デンチュラ - ポケモン育成考察Wiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

デンチュラ [編集]

No.596 タイプ:むし/でんき
通常特性:ふくがん(技の命中率が1.3倍になる)
     きんちょうかん(相手はきのみを食べられなくなる)
隠れ特性:むしのしらせ(HPが1/3以下の時に虫タイプの技の威力が1.5倍になる)
体重  :14.3kg(けたぐり・くさむすびの威力40)
虫/電気HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
デンチュラ7077609760108472ふくがん/きんちょうかん/むしのしらせ
クワガノン7770901457543500ふゆう
デンヂムシ5782(152)55(122)36(504)バッテリー
種族値はきせき無振り換算

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)ほのお/いわ
いまひとつ(1/2)でんき/くさ/かくとう/はがね
いまひとつ(1/4)---
こうかなし---

第五世代のむし×でんき複合。同複合はクワガノン系統のみ。
あちらは鈍足高火力、こちらは中速中火力で種族値傾向が異なるので、差別化は意識せずとも自然と為される。
中火力とはいえ、ふくがんにより本来は命中不安なかみなりを主力とできるので、でんき技に限れば数値以上の火力が出る。
麻痺の確率も30%と高く、S108とあわせて多くの相手を抜けるのはクワガノンには無い強み。

ただし火力は技威力頼りな上、かみなりでもクワガノンの10まんボルトに火力指数で劣る。虫技やサブウェポンに至っては雲泥の差。
耐久面も耐性は悪くないが数値は脆く、等倍ではA特化ドラパルトのドラゴンアローで中乱数に収められてしまう。
素早さも高めだが過信できない数値で、総じて種族値不足であり、今ひとつ強みを活かせずにいるのが実情。

ここ数世代は素早さインフレが激しく、エレキネット、いとをはく、ねばねばネットといった技は重要性が増している。
命中不安のでんじはもふくがんで安心して使える等、素早さ方面でのサポートは手厚い。
ねばねばネットの習得者としてはアブリボンに次ぐ素早さを持ち、一応アタッカーとしても最低限の火力があるのでちょうはつ等を受けづらい。
ねばねばネットが無効となるひこうに一致で抜群を取れるのもあって、起点作成については唯一無二の性能を持つと言える。

第九世代では、とびつく、てだすけ、じゅうでん等を習得。とびつくは地面タイプに無効化されないS調整手段として選択肢に入る。
前作で習得したライジングボルト、スピードスワップを失ったのは手痛い。



特性考察 [編集]

ふくがん
かみなりの命中率が91%になり、高速アタッカーとしては優秀な高火力技となる。
追加効果の3割麻痺により後続サポートや誤魔化しも狙える場合があり使いやすい。
でんじはも命中率100%で使えるようになるので、サポーターとしても有用。
ダイマックスの消滅に伴い回避戦術も実用性を取り戻したため、その対策としても一考か。
きんちょうかん
きのみを封じることで確定数のズレを防ぎ、ラムのみを貫通出来る。
こちらもアタッカー、サポーター問わず活用可能。
しかし第九世代ではテラスタルで弱点技や状態異常の対策ができるようになり、半減実やラムのみの採用率が低下。
回復実を持つ相手は基本高耐久なため封じたところで突破しがたいなど、環境や性能との噛み合いはイマイチ。
シングルにおいては少々使いづらいので、ダブルでサポートとして採用するのが有効。
むしのしらせ
隠れ特性。低耐久なのできあいのタスキと合わせれば容易に発動が狙える。
高めの素早さを活かしてみがわり連打で特性発動&ヤタピのみで強化することも可能。
が、むし技は通りが悪く、ピンポイントで強化する対象としてはやや不適切。
アタッカー型はもちろん、タスキサポート型でもふくがん+かみなりの方が優先される。明確な仮想敵を設定するなら。

技考察 [編集]

特殊技タイプ威力命中
(複眼)
効果解説
かみなり110(165)70
(91)
麻痺30%タイプ一致技。威力・追加効果発生率ともに高い。
ふくがんなら命中率を上げられるが過信は禁物。
10まんボルト90(135)100麻痺10%タイプ一致技。性能安定。ふくがん以外で使う場合はこちら。
ほうでん80(120)100麻痺30%タイプ一致技。ダブルバトル用。
特性がひらいしんでんきエンジンのポケモンと組ませると強力。
ボルトチェンジ70(105)100自分交代タイプ一致技。攻撃しつつ撤退可能。
無効タイプ・特性に注意。とんぼがえりは覚えない。
エレキネット55(82)95
(100)
素早↓100%タイプ一致技。追加効果が優秀。ダブルでは相手全体攻撃。
むしのさざめき90(135)100特防↓10%タイプ一致技。性能安定。みがわり貫通。
むしのていこう50(75)100特攻↓100%タイプ一致技。追加効果が優秀。
エナジーボール90100特防↓10%対地面。トリトドン等の水地面やウォッシュロトムに。
ギガドレイン75100HP吸収1/2回復効果付きだが威力は半減かみなり以下。
テラバースト80<120>100-テラスタル時にタイプが変化し、AとCを比べて高い方でダメージを与える。
物理技タイプ威力命中
(複眼)
効果解説
とびかかる80(120)100攻撃↓100%タイプ一致技。主に追加効果目当てで。タマゴ技。
ふいうち70100優先度+1唯一の先制技。下降補正ふいうちで無振りドラパルトに3割ほど入る。
変化技タイプ命中
(複眼)
備考
ねばねばネット-サポート用。飛行を牽制しつつ最速で設置できる。
でんじは90
(100)
サポート用。ふくがんなら命中安定。きんちょうかんならラム無効。
みがわり-変化技対策。
いとをはく95
(100)
相手の素早さランク-2。無効タイプ無し。ダブルでは相手全体対象。

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
かみなり
10まんボルト
ボルトチェンジ
むしの弱点を消し、電気技の威力を高める。アタッカーなら安定の選択肢。
むしのさざめき虫技の強化に。でんき由来の耐性を失い、ひこうが弱点に。ただ、元から低耐久なのであまり気にならない。
エナジーボール
ギガドレイン
対地面。粉技無効。
テラバーストむしでんき技との相性補完に優れるテラバースト。耐性は炎、岩が一貫し弱点も増え、かなり脆い。
テラバースト氷と同じく、テラバーストがメイン技との相性補完に優れる。いわ技も半減に。
ふいうち
テラバースト
いたずらごころからの挑発といった妨害を防ぎ、安全に変化技を使える。
エスパー技無効のおまけつき。
テラバースト炎が一貫するものの良耐性。弱点だった岩を半減、毒や猛毒も無効。
テラバーストドラゴン技を無効に。
テラバーストほのお耐性の獲得。ただし岩が一貫する。
テラバーストほのお耐性の獲得、他の耐性も優秀。
テラバースト炎・水・電気半減。テラバーストの一貫性はそれなりだが、基本的には耐性目当てで。
テラバーストしんそくやねこだまし、マッハパンチなどの一部の先制技を無効化したい場合にピンポイントで採用。
ステラテラバーストタイプはそのままに、各タイプの技の威力を1度だけ強化する。
テラバースト解説
+  使用率・採用率の低いテラスタル

型考察 [編集]

先発ねばねばネット設置型 [編集]

特性:ふくがん/むしのしらせ
性格:おくびょう
努力値:CS252 or 耐久調整
持ち物:きあいのタスキ
確定技:ねばねばネット
優先技:エレキネット/でんじは
攻撃技:かみなりorほうでん/むしのさざめき/ボルトチェンジ/エナジーボール/ふいうち
変化技:ひかりのかべ/いとをはく/いえき

先発に繰り出し相手の素早さを操作し、後続で全抜きする体制を整える型。
確実に行動回数を確保するため持ち物はタスキで固定とする。

Sダウンの効果自体はでんじはの方が大きいが、エレキネットは電気タイプにも効果がありタスキ潰しにもなるため汎用性が高い。
どうしても対面でSを下げておきたいなら、クリアボディ以外には通るいとをはくを採用するのも手。

タスキと相性のいい特性:むしのしらせも候補に入る。
でんじは読みのみがわりを貫通でき、発動中はH振りサザンドラを確1にすることも可能。
しかし電磁波の外しが敗北に直結することもあるので、電磁波を搭載するなら複眼が安定する。

サポート型とはいえこちらが起点にされることを防ぐためにも努力値はCS振りが基本。
ドラパルト対面を警戒するならCを削ってドラゴンアロー耐え調整をしよう。
鉢巻ドラゴンアローまで見るにはSに振る努力値を削らなければならない。

特殊アタッカー型 [編集]

特性:ふくがん
性格:おくびょう/むじゃき(ふいうち採用時)
努力値:CS252
持ち物:きあいのタスキ/こだわりメガネ/いのちのたま/こだわりスカーフ
確定技:かみなり/むしのさざめき
選択技:ボルトチェンジ/エナジーボール/ふいうち/みがわり/ねばねばネット

基本的な特殊アタッカー型。他の特殊電気との差別化点はふくがん+かみなりとむしのさざめき。
威力110・麻痺30%のかみなりを命中率91%で撃てるのは独自の強み。
火力指数は無補正C振りで24585。C特化タケルライコのほうでん(24840)とほぼ同じ火力・麻痺率の電気技をS108の速さで放てる。
電気半減のくさタイプにもむしのさざめきで一致弱点を突ける。みがわりに強いのも利点。
地面も等倍に抑えエナジーボールで遂行可能。ただし等倍でも充分痛く、サブウェポンの岩技にも注意が必要。

ドラパルトに抜群で入り、ミミッキュにも通る不意打ちの使用感が良かった。不意打ちの火力を少しでも上げるため、Aに下降補正をかけないむじゃきも選択肢に入ると思い追記。


相性考察 [編集]

特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。

※パートナーが思い浮かばないからと言って項目自体を削除しないこと。


対デンチュラ [編集]

注意すべき点
こちらの素早さを下げる技を多数覚え、サポートに長ける。
ねばねばネットが通用しない飛行タイプには電気タイプの技が刺さるため、設置を阻止しにくい。
ふくがんによりかみなりの命中率が90%超え。さざめきによりくさタイプやみがわりで止まらないため、アタッカーとしても優秀。
対策方法
耐久が低いので倒すのは容易だが、まず間違いなくSダウンを起点にする後続が控えているためPT単位で見極めよう。
トリパや重火力アタッカーなら素早さ低下の影響が小さい。
一致技に強く、でんじは・ねばねばネット無効のヒートロトムランドロスは有利。
火力がそこまであるポケモンではないので、弱点を突かれにくいポケモンでちょうはつを入れるのも良い。

外部リンク [編集]