イエッサン [編集]
No.0876 タイプ:ノーマル/エスパー 通常特性(♂):せいしんりょく(怯まない。いかくを無効化する) 通常特性(♀):マイペース(混乱状態にならない。いかくを無効化する) 通常特性(共通):シンクロ(どく、まひ、やけど状態にさせられると相手も同じ状態異常にする) 隠れ特性(共通):サイコメイカー(場に出た時かこの特性を得た時、フィールドがサイコフィールドになる。 地面にいるポケモンはエスパータイプの技の威力が1.3倍になり、先制技が無効化される。) 体重:28.0kg(けたぐり・くさむすびの威力60)
サイコメイカー | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計種族値 | 特性 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
イエッサン♂ | 60 | 65 | 55 | 105 | 95 | 95 | 475 | せいしんりょく/シンクロ/サイコメイカー |
イエッサン♀ | 70 | 55 | 65 | 95 | 105 | 85 | 475 | マイペース/シンクロ/サイコメイカー |
ノーマル/エスパー | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計種族値 | 特性 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
イエッサン♂ | 60 | 65 | 55 | 105 | 95 | 95 | 475 | せいしんりょく/シンクロ/サイコメイカー |
イエッサン♀ | 70 | 55 | 65 | 95 | 105 | 85 | 475 | マイペース/シンクロ/サイコメイカー |
ヤレユータン | 90 | 60 | 80 | 90 | 110 | 60 | 490 | せいしんりょく/テレパシー/きょうせい |
アヤシシ | 103 | 105 | 72 | 105 | 75 | 65 | 525 | いかく/おみとおし/そうしょく |
リキキリン | 120 | 90 | 70 | 110 | 70 | 60 | 520 | はんすう/テイルアーマー/そうしょく |
第八世代出身のノーマル×エスパー複合。今作の同複合はヤレユータンとアヤシシ、新登場のリキキリン、幻のメロエッタ。
種族値は特殊と素早さ寄りで控えめだが、サイコメイカーにより場に出るだけでサイコフィールドを張れるのが特徴。
第八世代ではダブルでブリムオンと並んで一致高威力ワイドフォースで蹂躙していく構築が強烈だった。
没収された技は前述のワイドフォース、トライアタック、マジカルフレイムと有用なものが多い。
一方追加された技で有用なのはほとんどなく、せいぜいバチンウニからフィールドを取り返せるスキルスワップくらい。
また♀限定だったいやしのねがいは♂も習得可能になった。
♂と♀は容姿に留まらず、種族値、通常特性、レベル技・マシン技・遺伝技まで多くの違いがある。
特に素早さと耐久の種族値の違いは大きく、総じて♂は攻撃的、♀は守備的な傾向。
前述の通り種族値自体はあまり高くなく、その性能は技や編成との相性ありきである点は忘れずに。
Ver.2.0.1より♀も技マシンでトリックルームを覚えられるようになったため、★5のテラレイドバトルで厳選する必要はなくなった。
一方で、♂のみじゅうりょくを新規習得している。
Ver.3.0.0では♂のみワイドフォースを再習得し、サイコノイズも新規習得している。
♀の方はみわくのボイスを習得したが、♂♀ともにマジカルシャインがあるためあまり変化ないか。
- ♂のみ覚える技(過去作限定を除く)
- 攻撃技:とっておき/じんつうりき/ワイドフォース/サイコノイズ
変化技:アンコール/おさきにどうぞ/パワーシェア/じゅうりょく
- ♀のみ覚える技(過去作限定を除く)
- 攻撃技:みわくのボイス
変化技:あまえる/いやしのはどう/ガードシェア/このゆびとまれ/バトンタッチ/ひかりのかべ/リフレクター
特性考察 [編集]
- せいしんりょく
- ♂専用。怯み、いかく無効。基本特殊型のイエッサンには後者はあまり意味が無い。
ダブルではねこだまし対策になるが、上書きされなければサイコメイカーでも防げる。
サイコメイカーが邪魔になる時に消去法で採用されるが、その場合イエッサンである必然性を出すのが難しい。
- シンクロ
- ♂♀共通の特性。受けた状態異常を相手にも移す。
ただし毒や猛毒は毒タイプ、火傷は炎タイプ、麻痺は電気タイプのタイプ特性で無効化されてしまう。
上記異常の使い手はほとんどが無効タイプと一致するため、状態異常読みでの降臨は無駄になりがち。
第九世代で代替のサイコシフトは使用不可となったが、相手を強く選ぶので優先度は低い。
- サイコメイカー
- ♂♀共通の隠れ特性。カプ・テテフ不在のため専用特性。場に出た瞬間にサイコフィールドを展開する。
フィールドに接地しているポケモンは先制技を受けなくなり、エスパー技の威力も上がる。
イエッサンの採用理由に直結する特性であり、♂・♀共に基本はこれ。
フィールド展開役としてはやや早めなので、対面からのフィールド上書きには要注意。
全振りの場合の特攻は、種族値換算すると♂は152、♀は139に相当する(目安)。
第九世代で♀はワイドフォースを覚えてないため♂と♀のエスパー技の最大火力の差はさらに大きくなった。
技考察 [編集]
特殊技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 | |
---|---|---|---|---|---|---|
ワイドフォース | 超 | 80/120 (120/180) | 100 | PF下で威力1.5倍 +全体攻撃化 | タイプ一致技。特性がサイコメイカー一択である以上必須。 第九世代では♂限定技。 | |
サイコキネシス | 超 | 90(135) | 100 | 特防↓10% | タイプ一致技。♀にはワイドフォースがないため、一致技の最大火力。 | |
サイコノイズ | 超 | 75(112) | 100 | 回復封じ | タイプ一致技。みがわり貫通。単発火力より搦め手を重視するなら。♂限定技。 | |
サイコショック | 超 | 80(120) | 100 | - | タイプ一致技。特殊受けに強くなる。上記エスパー技との同時採用もあり。 | |
アシストパワー | 超 | 20(30)~ | 100 | - | タイプ一致技。めいそうやじこあんじ、バトンタッチを活用するなら。 4上昇以上でサイコキネシス超え。 | |
ハイパーボイス | 無 | 90(135) | 100 | - | タイプ一致技。みがわり貫通。♂のトライアタックは過去作限定。 | |
テラバースト | 無 | 80(120) | 100 | - | 通常でもタイプ一致。 テラスタル中はテラスタイプの技になり、AとCを比べて高い方でダメージを与える。 | |
シャドーボール | 霊 | 80 | 100 | 特防↓20% | 対霊、超。ミミッキュ、ドラパルト等に。 サイコフィールド下では等倍サイコキネシス>2倍シャドーボールなので注意。 | |
エナジーボール | 草 | 90 | 100 | 特防↓10% | 主に4倍狙いで。 | |
マジカルシャイン | 妖 | 80 | 100 | - | 対竜・悪。ダブルでは全体攻撃。 | |
みわくのボイス | 妖 | 80 | 100 | ターン内に 能力上昇した 相手を混乱 | マジカルシャインと違い音技のため身代わり貫通だが、ぼうおんに効かない。ダブルでは1体攻撃。♀限定技。 | |
ドレインキッス | 妖 | 50 | 100 | HP吸収3/4 | 居座る場合の回復手段。めいそうと相性が良い。 | |
物理技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 | |
ねこだまし | 無 | 40(60) | 100 | 優先度+3 怯み100% | タイプ一致技。 サイコメイカーと相性が悪いが、フィールドから浮いている相手に対してなら有効。 | |
変化技(共通) | タイプ | 命中 | 解説 | |||
めいそう | 超 | - | 自分の特攻・特防を1ランクアップ。 | |||
トリック | 超 | 100 | こだわりアイテム等とあわせて。 | |||
じこあんじ | 無 | - | 相手の能力変化をコピー。味方も対象にできるのでダブル向け。 | |||
いやしのねがい | 超 | - | 自主退場用。疲弊したエースの回復に。 | |||
スキルスワップ | 超 | - | 厄介な特性を奪いつつサイコメイカーを再発動させる。 ダブルでは用途が増える。 | |||
トリックルーム | 超 | - | 自身はそこそこ速いのでサポート用。ダブル向け。 | |||
変化技(♂) | タイプ | 命中 | 解説 | |||
アンコール | 無 | 100 | 耐久型の技を縛れればおいしい。 | |||
じゅうりょく | 超 | - | サポート技。5ターンの間全員の回避率を下げ、地面に下ろす。 自身への恩恵は少ない。主にダブルでの補佐に。 | |||
変化技(♀) | タイプ | 命中 | 解説 | |||
ひかりのかべ | 超 | - | 特殊ダメージを半減。ダブルだと3分の2に抑える。 | |||
リフレクター | 超 | - | 物理ダメージを半減。ダブルだと3分の2に抑える。 | |||
バトンタッチ | 無 | - | 能力変化を引き継がせる。 | |||
このゆびとまれ | 無 | - | ダブル用。味方を守る。サイドチェンジは過去作限定。すじがねいり等に注意。 | |||
いやしのはどう | 超 | - | ダブル用。味方の最大HPの2分の1回復。自身には使用できない。 | |||
あまえる | 妖 | 100 | 物理アタッカーを弱体化。 |
テラスタル考察 [編集]
タイプ | 主な技 | 解説 | |
---|---|---|---|
無 | ハイパーボイス | みがわりを盾に積もうとする相手に強くなる。 | |
炎 | テラバースト | 対鋼・草・氷。喪失したマジカルフレイムの代用。耐性もガラリと変わる。 | |
水 | テラバースト | 解説 | |
電 | テラバースト | 麻痺無効。 | |
草 | エナジーボール | 粉技無効。 | |
氷 | テラバースト | 解説 | |
闘 | テラバースト | 対悪の相性逆転に加え、テラバーストで対鋼打点の強化。 | |
毒 | テラバースト | 解説 | |
地 | テラバースト | バチンウニによるフィールドの塗り替えを意識するなら。 | |
飛 | テラバースト | 対地無効。ただしサイコフィールドの恩恵を受けられなくなる損失が大きい。 | |
超 | ワイドフォース サイコキネシス サイコショック アシストパワー | サイコフィールドとの併用で力押しする攻めの択。 耐性弱化は霊無効を失うのみで、役割維持しやすいが弱みも変わらず。 | |
虫 | テラバースト | 解説 | |
岩 | テラバースト | 解説 | |
霊 | シャドーボール | エスパー技半減の対超における打点強化。 耐性では無・格闘をスカせるが、元々呼びにくい一方、対悪の弱さは残ってしまう。 | |
竜 | テラバースト | 解説 | |
悪 | テラバースト | いたずらごころ耐性を得られるが、サイコフィールドで賄えるので恩恵は薄い。 | |
鋼 | テラバースト | 解説 | |
妖 | マジカルシャイン ドレインキッス | 対悪。竜無効。弱点になる毒はエスパー抜群なので悪複合以外は対策しやすいが、鋼に注意。 | |
ステラ | テラバースト | タイプはそのままに、各技の威力を1度だけ強化する。 |
型考察 [編集]
♂ [編集]
スカーフ型 [編集]
特性:サイコメイカー
性格:ひかえめorおくびょう
努力値:CS252
持ち物:こだわりスカーフ
確定技:ワイドフォース/マジカルシャイン
攻撃技:ハイパーボイス/サイコショック/エナジーボール/テラバースト(ほのおテラスタル時)
変化技:トリック
テラスタル:エスパー/フェアリー/ほのお
第八世代でテンプレと化していたスカーフ型をベースにした調整版。
特性で展開したサイコフィールドで先制技を封じ、スカーフの高速で攻めていくアタッカー。
ワイドフォース没収により基本打点がサイコキネシスまで下がったのは手痛いところ。サイコショックとの同時採用もあり。
Ver.3でワイドフォースを取り戻し、最終的な基本打点は第八世代相当に回復した。
登場時にフィールドを書き換える一般の対抗馬がバチンウニとゴリランダーのみになり、対面後出しで即フィールドを奪われる状況は減った。
ただし特性こぼれダネのオリーヴァには注意。
準速スカーフで最速剣王ザシアンと同速。220振りで最速ドラパルトを抜ける。
最速と準速の間で抜いておきたい相手は居ないので基本的にはひかえめ推奨
耐久ポケ相手にはトリックでスカーフを押し付けることも可能。
マジカルフレイム喪失で技範囲は狭くなったが、それでも4枠目に迷ったら今回も投入する価値はある。
エスパーテラスタルを切る前提ならサイコキネシスでも火力は出るので、火力を削って耐久調整をするのも一考。
例として、B60振りで陽気珠ミミッキュのじゃれつくを耐えられる。
【ダブル】アタッカー兼サポート型 [編集]
特性:サイコメイカー
性格:ひかえめ/ずぶとい/おだやか/おくびょう
努力値:H252 C252orBD調整
持ち物:きあいのタスキ/オボンのみ/サイコシード
確定技:ワイドフォース
優先技:トリックルーム/ふういん
選択攻撃技:ドレインキッス/ハイパーボイス/マジカルシャイン
選択補助技:てだすけ/おさきにどうぞ/アンコール/まもる/サイドチェンジ
登場と同時にサイコフィールドを展開し、ワイドフォースで攻撃しつつ味方のサポートを務める。
自身は結構素早いので、スイッチトリパや、相手のトリル対策の意味合いが強い。
先制技無効+ふういんで、ねこだまし+トリックルームの並びを単体で完封できるのは魅力。
S252振りにしてふういんを採用すると、相手のイエッサンなどの封印戦術を無効化できる。
ただし、ゴリランダーは対面だとフィールドを上書きし、ねこだましも併せ持つので注意。
相方には高速エスパーであるクエスパトラ、対鋼・悪の役割が取れるエルレイドなどが候補に挙がる。
セキタンザンなどの様に、相手の行動次第で素早さを変えられるポケモンと組ませるのも手。
♀ [編集]
サポート型 [編集]
特性:サイコメイカー
性格:ひかえめorおくびょう/ずぶといorおだやか
努力値:HSで耐久調整 余りC
持ち物:ひかりのねんど/グランドコート/サイコシード
確定技:サイコキネシスorサイコショックorアシストパワー(めいそう採用時)
攻撃技:ドレインキッス/ハイパーボイス/マジカルシャインorみわくのボイス
補助技:ひかりのかべ/リフレクター/いやしのねがい/めいそう/バトンタッチ/トリックルーム
基本的には壁を張って退場or瞑想バトン。
サイコシードで上がった特防を引き継がせるだけでも、フィールド展開と相手の先発確認を兼ねた仕事となる。
壁張りの場合、自主退場が可能ないやしのねがいは優先度が高い。
エースバーンの珠かえんボールをH236 B124振りで確定耐え(H252 B108振りだと超低乱数1)。
H236振りだとHP実数値175になるので、耐久調整の目安として。
【ダブル】サポート型 [編集]
特性:サイコメイカー
性格:れいせい/のんき/なまいき/ひかえめ/ずぶとい/おだやか
努力値:H252 C252orBD調整
持ち物:きあいのタスキ/オボンのみ/サイコシード/ぼうじんゴーグル/ナモのみ
確定技:このゆびとまれ/サイコキネシスorサイコショック
選択攻撃技:ドレインキッス/ハイパーボイス/マジカルシャインorみわくのボイス
選択変化技:てだすけ/ひかりのかべ/リフレクター/いやしのねがい/しんぴのまもり/まもる/トリックルーム
このゆびとまれ+タスキにより、味方を守ることができる。
トリックルーム始動ポケモンと組まれる事が多く、特にブリムオンとの相性は格別。
サイコメイカーにより先制技が無効であるため、いたずらごころ+ちょうはつやねこだましで妨害されずにトリックルームを発動できる。
またトリックルーム下で先制技を許さない。
サイコフィールドにより自身のエスパー技も強化されるため、必要なサポートが終わった後もアタッカーとして行動可能。
ワイドガードを覚えず、全体攻撃技からは味方を守れないため、注意が必要。
1ターン目をこのゆびとまれ+トリックルームにより完全無防備で終えるため、全体攻撃技で大幅にアドバンテージを取られると巻き返せない場合がある。
特にいわなだれでトリックルーム側を怯まされると目も当てられない事態になる。
トリルを使わなかったり、受け出しを考慮するなら最鈍にせず、S個体値を少しだけ下げておく手もある。
相性考察 [編集]
特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。
対イエッサン [編集]
- 注意すべき点
- サイコメイカーにより登場と同時にサイコフィールドを展開してくるエスパータイプ。
♂は高い特攻と豊富なサブウェポンを活かして攻めてくる。
威力上昇とフィールド補正(1.3倍)の乗ったワイドフォースは数値以上の高威力。
♀は高い特防と豊富な変化技で後続エースのサポートを行ってくる。両壁を貼られたりバトンタッチで引き継がれたりすると厄介。
サイコフィールド展開中には、ねこだまし・ふいうち・かげうち・であいがしらといった先制技を無効化されてしまうので注意。
- 対策方法
- サイコフィールドありきで戦うポケモン。種族値だけでみるとずば抜けたものはなく、弱点も少ないものの物理耐久も低め。
単純に高威力の物理技で上から殴るか、超を半減以下で受けられるポケモンで耐えて一撃加えるといい。
悪タイプはマジカルシャインに注意。マジカルフレイムを失ったので、サブウェポンを含めて半減できる鋼タイプはお勧め。
とんぼがえりでサイクルを回しながら徐々に削っていくのも有効。
♂はワイドフォースが強力なので悪タイプなどで止めたいところ。ただし、交代読みのマジカルシャインには気をつけよう。
♀は変化技主体で戦ってくるのでちょうはつが有効。
耐久型で受ける場合はこだわりトリックにも注意。
サイコフィールドは他のフィールド展開技・特性、アイススピナーで対処可能。