ヨルノズク - ポケモン育成考察Wiki｜最新世代（スカーレット・バイオレット）

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ヨルノズク [編集]

No.164 タイプ：ノーマル/ひこう
通常特性：ふみん（ねむり状態にならない）
　　　　　するどいめ（命中率を下げられない・相手の回避率の変化を無視して攻撃する）
隠れ特性：いろめがね（相手に半減される技のダメージが2倍になる）
体重　　：40.8kg（けたぐり・くさむすびの威力60）

第二世代出身のノーマル×ひこう複合。同複合の中では珍しい特殊かつ耐久寄りの種族値。
サポート技も豊富で、特攻が高めであり物理アタッカーの多い同複合の中では差別化は容易。
第七世代以降、地味ながらも着実に強化されつつあり、ある程度戦えるスペックになっている。

しかし、ひこう複合という観点ではバルジーナの壁が厚い。耐久が高く、素早さも上回り、ゴースト耐性も被ってしまう。
元々数値不足は否めず、物理耐久が低いのもあって汎用性で遅れを取る。
いろめがね、ふみんと優秀かつ独自性の高めな特性を活かして差別化していきたい。
Gファイヤーも耐久の高い特殊アタッカーということで強力なライバル。
幸いGファイヤーははねやすめを覚えられないので、純粋な耐久型としてはヨルノズクに分がある。

第九世代ではスキルスワップを習得。いろめがねを味方に渡せるようになった。
同じことができるモルフォンと比較するとねむり技の命中率やすばやさ、いかりのこなの有無で劣るが、耐久はこちらの方が有利。
フェザーダンスとリフレクターで物理ポケモンに強く出れるのもメリットとなる。
それ以外ではくろいきり、サイコノイズを新規習得し、じこあんじを再習得した。

特性考察 [編集]

ふみん

眠り状態にならなくなる。かたやぶりに眠らされても即座に回復する（ただし眠らせる技と両立できるポケモンはいない）。
キノコのほうしやねむりごなを持つくさ、むしへ安全に繰り出して弱点を突ける。
バルジーナのぼうじんでも粉技は無効だが、ゴーストのさいみんじゅつやサポート役のあくびも無効にできる点で差別化可能。
ねむるは使えなくなるが、汎用性の高いはねやすめを習得するので問題ない。

するどいめ

命中を下げられず、相手の回避ランクの変化も無視する。
敢えてヨルノズクで積み技対策をするにせよ、より汎用性の高いふきとばしを習得する。
回避ランクの上昇だけでなく低下も無視するため、きりばらいやあまいかおり、かんろなミツなどとの相性が悪い点にも注意。
また晴れ状態のぼうふうやゆきがくれなど、ランク変動と無関係な命中率・回避率の変化は無視できない。
トレース対策のほか、スキルスワップで相手の戦略を潰すことができるが、低種族値のヨルノズクでやるにはリスクが大きく、基本的に候補外。

いろめがね

隠れ特性。「こうかはいまひとつ」の技で与えるダメージが2倍（1/2→等倍、1/4→1/2）になる。無効耐性には影響しない。
いわ、はがねにも一致技で等倍がとれるようになり、アタッカーとしての一貫性が大きく上昇。
攻撃技の枠を減らして変化技を多く採用しても困りづらくなるため、耐久寄りの型でも有用。
いろめがね込みでひこう＋ノーマルを両方半減できるのは、現環境ではダイノーズとトリデプスのみ。

技考察 [編集]

攻撃技	タイプ	威力	命中	効果	解説
ぼうふう	飛	110(165)	70	混乱30%	タイプ一致の高火力技だが、命中不安。雨で必中。晴れで命中50に低下。
エアスラッシュ	飛	75(112)	95	怯み30%	タイプ一致技。命中安定。工夫をしないと怯みはあまり狙えない。
ハイパーボイス	無	90(135)	100	みがわり貫通	タイプ一致技。性能安定。のどスプレーと併用可。
テラバースト	無	80(120)	100	-	タイプ一致技。自身のテラスタイプに変化し、AとCを比べて高い方でダメージを与える。
ムーンフォース	妖	95	100	特攻↓30%	ドラゴン・悪対策に。追加効果も優秀。
ねっぷう	炎	95	90	火傷10%	鋼対策に。ダブルでは相手全体攻撃。
サイコキネシス	超	90	100	特防↓10%	飛行と範囲が被る。毒タイプを意識するなら。
アシストパワー	超	20~	100	-	能力上昇で威力上昇。積み技やバトンタッチ、カムラのみなどと併せて。
サイコノイズ	超	75	100	2ターン 回復封じ	耐久型相手に。みがわり貫通。のどスプレーと併せて。
シャドーボール	霊	80	100	特防↓20%	ゴースト対策に。いろめがねの場合は通常ロトムピンポイント。
ナイトヘッド	霊	-	100	-	攻撃面に振らなくても一定のダメージを与えられる。
変化技	タイプ		命中	解説
めいそう	超		-	特攻と特防を1段階上昇。
わるだくみ	悪		-	特攻を2段階上昇。
ドわすれ	超		-	特防を2段階上昇。
こうそくいどう	超		-	素早さを2段階上昇。最速1積みで最速スカーフ110族まで抜ける。
さいみんじゅつ	超		60	無対策の相手を無力化。命中はからぶりほけんでフォロー可。ふみんトレースに注意。
フェザーダンス	飛		100	タマゴ技。物理アタッカーへのごまかしに。
ふきとばし	無		-	タマゴ技。起点にしようとする相手を流せる。みがわり貫通。強制後攻である点に注意。
リフレクター	超		-	サポート用。物理ダメージを半減。ひかりのかべは覚えない。
はねやすめ	飛		-	使いやすい回復技。先制で使うと耐性が変わる点に注意。
おいかぜ	飛		-	ターン制限があるが、交代したとき味方のサポートになる。
スキルスワップ	超		-	ダブルで味方のアタッカーにいろめがねを渡す。
きりばらい	飛		-	壁・設置技・フィールドを破壊。味方が仕掛けたステルスロックなども取り払ってしまうので注意。 相手の回避ランクも1段階下げるが、するどいめでは無意味。

テラスタル考察 [編集]

タイプ	主な技	解説
無	ハイパーボイス	タイプ一致技の強化。
炎	ねっぷう	岩が一貫する。
水	テラバースト	氷半減。電気が一貫する。いろめがね込みで一致技半減の岩鋼複合に。
電	テラバースト	解説
草	テラバースト	粉技無効。氷が一貫する。
氷	テラバースト	岩が一貫する。
闘	テラバースト	対岩。いろめがね込みで一致技半減の岩鋼複合に。
毒	テラバースト	解説
地	テラバースト	対電気、岩。氷が一貫する。いろめがね込みで一致技半減の岩鋼複合に。
飛	ぼうふう エアスラッシュ	タイプ一致技の強化。
超	サイコキネシス アシストパワー	解説
虫	テラバースト	岩が一貫する。
岩	テラバースト	解説
霊	シャドーボール	解説
竜	テラバースト	電気半減。氷が一貫する。テラバーストはいろめがねならフェアリー以外に等倍。
悪	テラバースト	相手のいたずらごころからの変化技無効。
鋼	テラバースト	耐性が優秀。格闘と地面は呼びにくい。
妖	ムーンフォース	解説
ステラ	テラバースト	タイプはそのままに、各技の威力を1度だけ強化する。

型考察 [編集]

いろめがねアタッカー型 [編集]

特性：いろめがね
性格：ひかえめorおくびょう
努力値：HC252orCS252ベースで調整
持ち物：こだわりメガネ/こだわりスカーフ/いのちのたま/からぶりほけん/とつげきチョッキ
確定技：ぼうふう
優先技：ねっぷう
攻撃技：ハイパーボイス/ムーンフォース/サイコキネシス/シャドーボール
変化技：さいみんじゅつ/はねやすめ/めいそうorわるだくみ

特性いろめがねによる等倍範囲の広さを活かしたアタッカー型。
こだわりメガネを持たせれば、後出しされやすい鋼タイプの突破も見込める。

努力値は火力確保のC全振りは確定。残りは上を取る範囲を広げるならS、サイクルでの撃ち合いを意識するならH。
さいみんじゅつを採用するなら、からぶりほけんも持ち物候補に上がる。
さいみんじゅつを当ててわるだくみを積んでも確1にできるメジャーポケモンは少ない。
具体的にはH252ドラパルトを落とすためにはぼうふうが必要。アーマーガアはどのみち2発いる。

特殊受け型 [編集]

特性：ふみん/いろめがね
性格：おだやか
努力値：HD252
持ち物：オボンのみ/混乱実/たべのこし
確定技：はねやすめ/めいそうorドわすれ
選択技：ぼうふうorエアスラッシュ/ナイトヘッド/さいみんじゅつ/ふきとばし/フェザーダンスorリフレクター

草・虫・霊・催眠耐性を活かす耐久型。
弱点さえ突かれなければアイテムなしシャンデラのだいもんじをはねやすめで受けきれる程度の特殊耐久はある。
ただ、サブウェポンに多い10まんボルトやれいとうビームに弱いのが痛く、
ゲンガーやヌメルゴンなど一見受けられそうな相手も、これらの技を使われると厳しい。
素早さ70族では先制はねやすめでの軽減も難しいため、相手選びは慎重に。

相性考察 [編集]

特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3～4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。

対ポケモン名 [編集]

注意すべき点

特性がふみんの場合は催眠技が効かず、あくびやキノコのほうしからの展開を阻止されてしまう。
積み技を中心に変化技も豊富。いろめがねならいわやはがねでも一致技を半減で受けられない。

対策方法

特殊耐久が高めであることを除けばすべて低水準。
上から一致弱点の物理技で速攻したり、ちょうはつで変化技を防げば苦労しない。

外部リンク [編集]

• ヨルノズク - ポケモン百科事典