マシマシラ [編集]
No.1015 タイプ:どく/エスパー 通常特性:どくのくさり(攻撃技でダメージを与えたとき、相手を30%の確率でもうどく状態にする) 隠れ特性:おみとおし(自分が場に出た時、相手全員の持ち物がわかる) 体重 :12.2kg(けたぐり・くさむすびの威力40)
同複合 | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計種族値 | 特性 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
マシマシラ | 88 | 75 | 66 | 130 | 90 | 106 | 555 | どくのくさり/おみとおし |
ヤドラン(ガラル) | 95 | 100 | 95 | 100 | 70 | 30 | 490 | クイックドロウ/マイペース/さいせいりょく |
ヤドキング(ガラル) | 95 | 65 | 80 | 110 | 110 | 30 | 490 | きみょうなくすり/マイペース/さいせいりょく |
第九世代のDLC、碧の仮面にて追加された準伝説の1匹。どく×エスパー複合。
同複合のGヤドラン、Gヤドキングとは種族値傾向が異なるので差別化の意識は不要。
高い特攻と、比較的高めの素早さを両立した高速特殊アタッカー気質。
ただし、純粋なアタッカーとするにはタイプ一致技の双方に無効タイプが存在しているのが難点。
元々抜群範囲が狭いタイプ同士の複合であり、サブウェポンも威力か命中に不安が残る。
特性も含めて単純なアタッカーとするよりも、搦め手を用いたサブアタッカーとしての運用に向くと言える。
ねこだましを覚える他、隠れ特性のおみとおしによりダブルへの適性もある。
特性考察 [編集]
隠れ特性は登場と共にアナウンスが出るため、どちらの特性か相手にもバレる。
- どくのくさり
- 物理特殊、接触非接触問わず、相手に攻撃技を当てた際に猛毒状態にすることがある。
どくやはがねタイプ以外の耐久型に対して強く出られる特性。また遅効性ながら火力補強にも繋がる。
マシマシラはどくタイプに一致技で弱点を付けるが、両方半減以下にできるはがねタイプを呼びやすいのは懸念点。
有利不利がはっきりしてるポケモンなので、相手の交代際に攻撃技を当てることで特性が発動すれば儲けものといったところか。
- おみとおし
- 隠れ特性。相手のおんみつマントやタスキを確認できるため、ねこだましとの相性が良好。
ダブルでは相手両方の持ち物を見抜けるのでより効果的。
シングルでは主に相手がこだわりスカーフを持っているかどうかを確認し、マシマシラより速いか否かを見抜ける点が重要。
相性の良いトリックも習得するので、こちらもこだわりスカーフやこだわりメガネを持たせるアタッカーの場合はこの特性の方が有用か。
一方で初手で繰り出す場合、相手も先発が登場時にアナウンスが表示される特性(例.いかくなど)だった際に、
アナウンスの表示順から相手にもこちらがこだわりスカーフを持っているか否かの情報を与えてしまう状況が発生する場合がある。
こちらが常に一方的に情報アドバンテージを得られる特性というわけではないことを踏まえて運用したいところ。
トレースされるとこちらの持ち物も見抜かれてしまうため注意。
技考察 [編集]
特殊技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 | |
---|---|---|---|---|---|---|
ヘドロウェーブ | 毒 | 95(142) | 100 | 毒10% | 一致技。安定性能。ダブルでは味方も巻き込むため注意。 | |
ヘドロばくだん | 毒 | 90(135) | 100 | 毒30% | 一致技。安定性能。ダブルで味方を巻き込みたくない場合に。 ぼうだんに無効化される。 | |
ベノムショック | 毒 | 65(97) | 100 | 毒系状態の相手に 威力2倍 | 一致技。どくどくやどくのくさりと併用して大ダメージを狙うなら。 | |
クリアスモッグ | 毒 | 50(75) | 100 | 能力変化リセット | 一致技。積み技主体の相手に。補助技感覚で。 | |
アシッドボム | 毒 | 40(60) | 100 | 特防↓↓100% | 一致技。流しや火力増強目当てで。 ぼうだんに無効化される。 | |
サイコキネシス | 超 | 90(135) | 100 | 特防↓10% | 一致技。安定性能。 | |
サイコショック | 超 | 80(120) | 100 | - | 一致技。特殊受け相手に。ひかりのかべには軽減されるため注意。 | |
サイコノイズ | 超 | 75(112) | 100 | 2ターン回復封じ | タイプ一致技。威力は控えめだが相手の回復動作を封じられる上にみがわり貫通。 のどスプレーと併用可能。 | |
みらいよち | 超 | 120(180) | 100 | - | 一致技。2ターン後に攻撃。あくタイプにスカされるため工夫が必要。 | |
シャドーボール | 霊 | 80 | 100 | 特防↓20% | 対超・霊。特にこれ以外まともに通る技が無いサーフゴー対策に。 ぼうだんに無効化される。 | |
たたりめ | 霊 | 65 | 100 | 状態異常の相手に 威力2倍 | 毒を撒くタイプの型でベノムショックが通じにくい相手に。 | |
きあいだま | 闘 | 120 | 70 | 特防↓10% | 対悪・鋼。一致技が通りにくい相手に刺さるが命中不安。 ぼうだんに無効化される。 | |
くさむすび | 草 | 20-120 | 100 | - | 威力は相手の体重依存のため不安定だが、 毒の通り難い岩や地面の多くは重いため高威力を出しやすい。 | |
どろかけ | 地 | 20 | 100 | 命中↓100% | 低威力だが追加効果が優秀でどくのくさりも狙える。 地面テラスタルと合わせれば威力60。追加効果重視の場合の選択肢。 | |
テラバースト | 無 | 80 | 100 | テラスタル連動 | 足りない技範囲を補う目的で採用。狙い目は地、妖、氷辺り。 | |
物理技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 | |
ねこだまし | 無 | 40 | 100 | 怯み100% 優先度+3 | 登場したターンのみ成功する先制技。 タスキ潰しやダブルでの連携攪乱に。どくのくさり発動狙いでも。 | |
とんぼがえり | 虫 | 70 | 100 | 攻撃後交代 | タスキを削りつつ交代する。交代技としてはすてゼリフと選択で。 こちらは特性等で失敗せず、どくのくさり発動が狙える。 | |
変化技 | タイプ | 命中 | 解説 | |||
わるだくみ | 悪 | - | 特攻を2段階上げる。タスキと併用しないと積む隙を作るのはやや難しい。 | |||
めいそう | 超 | - | 特攻と特防を1段階上げる。回復技が無いので余程の理由が無い限りはわるだくみを推奨。 | |||
トリック | 超 | 100 | 持ち物を交換する。こだわりアイテムやおみとおしと相性が良い。 | |||
すてゼリフ | 悪 | 100 | 相手の攻撃と特攻を下げつつ交代。おみとおしと併用で偵察+起点作成が可能。 苦手な相手がはっきりしているマシマシラにとっては相性が良い。 | |||
バトンタッチ | 無 | - | みがわりやわるだくみによる能力上昇の引継ぎに。 | |||
どくどく | 毒 | 90(必中) | タイプ性質で必中。どくのくさりに頼らずに猛毒を撒きたいなら。 | |||
サイコフィールド | 超 | - | 味方への先制技を防ぎつつ超技の威力を1.3倍に上げる。後続サポートに。 | |||
みがわり | 無 | - | HPを最大値の1/4削ってみがわりを繰り出す。様子見やでんじは避けに。 | |||
まもる | 無 | - | 猛毒ダメージの時間稼ぎに。連続で出すと失敗しやすい。 | |||
ちょうはつ | 悪 | 100 | 相手の変化技を3ターン封じる。速いので使いやすい。 |
テラスタル考察 [編集]
タイプ | 主な技 | 解説 | |
---|---|---|---|
無 | はかいこうせん | 霊に対して耐性を得られるが、それ以外は微妙。 | |
炎 | テラバースト | 鋼複合の4倍弱点相手に対する奇襲。地面弱点が一貫する。 | |
水 | テラバースト | 主にじめんタイプに対して。弱点が別物に変わるので大抵の技は1発耐えられる。 | |
電 | テラバースト | 解説 | |
草 | テラバースト くさむすび | 解説 | |
氷 | テラバースト | ランドロスやガブリアスなどの4倍弱点持ちじめんタイプに。 | |
闘 | きあいだま テラバースト | 悪や鋼を強引に潰したい場合に。命中不安を嫌うならテラバースト採用で。 | |
毒 | ヘドロウェーブ ヘドロばくだん アシッドボム クリアスモッグ | 一致技の補強。弱点は等倍以上で一貫したままなので注意。 | |
地 | どろかけ テラバースト | 一致技の補完として優秀な部類。どくタイプに対してより強気に攻められる。 | |
飛 | テラバースト | 解説 | |
超 | サイコキネシス サイコショック みらいよち | 一致技の補強。弱点は等倍以上で一貫したままなので微妙。 | |
虫 | テラバースト とんぼがえり | 解説 | |
岩 | テラバースト | 解説 | |
霊 | テラバースト シャドーボール たたりめ | ノーマルを強く意識するなら。ゴースト・悪が一貫するので微妙だろうか? | |
竜 | テラバースト | 解説 | |
悪 | テラバースト | 弱点の悪と霊に耐性を得られるが、悪に対しては毒技が等倍以上で入らない相手だと厳しい。 | |
鋼 | テラバースト | 解説 | |
妖 | テラバースト | 格闘への役割を残しつつ悪や竜を射程範囲に入れる選択肢。鋼へは更に弱くなる。 | |
ステラ | テラバースト | タイプはそのままに、各技の威力を1度だけ強化する。 |
型考察 [編集]
特殊アタッカー型 [編集]
特性:どくのくさり or おみとおし
性格:おくびょう or ひかえめ
努力値:CS252 BorD4
持ち物:きあいのタスキ/こだわりスカーフ/こだわりメガネ/とつげきチョッキ
確定技:ヘドロウェーブorヘドロばくだん/サイコキネシスorサイコショック
優先技:きあいだま/シャドーボール
選択攻撃技:ねこだまし/とんぼがえり/テラバースト
選択補助技:トリック/わるだくみ/すてゼリフ/みがわり/まもる
テラス:どく/エスパー/こおり/じめん/かくとう/ほのお/あく
種族値に沿った特殊アタッカー型。
概要の通り一致技の組み合わせの都合上エースアタッカーには向いていないため、
得意な相手に対して負荷をかけたり、交代を読んで交代先に妨害を仕掛けるのが主な役割になる。
そのためフルアタよりかは攻撃技3つ、変化技1つの構成が望ましい。
アタッカーとしての役割を重視するこの型では、テラスタイプはなるべく一致技の補完が可能なタイプを選択したい。
優先度が高いのはどくとエスパーの双方に耐性のあるはがねに対して刺さるかくとう、ほのお、じめんのいずれか。
対抗可能にしたい相手によって選択すべきタイプは変わるが、明確な対象がいない場合の優先順位は「じめん>かくとう>ほのお」といった具合。
はがねタイプへの対処をきあいだま、または他のポケモンに任せる場合は、広範囲に刺さるこおり、弱点を隠せるあくも候補。
特性はどちらにも採用価値があるためお好みで。
情報アドバンテージを得たいならおみとおし、攻撃時に交代先にもワンチャン猛毒を入れられるシーンを期待するならどくのくさり。
相手側にはがねタイプ、特にサーフゴーがいる場合は高確率で後出しされるため、
交代先に猛毒を入れられるチャンスがあまりないと割り切るのであればおみとおしの方が腐りにくくはあるか。
相性考察 [編集]
特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。
対マシマシラ [編集]
- 注意すべき点
- C130からの一致どく技とエスパー技が強力。
特性により攻撃技を食らうと猛毒もセットで喰らう危険性があり、どく・はがねタイプ以外での後出しはリスクを伴う。
夢特性の場合はタスキやスカーフ、チョッキによる強行突破を防がれる。
変化技も厄介なものが一通りそろっており、読み違えると厄介な置き土産を残された状態で有利対面に持っていかれる可能性も。
- 対策方法
- 双方の一致技に無効タイプが存在するため、状況に応じてあくタイプかはがねタイプを繰り出して対応するのが理想。
また、特殊耐久は平均より若干高い程度で物理耐久は平均より低めのため、
一致等倍以上なら特殊技で2~3発、または物理技で1~2発殴れば大体沈む。
テラスタルを考慮しなければはがねへの対抗手段はきあいだましかないので、かくとう等倍以下のはがねタイプがいれば比較的安全。
特にサーフゴーに対しては変化技含め対抗策がほぼシャドーボールのみなので、対策としては最適。