ランドロス(れいじゅうフォルム) - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

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ランドロス(れいじゅうフォルム) [編集]

No.0645
タイプ:じめん/ひこう
特性 :いかく(場に出た時か戦闘中この特性を得た時、場に出ている相手全員の攻撃を1段階下げる)
体重 :68.0kg(けたぐり・くさむすびの威力80)
地面/飛行HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ランドロス(霊獣)89145901058091600いかく
ランドロス(化身)891259011580101600すなのちから/ちからずく
グライオン7595125457595510かいりきバサミ/すながくれ/ポイズンヒール
いかく飛+地面技HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性備考
ランドロス(霊獣)89145901058091600いかく麻痺・電気無効耐性、とんぼがえり
覚えられる飛行技はそらをとぶのみ
ボーマンダ951358011080100600いかく/じしんかじょう豊富な一致飛行技・サブウェポン

ばつぐん(4倍)こおり
ばつぐん(2倍)みず
いまひとつ(1/2)かくとう/どく/むし
いまひとつ(1/4)---
こうかなしでんき/じめん

第五世代出身の準伝説ポケモンで、じめん×ひこう複合。
サブウェポンとして所持者の多いこおり4倍が痛いが、耐性自体は優秀で、ひこうタイプでありながらでんき無効、いわも等倍に抑える。
種族値や特性が異なる2種類のフォルムを持つのも特徴。
霊獣フォルムは一般の地面・飛行両タイプで最高値の攻撃種族値145と、強力な特性いかくを持つ。
攻撃以外の種族値はやや平坦だが、持ち物や調整によるカスタマイズ性が高く、習得技も豊富。
独自の耐性やとんぼがえりの習得からサイクル戦適性が高いが、物理エースや先発サポーターなど、ほかにもやれることは多い。
また、いかく持ち・いわなだれ習得・じしん無効などダブル適性の塊のようなポケモンで、登場当初からダブルでの採用率も非常に高い。
汎用的な地面枠として人気が高く、実装以来常にトップメタに立ち続ける強豪である。

数少ない難点として、タイプ一致の飛行技がそらをとぶしかない。テラスタイプを飛行にしてテラバーストを使うのも候補になる。

第九世代ではテラスタルにより、4倍弱点のこおりに対する対抗策を獲得。
当然相手も使えるので、氷テラスタルからのテラバーストによる奇襲を警戒する必要がある。

技方面ではちょうはつを新規習得し、サポート性能に磨きが掛かった。
ほかにはダブルの単体攻撃として使えるじだんだ、天候起動役になれるにほんばれ・あまごいなども覚えられるようになった。
LAで獲得した専用技のねっさのあらしに加え、特攻強化のわるだくみを新規習得したため、特殊型もやれなくはない。
ただし特殊型なら特攻がやや高くちからずくのある化身フォルムに分があり、あえて霊獣フォルムでやる意味は考える必要がある。
ただし、後述の通りライバルが増えたため、差別化を意識して既存外の戦術を構築する余地が生まれたのも事実である。

剥奪された技はじばく、ばかぢから、アイアンテール。自主退場手段はとんぼがえりに限られる。
DLCで復活したはたきおとすは習得不可になった。

+  流行の型の変遷


特性考察 [編集]

いかく
隠れ特性はない。隠れ特性の化身フォルムからチェンジしてもこれになる。
登場時に相手全員の攻撃ランクを1段階下げる。物理との対面性能を確保でき、とんぼがえりと合わせれば後続のサポートにもつながる非常にシナジーの高い特性。
単純かつ強力だが、きもったまなどの無効特性やまけんきなどの逆利用特性が多いため過信は禁物。自身が物理アタッカー気質であるためトレースにも注意。
相手2体に有効なダブルにおいてはさらに強力だが、特性まけんきかちきあまのじゃく持ちがいかくメタとして採用されることも多いため注意が必要。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果解説
じしん100(150)100-タイプ一致技。ダブルでは周囲全体攻撃。
じだんだ75/150
(112/225)
100技失敗で
威力2倍
タイプ一致技。
ダブルでの単体攻撃やじわれの保険、グラスフィールド対策として。
そらをとぶ90(135)95溜め攻撃タイプ一致技。飛行技はこれのみ。
空を飛んでいても当たるかみなりは無効。
ストーンエッジ10080急所ランク+1対虫・飛行。地面技との相性補完に優れる。
いわなだれ7590怯み30%スカーフなら怯みも狙える。ダブルでは相手全体攻撃。
がんせきふうじ6095素早↓100%追加効果が優秀。起点作りに。
とんぼがえり70100自分交代いかくやスカーフと相性がよい。
アームハンマー10090素早↓威力は高めだが、命中不安・S下降は痛い。ばかぢからは没収。
かわらわり75100壁破壊壁構築に強くなれる。デメリット無しだが、威力が低い。
かみくだく80100防御↓20%黒馬バドレックスへの奇襲。
げきりん120100行動固定等倍範囲は広い。行動固定とフェアリーに無効化されるのが痛い。
じわれ-30一撃必殺耐久型対策。がんじょうと浮いている相手には通らない。
からぶりほけんは発動しないので注意。
特殊技タイプ威力命中効果解説
ねっさのあらし100(150)80やけど20%タイプ一致専用技。雨で必中。
基本的にはダブルバトル用だが、わるだくみを積むならシングルでも。
だいちのちから90(135)100特防↓10%タイプ一致技。基本的にダブルでの単体攻撃用。
グラスフィールド回避にも。
ヘドロばくだん90100毒30%対草・フェアリー。毒の確率が高い。ヘドロウェーブは過去作限定。
くさむすび20~120100相手の体重依存貴重な対地・水の手段。伝説相手には威力も安定しやすい。
B>Dが多い地・岩ポケモンに刺さりやすい。
ウェザーボール50/100100天候準拠晴れ・雨で威力150。
テラバースト80<120>100タイプ変動テラスタイプに応じたサブウェポンとして。
ひこうテラスタルならタイプ一致技として使える。
変化技タイプ命中解説
ステルスロック-高い流し性能を活かしたサポート用。
つるぎのまい-流し際に積んでサイクルを破壊する。
ビルドアップ-攻撃・防御を補強。
わるだくみ-呼ぶ物理受けやいかく持ちなどの虚を突いて突破できる。
ほかのライバルとの差別化を模索するなら。
ちょうはつ100第九世代で新規習得。耐久や積み技牽制用に。
じゅうりょく-一致技で全ポケモンに等倍以上。または重力構築に。自身も地面等倍となる点に注意。

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
じしん
じだんだ
だいちのちから
一致技の打点向上。
テラバースト一致飛行技を使いたい場合はこちら。地面・飛行は攻撃範囲が強いのでおすすめ。
特殊型だと、積まないとやや打点に難ありなのが懸念点。
ストーンエッジ
いわなだれ
がんせきふうじ
ウェザーボール(砂嵐)
対氷。一致技との相性補完に優れる。水が一貫する。
テラバースト対氷・フェアリー。ミミッキュなどを相手するなら。
テラバーストドラゴン・格闘に。地面とフェアリーの相性補完は良好。
ウェザーボール(雨)
テラバースト
物理に役割破壊されにくく弱点の水と氷を半減。フリーズドライには注意。
テラバースト水半減。ただし地面にはもともと強いうえに氷が一貫する。粉技無効。
ウェザーボール(晴)
テラバースト
火傷耐性を加え氷を半減する。水が一貫する。
テラバースト対水。
ウェザーボール(雪)
テラバースト
地面との相性補完が優秀。一応弱点は一貫せず氷に切り返せる。
アームハンマー
かわらわり
解説
ヘドロばくだん
テラバースト
解説
テラバースト解説
テラバースト氷が一貫する。
かみくだくいたずらごころ耐性の獲得。
ステラテラバースト一致技の打点向上。単地面は耐性が弱いのでどちらかというとステラ向き。
+  採用率の低いテラスタル

型考察 [編集]

とつげきチョッキ型 [編集]

性格:いじっぱり(推奨)/ようき
努力値:HA252orHD252ベースで ADS調整
持ち物:とつげきチョッキ
確定技:じしん/とんぼがえり
優先技:がんせきふうじorいわなだれorストーンエッジ
選択技:テラバースト(飛行)orそらをとぶ/じわれ

いかくでBを、とつげきチョッキでDを補えるのでかなりの耐久指数を誇る。
高い耐久値を活かして撃ち合うことは勿論、後手とんぼがえりでサイクルを回すこともできる万能アタッカー。
役割破壊の不一致れいとうビームも耐えられるため、安定した役割遂行が狙える。

物理・特殊問わず受け出すことになるためH振りは確定。
耐久効率を考えれば全振りでもよいが、各種定数ダメージを最小にしたい場合は212振り(実数値191)が良い。
残りは殴り合いに強くする場合はがんせきふうじ込みで抜ける範囲も考えてAやSに多く振り、
後手とんぼがえりによるクッション性を重視するならDに厚くするのが基本。

HAベースとなる性質上、性格はいじっぱりのほうが努力値に無駄が出ないのでこちらを推奨。
最速ギャラドスや準速ミミッキュから先手とんぼがえりを狙うなど、明確な目的があればようきも候補。

必然的にフルアタになるが、フルアタになっても腐らないほどサブは優秀なものが多い。
じめん技の補完として優秀な岩技、特に中途半端な素早さを補えるがんせきふうじは後続サポートにも役立ち、優先度が高い。

こだわりスカーフ型 [編集]

性格:いじっぱり/ようき
努力値:A252 S調整 残りH
持ち物:こだわりスカーフ
確定技:じしん/ストーンエッジorいわなだれ/とんぼがえり
選択技:げきりん/アームハンマー/じわれ

スカーフで素早さを上げて縛り性能を高める。
不利対面でも上からとんぼがえりで削りつつ交代しやすくなる。
ミミッキュ対策として有力なのが強みの一つで、いかくで火力を削ぎつつ、とんぼがえりでばけのかわを剥いで有利対面を作ることができる。

通常戦でも強力な型だが真価を発揮するのは伝説解禁戦。
禁止級伝説はカイオーガゼクロムのような登場時発動特性を持つポケモンが多く、
先発に出すことでこちらのいかくの発動順で相手の素早さ関係を割り出すことができる。
加えて禁止級伝説激戦区の素早さ90をぴったり1抜く素早さ91なのも大きく、スカーフを持たせれば相手のスカーフの有無も確認可能。
例え対面不利だったとしても、とんぼがえりで削りつつ有利対面にすることも可能と隙が無い。

HB型 [編集]

性格:わんぱく
努力値:HB252
持ち物:ゴツゴツメット/オボンのみ/混乱実
確定技:じしん/とんぼがえり
選択技:ストーンエッジorいわなだれorがんせきふうじ/じわれ/ステルスロック/ちょうはつ

非接触のじしん無効、岩技等倍の耐性から接触技を誘いやすく、ゴツゴツメットと相性がよい。
いかく込みでかなりの物理耐久指数になるが、物理受けとしては攻撃力もかなり高く技範囲も広いのが強み。
B特化でA182ガブリアスのげきりんがいかく込みで確4になる程の耐久力を有するが、回復技はねむるしか覚えない。

タスキステルスロック型 [編集]

性格:ようき
努力値:AS252
持ち物:きあいのタスキ
確定技:ステルスロック/じしん
優先技:とんぼがえり
選択技:がんせきふうじ/じわれ/ちょうはつ

ガブリアスに強いステルスロック撒きができるポケモン。
とんぼがえりによる自主退場や、いかくのおかげで退いても腐りにくい点で優秀。
アタッカー気質が強いのでちょうはつも撃たれにくい。

サイクル型 [編集]

性格:いじっぱり
努力値:HA252
持ち物:オボンのみ/混乱実/ゴツゴツメット/こだわりハチマキ/カゴのみ/ヤチェのみ
確定技:じしん/とんぼがえり
選択技:ストーンエッジorいわなだれorがんせきふうじ/じわれ/ステルスロック/ねむる/ちょうはつ

物理アタッカーに繰り出し、とんぼがえりでサイクルを回す型。
鈍足の格闘ポケモンにも繰り出せるが、4倍弱点のれいとうパンチには注意。

【ダブル】基本型 [編集]

性格:いじっぱり/ようき
努力値:AS252をベースにHD調整
持ち物:こだわりスカーフ/とつげきチョッキ/いのちのたま/ヤチェのみ/こだわりハチマキ/オボンのみ
確定技:じしん
攻撃技:いわなだれorストーンエッジorがんせきふうじ/とんぼがえり/じだんだ
変化技:まもる/ステルスロック/つるぎのまい/ちょうはつ

ダブル用の叩き台。
特性いかく・いわなだれ・じしん無効などダブルにおいて有用な要素が揃っている。
ワイドガードには弱いため注意。

いかく・サイクル適性・いわなだれ習得・とんぼがえり習得などの性質から、こだわりスカーフ適性が極めて高い。
また、弱点が特殊寄りであることといかくの存在から特殊アタッカーを誘うため、とつげきチョッキとの相性も良好。
単体攻撃用のじだんだ、補完となるいわなだれ、交代技のとんぼがえり等欲しい技は多いため、構築に合わせて採用したい。

【ダブル】だいちのちから採用型 [編集]

性格:ひかえめ/おくびょう/ずぶとい/のんき
努力値:CS252、HC252、HB252をベースに調整
持ち物:とつげきチョッキ/いのちのたま/ゴツゴツメット/たつじんのおび/オボンのみ
確定技:だいちのちから
優先技:とんぼがえり
選択技:いわなだれorストーンエッジorがんせきふうじ/くさむすび/ヘドロばくだん/まもる

ダブルの地面技をだいちのちからに絞る特殊ベースの型。
同じ単体攻撃のじだんだと違い、相手のいかくに強いのが長所。
また化身フォルムとは異なり、いかくでサイクルを回せるのもポイント。


相性考察 [編集]

エンペルトとの組み合わせは、お互いの弱点をすべて半減以下にできる。
等倍で一貫するのは草・炎・ゴースト・悪の4タイプ。悪と炎複合ドラゴン複合が3匹目の候補になる。


対ランドロス(れいじゅうフォルム) [編集]

注意すべき点
優秀な耐性、高い攻撃力、豊富な技に加え、いかくによる流し性能を持つ。
更にこだわりハチマキ・スカーフ・とつげきチョッキで攻撃・特防・素早さを補強したり、耐久に厚く振りオボンのみ等を持たせたサイクルクッション役、アタッカー等、型も豊富。
タイプ一致の地面技やじわれはもちろん、サイクル戦適性を活かしたとんぼがえりやステルスロックのほか、アタッカーとしての抜き性能を高めるつるぎのまいやビルドアップなどの積み技も存在する。
ダブルではいわなだれ、じしんでの全体攻撃火力が高く、対処が遅れるとパーティが全壊する。
特にダブルでは非常に多いため、パーティ構築時から対策が必要。
対策方法
4倍弱点の氷技やおにびが有効だが、読まれるととんぼがえりで撤退されてしまう。交代読みで後続に負荷をかける工夫が必要。
また、ランドロス自身もいかく持ち・地面無効なので非常に苦手な相手であり、先につるぎのまいを積めた方、素早さの高い方が有利になる。
+  対策可能なポケモン(一例)

外部リンク [編集]