けたぐり・くさむすびの威力40)
氷/水HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
テツノツツミ568011412460136570クォークチャージ
パルシェン5095180854570525シェルアーマー/スキルリンク/ぼうじん
ラプラス1308580859560535ちょすい/シェルアーマー/うるおいボディ
ジュゴン907080709570475あついしぼう/うるおいボディ/アイスボディ

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)でんき/くさ/かくとう/いわ
いまひとつ(1/2)みず
いまひとつ(1/4)こおり
こうかなし---

パラドックスポケモンの1体で、こおり×みず複合。見た目はデリバードに酷似しているものの、タイプも種族値も全く別物。
種族値配分としては高速特殊アタッカー気質であり、特に素早さはハバタクカミパオジアンを上回る136とかなりのもの。
サブウェポンは貧弱だが、フリーズドライ+みず技だけであついしぼうジュゴン以外の現環境の全ポケモン[1]に等倍以上をとれ、一貫性が非常に高い。
クイックターンでの対面操作やちょうはつ・アンコールといった変化技もあり、高い素早さも相まってアタッカー気質でありながら柔軟な立ち回りが可能。

欠点としてはなみのりやねっとうなど命中・威力安定のみず技を覚えない点。
事実上水技は命中不安のハイドロポンプのみであるため、じゅうりょくなどの補佐がなければ外しによる負け筋が必ずつきまとう。
「氷技と変化技をメインに使い、ハイドロポンプはあくまで保険とする」、
「水テラスタル+火力強化アイテムで高火力を押し付けていく」など、立ち回り方は育成段階で決めておきたい。
また耐性の脆さから撃ち合いが苦手。物理耐久はサンダーと同程度あるが、特殊耐久が同複合のパルシェンに毛が生えた程度なので、役割破壊に弱い。
碧の仮面で様々なポケモンにしんくうはが配られたのは痛手か。

藍の円盤において同複合のラプラスジュゴンが復帰。
フリーズドライ+みず技を軸とする点では似ているものの、種族値傾向が大きく違うので差別化は不要。

12月22日(金)9:00~12月25日(月)8:59までの間、最強レイドで入手可能。
スカーレットでも入手可能だが、この個体は攻撃の個体値まで最高になっているため、クイックターンを使わない限りは非推奨。
この個体を使う場合、『さいきょう』以外のあかしを推奨する。



特性考察 [編集]

クォークチャージ
基本仕様
隠れ特性や第2特性は存在せず、これのみ。
場がエレキフィールドであるか、持ち物がブーストエナジーである時に、HP以外の一番高い能力に補正がかかる。
両方の条件を同時に満たしてもフィールドによる発動が優先され、一度に2回発動することはない。
補正倍率は攻撃、防御、特攻、特防の場合は1.3倍、素早さのみ1.5倍。ランク補正ではないのでてんねんの影響を受けない。
実数値が最高値になるものが2つ以上ある場合、優先度がA>B>C>D>Sで設定されており、優先度の高い能力が補正対象になる。(例:AとSが最高値ならAが上昇)
ブーストエナジーは消費アイテム扱いなので、一度発動した後に引っ込んでもう一度場に出ても再発動できない。
ただし発動トリガーはエレキフィールドが優先されるため、エレキフィールド下で繰り出せばフィールドが変わるまでブーストエナジーは消費されない。
トレース・なりきりによる特性コピーや、スキルスワップによる特性の入れ替えはできない。Ver.3.0.0で特性の書き換えや無効化は可能になった。
またこの特性を持つポケモンにトリックなどでブーストエナジーを渡したり奪うことはできないので注意。特性が書き換え・無効化を受けている場合も同様。
個別考察
テツノツツミの能力傾向から、基本は素早さか特攻をブーストすることになる。
単純なCS振りの場合、ブーストしたい方に性格補正を掛ければ済むので、努力値の細かい調整は不要。

技考察 [編集]

特殊技タイプ威力命中効果解説
ふぶき110(165)70凍り10%タイプ一致技。氷技の最大打点だが命中難。雪下で必中。
れいとうビーム90(135)100凍り10%癖のない命中安定タイプ一致技。
フリーズドライ70(105)100凍り10%
水に抜群
タイプ一致技。威力は低いが、水タイプに強く出られる。
地面飛行ドラゴン複合には4倍。
こごえるかぜ55(82)95素早さ↓100%タイプ一致技。追加効果が優秀。ダブルでは相手全体攻撃。後続サポートに。
ハイドロポンプ110(165)80-タイプ一致技。高威力・命中不安。
これより下はみずのはどう(威力60)まで下がる。
ひやみず50(75)100攻撃↓100%タイプ一致技。追加効果でAダウン。後続サポートに。
はかいこうせん15090次ターン
行動不能
他タイプの高火力技が少ないので候補に。
主にラス1相手へ使う。
テラバースト80<120>100タイプ変動テラスタル中はテラスタイプの技になり、実数値が攻撃>特攻なら物理技になる。
水テラスで命中安定の水技としても扱える。
物理技タイプ威力命中効果解説
クイックターン60(90)100自分交代タイプ一致技。攻撃しつつ撤退。一致技だが威力は低め。
とんぼがえり70100自分交代クイックターンと選択。よびみずなどで無効化されない。
なげつける不定100-でんきだまやかえんだま、おうじゃのしるし等を持たせ、追加効果狙いで。
どろぼう60100道具強奪ブーストエナジーを消費するので、手持ちが空きやすい。こだわりアイテムに注意。
変化技タイプ命中解説
ちょうはつ100変化技対策。素早いので使いやすい。
アンコール100妨害用。素早いので使いやすい。
エレキフィールド-特性発動に使えるが、電気技を覚えないので恩恵は少なめ。
催眠技すかしや後続サポート目的で。相手の電気技強化に注意。
みがわり-状態異常対策や様子見に。

テラスタル考察 [編集]

フリーズドライ+水技の一貫性が高いため、攻撃範囲を広げる目的での使用は稀。
耐性を変えたとしても役割破壊の特殊技に弱いため、そもそもテラスタルの必要性が薄い。
S3では技威力を上げるための水or氷の個体がほとんど。
S8からは霊テラスタルも主流になりつつある。

タイプ主な技解説
はかいこうせんゴーストを無効にできるが、格闘弱点が一貫。
テラバースト岩が一貫する。
ハイドロポンプ
テラバースト
一致技の強化。命中不安なハイドロポンプの代わりにテラバーストをメインにできる。
氷タイプが無くなるので弱点2つ・耐性4つに。
テラバースト麻痺無効。地面は呼びにくい。
テラバースト粉技無効。
れいとうビーム
フリーズドライ
氷技の威力を増強。炎・鋼が弱点になるが、電気・草が等倍に。
テラバースト対チョッキドドゲザン
テラバースト解説
テラバースト弱点の電気が無効。対ジバコイルやチョッキハラバリーなど。草が一貫する。
テラバースト電気と岩が一貫する。
テラバースト対格闘。
テラバースト岩が一貫する。
テラバースト格闘が一貫する。
テラバーストノーマル&格闘を無効化。
ねこだまし、しんそくカイリュー、ドレパンテツノカイナなどへの対抗策に。
テラバースト解説
テラバーストいたずらごころ無効。
テラバースト格闘は一貫するが、それ以外の元の弱点が消滅。
代わりに弱点になったタイプに対しては元の一致技で弱点を突ける。
テラバーストドラゴン無効と格闘半減。
合体ヘイラッシャのいっちょうあがりや、ドレパンテツノカイナを重く見るなら。

型考察 [編集]

こだわりメガネ型 [編集]

特性:クォークチャージ
性格:ひかえめorおくびょう
努力値:CS252
持ち物:こだわりメガネ
確定技:フリーズドライ/ハイドロポンプ
選択技:れいとうビーム/クイックターン/とんぼがえり/テラバースト
テラスタイプ:みず

水テラスタル+メガネハイドロポンプをメインに戦う型。
命中80%のため安定はしないが、テラスタルなしでもHP振りハッサムを乱1、テラスタルすればHP振りサーフゴーを確1で沈めるほどの威力。
これをS136から繰り出せるのは強力。

こだわりと相性がいいクイックターンorとんぼがえりも扱えるうえ、ハイドロポンプが通らない水・草・ドラゴン相手にはフリーズドライが抜群で入るため、腐ることも少ない。

技スペースには余裕があるため、テラバーストを入れてもいい。いざというときに命中安定の水技として使用できる。

単純なCS振りだと無補正ハバタクカミのC252ムーンフォースで高乱数1(無補正D84振りで確2)なので、確実に行動させるなら耐久調整するのもありか。

ブーストエナジー型 [編集]

特性:クォークチャージ
性格:おくびょう
努力値:CS調整、残りHP
持ち物:ブーストエナジー
確定技:フリーズドライ/ハイドロポンプ
優先技:みがわり/アンコール
選択技:れいとうビーム/クイックターン/ちょうはつ
テラスタイプ:みず/こおり/ゴースト

通常の特殊アタッカー型から分離。
ブーストエナジーにより、生半可なスカーフ持ちを更に上回る素早さから一貫性の高い一致技の撃ち分けが可能に。
みがわり+アンコールにより変化技やふいうちにも強く出れる。

ブーストを素早さで発動させるため性格はおくびょうで確定だが、過剰気味のためSに振り切る必要性はない。
同じくブースト持ちのミラーやハバタクカミをどこまで意識するかで調整しよう。
余りをHPに回すことで最低限の物理耐久も確保できる。
ただしCがSを上回らないようにしないといけないため、火力不足になりがちな点は注意。

テラスタルは水or氷が定番だったが、S8あたりから霊も増え始めた。
しんそくや格闘技を透かしつつアンコールで封殺できる。

特殊アタッカー型 [編集]

特性:クォークチャージ
性格:おくびょう/ひかえめ/むじゃき/うっかりや
努力値:CS252
持ち物:こだわりスカーフ/きあいのタスキ/いのちのたま
確定技:フリーズドライ/ハイドロポンプ
選択技:れいとうビームorふぶき/クイックターンorとんぼがえり
変化技:ちょうはつ/みがわり
テラスタイプ:みず/こおり

オーソドックスな特殊アタッカー型。
持ち物なしの場合、C特化れいとうビームのダメージはH252カットロトムをほぼ確定一発。
おおよそ無振りガブリアス程度の耐久の相手であれば抜群なら一撃、等倍では確定2発といったところ。
HPは無振りで奇数(131)なので、ステルスロック意識で努力値の端数はB振り推奨。

最速の場合、素早さは現時点では抜かれる相手はマルマインHマルマインドラパルトのみ。
準速だと実数値188となり、最速120族(189)以上に抜かれてしまう。

サブウェポンが少なく一致技の一貫性が高いことから、テラスタルは水or氷が無難。
水テラスタルの場合、C補正なし@いのちのたまでH4振りハバタクカミ、H252振りガチグマ@チョッキをハイドロポンプで確定一発にできる。
低速の相手に役割を絞るならC特化やメガネを持たせるという選択肢もあるため、有利対面でのサイクル崩し性能はかなりのもの。


相性考察 [編集]

特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。


対テツノツツミ [編集]

注意すべき点
C124、S136の超高速アタッカー。
一致フリーズドライ+水技の攻撃範囲は、現在どちらも半減以下に抑えられるポケモンが存在しない。
かといって特殊受けや変化技で対応しようとすると、ちょうはつやアンコールが飛んでくる。
水技はハイドロポンプだけなのでたまに外すが、逆に言うと命中に甘えられなくなった結果返って受けづらいのが厄介。
防御種族値もそれなりに高く、生半可な先制技ではダメージを与えにくい。
具体的には、無振りでもA特化キノガッサのテクニシャン込みのマッハパンチを確定で耐えるほど。
クォークチャージ発動後はさらに火力か素早さが高くなる。
対策方法
幸いにもぜったいれいど、こおりのつぶては覚えない。
特殊耐久は薄い。タスキの可能性を考えて、先制技持ちで攻めると良い。
また技範囲自体は狭いので、水+フリーズドライに弱点を突かれないチョッキ持ちのアタッカーなら打ち勝てるだろう。
テラバーストを考慮する場合、タイプ受けより数値で受けるほうが良い。
+  対抗できるポケモンの一例

外部リンク [編集]


[1] ちょすいあついしぼうなど一部特性のポケモンがテラスタルした場合を除く。