クレセリア - ポケモン育成考察Wiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

クレセリア [編集]

No.0488 タイプ:エスパー
特性:ふゆう(地面タイプの技を受けない)
体重:85.6kg(けたぐり・くさむすびの威力80)
高耐久浮遊超HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
クレセリア120701107512085580ふゆう
ユクシー75751307513095580ふゆう

※第九世代で種族値が下方修正(防御120→110、特防130→120)


ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)むし/ゴースト/あく
いまひとつ(1/2)かくとう/エスパー
いまひとつ(1/4)---
こうかなしじめん(特性により無効)

特性「ふゆう」により、じめん無効


第四世代の準伝説で、単エスパータイプ。
物理・特殊ともにトップクラスの耐久が特徴で、耐性は微妙だが弱点に高威力の技が少ない。素早さもそこそこ高い。
高速再生や積み技も備えており、数値受けからの要塞化で相手をじりじり追い詰めるのが得意。
素の攻撃性能は低いものの、アシストパワーにより積みアタッカーやバトン先としての採用も可能。
後述する優秀な専用技の存在もあり、パーティを組む際には少なからず意識したいポケモン。

専用技の一つ目は、自主退場+後続のHPとPPを全回復するみかづきのまい。
起点化されるのを回避できることに加え、HPやPPが減少したエースアタッカーを全快させて再び暴れさせることも可能。
特にトリックルーム+みかづきのまいの両立は第五世代の頃より見られ、ブリザポスなどの重火力エースが相手にいる場合には特に警戒が必要である。

専用技の二つ目はみかづきのいのり。味方全体のHPを25%回復し、さらに状態異常を回復する。LAの効果からザルードのジャングルヒールと同じ効果に変更された。
居座りやすく状態異常に弱いクレセリアとは相性抜群。

第九世代では10まんボルト、かみなり、パワージェム、マジカルシャインを新規習得し、チャージビームを再習得。DLCではじゅうりょくも再習得した。
習得者が激減したサイドチェンジもレベル技になり、みかづきのいのりと併せてダブルのサポーターとしての性能が強化された。

一方で耐久面の種族値が下方修正されたのは痛い。具体的には防御特化でもA特化カイリューのハチマキげきりんが乱2→確2になる程度。
また前世代に引き続き強力なゴースト・悪が環境に多いことも懸念点。パオジアンイーユイは高い耐久を特性で下げてくる難敵。
テラスタルで耐性に不安のあるエスパータイプから変更できるようになったので、うまく使えばより居座りやすくなる。



特性考察 [編集]

ふゆう
隠れ特性はなく、これのみ。かたやぶり持ちでないじめんの一貫を切る。
特に高耐久を強引に突破するじわれを無効化できる点は大きい。
ただし各種フィールドの恩恵を得られないなどデメリットも。

技考察 [編集]

特殊技タイプ威力命中効果解説
サイコキネシス90(135)100特防↓10%タイプ一致技。性能安定。
サイコショック80(120)100-タイプ一致技。特殊受け対策。
みらいよち120(180)100-タイプ一致技。高威力・まもる貫通だが、使いどころが難しい。
アシストパワー20(30)~100-タイプ一致技。能力上昇で威力上昇。
積み技や弱点保険とあわせて。
れいとうビーム90100凍り10%ボーマンダガブリアスランドロス等に。
こごえるかぜ5595素早さ↓100%追加効果が優秀。後続のサポートに。
ムーンフォース95100特攻↓30%対悪。サザンドラなど4倍相手に。
マジカルシャイン80100-対悪。ダブルでは相手全体攻撃。
シャドーボール80100特防↓20%対エスパー・ゴースト。鋼にも等倍。
エナジーボール90100特防↓10%4倍ピンポイント。
くさむすび20~120100相手の体重依存威力不安定。100.0kg以上ならエナジーボール超え。
10まんボルト90100麻痺10%ギャラドスペリッパーに。鋼に等倍。
かみなり11070麻痺30%追加効果狙い。雨下で必中。
パワージェム80100-対虫。ウルガモスに対する有効打。
チャージビーム5090特攻↑70%追加効果が優秀。
テラバースト80<120>100タイプ変動テラスタル中はテラスタイプの技になり、実数値が攻撃>特攻なら物理技になる。
変化技タイプ命中解説
みかづきのいのり-専用技。自分を含めた味方全員のHPを1/4と状態異常を回復。
特にダブルでは破格の性能。ただし、混乱などの状態変化は回復不可能。
みかづきのまい-専用技。サポート後の自主退場や、後続の全回復・無償降臨に。
いやしのねがいと異なり、PPも回復する。
トリックルーム-サポート用。みかづきのまいで退場可能。
めいそう-特攻・特防を補強。居座り性能向上に。
かげぶんしん-回避率を上げて運ゲーに持ち込む。必中技やするどいめには注意。
自身の耐久力が高いので連発が見込める。
つきのひかり-回復技。性能は天候依存。
ねむる-状態異常も含め全回復。カゴのみとあわせて。
でんじは90サポート用。地面は呼びにくいが、電気やひらいしん等に注意。
スキルスワップ-強特性持ちの相手・味方や、地面弱点の相方に。
リフレクター-サポート用。味方の物理耐久を強化。
ひかりのかべ-サポート用。味方の特殊耐久を強化。
しんぴのまもり-サポート用。味方の状態異常を予防。
トリック100メガネやスカーフとあわせて。
サイドチェンジ-ダブル用。高耐久を活かし味方を守る。連続使用で失敗しやすくなる。
  • みかづきのまいの回復タイミングについて
    後続のポケモンがHP・すべての技のPPともに満タンで回復効果を受けられなかった場合、
    みかづきのまいの効果は保留され、次に回復効果を受けられるポケモンが登場した際に効果が発動する。
    回復効果を受けなかったポケモンが技を使ったりHPを減らされたりしても、その場では効果は発動しない。
    いやしのねがいと異なり、PPしか減っていないポケモンに対しても発動する点に注意。

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
サイコキネシス
サイコショック
一致打点強化。耐性は悪い。
シャドーボール良耐性かつバインド無効だが、霊・悪は一貫する。
悪技のないガチグマを完封できるが、後続で霊・悪対策を。
チャージビーム
10まんボルト
かみなり
ふゆうにより、事実上弱点なし。電気打点の強化にもつながる。
かたやぶりにだけは要警戒。
テラバースト毒・猛毒無効。ふゆうにより、事実上弱点はエスパーのみ。
テラバースト地面技無効の岩タイプになれるが、本来役割対象の格闘耐性を失うので注意。
テラバースト長所はいたずらごころ無効と、弱点タイプのスイッチ。
変化後の耐性はやや物足りない。
テラバースト多耐性、毒・猛毒無効。ふゆうにより地面無効。
ムーンフォース
マジカルシャイン
良耐性。攻撃技に採用しやすいムーンフォースとも相性が良い。
テラバースト耐性の種類が大きく変わる。
やや癖があるが、火、水、電、草のすべてを相手にしたいなら。
テラバースト耐霊。パーティ単位で重く見るならあり。
テラバースト竈オーガポンを重く見るなら。
テラバーストを採用すればハッサムを筆頭に鋼への有効打に。
ステラテラバーストタイプはそのままに、各タイプの技の威力を1度だけ強化する。
+  使用率・採用率の低いテラスタル

型考察 [編集]

物理受け型 [編集]

性格:ずぶとい
努力値:HB252
持ち物:ゴツゴツメット
確定技:つきのひかり
攻撃技:サイコキネシスorサイコショック/れいとうビームorこごえるかぜ/ムーンフォース
変化技:でんじは/みかづきのまい/リフレクター/ひかりのかべ/スキルスワップ

物理受けとしてサイクルを回していく型。
どくどくやおにびを覚えず、受けるだけでは相手に負担がかからないので、ゴツゴツメットは必須。

居座り型 [編集]

性格:おくびょう/すぶとい/おだやか/ひかえめ
努力値:S調整 C調整 余り耐久
持ち物:たべのこし/オボンのみ/メンタルハーブ
確定技:めいそう/サイコショックorアシストパワー
攻撃技:ムーンフォース/れいとうビームorこごえるかぜ/10まんボルト
変化技:つきのひかり/みかづきのいのり/かげぶんしん/みがわり

めいそうを積んで全抜きする型。
素早さの調整は仮想敵などに応じて行う。

攻撃技は積みアタッカー御用達のアシストパワーか、ハピナス対策となるサイコショックの二択。
悪対策となるムーンフォースも欲しい。
状態異常対策にはみがわり。めいそうを積めば特殊技では壊れなくなる。
回避率を上げるかげぶんしんも凶悪で、ダイマックス廃止により前世代より積みやすくなった。

実際に使ってみるとHBでくろいきりを持ったテンプレ型ドヒドイデにジリ貧になりやすいサイコショックより、サイコキネシスの方が環境に適しているように思える。
サイコキネシスを使っていてサイコショックが欲しくなる場面は対ラッキーぐらいだが
ラッキーの多くが受けループパーティに入っておりドヒドイデも同時にパーティに存在する場合が多い。

+  議論スペース

みかづきのまい型 [編集]

性格:ずぶとい/おだやか
努力値:H252 BD調整
持ち物:オボンのみ/ゴツゴツメット/メンタルハーブ
確定技:みかづきのまい
優先技:トリックルームorでんじは
選択技:サイコキネシスorサイコショック/ムーンフォース/れいとうビーム

みかづきのまいにより、消耗したアタッカーを全回復・再降臨させる型。
でんじはやトリックルームで起点作りもできればなおよい。

努力値は様々な相手に対しみかづきのまいまでの行動を確保するため、物理耐久・特殊耐久の両方に振る。
物理に偏った環境であるため、防御特化やゴツゴツメット持ちも一考。

アタッカー型 [編集]

特性:ふゆう
性格:ひかえめ
努力値:HC252をベースにS調整
持ち物:こだわりメガネ/じゃくてんほけん
確定技:サイコキネシスorサイコショック
優先技:ムーンフォース
攻撃技:れいとうビーム/シャドーボール/くさむすび/10まんボルト/パワージェム/テラバースト
変化技:トリック/トリックルーム

耐久色の強いイメージを利用し、こだわりメガネやじゃくてんほけんの火力で奇襲、高負担をかけていく。
タイマン性能が非常に高いが一致技の一貫性はあまりよくないので、後続読みなどをしっかりして撃つ技を決めていきたい。

優先技以下考察
  • ムーンフォース
    一貫性の高い技。一致技の入らない悪にも有効。鋼に通りにくい。
  • れいとうビーム
    ほかの型とは違い火力があるため、対ドラゴンでもムーンフォースで充分な場合が多い。4倍ドラゴン意識。
  • シャドーボール
    鋼にも通る一貫性のよい技。特にサーフゴー対面で重要となってくる。
  • くさむすび
    呼ぶバンギラスのほか、ヘイラッシャ等にも有効。
  • 10まんボルト
    鋼に通り、エスパーと合わせて等倍範囲が広い。起点にしてくるギャラドスに有効。
  • トリック
    まず読まれない。物理アタッカー相手や変化技読みで使用する。
    ただしこだわりメガネを渡した後は、こちらの火力が落ちるので注意。

【ダブル】サポート兼耐久型 [編集]

性格:ずぶとい/おだやか/ひかえめ
努力値:H252 BorDorC252
持ち物:メンタルハーブ/たべのこし/ウイのみ/オボンのみ/ひかりのねんど
優先技:てだすけ/こごえるかぜorトリックルーム(両立可)/みかづきのいのり
攻撃技:サイコキネシスorサイコショック/ムーンフォースorマジカルシャイン/シャドーボール/れいとうビーム
変化技:サイドチェンジ/めいそう/まもる/リフレクター/ひかりのかべ/スキルスワップ/しんぴのまもり/つきのひかり/にほんばれ/でんじは

てだすけやスキルスワップで味方の強化、こごえるかぜやでんじはで素早さ補助、
トリックルームや壁張りでの場作り、サイドチェンジで味方をかばうなど、様々なサポートが可能。
基本的には攻撃技が1~2つ、変化技が2~3つといった感じになる。

みかづきのいのりは味方も対象になるHP回復+状態異常回復技。
めいそうを積んで隣の霊獣ランドロスウインディのサイクルを回しつつ回復するだけでもダメージレースで大きな差を作れる。

トリックルームを採用しない場合、タイプこそ違うもの超耐久で習得技も類似しているラッキーハピナスとの差別化が必要。
ふゆうや防御特防のバランスの良さ、みかづきのいのりを活かしたい。


相性考察 [編集]

特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。


対クレセリア [編集]

注意すべき点
圧倒的な耐久力を持ち、並程度の火力では一撃では落とせない。
ゴツゴツメットでの物理受け、めいそうでの居座りなど型も豊富。
サポートに優れ、でんじはやトリックルームで場作りをしたあと、みかづきのまいでエースアタッカーを再降臨させられてしまう。
また、苦手な相手をほかのポケモンで潰した後、両壁や再生回復により居座って完全に詰まされたりすることも。
アシストパワーも覚えるため、バトン先エースとして積み切った後の火力は馬鹿にならない。
ふゆう+電気テラスタルで事実上弱点無しとなり、等倍物理技で確2を取れなければ突破不可能に。
みかづきのいのりにより状態異常で止まりにくく、おんみつマント持ちが流行っているため追加効果での突破も望みにくい。
対策方法
めいそうを積まれる前なら火力が低い。
ちょうのまいや物理の積み技の起点にするか、高火力の弱点技や一撃必殺技(じわれを除く)で早急に処理する。
フルアタ構成はまずないので、ちょうはつやこだわりトリックも有効。
+  有利なポケモン
+  有効な戦法

外部リンク [編集]