レジドラゴ - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

レジドラゴ [編集]

No.0895 タイプ:ドラゴン
通常特性:りゅうのあぎと(ドラゴンタイプの技を使う時に攻撃と特攻が1.5倍になる)
体重  :200.0kg(けたぐり・くさむすびの威力120)
単竜HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
レジドラゴ
(252振り特性換算)
200100
(176)
50100
(176)
5080580りゅうのあぎと
オノノクス7614790607097540とうそうしん/かたやぶり/きんちょうかん
ヌメルゴン901007011015080600そうしょく/ぬめぬめ/うるおいボディ

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)こおり/ドラゴン/フェアリー
いまひとつ(1/2)ほのお/みず/でんき/くさ
いまひとつ(1/4)---

第八世代の準伝説の一角であるレジ系。単ドラゴンタイプ。
HPが極端に高いが防御・特防は低く、無振りでの耐久指数は同条件エムリットと同程度。
このため、防御方面に努力値を振るとかなり耐久指数が増加する。
仮想敵に併せてバランスを調整したいが、ダウンロードを持つポリゴン族が復帰しているので同程度振る場合は僅かにDに寄せると良いか。

専用特性りゅうのあぎとは、物理・特殊問わずドラゴン技を大幅強化。てきおうりょくドラミドロ以上の火力を出せる。
例として、C特化一致テラスメガネりゅうせいぐんは無振りサーフゴーが確1、H252アーマーガアを低乱数1発と半減相手でも抑えきれないほどになる。

素早さは中速で上から削られがちだが、トリックルーム下で動かすには速すぎる。仮想敵に合わせた調整を意識しておきたい。
S補正あり+236振りで、りゅうのまいを1回積むかスカーフを持たせると最速ドラパルトを抜ける。

専用技のドラゴンエナジーは、ドラゴン版のしおふき/ふんかで、HPの割合が高いほど威力が上がる。
特性も乗るため凄まじい威力を発揮するが、前述のとおり素早さが半端で上から削られやすく、威力が落ちやすい。
おいかぜやおさきにどうぞなどのサポートを受けやすく、相手2体に通る点から、どちらかと言えばダブル向けの技である。

第九世代ではじしん、だいちのちから、こおりのキバを獲得。
失った技に範囲を増やすものは無く、ワイドブレイカーとスケイルショットはDLCで再習得。
短所であったサブウェポンの貧弱さが多少改善され、特にはがねに抜群を取れるじめん技の獲得は朗報。
これまでもかくとうほのお技は覚えられたが、前者は癖が強く、後者は威力が低すぎたので、使い勝手の良い安定技を得られたのは大きい。
それでもサブウェポンには特性が乗らないため、火力に不安が残るのは変わらない。
基本の運用は変わらず、一貫性を作ってからの一掃が役目であり、サブウェポンはあくまで保険と考えておいた方がよいだろう。

フェアリー相手の有効打が無いのは相変わらずだが、テラスタル+テラバーストを使えば一応対処可能になった。
弱点を纏めて半減以下にできるはがねタイプへの変化が王道だが、相性の良さゆえに読まれやすい。

HPを増加させるダイマックスが廃止、一致ドラゴン技を強化するテラスタルの追加という現環境は、本命のドラゴン技さえ通れば勝ち筋に繋がるレジドラゴに適している。
また現状、ドラゴン技の天敵であるミストフィールドを展開するカプ・レヒレが不在なこともあり、非常にドラゴンの通りが良い。
もちろん、不意のフェアリーテラスタルを警戒する必要はあるので、考えなしに突っ張らないように。



特性考察 [編集]

りゅうのあぎと
第二特性や隠れ特性はなく、これのみ。
特性の説明文では「ドラゴンタイプの技の威力が上がる」とあるが、正確には「ドラゴンタイプの技使用時、攻撃と特攻が1.5倍になる」効果を持つ。
攻撃または特攻に252振りした際のドラゴン技の火力は種族値換算で176相当となり、ドラゴンタイプの技のみで言えば最高峰の火力を叩き出せる。
ドラゴンタイプの技のみで言えばホワイトキュレムすら超える火力を叩き出せる。
抜群こそドラゴンタイプにしか取れないが、はがねとフェアリーにしか半減以下にされないので、多くの相手に強い負荷をかけられる。

なお、同世代で登場したレジエレキの専用特性トランジスタは第九世代で1.5倍→1.3倍に下方修正されたが、こちらは据え置き。

技考察 [編集]

※ドラゴン技の()内威力表記は一致補正とりゅうのあぎと補正込み

物理技タイプ威力命中効果解説
げきりん120(270)1002~3ターン
行動固定
その後混乱
タイプ一致技。相手に高い負荷をかけられるが、行動制限に注意。
スケイルショット25(56)*2~590防御↓
素早さ↑
タイプ一致技。微妙な素早さを補えるが、威力不安定でデメリットもある。
ドラゴンクロー80(180)100-タイプ一致技。追加効果はないが、無難な選択肢。
じしん100100-対鋼。物理型で必須。
アームハンマー10090素早さ↓対鋼。強力だが素早さが下がるのは痛い。ばかぢからは覚えない。
トリックルーム下で運用するなら逆に相性が良い。
きしかいせい20~200100-努力値配分がシビアだが、ドラゴンエナジーと両立してHP残量で撃ち分け。
ほのおのキバ6595火傷10%
怯み10%
対鋼。じしんの刺さらないハッサムミミズズに。
かみなりのキバ6595麻痺10%
怯み10%
4倍を突いても僅かにげきりんより弱い。ほぼマリルリピンポイント。
だいばくはつ250100使用後瀕死フェアリーと鉢合わせた時の最終手段。
特殊技タイプ威力命中効果解説
ドラゴンエナジー1~150
(1~337)
100HP減で
威力↓
タイプ一致専用技。ドラゴン版ふんか/しおふき。スカーフ型などで。
ダブルでは相手全体攻撃。
りゅうせいぐん130(292)90特攻↓↓タイプ一致技。撃ち逃げ用。メガネ型やスカーフ型で。
ドラゴンエナジーよりも多少デメリットが小さい割に威力も充分。
物理型でも候補になる。
りゅうのはどう85(191)100-タイプ一致技。追加効果はないが、性能安定。
だいちのちから90100特防↓10%対鋼。貴重なサブウエポン。特殊型でほぼ必須。
げんしのちから60100全能力↑10%貴重なサブウエポンだが、威力は低い。ラブトロスキュウコンに。
はかいこうせん15090次ターン
行動不能
貴重なサブウエポンだが、行動不能が痛い。ラス1などで。
テラバースト80<120>100タイプ変動テラスタル時にタイプ変化し、ランクも含めて攻撃が高い場合は物理技になる。
変化技タイプ命中解説
りゅうのまい-攻撃と素早さアップ。物理アタッカー型ならほぼ必須。
リフレクター-物理耐久強化。ほぼサポート用。
ひかりのかべ-特殊耐久強化。ほぼサポート用。
みがわり-おにび、でんじは対策に。きしかいせいのHP調整にも。ドラゴンエナジーと相性が悪い。
きあいだめ-急所率2段階アップ。ピントレンズを持たせればりゅうせいぐんの反動を気にせず連発できる。

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
ギガインパクト
はかいこうせん
だいばくはつ
テラバースト
等倍範囲が広い。だいばくはつで奇襲も。
ほのおのキバ
テラバースト
はがね。火傷耐性も。
テラバースト氷半減。
かみなりのキバ
テラバースト
みず。麻痺対策にも。
テラバースト粉技無効。
こおりのキバ
テラバースト
ドラゴン。ぜったいれいど無効。
アームハンマー
きしかいせい
テラバースト
はがね。フェアリーが一貫する。
テラバースト対フェアリー。
じしん
だいちのちから
はがね。氷が一貫する。
テラバースト氷が一貫する。
テラバースト解説
テラバースト解説
げんしのちから
テラバースト
解説
テラバーストドラゴンエナジーの威力を下げに来るねこだましやしんそくを透かせる。
げきりん
ドラゴンクロー
スケイルショット
りゅうせいぐん
ドラゴンエナジー
りゅうのはどう
最大火力強化。ドラゴンエナジーが超火力になるが、リスクを考えるとりゅうせいぐんでも問題無い。
C特化メガネりゅうせいぐんで無振りサーフゴーが確1なので、ドラゴンエナジーに頼らず使える。
かみくだく
テラバースト
いたずらごころ耐性の獲得。フェアリーが一貫する。
テラバーストこおりフェアリー
テラバースト対ドラゴン。また、BC振りで物理相手に動ける場面を増やすためのタイプ。
妖への打点はほぼなくなるので、何らかの対策が必要。
竜技があるのでテラバーストの優先度は低い。
ステラテラバーストタイプはそのままに、各技の威力を1度だけ強化する。攻撃範囲を生かすなら。
一致技以外の補正は1.2倍だが、だいばくはつを併用した際に融通が利きやすい。

型考察 [編集]

ドラゴンエナジー型 [編集]

特性:りゅうのあぎと
性格:おくびょうorひかえめ/せっかちorうっかりや(だいばくはつ採用時)
努力値:C252 S252
持ち物:こだわりスカーフ/こだわりメガネ
確定技:ドラゴンエナジー/だいちのちから
優先技:りゅうせいぐん/テラバースト(鋼・毒)
選択技:りゅうのはどう/げんしのちから/はかいこうせん/だいばくはつ

専用技ドラゴンエナジーに特化させた型。
最大威力150×タイプ一致1.5倍×特性1.5倍の超火力を、鋼とフェアリー以外のすべてのタイプに等倍以上で叩き込むことができる。
持ち物無し無補正C252ドラゴンエナジーの火力指数が51300。等倍でも特殊耐久指数19300程度までは確定1発。
耐久に振らない速攻アタッカー型なら大抵は落とせる。
また、確定2発の圏内も広く、HD特化ブラッキークラスの特殊耐久でようやく高乱2発に抑えられるほど。
半減してくる鋼タイプも特殊耐久が薄いことが多く、半減でもなお確定2発圏内に入っていることも多い。
完全無効化が可能なフェアリー以外で後投げできるポケモンは相当限られる。

第九世代ではだいちのちからを獲得したので確定欄に。
デカヌチャンジバコイルなどに対する有効打となる。

持ち物は主にこだわりスカーフ。
最速スカーフなら最速ドラパルトを抜いて先手でドラゴンエナジーを撃てる。
また、おいかぜなどの素早さ補強手段を別に用意する場合はこだわりメガネを持たせるのも手。

HPが削られた後のドラゴンエナジーの代替技として、ドラゴンエナジーに次ぐ火力が出るりゅうせいぐん、
およびテラスタル時にフェアリー対策になる鋼か毒のテラバーストを優先的に採用したい。

りゅうのまい物理アタッカー型 [編集]

特性:りゅうのあぎと
性格:ようき/いじっぱり
努力値:A252 S252 or 耐久調整 残りS
持ち物:いのちのたま/ラムのみ/ロゼルのみ/いかさまダイス(スケイルショット採用時)
確定技:りゅうのまい/げきりんorドラゴンクローorスケイルショット
優先技:ほのおのキバ/じしん
選択技:かみなりのキバ/かみくだく/ギガインパクト/だいばくはつ/みがわり/ドラゴンエナジーorりゅうせいぐん/テラバースト

りゅうのまいを積む物理アタッカー型。
最速で積めばドラパルトを追い抜ける。
元々の耐久がそこそこ高いため、多少強引に積めることも。

ドラゴンエナジー型とは違い、初速は劣るがこだわりアイテムによる技の制限がなく、比較的技の範囲が広い。
またドラゴンエナジーの圧力のおかげで、初手からちょうはつされることはほぼないのが強み。
相手パーティにフェアリーがいないならそのまま全抜きを狙えるが、対策として出された時の対応も考えておくこと。
鋼タイプはじしんの習得により突破が容易になった。


相性考察 [編集]

ドラゴン技の高火力を押し付けるというレジドラゴの戦術上、それが通用しないフェアリーの対策ができるポケモンを用意するのが必須。

アーマーガア
互いの弱点をこおり以外補完しあえる。ランドロスガブリアスを受けられ、アーマーガアは両壁やおいかぜでのサポートも可。
ファイアロー
おいかぜやファストガード、おにびでのサポートに加え、はがねやフェアリーに有利。
こおりも等倍だが、耐久が低めなので過信は禁物。
ジバコイル
多くのフェアリーに対して優位に立てる。後攻ボルトチェンジでHP温存も。
じめん複合が辛いので、ふうせんを持たせると尚良い。
じりょくならはがねも逃がさないが、レジドラゴが地面技を覚えたので優先度は下がった。アーマーガアを意識するなら。
ヒードラン
フェアリーに強く、多くのはがねタイプにも有利。拘束技もある。
じめん技に一貫を取られる点や、両方の弱点を突けるマリルリに注意。
ゴリランダー
ミストフィールドを塗り替えつつ強烈な草技を叩き込める。
グラスフィールドでレジドラゴのHPの温存も。
氷が一貫する点に注意。

対レジドラゴ [編集]

注意すべき点
特性で強化されるドラゴン技が強力。
鋼とフェアリー以外すべてのタイプに等倍以上で通るため、負担をかけられやすい。
特にドラゴンエナジーが最大威力で直撃すると甚大なダメージを受けることになる。
加えて中速寄りだが補強も十分可能な素早さに加え、無振りでもなかなかの耐久力を持つため、殴り合いにも強い。
また、鋼は特殊耐久が薄いポケモンが多く、耐性込みでも2発は耐えられないことが多い。
さらに今世代では地面技を習得しており、そちらで役割破壊を狙われることも。
対策方法
ドラゴン技以外は平凡な火力しか出せない。基本的にフェアリータイプに対しては無力。
単体ではだいばくはつで無理やり道連れを狙うことくらいしかできない。ミミッキュハバタクカミならそれも無効。
当然相手はそれを理解しているため、フェアリー対策の対策も用意しておきたい。

外部リンク [編集]