バシャーモ [編集]
No.257 タイプ:ほのお/かくとう 通常特性:もうか(自分のHPが最大値の3分の1になったとき、炎技の威力が1.5倍になる) 隠れ特性:かそく(毎ターン素早さが1段階上がる) 体重 :52.0kg(けたぐり・くさむすびの威力80)
| 炎・闘 | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計種族値 | 特性 | 
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| バシャーモ | 80 | 120 | 70 | 110 | 70 | 80 | 530 | もうか/かそく | 
| Pケンタロス(炎) | 75 | 110 | 105 | 30 | 70 | 100 | 490 | いかく/いかりのつぼ/はんすう | 
| ゴウカザル | 76 | 104 | 71 | 104 | 71 | 108 | 534 | もうか/てつのこぶし | 
| エンブオー | 110 | 123 | 65 | 100 | 65 | 65 | 528 | もうか/すてみ | 
第三世代のほのお御三家にしてかくとう複合の一角。
同じく御三家のゴウカザルやエンブオーの他、第九世代ではPケンタロス・ブレイズが登場した。
種族値は中速中火力の二刀流アタッカー気質で無駄が多め、低めの耐久と不安が残るが、特性のかそくが強力。
1回でも発動すれば高速域に手が届き、高い火力と優秀な一致技の範囲を押しつけつつ、いざとなればバトンタッチで引き継ぎも可能な器用肌。
第九世代のかそくの持ち主は他にメガヤンマ、クエスパトラのみ。どちらも特殊アタッカー、かつタイプも異なるので差別化に困ることはあるまい。
技方面では新技であるはやてがえし、やけっぱちの他、しんくうはを新規習得。苦手な先制技対策になる2種類は特に有用性が高い。
失った技にも特に重要なものは見当たらず、相対的にはともかく絶対的には強化傾向といえるだろう。
環境面ではダイマックスの廃止に伴い、まもる・タスキといったかそくを発動させる手段の安定性が追い風になっている。
一方でテラスタルの登場により、突然ゴーストになってかくとう技を透かされる可能性が生じるようになった点には注意。
ワカシャモの考察はノートにあります。
特性考察 [編集]
- もうか
 - HPが最大値の1/3以下の時に炎技の威力が1.5倍。
悪い効果ではないが、かそくがあまりに強力かつバシャーモの採用理由に直結するため、基本的にかそくが優先される。 
- かそく
 - 隠れ特性。ターン毎に素早さが上がる。現環境では他に同特性を持つのはメガヤンマとクエスパトラのみであり希少性も高い。
シンプルに強力な特性であり、基本はこちら。
バトンタッチも習得するが低耐久の為、先制技には注意が必要。トリックルームも天敵。
ステラ時のテラバーストとも相性が悪い。 
努力値考察 [編集]
| 努力値配分 | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 性格 | 解説 | 
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| AS最速 | - | 252 | 4 | - | - | 252 | ようき | 物理型。フレアドライブやインファイトにより短命になりがち。 かそく一回で最速145族抜き。  | 
| AS準速 | 4 | 252 | - | - | - | 252 | いじっぱり | 最速68族と同速。かそく一回で最速126族抜き。 | 
| CS最速 | - | - | 4 | 252 | - | 252 | おくびょう | 特殊型。C110は心許ないが、いかくに強い。 かそく一回で最速145族抜き。  | 
| CS準速 | 4 | - | - | 252 | - | 252 | ひかえめ | 最速68族と同速。かそく一回で最速126族抜き。 | 
| かそく発動時のS調整例 | 
技考察 [編集]
| 物理技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 | 
|---|---|---|---|---|---|
| フレアドライブ | 炎 | 120(180) | 100 | 火傷10% 反動1/3  | タイプ一致技。反動が痛い。きあいのタスキとの相性は悪い。 A特化で火力指数34020。  | 
| ブレイズキック | 炎 | 85(127) | 90 | 火傷10% 急所率+1  | タイプ一致技。反動は無いが低威力で命中不安。 A特化で火力指数24007。  | 
| やけっぱち | 炎 | 75/150 (112/225)  | 100 | 前ターン技を 失敗時威力倍  | タイプ一致技。素では低威力だが前のターン技を外していると威力が倍になる。 格闘無効、命中不安技、はやてがえしやカウンターの失敗後のフォローに。 また、まもる読み交代をされた場合でも、まもるが失敗扱いとなるため威力は倍となる。  | 
| インファイト | 闘 | 120(180) | 100 | 防御特防↓ | タイプ一致技。高威力かつ命中安定だがバトンタッチと相性が悪い。 | 
| けたぐり | 闘 | 20~120 (30~180)  | 100 | 相手体重依存 | タイプ一致技。威力不安定。最大でもインファイトと同じ。 | 
| きしかいせい | 闘 | 20~200 (30~300)  | 100 | 残HP依存 | タイプ一致技。タスキやこらえるとあわせて高火力。 | 
| かみなりパンチ | 電 | 75 | 100 | 麻痺10% | 対水飛。ギャラドスやマリルリに。 | 
| とんぼがえり | 虫 | 70 | 100 | 攻撃後交代 | 対エスパー。不利対面回避に。 | 
| はたきおとす | 悪 | 65/97 | 100 | 道具排除 | 対エスパー・ゴースト。追加効果が優秀。 | 
| ブレイブバード | 飛 | 120 | 100 | 反動1/3 | 対闘。反動が痛い。 | 
| ストーンエッジ | 岩 | 100 | 80 | 急所ランク+1 | 対炎飛。リザードンやウルガモスに。 | 
| いわなだれ | 岩 | 75 | 90 | 怯み30% | 同上。かそくとあわせれば怯みを狙える。 | 
| じしん | 地 | 100 | 100 | - | 対炎・毒。ドヒドイデ、シャンデラに。 | 
| カウンター | 闘 | - | 100 | 優先度-5 | タスキと併せて。使用後もかそくのお陰でアタッカーとしての役割は損なわない。 まもるにも強いがみがわりや積み技は裏目になる。  | 
| フェイント | 無 | 30 | 100 | 優先度+2 まもる解除  | 先制技。ダブル向け。 | 
| はやてがえし | 闘 | 65(97) | 100 | 優先度+3 怯み100%  | 先制攻撃技を使う相手にのみ成功。主に鈍足アタッカーの先制技を読んで使う。 かそく発動後ははやてがえし同士の打ち合いにも勝ちやすい。  | 
| 特殊技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 | 
| オーバーヒート | 炎 | 130(195) | 90 | 特攻↓↓ | タイプ一致技。連発は利かない。両刀・撃ち逃げ向き。 無補正C無振りで火力指数25350。  | 
| だいもんじ | 炎 | 110(165) | 85 | 火傷10% | タイプ一致技。高威力・命中不安。 | 
| ブラストバーン | 炎 | 150(225) | 90 | 次ターン 行動不可  | タイプ一致の超火力技。ラス1に。 | 
| ねっぷう | 炎 | 95(142) | 90 | 火傷10% | タイプ一致技。ダブルでは相手全体攻撃。シングルでは中途半端。 | 
| きあいだま | 闘 | 120(180) | 70 | 特防↓10% | タイプ一致技。高火力・命中不安。特性ぼうだんには透かされるので注意。 | 
| はどうだん | 闘 | 80(120) | 必中 | - | タイプ一致技。必中だが威力不足。こちらもぼうだんに注意。 | 
| しんくうは | 闘 | 40(60) | 100 | 優先度+1 | タイプ一致先制技。マッハパンチは覚えない。 | 
| ソーラービーム | 草 | 120 | 100 | 溜め攻撃 | 対水。晴れやパワフルハーブとあわせて。 | 
| ねっさのだいち | 地 | 70 | 100 | 火傷30% | 対炎毒。追加効果が優秀。だいちのちからは覚えない。 | 
| テラバースト | 無 | 80<120> | 100 | タイプ変動 | テラスタル時にタイプ変化し、ランクも含めて攻撃が高い場合は物理技になる。 | 
| 変化技 | タイプ | 命中 | 解説 | ||
| まもる | 無 | - | かそくの発動に。みきりよりPPが多く戦闘が長引いた時に有利。 | ||
| みきり | 闘 | - | まもると同じ。ダブルでのふういん対策に。 PPは最大8と少ないが、物理の主力技と組み合わせると自身の場持ちはよくないため問題にはなりづらい。  | ||
| みがわり | 無 | - | 変化技対策や、かそくの発動に。まもる・みきりと選択。 | ||
| つるぎのまい | 無 | - | 攻撃を大幅強化。物理型の抜き性能の向上に。まもる・みきりと選択。 | ||
| ビルドアップ | 闘 | - | 攻撃・防御を強化。場持ちを重視するなら。ドレインパンチは覚えない。 | ||
| ふるいたてる | 無 | - | 攻撃・特攻を強化。両刀型の抜き性能の向上に。 | ||
| きあいだめ | 無 | - | 急所ランク+2。ピントレンズとあわせれば確定急所を狙える。 | ||
| バトンタッチ | 無 | - | かそくや積み技、みがわりとあわせて。 | ||
| おにび | 炎 | 85 | 物理アタッカー対策。炎やこんじょうに注意。 | ||
| こらえる | 無 | - | かそくのターン稼ぎ。きしかいせいとのコンボなどに。 | ||
テラスタル考察 [編集]
| タイプ | 主な技 | 解説 | 
|---|---|---|
| 無 | テラバースト | ゴースト無効。 | 
| 炎 | フレアドライブ ブレイズキック やけっぱち オーバーヒート だいもんじ かえんほうしゃ ねっぷう ブラストバーン ほのおのちかい  | タイプ一致技。フェアリー耐性が欲しいなら。やけど耐性も維持できる。 | 
| 水 | テラバースト | みず耐性が得られる。草よりは弱点が少なく、岩や地面の弱点を突けるのは共通。 | 
| 電 | かみなりパンチ | 麻痺対策だが、かそくだと恩恵薄め。 | 
| 草 | テラバースト ソーラービーム  | 対地・水。胞子・粉対策にもなり、受けに来た水に刺さりやすい。 | 
| 氷 | テラバースト | れいとうパンチの代用として。ただし元の耐性氷以外失う。 | 
| 闘 | インファイト けたぐり きしかいせい きあいだま はどうだん しんくうは はやてがえし  | 火力は上がるがやけど耐性を失う。 | 
| 毒 | テラバースト | エスパーが一貫する。 | 
| 地 | じしん ねっさのだいち  | でんじは対策に。格闘技と範囲が被りがち。 | 
| 飛 | ブレイブバード | 地面透かしに。対闘・草。かそくミラー意識。弱点の岩は一致技で処理できる。 | 
| 超 | テラバースト | 耐性が少なく、元の耐性との補完も無い。 | 
| 虫 | テラバースト とんぼがえり  | 耐性がほぼズレず、抜群範囲も狭いので基本は候補外。 | 
| 岩 | ストーンエッジ いわなだれ  | 飛行対策。 | 
| 霊 | シャドークロー | ノーマル無効。主にしんそく対策。 | 
| 竜 | テラバースト | 抜群範囲が狭く、役割を持ちにくい。 | 
| 悪 | はたきおとす | エスパー・ゴーストに。いたずらごころ耐性も得られる。 | 
| 鋼 | テラバースト | 対妖。サイクル破壊を意識するにはやや火力が心許ない。 | 
| 妖 | テラバースト | ドラゴン受けに。良耐性。 | 
| ステラ | テラバースト | タイプはそのままに、各タイプの技の威力を一度だけ強化する。 | 
型考察 [編集]
物理アタッカー型 [編集]
特性:かそく
性格:いじっぱり/ようき/むじゃき(特殊技採用時)
努力値:AS252
持ち物:いのちのたま/きあいのタスキ/ラムのみ
確定技:フレアドライブ/インファイト
選択物理技:ストーンエッジorいわなだれ/かみなりパンチ/じしん/ブレイブバード/とんぼがえり/はたきおとす/テラバースト
選択特殊技:オーバーヒート
変化技:まもるorみきり/みがわり/つるぎのまい/バトンタッチ
特性かそくによる圧倒的素早さで上から叩いて全抜きを狙うバシャーモの基本型。
特に、相手が消耗している終盤での抜き性能は圧倒的。
まもるは味方の壁張りなどのサポート後に出す前提であれば、代わりにつるぎのまいを入れることも視野に入るが、
型を見るための様子見や相手のスリップダメージの時間稼ぎ、そして何より安全にS上昇できる事を考えると、かなり有用なのも事実。
フレアドライブとインファイトで大部分はダメージが通るので、まもる/つるぎのまいの両立も視野に入ってくる。
バトン型 [編集]
特性:かそく
性格:ようき/わんぱく/ずぶとい
努力値:耐久振りでS調整 余りAC
持ち物:きあいのタスキ/じゃくてんほけん/ラムのみ/マゴのみ系/たべのこし
確定技:バトンタッチ/まもる(みきり)orみがわり(両立可)orこらえる
積み技:つるぎのまい/ビルドアップ/ふるいたてる/きあいだめ
物理技:インファイトorけたぐりorかわらわり/フレアドライブorブレイズキック/じしん/きしかいせい
特殊技:かえんほうしゃorだいもんじ/ねっさのだいち/はどうだん
能力上昇をバトンして後続をサポートする型。
バトン先は全抜き狙いの物理アタッカーのほか、
素早さが重要などくみが・やどみが持ちも候補。
バシャーモはアタッカー性能が高く、バトンが読めていても対処が難しい点が他のバトン役に比べ優秀。
状況によっては自身がエースとなることも可能。
先制技や流し技に弱い点は他のバトン要員と同じ。
つるぎのまい→こらえる→きしかいせいでザシアン確1。
襷→こらえる→きしかいせいでカイオーガ確1。
持ち物考察
- きあいのタスキ
 - 弱点攻撃も一撃は耐えられるが、連続技やスリップダメージに注意。
 
- じゃくてんほけん
 - 積み技とあわせれば1ターンでA3~4段階アップが可能。ただし発動は相手依存。
またバシャーモ自身の耐久が低いため、事前に壁張り等のサポートが必要になる。 
- ラムのみ
 - 状態異常技対策の定番。麻痺はかそくでカバーできるが、肝心な時の行動不能を防ぎたいなら。
 
- 混乱きのみ
 - みがわり連打で発動。ただしみがわり1回分のHPしか回復できず、オボンのみと大差がない。
麻痺撒き等とあわせれば、みがわりを残して積み技やバトンを使えることも。 
- たべのこし
 - まもる・みがわりとあわせて。
 
相性考察 [編集]
特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。
※パートナーが思い浮かばないからと言って項目自体を削除しないこと。
対バシャーモ [編集]
- 注意すべき点
 - 強特性かそくと高火力の一致技・豊富なサブウェポンを併せ持ち、攻撃性能が非常に高い。
持ち物やつるぎのまいでさらに火力が高まる恐れもあり、受け出しは困難。
アタッカー型を装ったバトン型も存在し、読み違えるとパーティを半壊させられてしまう。 
- 対策方法
 - 相手の技やパーティ構築によるものの、比較的有利なポケモンは以下の通り。
先制技持ちのポケモン 一致技に強いポケモン がんじょうやばけのかわ、タスキ持ちのポケモン その他