ダーテング - ポケモン育成考察Wiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

ダーテング [編集]

No.0275 タイプ:くさ/あく
通常特性:ようりょくそ(晴れの時に素早さが2倍になる)
     かぜのり(おいかぜが吹いたときや風技を受けたときにダメージを無効化し、攻撃を1段階上げる。)※タネボー、コノハナのとき「はやおき」
隠れ特性:わるいてぐせ(自分が道具を持っていない時、直接攻撃を受けた相手から道具を盗む)
体重  :59.6kg(けたぐり・くさむすびの威力80)
葉緑素両刀種族値HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ダーテング9010060906080480ようりょくそ/かぜのり/わるいてぐせ
ウツボット80105651007070490ようりょくそ/くいしんぼう
スコヴィラン65108651086575486ようりょくそ/ムラっけ
かぜのりHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ダーテング9010060906080480ようりょくそ/かぜのり/わるいてぐせ
アノホラグサ5511570807090480かぜのり/すりぬけ

ばつぐん(4倍)むし
ばつぐん(2倍)ほのお/こおり/かくとう/どく/ひこう/フェアリー
いまひとつ(1/2)みず/でんき/くさ/じめん/ゴースト/あく
いまひとつ(1/4)---
こうかなしエスパー

第三世代出身のくさ×あく複合。種族値は全体的にはやや低耐久だがバランス型。
現環境には同複合が多数存在し、数値だけで見ると中途半端な性能で採用の余地は薄い。

しかし第九世代では特性のはやおきかぜのりに変更。他にアノホラグサしかいない希少特性を獲得。
あちらが覚えないおいかぜを自前で習得できることから独自の採用理由を得ることになった。
特にねこだましを覚え、いたずらごころも無効、耐性を持つ風技の範囲からダブルバトルの適性が高い。
いたずらごころ無効、主力技のほとんどを無効化できるため、採用率の高い化身トルネロスに対して強力なメタとなる。

技方面はおにび、あまごい、ちょうはつ、どくびし等、便利な変化技を多数獲得している。
攻撃技も、はなふぶき、しんくうは、はやてがえし等、特にダブル向けのものが多く増加。
元々ぼうふうを覚え、かぜのりの場合は雨のデメリットも無いので雨パの始動も可能となった。
失ったものに有用なものは然程見当たらないため、大幅な強化が為されたと言えるだろう。
前世代で失っていたはたきおとすも再習得している。

新要素のテラスタルについては、ねこだましを防げるゴースト、火力面を補強できる一致タイプ、ほのお辺りが有力。
だいばくはつを底上げできるノーマルも候補にあがるが、必然使い捨てになる点には注意。
いずれにせよ、性能が半端なダーテングに切るべきかどうかは微妙なので、あくまで保険の選択肢としての活用を意識したい。



特性考察 [編集]

ようりょくそ
晴れ下で素早さ倍増。無補正4振りで最速130族・無補正52振りで最速ドラパルト抜き。
上からサポートを決めたり、あくのはどうやいわなだれで怯みを狙いやすくなる。
ダイマックスの廃止で能動的に発動する手段がにほんばれに逆戻りしたが、発動時の素早さはやはり魅力。
コータスキュウコンと併用する場合は基本的にこれ。本人が晴れを始動する場合もこれでOK。
かぜのり
はやおきの代わりに獲得。風の技を無効化した上で攻撃が1段階上がる。
おいかぜを受けたり、おいかぜが吹いている間に後出ししても発動し、おいかぜの恩恵も得られる。
他にアノホラグサしか持たない貴重な特性で、ダーテングは更に自前でおいかぜを習得可能。
おいかぜ→だいばくはつで後続に無駄無く繋いだり、単に自分がアタッカーに転ずるにも使える。
受動的な発動機会も(特にダブルでは)あるので、晴れパに搭載せず相手の晴れ対策も考慮しないならこちら。
なお、かたやぶり持ちの味方がおいかぜした場合、その時点で場にいると発動しない。
おいかぜを習得するかたやぶり持ちはおらず、特性が交換されないと見ないレアケースなので基本的に意識は不要。

「風の技」については下記を参照。バグか仕様か不明だが、すなあらしでは発動しない。
またエアカッターは「斬撃技」かつ「風の技」だが、似た名前のエアスラッシュは「斬撃技」ではあるが「風の技」ではないので注意。
マグマストーム、リーフストームでは名前にストームとついているが発動しないのにも注意。
トレースされるとこちらの風技も無効化されるので、サーナイトポリゴン2が相手にいたら警戒しよう。
+  風の技
わるいてぐせ
隠れ特性。道具を持っていない状態で直接攻撃を受けると道具を奪う。
能動的に発動できない上、発動しても有用な道具を奪えるとは限らない。
能動的に発動可能、かつ効果が優秀な他の特性を上回ることは基本的に無い。
晴れパ以外に組み込み、かつ仮想敵が持ち物に強く依存するという極めて限定的な場合に採用される。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果解説
リーフブレード90(135)100急所ランク+1タイプ一致技。性能安定。
はなふぶき90(135)100-タイプ一致技。非接触。ダブルでは周囲全体攻撃。
ソーラーブレード125(187)100溜め攻撃タイプ一致技。晴れと合わせて。
タネマシンガン25(37)*2~5100-タイプ一致技。威力不安定だが、タスキやみがわりに強い。
4発以上ならリーフブレードを超えるが期待値は3発。
くさわけ50(75)100素早さ↑100%タイプ一致技。攻撃しつつ素早さを補う。
じごくづき80(120)100音技封じタイプ一致技。性能安定。むしのさざめきなどを封じられる。
ふいうち70(105)100優先度+1タイプ一致技。読みが要るが高威力の先制技。
はたきおとす65(97)
/97(145)
100道具排除タイプ一致技。追加効果が優秀。
イカサマ95(142)100-タイプ一致技。攻撃無振りでも使える攻撃技。
けたぐり20~120100-対悪・鋼。威力不安定。
ローキック65100素早↓100%追加効果が優秀。サポート用。威力・命中安定。
つばめがえし60必中-対草・虫・格闘。2倍では等倍リーフブレード未満。
いわなだれ7590怯み30%対炎・飛行・虫。ようりょくそやおいかぜとあわせれば怯みを狙える。
がんせきふうじ6095素早↓100%追加効果が優秀。サポート用。無効タイプ無し。
シザークロス80100-対草・悪。草技と半減範囲が被る。
だいばくはつ250100自分瀕死大ダメージを与えつつ退場。
でんこうせっか40100優先度+1先制技。タスキ潰しに。
ねこだまし40100優先度+3
怯み100%
タスキ潰しや、ダブルでのコンボ崩しに。
はやてがえし65100優先度+3
怯み100%
先制攻撃技を使う相手にのみ成功。主に鈍足アタッカーの先制技を読んで使う。
がむしゃら-100-削り技。起点作成の仕上げに。
特殊技タイプ威力命中効果解説
リーフストーム130(195)90特攻↓↓タイプ一致技。能力低下が痛い。両刀・撃ち逃げ向き。
ソーラービーム120(180)100溜め攻撃タイプ一致技。晴れとあわせて。
エナジーボール90(135)100特防↓10%タイプ一致技。性能安定。
ギガドレイン75(112)100HP吸収タイプ一致技。回復効果付きだが、耐久型は厳しい。
あくのはどう80(120)100怯み20%タイプ一致技。ようりょくそとあわせれば怯みを狙える。
きあいだま12070特防↓10%対悪・鋼。高威力・命中不安。
ねっぷう9590火傷10%対鋼、草。晴れで威力1.5倍。
ぼうふう11070混乱30%対草・虫・格闘。高威力・命中不安。晴れと相性が悪い。
エアスラッシュ7595怯み30%同上。ようりょくそとあわせれば怯みを狙える。
じんつうりき80100怯み10%対毒・格闘。ようりょくそとあわせれば怯みを狙える。
こごえるかぜ5595素早↓100%追加効果が優秀。サポート用。ダブルでは相手全体攻撃。
ひやみず50100相手攻撃↓100%サポート用。
しんくうは40100優先度+1特殊先制技。非接触。
ウェザーボール50/100100-天候下で各天候に応じたタイプの威力100の特殊技になる。
雨パで水タイプの特殊技が欲しいのなら。
シングルではねっぷうよりこちらの方が威力・命中が高い。
テラバースト80<120>100-テラスタル時にタイプが変化し、AとCを比べて高い方でダメージを与える。
変化技タイプ命中解説
おいかぜ-自陣の素早さ倍増。かぜのりならA1段階上昇するため、シングルでも積み技感覚で使える。
おにび85物理ポケモンの弱体化に。
ちょうはつ100変化技対策。中速なのでようりょくそやおいかぜを絡めて使いたい。
やどりぎのタネ90削り技兼回復技。草以外の相手には刺さる。
つるぎのまい-攻撃を強化。物理型の決定力向上に。
わるだくみ-特攻を強化。特殊型の決定力向上に。
せいちょう-攻撃と特攻を強化。晴れ下で効果倍。ようりょくそでの運用ならば、優先度は高い。
みがわり-変化技対策や、交代読みで。
ふきとばし-積み技対策。起点化回避に。
にほんばれ-天候始動・上書きに。ようりょくそや溜め技とあわせて。
あまごい-天候始動・上書きに。
どくびし-設置技。先発サポートに。苦手などく・はがね・ひこうには無効。
いばる85妨害技。イカサマと相性が良い。

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
だいばくはつかぜのりで攻撃+1からのだいばくはつが非常に強力。
半減以下の岩・ゴースト・鋼は呼びにくいが、格闘が一貫する。
ねっぷう
ウェザーボール(晴)
テラバースト
ねっぷうの火力向上。耐性も良い。火傷無効。
ウェザーボール(雨)
テラバースト
対炎。ただし晴れパではテラバーストの威力が半減する。
テラバースト麻痺無効。
リーフブレード
リーフストーム
エナジーボール
くさむすび
ギガドレイン
タイプ一致技の強化。粉技耐性を維持する。
ウェザーボール(雪)
テラバースト
炎と格闘が一貫する。
けたぐり
きあいだま
テラバースト
飛行とフェアリーが一貫する。
テラバースト弱点と耐性が大幅に入れ替わる。
テラバースト氷が一貫する。
ぼうふう
エアスラッシュ
テラバースト
氷が一貫する。
じんつうりき
テラバースト
虫が一貫する。
シザークロス
テラバースト
炎と飛行が一貫する。
いわなだれ
ウェザーボール(砂嵐)
テラバースト
格闘が一貫する。
シャドーボール
テラバースト
格闘無効。ダブルでのねこだまし、しんそく対策にも。
テラバースト氷とフェアリーが一貫する。
はたきおとす
ふいうち
イカサマ
あくのはどう
一致技の火力向上。いたずらごころ耐性を維持する。
テラバースト炎と格闘が一貫する。
テラバースト毒が一貫する。
ステラテラバーストタイプはそのままに、各タイプの技の威力を1度だけ強化する。攻撃範囲の広さを生かすなら。
一致技以外の補正は1.2倍だが、だいばくはつを併用した際に融通が利きやすい。

型考察 [編集]

基本型(物理ベース) [編集]

特性:かぜのり(推奨)/わるいてぐせ(タスキ採用時)
性格:さみしがり/やんちゃ/せっかち/むじゃき/ようき/いじっぱり
努力値:AS252orACS調整
持ち物:きあいのタスキ/いのちのたま/たつじんのおび/こだわりスカーフ/こだわりハチマキ/いかさまダイス(タネマシンガン採用時)
確定技:リーフブレードorリーフストームorタネマシンガン/ふいうち
物理技:けたぐり/いわなだれ/イカサマ/ねこだまし/でんこうせっか/だいばくはつ/はたきおとす/はやてがえし
特殊技:あくのはどう/きあいだま/じんつうりき/こごえるかぜ/ぼうふう/ねっぷう/しんくうは
変化技:おいかぜ/せいちょう/つるぎのまい/いばる/みがわり/ちょうはつ

基本的なアタッカー型。習得技は優秀だが、特性の活用には一工夫が必要であり、明確に意識しないと活かしにくい。
また種族値に尖った部分はないため、しっかりと役割を決める必要がある。

努力値はタイプ一致のふいうち等を活かすなら物理ベース。
特殊ベースで考えているなら下記の晴れ特殊アタッカー型も参照のこと。
特殊技のきあいだま、ぼうふうはいずれも命中不安だが威力・範囲ともに優秀なため採用の余地はある。

持ち物は行動回数を稼ぐタスキや、火力補強の珠などが候補。
H4振りドラパルト相手にA特化帯ふいうちで確1になるものの
変化技やタスキ、テラスタル等を踏まえると安定しないため、PT次第だが無理に意識する必要はない。
スカーフは最速で145族を抜けるが、撃ち分けができなくなる。

晴れ特殊アタッカー型 [編集]

特性:ようりょくそ
性格:ひかえめ/おくびょう
努力値:C252 S調整 残りBD
持ち物:きあいのタスキ/いのちのたま/たつじんのおび
確定技:エナジーボールorソーラービーム/ねっぷう
優先技:わるだくみ
攻撃技:あくのはどう/きあいだま/エアスラッシュ/こごえるかぜ

特性ようりょくそを活かした晴れパエース型。
他のようりょくそアタッカーとの差別化は、晴れウェザボ以外の炎技を持つ点。
火力は不足気味なため、できる限り積み技も採用したい。

Sは最低でも晴れ下で最速ドラパルト抜きの無補正52振りまでは振っておきたい。
晴れ状態以外を考慮して、普通に最速でも良い。

草+炎である程度の範囲は確保出来ているため、残り一枠は仮想敵に合わせて。
C+2あくのはどうでH振りドラパルトを確1。
C+2きあいだまでH振り砂下バンギラスを確1。
積む事が出来れば、中々の抜き性能を発揮する。

おいかぜ型 [編集]

特性:わるいてぐせ/かぜのり
性格:いじっぱりorようき
努力値:AS252H4
持ち物:きあいのタスキ
確定技:おいかぜ/だいばくはつ
優先技:ねこだまし/はたきおとす
攻撃技:リーフブレード/ふいうち/でんこうせっか/イカサマ
変化技:ちょうはつ/いばる
テラスタイプ:ゴースト

おいかぜ要員。後続のsが不安なポケモンとセットで使う事が多い。
初手で出して、相手の攻撃をタスキで耐えておいかぜを展開、
その後にだいばくはつで自主退場するという行動をする。

ねこだましを採用すると、相手のタスキやマルスケ等の条件を消せるため、
後続に繋ぎやすくなる。
はたきおとすやふいうちといったタイプ一致悪技を採用すると、
だいばくはつを無効にされるゴーストタイプに有利になる。

性格はいじっぱりならs80族のため準速カイリューと同速。
ようきなら準速霊獣ランドロスを抜く素早さ。
追い風下だといじっぱりなら最速霊獣トルネロス、最速+1ハッサムを抜く。
ようきなら最速ドラパルトを抜く。

自分より速いねこだまし持ちにタスキを削られるとなにもできない可能性が高いので、保険としてテラスタイプはゴーストにする。
ただサポート役にテラスタルを使うと不利になりやすいので、できるだけ選出の段階でねこだまし持ちを警戒したい。

【ダブル】ようりょくそ型 [編集]

特性:ようりょくそ
性格:いじっぱりorひかえめorようきorおくびょう
努力値:AS252orCS252or耐久調整
持ち物:きあいのタスキ/いのちのたま/たつじんのおび
優先技:ねこだまし
一致物理技:リーフブレードorソーラーブレード/はたきおとすorふいうち
一致特殊技:ソーラービームorリーフストームorエナジーボール/バークアウトorあくのはどう
選択技:いわなだれ/けたぐりorかわらわり/でんこうせっか/きあいだま/ぼうふう/じんつうりき/こごえるかぜ/ねっぷう/しんくうは
変化技:まもる/つるぎのまい/わるだくみ/ちょうはつ

ようりょくそアタッカーでありながらねこだましによる補助も可能。
技の引き出しが広いのでパーティーや仮想敵に合わせて選びたい。


相性考察 [編集]

特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。

※パートナーが思い浮かばないからと言って項目自体を削除しないこと。


対ダーテング [編集]

注意すべき点
両刀可能な種族値と積み技、タスキ潰しのねこだましを持つため受けにくい。
多弱点だがかぜのりで風の技を無効にしてくる。
ようりょくそかぜのりおいかぜ等から先制だいばくはつを決められると危険。
やどりぎのタネ、ちょうはつ、おにびと変化技も豊富。
対策方法
耐久は低く弱点も多いので、上から風の技以外で叩くのが手っ取り早い。先制技が有効だがはやてがえしには注意。
また虫4倍のため、とんぼがえりがあればサイクルを壊しつつ有利に立ち回れる。

外部リンク [編集]