サーフゴー - ポケモン育成考察Wiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

サーフゴー [編集]

No.1000 タイプ:はがね/ゴースト
特性:おうごんのからだ(変化技を受けない)
体重:30.0kg(けたぐり・くさむすびの威力60)
特殊霊HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
サーフゴー8760951339184550おうごんのからだ
シャンデラ6055901459080520もらいび/ほのおのからだ/すりぬけ

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)ほのお/じめん/ゴースト/あく
いまひとつ(1/2)くさ/こおり/エスパー/いわ/ひこう/ドラゴン/はがね/フェアリー
いまひとつ(1/4)むし
こうかなしノーマル/かくとう/どく

はがね×ゴースト複合のポケモン。ギルガルドがパルデア不在のため現状唯一の複合タイプ。
特攻が高く攻撃を捨てて、それ以外は均等に割り振った特殊アタッカー寄りの配分である。合計値が550もあり、物理攻撃と素早さ以外は全体的に高水準。
後述する強力な専用特性と半減以下12の恵まれた耐性により、隙の少ない強力なポケモン。

専用特性おうごんのからだは自分を対象とする変化技を無効化するという、シンプルに強力な効果を持つ。
疑似的な状態異常耐性、ちょうはつ対策など、その用途は多岐に渡る。見せ合いに居るだけでも相手の変化技を抑制できる。
またマジックミラーでは防げないのろいやおきみやげ、ほろびのうた、トリックといった強力かつ厄介な技も無効化できる。
耐性の多さもあり、ワンウェポンのみのサポーターはサーフゴー相手に詰んでしまうことも珍しくない。
ただし味方からの変化技も無効化してしまうので、ダブルで起用する場合は注意。
またマジックミラーと違いステルスロックのような場に対する変化技などは無効化できない。細かい違いは特性考察の項を参照。

攻撃性能も優秀で、特攻種族値の高さに加え、専用技「ゴールドラッシュ」は特攻低下のデメリット付きだが瞬間火力に優れる。
一致技だけである程度の攻撃範囲は確保できており、火力強化用のわるだくみも覚えるため、有利対面で積めれば止めるのは困難。

一方で耐久面の数値は並より少し高めといった程度で、過去作のギルガルドのように耐性を抜きにして突っ張れるほどの強固さはない。
素早さも微妙な中速帯であり、FCロトムセグレイブイダイナキバ辺りの激戦区に上回られてしまっている。
弱点もメジャーどころであり、上から弱点を一致で突いてくる相手は基本的に逃げた方が無難。
サザンドラなどの相性が良い引き先を用意してのサイクル戦が基本運用になるだろう。

全体的に高性能である点は異論の余地がなく、環境初期から現在に至るまでトップメタの一角として君臨し続けている。
変化技主体のポケモンの使用率が前世代より減少し、中速上位帯の素早さの価値が上がるなど、環境に与えた影響はかなり大きい。

同じくゴーストタイプ、似たステータスのポケモンにシャンデラも居るが、此方が最速なら基本的に勝てる。

HOME・DLC解禁に伴い、耐性優秀なHヌメルゴンブリジュラスなどの特殊鋼アタッカーが多く登場。
それぞれ固有の性能を持つため、高い特殊火力・上述の専用特性と搦め手の多い点で差別化したいところ。

一方でDLC解禁に伴いトップメタに躍り出たかまどオーガポンについては、高速・高火力、ゴールドラッシュ半減、かたやぶり、トリック無効ととくせいガードを持たせたとしても徹底して不利であり、特防と素早さに振られていると手も足も出なくなる点に注意。

2023年12月より「ごきげんなコレクレー」が配布されている。臆病固定でS個体値31、残りの個体値は0。王冠を複数使う必要があるとはいえ、A0個体を楽に入手できるのは大きい。対戦用個体を所持していない場合は受け取りを強く推奨する。



特性考察 [編集]

おうごんのからだ
専用特性。自分以外のポケモンが自分に使った変化技の効果を受けない。第2特性や隠れ特性はなく、これのみ。
マジックミラーから反射効果をなくしたようなものだが、そちらとは防げる範囲に微妙に違いがあり、下位互換ではない。
状態異常やあくび展開を止めることができ、優秀な耐性と相まって多くの相手を詰ませることができる。
あくまでサーフゴー自身が変化技の効果を受けないだけなので、使用者自身や場に対する変化技には効果が無い。
また技の追加効果も防げず、かたやぶりにも貫通される。
変化技無効という性質上、特性の書き換え・無効化が困難。現時点で特性を変える手段は以下のいずれかになる。
・サーフゴーが接触技でとれないにおい持ちの相手を攻撃する
かたやぶりデカヌチャンからスキルスワップを受ける
かたやぶりルチャブルからなかまづくりを受ける
・ダブルで味方のタギングルがうつしえを使用する
かがくへんかガス下で特性を変える技を行使する。
変化技の種類備考
防げるおにび、でんじは、やどりぎのタネ、
ほえる、ふきとばし、ちょうはつ
トリック、スキルスワップ、いたみわけ使用者と対象者両方に影響のある技。マジックミラーでは防げない。
へんしん、なりきり、じこあんじ対象の状態をコピーする技。マジックミラーでは防げない。
なかまづくりマジックミラーでは反射して使用者がマジックミラーになる。
のろい(ゴースト)、おきみやげマジックミラーでは防げない。発動者側のデメリット(HP減少、瀕死)も発生しない。
ほろびのうた、おちゃかいマジックミラーでは防げない。発動自体は防がないので自身以外は効果を受ける。
すてゼリフ相手は交代しない。
マジックミラーでは使用者の能力が下がり、マジックミラー側が交代してしまう。
ちからをすいとるマジックミラーでは使用者の攻撃が下がり、マジックミラー側のHPが回復する。
いやしのすずダブルで場にいる場合は防ぐ。控えの場合は防がない。
相手のマジックミラーで反射された変化技マジックミラーでは防げない。
味方が使用した相手を対象とする技(てだすけ等)マジックミラーは味方しか選べない技は防がないが、相手も選べる技は技による。
敵が使用したうつしえ味方が使用するうつしえは有効。マジックミラーでは防げない。
防げない自分を対象とする技(みちづれ、みがわり等)
自分の場を対象とする技(リフレクター、おいかぜ等)
相手の場を対象とする技(ステルスロック等)マジックミラーでは反射可能
全体の場を対象とする技(トリックルーム、くろいきり等)
おかたづけ
味方が使用したかふんだんご[1]回復できる
ねがいごと、いやしのねがい、さいきのいのり、サイドチェンジ
かたやぶりからの変化技とくせいガードを持たせれば防げる
かがくへんかガス[1]とくせいガードを持たせれば防げる
技の追加効果[1](がんせきふうじの素早さダウン、
ほうでんのまひなど)
おんみつマントを持たせれば防げる[2]
味方が使用したうつしえ敵が使用するうつしえは無効

技考察 [編集]

特殊技タイプ威力命中効果解説
ゴールドラッシュ120(180)100自身の特攻↓タイプ一致専用技。デメリットと威力を抑えた鋼版オーバーヒート。
ダブルだと相手全体対象。特攻が下がるが、
次発もラスターカノンと同等の威力が出るため2発目までなら影響は少なめ。
てっていこうせん140(210)95最大HPの
1/2反動
タイプ一致技。最大火力だが代償は大きい。自主退場目的での採用。
シャドーボール80(120)100特防↓20%タイプ一致技。性能安定。
たたりめ65/130
(97/195)
100状態異常相手に
威力2倍
タイプ一致技。自己完結させるならでんじはとの併用が必要。
パワージェム80100-対炎。主にゴースト半減のイーユイヘルガーに。
10まんボルト90100まひ10%対水、飛行。ギャラドスペリッパードンカラスに。
かみなり11070まひ30%対水、飛行。威力は高いが命中不安。雨下で必中。
きあいだま12070特防↓10%対鋼。ジバコイルドドゲザンに。命中不安だが補完としては優秀。
サイコキネシス90100特防↓10%対闘、毒。テツノカイナウェーニバルに。
キノコのほうしが効かないことを盾に、
モロバレルキノガッサの処理速度を早めたい場合にも。
サイコショック80100-対闘、毒。自分の特攻、相手の防御でダメージを計算する。
マジカルシャイン80100-対悪。相手全体対象。サザンドラトドロクツキに一矢報いるなら。
テラバースト80<120>100テラスタイプで
技のタイプ変化
技範囲を補う目的での採用。
タイプによっては元々の優秀な耐性を失う点に注意。
物理技タイプ威力命中効果解説
ローキック65100相手素早↓100%追加効果が優秀だがゴーストには無効。
変化技タイプ命中解説
わるだくみ-特攻2段階上昇。ゴールドラッシュを2回分、特攻低下を気にせず使うことができる。
でんじは90起点作りやたたりめの威力上昇のトリガーに。おにびは覚えない。
リフレクター
ひかりのかべ
-起点作りに。ちょうはつは元より、かわらわりも無効なので整えやすい。
おきみやげ100相手の攻撃性能を削いで退場。
ちょうはつで邪魔されない点から、起点作成や自主退場手段として。
じこさいせい-最大HPの半分回復。優秀な耐性を活かして交代際に使えれば美味しい。
トリック100こだわりアイテムと合わせて。ちょうはつが効かないので決めやすい。
相手からのトリックは受けないので返品される心配はない。

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
ゴールドラッシュ
てっていこうせん
鋼技を強化しつつ霊や悪を等倍に抑える。格闘耐性は失う点に注意。
控えめ眼鏡テラスでのゴールドラッシュはHD特化カバルドンを乱数1にする超火力。
シャドーボール
たたりめ
一致技の威力強化。また地面・炎の弱点を打ち消したい場合に。
耐性は一気に減るが、テラスシャドーボールの一貫性が素晴らしい。
10まんボルト
かみなり
対水飛。地面が一貫する。一部の攻撃技でも麻痺しなくなる。
きあいだま
テラバースト
ドドゲザンサザンドラなど。
きあいだまの命中不安を嫌うならテラバーストでの運用になる。
テラバースト弱点である霊技を無効化。
テラバースト元の耐性ほぼ全てを失うのと引き換えに地面を無効化、ほかの弱点も等倍化。
物理受け型などで。
テラバースト鋼耐性はそのままに苦手な炎を半減。テラバーストも炎や地面への対抗策に。
ちなみに波に乗るモーションはあるがなみのりは残念ながら覚えない。
ステラテラバースト元の優秀な耐性を維持して火力を伸ばせる。
テラバースト対炎。
テラバーストマリルリ。地面が一貫する。
テラバースト対鋼。地面が一貫する。
マジカルシャイン対悪。ドラゴンも同時に対象範囲に加えるなら格闘より優先される。
テラバースト特性のおかげでもともといたずらごころは効かない。霊耐性重視ならノーマル優先。
+  非推奨・論外のテラスタル

型考察 [編集]

アタッカー型 [編集]

特性:おうごんのからだ
性格:ひかえめorおくびょう
努力値:HBCS調整
持ち物:おんみつマント/たべのこし/ふうせん/いのちのたま
確定技:ゴールドラッシュ/シャドーボール/わるだくみ
選択技:じこさいせい/みがわり/おきみやげ/でんじは/マジカルシャイン/10まんボルト/パワージェム/きあいだま/テラバースト(飛行・水)
テラスタイプ:はがね/ゴースト/ひこう/ノーマル

キノガッサキョジオーンなど中低速ポケモンを起点にする型。
おんみつマントはキノガッサのじならし・がんせきふうじやキョジオーンのしおづけに対するメタとなる。
テラスタイプはタイプ一致以外だと地面技対策にもなるひこう、ゴースト技を無効にするノーマルが主流。

ひかえめ244振りorおくびょう148振りで最速キノガッサ抜きとなる。
Sを削って耐久に回し、特定のアタッカーの攻撃を耐える調整も可能。

こだわり型 [編集]

特性:おうごんのからだ
性格:ひかえめorおくびょう
努力値:CS252ベース or HCベース
持ち物:こだわりスカーフ/こだわりメガネ
確定技:ゴールドラッシュ/シャドーボール/トリック
選択技:サイコキネシスorサイコショック/マジカルシャイン/10まんボルトorかみなり/パワージェム/きあいだま/テラバースト(飛行・水)

有利不利のはっきりした耐性からもともとサイクル戦に適性があり、こだわりアイテムとの相性が良い。
スカーフの場合は準速ではドラパルトを抜けないため性格補正が必要となる。
メガネの場合はHCベースの調整も有り。

受けポケモンに対してはこだわりトリックも可能。

サポート型や耐久型へこだわりアイテムを押し付けた流し際に積むことができるため、わるだくみを積むのも有効。

【ダブル】アタッカー型 [編集]

特性:おうごんのからだ
性格:ひかえめorおくびょう
努力値:C252 S252orHS調整
持ち物:こだわりメガネ/こだわりスカーフ/いのちのたま
確定技:ゴールドラッシュ/シャドーボール
選択技:マジカルシャイン/10まんボルト/パワージェム/トリック
テラスタイプ:はがね

ダブルバトルにおいて高火力で相手2体を攻撃できるゴールドラッシュを主軸にした型。
性格は火力増強アイテム持ちなら少しでも火力を上げるため、ひかえめで確定。
素早さは中速帯であるため準速に留め、おいかぜなどのサポートに頼ったほうが良い。

こだわりスカーフの場合はドラパルトを抜くためにおくびょうにした方が良い。

ゴールドラッシュは一度打つと特攻が一段階ダウンするものの
火力アップアイテムやテラスタイプ込なら2発までゴリ押ししても問題ない火力が出る。
特攻が高めとはいえほかの種族値は並程度なので、ゴールドラッシュを等倍以上で通せない場面は無理せず引く。
あくまでほかの攻撃技は終盤に残った相手を想定したものとなる。
またワイドガードを持つ相手には最大限注意すること。

テラスタイプは鋼を推奨。
格闘技が通ってしまうが、テラスタルする前に打たれる心配はない上、霊や悪技のほうが厄介。
ゴールドラッシュの更なる火力向上にも繋がるので、ほかに考えていなければ使わない手はない。

C特化メガネ鋼テラスタルゴールドラッシュの火力はダブル補正込で無振りガブリアスを確1にする。
等倍以上は2回で倒せるため、苦手な炎、水、電気、鋼を先に倒す立ち回りを心がけよう。

おいかぜサポーターはブーストエナジーを持たせて素早さが上がるように調整したパラドックスポケモンでも良いが、ねこだましに妨害されてしまう。
確実なおいかぜを期待するならファイアローにおんみつマントを持たせるのも手。
よりサポート性能に特化するならワタッコも良いだろう。
もちろんパラドックスポケモンに、ブーストエナジーの代わりにおんみつマントを持たせても強い。
ヤミカラスいたずらごころとおいかぜを併せ持ち、くろいきりによる相手の積み技無効化、ゴールドラッシュによる特攻ダウン帳消しと非常に相性が良い。


相性考察 [編集]

サザンドラとの相性補完が完璧。全てのタイプの技をお互い半減以下にできるため、正に「黄金コンビ」と言って差し支えない。
炎・格闘の技範囲を持つポケモンには弱いので、3匹目に水・フェアリー複合(マリルリ)がいるとより安定する。


対サーフゴー [編集]

注意すべき点
特性おうごんのからだで変化技が効かず、タイプ耐性も非常に優秀。
専用技ゴールドラッシュも破格の性能。ダブルでは2体範囲攻撃となり、無効のない鋼タイプの技で制圧してくる。
またじこさいせい、トリック、わるだくみといった変化技も揃っており、受けを崩す手段に非常に長けている。
テラスタルでノーマルタイプになる場合も多々あるのでゴースト技を撃つときは要注意。
とくせいガードを持っているとかたやぶりでも変化技が通用しない。
対策方法
変化技が効かない以上、基本的には正攻法で叩くしかない。
が、とくせいさえ考慮しなければ特攻以外の種族値は並より少し上程度のポケモン。
また、めいそうなど防御面や素早さ方面の積み技を全く覚えないため素直に積んで殴るか上から高種族値のポケモンで殴るのが最適解。
S84とそこまで速いわけでもないので悪、炎、地面の高火力アタッカーなら有利に試合を運べるだろう。
ゴールドラッシュ以外の火力は特段高くはないので鋼半減のポケモンにチョッキを持たせるだけでも比較的安定する。
ただしかたやぶりかがくへんかガス持ちのポケモンなら、とくせいガード持ちでない限りは変化技も有効になる。
+  対策ポケモンの例

外部リンク [編集]


[1] 変化技ではないため
[2] おうごんのからだとは一切関係がない