ユキノオー - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

ユキノオー [編集]

No.0460 タイプ:くさ/こおり
通常特性:ゆきふらし(天候が雪になる)
隠れ特性:ぼうおん(音に関係する技が無効になる)
体重  :135.5kg(けたぐり・くさむすびの威力100)
ゆきふらしHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ユキノオー909275928560494ゆきふらし/ぼうおん
ゆきふらし補正込122541防御無補正、無振り換算
Aキュウコン73677581100109505ゆきがくれ/ゆきふらし
ゆきふらし補正込122552防御無補正、無振り換算

ばつぐん(4倍)ほのお
ばつぐん(2倍)かくとう/どく/ひこう/むし/いわ/はがね
いまひとつ(1/2)みず/でんき/くさ/じめん
いまひとつ(1/4)---
こうかなし---

第四世代出身の、くさ×こおりの固有タイプを持つ元祖ゆきふらしの御大。
鈍足中耐久の二刀流配分と無駄が多く、弱点が多いタイプ同士の複合で耐性も芳しくない。
しかし固有タイプかつ独特な技範囲で、他にない役割を持てるのが特徴。
こおり等倍のくさタイプ、みず半減のこおりタイプ、フリーズドライ等倍の水・氷に一致草技で弱点を突けるなどの点で、特に対みず性能は随一。

第九世代では天候の仕様が変わり霰がに変更。これに伴いスリップダメージが廃止された代わりに氷タイプの防御が1.5倍になった。
これにより防御力が大幅に上昇。オーロラベールが張りやすくなったが、一方で鈍足を補う襷潰しはこおりのつぶてでしかできなくなった。
タイプ的にも元々は特殊受けに向いており、なおかつ4倍弱点を有しているため防御を捨てる性格の採用も多かったので、今回の天候内容による変化は未知数と言える。
技方面ではこわいかお、けたぐり、くさわけ、ひやみずを習得。シャドーボールが習得不可になった。

今作の要素であるテラスタルとの相性はイマイチ。
タイプ候補こそ多いが、バンギラスと同様、こおりタイプ以外に変わると天候による耐久の上昇を受けられなくなる。
しかし、此方はスリップダメージを受けない上、特殊アタッカーとの会対時には関係ない。
終盤のこおりのつぶての威力を高めたり、多弱点を補う意味では有用だが、ユキノオーに切るべきかよく考えること。

また、パルデア地方のゆきふらしはユキノオーとAキュウコンの2体になった。
ライバルはまだ少なく、ダイマックス廃止で天候が目まぐるしく変わることもなくなったため動かしやすい環境になった。
他方で純粋に雪パの始動役として見た場合、専用技の「さむいギャグ」が追加されたヤドキングも候補になる。
依然として採用理由はよく考える必要があるだろう。



特性考察 [編集]

ゆきふらし
通常特性。場に登場した時に天候をゆきに変える。
登場するだけで天候を奪えるのはやはり強力だが、あられがゆきに変わったことでスリップダメージが無くなってしまった。
物理防御面はなかなか高くなるが、特殊技のサブとして多い炎に関しては結構厳しい。
ユキノオーの採用理由に直結する特性であり、基本はこちらを採用することになる。
ぼうおん
隠れ特性。相手から受ける音技を無効。これによりみがわりの信頼度が上がる。
現環境のぼうおん持ちでは数少ないやどりぎのタネの習得者であり、自身より遅い相手にみがやどを安定して決めることが可能。
ラウドボーンのフレアソングを無効にでき、他の炎技を採用していなければ有利を取れる。
ただしゆきふらしが強烈な個性となっていることもあり、基本的に候補外。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果解説
ウッドハンマー120(180)100反動1/3タイプ一致技。高威力だが反動が痛い。
タネばくだん80(120)100-タイプ一致技。威力は控えめだが性能安定。
タネマシンガン25(37)
*2~5
100-タイプ一致技。威力不安定だが、タスキやみがわりに強い。
5発ならウッドハンマーを超えるが期待値は3発。
グラススライダー55(82)100GF時優先度+1タイプ一致技。グラスフィールド下限定で先制技となる。
くさわけ50(75)100素早さ↑タイプ一致技。威力は低いが追加効果が優秀。
アイススピナー80(120)100フィールド破壊タイプ一致技。性能安定。フィールド対策にも有用。
こおりのつぶて40(60)100優先度+1タイプ一致先制技。鈍足を補える。
つららばり25(37)
*2~5
100-タイプ一致技。タネマシンガンと選択。
ゆきなだれ60/120
(90/180)
100優先度-4
被弾で威力2倍
タイプ一致技。相手の交代時には威力が上がらないので注意。
じしん100100-対炎・毒・鋼。一致技との相性補完に優れる。ダブルでは周囲全体攻撃。
じだんだ75/150100前ターン技失敗で
威力2倍
ぜったいれいどのフォローやダブルでの単体攻撃やグラスフィールド対策にも。
いわなだれ7590怯み30%対炎・虫・氷。リザードンに。怯みは狙いにくい。ダブルでは相手全体攻撃。
かわらわり75100壁破壊追加効果が優秀。相手の壁構築に強くなる。
ボディプレスには雪の補正が乗らないので非推奨。
けたぐり20~120100-対氷・鋼・悪・ノーマル。威力不安定。相手が50.0kg以上ならかわらわり超え。
特殊技タイプ威力命中効果解説
ふぶき110(165)70凍り10%タイプ一致技。雪下で必中だが天候変化に注意。ダブルでは相手全体攻撃。
A特化でも持ち物がこだわりハチマキ以外ならこちら。
れいとうビーム90(135)100凍り10%タイプ一致技。威力は劣るが天候に依存しない。
こごえるかぜ5595素早さ↓100%タイプ一致技。サポート用。
リーフストーム130(195)90特攻↓↓タイプ一致技。撃ち逃げ向け。だっしゅつパックとあわせて。
エナジーボール90(135)100特防↓10%タイプ一致技。性能安定。
ギガドレイン75(112)100HP吸収1/2タイプ一致技。回復効果付き。
くさむすび20~120
(30~180)
100-タイプ一致技。威力不安定。相手が100.0kg以上ならエナジーボール超え。
だいちのちから90100特防↓10%対炎・毒・鋼。一致技との相性補完に優れる。
ひやみず50100相手攻撃↓100%後続のサポートに。
きあいだま12070特防↓10%対氷・鋼・悪・ノーマル。高威力・命中難。
ウェザーボール50/100
(150)
100天候で
タイプ変化
雪下では安定したメインウェポン。晴れ・雨でも威力150。
テラバースト80<120>100-自身のテラスタルのタイプに変化し、AとCを比べて高い方でダメージを与える。
ぜったいれいど-30一撃必殺有効打の無い相手に。氷タイプやがんじょうには無効。
変化技タイプ命中解説
オーロラベール-味方のサポートに。特性も相まって単独で使用可能だが、使用前の天候変化には注意。
雪補正と壁補正でこおりタイプの物理耐久がシングルだと3倍、
ダブルでも2.25倍になる。
やどりぎのタネ90タマゴ技。削り技兼回復技。草は呼びにくいので撃ちやすい。
まもる-やどりぎのタネのターン稼ぎに。
みがわり-補助技対策や、交代読みで。ぼうおん・やどりぎのタネと相性がよい。
つるぎのまい-攻撃強化。有利不利がはっきりしているので積みやすいが、素早さの低さがネック。
先制技のこおりのつぶてやトリルサポートを活かしたい。

テラスタル考察 [編集]

概要の通り、こおりタイプ以外にテラスタルすると雪の防御上昇補正を受けられなくなり、ぜったいれいどの命中率も下がる。
テラスタイプは雪の恩恵を受けられる氷か、特定の不利な相手を仮想敵として切り返せるようにピンポイントなタイプにした方が有用だろう。

タイプ主な技解説
ウッドハンマー
タネばくだん
グラススライダー
リーフストーム
エナジーボール
ギガドレイン
くさむすび
一致補正2倍。氷が抜群になるが弱点が減る。
ふぶき
こおりのつぶて
アイススピナー
ゆきなだれ
一致補正2倍。耐性は悪化するが雪の防御強化と絶対零度の命中率を維持。
すてみタックル
のしかかり
テラバースト
解説
テラバーストマスカーニャ。物理型のサブ技に入りやすい炎と鋼を半減。岩は一貫するので注意。
雨パであれば後出しで天候を上書きしつつ反撃。
テラバースト7つの弱点全てをカバー。こちらも炎・鋼を半減。
テラバーストギャラドス
きあいだま
かわらわり
けたぐり
テラバースト
特殊型できあいだまの命中不安を解消したいときはテラバースト運用。
飛行が一貫してしまうため注意。
テラバースト解説
じしん
じだんだ
だいちのちから
全ての弱点が等倍以下になり、一致技との補完にも優れる。
読みは必要だが水草ロトムのボルトチェンジを無効化しつつ倒せる。
テラバースト解説
テラバースト解説
テラバースト闘半減。
いわなだれ
テラバースト
ほぼウルガモスピンポイント。
リーフストーム後の起点回避を考慮するならいわなだれ採用。
テラバースト格闘無効。マッハパンチを透かしたり、瓦割りを無効にしてオーロラベールを展開しやすくしたり。
ノーマルも無効になるので、しんそくへの対策にも。
テラバースト氷技と範囲が被る。
テラバーストいたずらごころへの耐性を得る。
ややピンポイントだが、サイコファングを無効化できるのでオーロラベールも展開しやすい。
闘が一貫するので注意。
テラバースト対妖氷。耐性11タイプ・毒無効化としては優秀だが技スペースが厳しいだろう。
テラバーストげきりん竜に対する遂行及び鉢巻竜に対するカウンター用。
特殊型ならふぶきがあるのでテラバーストは必要ない。

型考察 [編集]

基本アタッカー型 [編集]

特性:ゆきふらし
性格:れいせいorゆうかん/おっとりorさみしがり/ひかえめ
努力値:AC252orHC252orCS252
持ち物:きあいのタスキ/半減実/とつげきチョッキ
確定技:ふぶき/こおりのつぶて/草技
優先技:じしんorだいちのちから
攻撃技:きあいだま/ぜったいれいど/いわなだれ
変化技:やどりぎのタネ/まもる/みがわり/オーロラベール
テラスタイプ:こおり/くさ/じめん/フェアリー/みず/ほのお/いわ

弱点を補うアイテムを持たせてタイマン性能を高める。先発として適性が高い型。
4倍弱点を考慮するときあいのタスキだが、交代による水タイプ受けとしても使いたいなら別のアイテムも考慮。
雪の補正で防御力が上がるので、受け出し時の性能が多少高まった。

アイテムとこおりのつぶてにより行動回数は確保されているため、AC振りで突破力を高めた両刀型が基本。
半減で受ける水・草・電気タイプが特殊寄りなので性格は防御を下げるか、素早さを下げた物を選ぶ。

基本はふぶきの威力重視でれいせいorおっとり推奨。ふぶき+草技と補完のじしんを入れれば大抵の相手は等倍以上が取れる。
じしんの代わりにだいちのちからを入れる場合はHCでも良く、サイクル戦に多少組み込みやすくなる。

+  選択草技について

こだわりスカーフ型 [編集]

特性:ゆきふらし
性格:むじゃき/せっかち/おくびょう
努力値:S252 AorC252
持ち物:こだわりスカーフ
確定技:ふぶき/くさむすびorウッドハンマーorギガドレインorエナジーボールorリーフストーム
選択技:ぜったいれいど/じしんorだいちのちから/いわなだれ/きあいだま

こだわりスカーフによりタイマン性能を高める。最速115族まで抜ける。
きあいのタスキ型に比べて交代での受け出しもしやすいのが強み。
ドラゴンタイプなど、素早さの関係で潰されがちな相手を逆に上から潰せる。
テラキオンを確1にするには攻撃/特攻実数値134(172振り)でウッドハンマー/くさむすびorリーフストームが必要。

型サンプル
性格 :おくびょう
特性 :ゆきふらし
努力値:CS252 A4
持ち物:こだわりスカーフ
技構成:ふぶき/エナジーボール/きあいだま/いわなだれ

鈍足でありきあいのタスキを持ってるイメージが強いため、居座ってくることが多い中速以上の格闘・飛行技持ちを潰すのが仕事。
タイマンに非常に強く、必中ふぶきの安定感が高い。

技構成はタイプ一致の氷・草技が確定。
草はCSならエナジーボールとギガドレインで選択になるが、ウォッシュロトムへは大抵確定数が変わらない。
きあいだまも準確定。鋼が受けに出てきやすいので、撃つ機会は多い。
残る1枠は、A下降補正でも、怯みと飛行に強いいわなだれを推奨。
性格はじしんと特殊電気技・水技を受けるために耐久下降補正は非推奨。
最速でないと最速100族あたりまでしか抜けないため、おくびょうを推奨。

やどまも型 [編集]

特性:ゆきふらし
性格:おだやか/おくびょう
努力値:HP220(16n+1調整) 耐久・素早さ調整
持ち物:たべのこし/いのちのたま
確定技:やどりぎのタネ/まもる
優先技:みがわり
選択技:ふぶき/こごえるかぜ/リーフストームorエナジーボールorギガドレイン/ぜったいれいど/オーロラベール

やどりぎのタネで消耗戦を強いる型。
前述の通り、スリップダメージは消えたが耐久力が上がったので居座りやすくなったとも言える。

Sに振れば抜ける相手が多く、有利な展開に持ち込みやすい。
交代読みでやどりぎのタネを撃てれば先手みがわり+まもるで完封できる。

本来なら交代を強要される相手を単体で処理できるのがこの型の最大の強みなので、みがわりは優先技。
Sに振れば抜ける相手が多く、有利な展開に持ち込みやすい。
ただし攻撃技を二つ搭載したい場合もあるので、確定枠ではない。

草技は水タイプの早期処理に有用。
ギガドレインの回復効果は有用だが、威力重視でエナジーボールなどの採用も。HPは弱点を突かれなければたべのこしとやどりぎのタネで間に合う。

氷技はやどりぎのタネの効かない草タイプの処理に。
エルフーンランドロス相手なら無振りふぶきで確1。

最近ではやどみがにオーロラベールを組み合わせたハイブリッド型も見られる。
下記の型に比べて後続に対するサポート性能は落ちるが、自身の耐久力を底上げする意味では有効な組み合わせである。

オーロラベール型 [編集]

特性:ゆきふらし
性格:ようき/せっかち など
努力値:AS252ベース or HS252ベース
持ち物:きあいのタスキ/オッカのみ/ひかりのねんど/だっしゅつパック
確定技:オーロラベール
優先技:ぜったいれいど/ウッドハンマーorリーフストーム
選択技:かわらわり/ふぶき/こごえるかぜ/こおりのつぶて/やどりぎのタネ

特性のゆきふらしを活かし先発でオーロラベールを張る型。いわゆる両壁張りを1ターンで行う。
弱点を突かれると死にやすいのできあいのタスキが最安定、ひかりのねんどを使えば壁ターンが伸ばせるがほのお技が怖い。

退場技はウッドハンマーのみ。攻撃を高めてすばやい退場ができるようにしたい。
草技の通らない相手には絶対零度で圧力をかけたりする。
また、オーロンゲなどの壁張りミラー対策としてかわらわりを搭載すると便利。

次に降臨するエースアタッカーはコオリッポツンベアーやふぶきを覚えたみずタイプなどがおすすめ。

セグレイブなどに繋げて龍舞の起点にするのもおすすめ。


相性考察 [編集]

特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。


対ユキノオー [編集]

注意すべき点
素の攻撃性能は並だが、特性「ゆきふらし」による必中ふぶきに加え、リーフストーム、ウッドハンマー、ぜったいれいどといった強力な技を持つ。
草タイプだが氷技で弱点を突けず、水や電気はやどりぎのタネやギガドレインで受けられてしまう。
サブウェポンも豊富で、一致技半減の炎や鋼も下手に後出しすると返り討ちに遭う。
鈍足だがこだわりスカーフでの奇襲も充分ありうるので注意。
第九世代で防御力が上がり、ロックブラストなどの連続技ではフルヒットしないと落とせない場面が増えた。
対策方法
炎技が4倍。コータスで天候を上書きしつつ弱点を突けば一撃。
鋼タイプも攻守両面で有利。
氷+草+地面をすべて半減以下にできるヒートロトムは非常に有利で、後出しできれば後続にも負荷をかけやすい。
ファイアローハッサムなども有利を取りやすい。
脆さと鈍足さから多弱点特有のじゃくてんほけんとの相性も悪いため、安心して弱点を突いてよい。
ただし、ぜったいれいどの危険性は警戒しておくこと。

外部リンク [編集]