バドレックス(こくばじょうのすがた) - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

このページはこくばじょうのすがたのものです。
通常バドレックスはこちら→バドレックス
はくばじょうのすがたはこちら→バドレックス(はくばじょうのすがた)

バドレックス(こくばじょうのすがた) [編集]

No.0898 タイプ:エスパー/ゴースト
特性:じんばいったい(相手は木の実を食べられなくなる。相手を倒すと特攻が上がる)
体重:53.6kg(けたぐり・くさむすびの威力80)
超/霊HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
バドレックス黒馬1008580165100150680じんばいったい
フーパ(戒め)801106015013070600マジシャン
月食ネクロズマ9711310915712777680プリズムアーマー
ルナアーラ1371138913710797680ファントムガード
禁止級高速エスパーHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
バドレックス黒馬1008580165100150680じんばいったい
ミュウツー1061109015490130680プレッシャー/きんちょうかん
デオキシスA501802018020150600プレッシャー

ばつぐん(4倍)ゴースト/あく
ばつぐん(2倍)---
いまひとつ(1/2)どく/エスパー
いまひとつ(1/4)---
こうかなしノーマル/かくとう

第八世代の禁止級伝説。
バドレックスレイスポスに騎乗したフォルムチェンジ形態で、タイプがエスパー×ゴーストに変化。
特攻・素早さが大幅に上昇。現環境の禁止級では最速で、一般ポケモンを含めても4位。
高速アタッカーとして完成した種族値で、耐久も平均以上ある。
ほかの同複合は中速なので、差別化は特に考える必要はない。

専用技「アストラルビット」は貴重な高威力霊技で、伝説戦に多いエスパータイプに抜群が取れる。
耐性も弱点2と優秀だが、その弱点がどちらも4倍なのが非常に痛く、サイコフィールドを張らないとかげうち・ふいうちで容易に縛られてしまう。
主に補助として使われるバークアウトも、ダメージ・追加効果共に非常に痛い。
イカサマにも滅法弱く、A個体値0・A↓性格でも一致イカサマで超高乱数一発(更にH252振りだと超低乱数一発)。不一致でも6~7割削られる。

第九世代ではテラスタルにより、最大のネックであった2つの4倍弱点を消せるようになった。
特に増加傾向にあるふいうちで一方的に縛られなくなったのは大きい。
一方で高速禁止級ライバルとしてデオキシス(アタックフォルム)が解禁。
瞬間火力や先制技の有無による受けにくさでは其方に軍配が上がる為、平均以上の耐久力と補助技を活用したいところ。
また、習得者が増えたはたきおとすが致命傷となるので、覚えるポケモンは把握しておきたい。

人馬一体となっても「バドレックスの一形態」として扱われるため、騎乗元のポケモン単体を別途用意すれば同時にメンバーに組み込める。
ただし弱点が重複するので、あまりお勧めしない。
なおキズナのタヅナの仕様上、合体状態のバドレックスを1つのデータに複数存在させることはできない[1]

騎乗時限定で技マシンで覚えられる技[2]を下乗後やもう一方への騎乗後も思い出せる不具合があったが、Ver.3.0.1で修正された。



特性考察 [編集]

じんばいったい
専用特性。第二特性や隠れ特性はなく、これのみ。
きんちょうかんくろのいななきの効果に加え、技や特性による特性の書き換え・無効化・コピーを一切受け付けない。
相手を倒す度に高い突破力を更に跳ね上げるため、エースとして活躍が見込める。ダブルでは全体攻撃で2体とも倒せば2段階上昇と更に強力。
きんちょうかん効果も半減実による属性面軽減やオボン等による確定数ずらしを許さないほか、イバンのみでの思わぬ反撃を防げるため、地味に強力。

技考察 [編集]

特殊技タイプ威力命中効果解説
アストラルビット120(180)100-タイプ一致技。相手全体攻撃。
全体攻撃で威力が下がってもシャドーボールより攻撃力が高い。
ワイドガードで防がれるのは注意。
シャドーボール80(120)100特防↓20%タイプ一致技。専らダブルでのワイドガード対策。
たたりめ65/130
(97/195)
100-タイプ一致技。おにびなどと併せて。
サイコキネシス90(135)100特防↓10%タイプ一致技。性能安定。
サイコショック80(120)100相手の防御で
ダメージ計算
タイプ一致技。ホウオウカイオーガなど特防の高い相手意識ならこちら。
ワイドフォース80/120
(120/180)
100PF下で威力1.5倍&全体攻撃タイプ一致技。条件付きでエスパー技最大火力に。DLCで再習得。
アシストパワー20(30)-100-タイプ一致技。積み技や道具やバトンタッチと併せて。
みらいよち120(180)100-タイプ一致技。2ターン後に攻撃。まもる貫通。火力は高いが扱いは難しい。
リーフストーム13090特攻↓↓対水地。高威力だが、わるだくみやバトンタッチとの相性は悪い。
くさむすび20~120100相手の体重依存威力不安定だが、伝説戦には重いポケモンも多い。
体重100.0kg以上でエナジーボール超え。
ギガドレイン75100HP吸収1/2特殊耐久は悪くないので、回復効果で生き延びることも。
ソーラービーム120100溜め技無補正C振りでH無振りグラードンを確1にできるが、くさむすびでよい。
グラードンコライドンとパーティを組むなら候補。
かふんだんご90100-対悪。同タイプでは珍しい虫技。味方に使うとHPを回復する。
いやしのはどうも覚える。
ドレインキッス50100HP吸収3/4対悪。唯一の妖技。威力は低めだが、追加効果は優秀。接触技。
マッドショット5595素早さ↓100%対鋼。追加効果が優秀。
バークアウト5595相手全体
特攻↓100%
追加効果が優秀。範囲は霊技と被る。
テラバースト80100タイプ変動テラスタル中にテラスタイプと同じタイプに変化。A>Cなら物理技になる。
サブウェポン不足を補う一手。
変化技タイプ命中解説
わるだくみ-特性発動前に特攻を補強したい場合に。
こうそくいどう-素早さ補強。黒馬だと過剰気味になるので、専らバトンタッチ用に。
じこあんじ-ダブルでのコンボや相手の戦術への便乗用。
おにび85物理アタッカーを機能停止させる。対イカサマ使いにも。
かなしばり100苦手な悪技や霊技を封じる。
ちょうはつ100変化技を封じる。素早いので使いやすい。
アンコール100上手く技を縛れれば積みの起点にできる。
いたずらごころ持ちを除いて全ポケモン最速で放てるほか、かなしばりとのコンボも可能。
やどりぎのタネ90便利な技だが、弱点や耐久の都合で生き残りにくい。
主に後続のサポートとして。黒馬であれば使いやすい。
トリック100こだわりアイテムとあわせて。素早いので使いやすい。
サイコフィールド-超技を強化しつつ、致命傷となるかげうちやふいうちを無効化できる。ふいうち読みで撃ちたい。
ゆびをふる-運の要素が強すぎるが、ふいうち対策として採用例がある。
ほかの変化技は基本的に透かすだけ(次ターンも読み合いになる)だが、
こちらは透かしつつ反撃できる可能性がある。
いのちのしずく-ダブルなら自身と相方を回復できる。
ふういん-ダブル用。いたずらごころ持ちを除いて全ポケモン最速で放てる。
シャドーボールを封印できれば一撃死する危険が減る。
くろいきり-敵の戦術を撹乱できる。自分の積みもリセットされるので注意。じんばいったいとの相性は悪い。
バトンタッチ-禁止伝説級で覚えるのは個性。殴れるバトン要員として運用可能。

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
テラバーストゴースト無効。スカーフメタモン対策。
テラバースト対鋼。
テラバースト解説
テラバースト解説
エナジーボール
リーフストーム
くさむすび
カイオーガグラードンを意識するなら。
テラバースト解説
テラバースト対悪鋼。ゴースト技との相性補完に優れる。
テラバースト解説
マッドショット
テラバースト
対鋼。マッドショットが補正込みで威力90に上昇。耐性面は微妙。
テラバースト解説
サイコキネシス
サイコショック
タイプ一致技の強化。
かふんだんご対悪。
テラバースト解説
アストラルビットタイプ一致技の強化。
テラバースト解説
あくのはどう
バークアウト
弱点が両方半減になる。いたずらごころ耐性の獲得。
一応スカーフメタモンにも弱くなくなる。
テラバースト解説
ドレインキッス
テラバースト
対悪。ドレインキッスが補正込みで威力90に上昇。
ステラテラバースト元のタイプ相性を残すなら。

型考察 [編集]

特殊アタッカー型 [編集]

特性:じんばいったい
性格:おくびょう(推奨)/ひかえめ
努力値:CS252
持ち物:きあいのタスキ/こだわりスカーフ/こだわりメガネ/いのちのたま/半減実/のろいのおふだ
確定技:アストラルビット/サイコショックorサイコキネシス
攻撃技:ドレインキッス/リーフストームorエナジーボールorギガドレイン/かふんだんご/バークアウト
変化技:わるだくみ/トリック/おにび/ちょうはつ/みがわり
テラスタイプ:ゴースト/格闘/フェアリー

剣王ザシアンをも追い抜くスピードで暴れる。
アストラルビットが強力なので、こちらは白馬よりもダブルバトル向きの性能。

ふいうち、かげうちといった先制技に弱いので、自身か味方でサイコフィールドを張っておくのもよい。
耐久が高いあくタイプにも非常に弱いので、できる限り対面していない状態でわるだくみやくろのいななきを発動させておきたい。
あくに強い控えに任せるのが無難ではあるが、かふんだんごを搭載していれば特攻上昇効果と合わせて自力突破を狙えなくもない。

H無振りの実数値が175のため、残りは防御or特防を推奨。
ひかえめは最速ザシアンに抜かれるのでほぼスカーフ前提。実数値は303。仮想敵を絞って残りを耐久へ回す。
第九世代では新たな天敵としてハバタクカミが登場。
最速個体にブーストエナジーで素早さを上げられてしまうと上記のひかえめスカーフでも僅差で追い抜かれてしまう。
そのためゴースト技のダメージを等倍以下に抑えられるテラスタイプでない限りはおくびょうにして、
最低限最速ハバタクカミ抜きまでは素早さに努力値を振っておきたい。

テラスタイプはメインウェポンであるアストラルビットの威力を底上げする霊、または狭めの技範囲を補えるタイプから選びたい。
技範囲の面では苦手な悪に対して強気に出れる格闘やフェアリーが有力候補。前者であればアストラルビットが効かないノーマルにも抜群。

サポートベース型 [編集]

特性:じんばいったい
性格:おくびょう
努力値:S252 H252 or C252
持ち物:きあいのタスキ/たべのこし/各種きのみ
優先技:アストラルビット
攻撃技:バークアウト
変化技:わるだくみ/バトンタッチ/ちょうはつ/おにび/かなしばり/やどりぎのタネ/アンコール

1ウエポン+変化技3つのサポート寄りの型。
伝説戦では貴重なわるだくみ+バトンタッチや、S150を活かして変化技を使っていく。
素のCSが高く、アストラルビットの一貫性が高いため、ワンウェポンでも最低限のアタッカー性能を保てるのが強み。
サポート後の再登場でも腐りにくく、起点作りと、終盤の掃除役を一体で兼ねることができる。

耐久面もそこそこ優秀で、弱点も少ない。
しっかり耐久に振れば4倍弱点もそこそこ耐えるが、CSに振りつつ確実な役割遂行を求めるならタスキが欲しい。

バトン先は4倍弱点をどちらも半減する悪タイプが候補。
ただし中途半端なアタッカーに繋ぐぐらいならば、周りでサポートしてバドレックスを積みエースとしたほうが手っ取り早い。
バドレックス自身をエースとしつつ、やられ際にバトンで繋ぐのであれば特殊アタッカー型も参照。

ほかに特徴としては、いたずらごころ持ちを除くと最速のやどりぎのタネ使い。
やどりぎのタネ+みがわり、みがわり+かなしばり、アンコール+かなしばり、といった変化技コンボも使いこなす。
上からおにび、ちょうはつを入れることで、物理全般や耐久型の相手も可能。
ただし技スぺは不足気味。
サポートを重視するなら、わるだくみバトンや攻撃技を切ることも検討したい。

【ダブル】基本型 [編集]

特性:じんばいったい
性格:おくびょう
努力値:S252 C252orH252
持ち物:いのちのたま/こだわりメガネ/きあいのタスキ/たべのこし/こだわりスカーフ
確定技:アストラルビット
選択攻撃技:シャドーボール/サイコショック/バークアウト/かふんだんご/マッドショット
選択変化技:まもる/みがわり/おにび/ちょうはつ

範囲攻撃のアストラルビットを軸に相手を削っていく。ワイドガード対策にシャドーボールやサイコショックを仕込むのも悪くない。
ふいうちを縛るためにイエッサンと組ませるのも良いが、オーロンゲなど伝説環境でメジャーな悪タイプを強く誘う点には注意。


相性考察 [編集]

特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。


対バドレックス(こくばじょうのすがた) [編集]

注意すべき点
通りの良い霊技を高速・高火力で放てる。
一度こちらのポケモンを倒されると、特性による特攻アップで手が付けられなくなる。
木の実戦術を封殺するほか、かなしばりやおにびによる妨害性能、みがわり・やどりぎのタネによる嵌め性能も高い。
対策方法
物理耐久は禁止級のなかでは平凡。
4倍弱点であるギラティナのかげうちで縛れるが、おにびには注意。
基本的にA0下降補正であるため、イカサマは高確率で耐えられるが、それでもほぼ瀕死にはできる。
+  対策ポケモンの例

外部リンク [編集]


[1] 合体状態のままで通信交換・ポケモンHOMEによる転送や逃がすこともできない。HOMEの合体状態の図鑑説明はブリザポス/レイスポスが登録されていれば追加される。
[2] 白馬/黒馬限定ののろい、白馬限定のほえる、黒馬限定のいたみわけなど