ザマゼンタ - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

ザマゼンタ [編集]

No.0889
・れきせんのゆうしゃ
タイプ:かくとう
特性:ふくつのたて(戦闘時に1度だけ、場に出たときに防御ランクが1上がる)
体重:210.0kg(けたぐり・くさむすびの威力120)

・たてのおう
タイプ:かくとう/はがね
通常特性:ふくつのたて(戦闘時に1度だけ、場に出たときに防御ランクが1上がる)
体重  :785.0kg(けたぐり・くさむすびの威力120)
ザマゼンタHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ザマゼンタ9212011580115138660ふくつのたて
ザマゼンタ(盾王)9212014080140128700ふくつのたて
同複合+一致ボディプレスHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ザマゼンタ(盾王)9212014080140128700ふくつのたて
コバルオン91901299072108580せいぎのこころ

※第九世代で種族値が下方修正(れきせんのゆうしゃ:攻撃130→120、たてのおう:攻撃130→120、防御145→140、特防145→140)


勇者(かくとう)盾王(かくとう/はがね)
ばつぐん(4倍)-------
ばつぐん(2倍)ひこう/エスパー/フェアリーほのお/じめん/かくとう
いまひとつ(1/2)むし/いわ/あくノーマル/くさ/こおり/ドラゴン/あく/はがね
いまひとつ(1/4)---むし/いわ
こうかなし---どく

第八世代禁止伝説の一体で、ザシアンと対になるかくとうタイプの伝説ポケモン。
くちたたてを持たせることで「たてのおう」フォルムになり、かくとう×はがね複合に変化する。
禁止伝説の純粋なかくとうタイプは現環境ではほかにケルディオコライドンのみ[1]。貴重ではあるが禁伝環境で虫・岩・悪の耐性が活きることはなく、攻撃面でもノーマルアルセウステラパゴスくらいな上に火力も速さもコライドンに完敗。

高速物理アタッカーとして完成度が高いステータスで、フォルムチェンジ後は素早さが少し下がる代わりに防御面が大幅強化。
ふくつのたてもあって物理方面は禁止級でも最上位で、特殊耐久もギラティナ(アナザー)に次ぐレベル。
攻撃面は禁止級では平凡だが、耐性の優秀さもあって対面の撃ち合いには滅法強い。
更には両壁やワイドガード、バークアウトといった優秀なサポート技も備え、ダブルへの適性も秀でている。

一方、高速再生をねむるしか覚えず、アイテム固定のせいで素眠りが強制。アタッカーに特化させるとザシアンが目の上のたんこぶに。
第八世代では色々と不遇な立ち位置ではあったが、禁止級が2体採用できるルールではそのバランスの取れた性能を認められ、評価を改められている。

第九世代では、対となるザシアンに引きずられる形で種族値と特性が弱体化してしまったが、
ダイマックスの廃止で素の耐久力の高さを活用できるようになり、テラスタルにより火力の補強も可能に。
きょじゅうだんは実質的に効果なしになったが、威力100・命中100の安定した鋼技であることは変わらず、採用価値は依然として高い。

また優秀な技をいくつか獲得し、特に前世代で渇望されていたボディプレスの習得が大きい。
ふくつのたてと高相性で、安定したメインウェポンとなる。
ふくつのたてによるB上昇は交代すると発動しなくなったので、ボディプレスを採用するなら極力てっぺきと併用したい。
それ以外にはくさわけ、ストーンエッジ、かわらわり、ヘビーボンバー辺りが採用圏内か。
一応ダブルのサポートとしてにほんばれ、あまごい、すなあらしも習得している。
DLCではほえるを新規習得。てっぺきに対抗して積んでくる相手を崩す一手となりうる。ザシアンは覚えないため、差別化・実用面共に有用。
コーチングは藍の円盤で再習得したため失った技はパワースワップやガードスワップ程度。
攻撃性能が大幅に強化されたため、サポート後はアタッカーに転向する道ができたのは大きい。

なお藍の円盤で復帰した同タイプのコバルオンがボディプレスを習得している。
当然単純なステータスではこちらが完勝しているが、わざわざ禁止枠を取るこちらを使わずとも、
高速一致ボディプレスを使うことが出来る点には留意する必要がある。



形態考察 [編集]

れきせんのゆうしゃ [編集]

単かくとうタイプ。盾王フォルムと異なり道具を自由に持てるのでカスタマイズ性に優れる。
能力値はザシアンと全く同じ。
素早さが下がるデメリットが気になるなら此方を選択するのも手。
今作ではコライドンに対して上から行動でき、格闘・炎技で弱点を突かれなくなるのが大きいか。
この形態でも物理耐久は高く、持ち物・性格補正無A252振りレックウザのガリョウテンセイや、同条件C252振りミュウツーのサイコブレイクを耐久無振りで耐えてしまう。

また、1.3倍以上の火力補正アイテムを持たせると、格闘技がザシアン(剣の王)を上回る威力になる。

なお、ほかのポケモンから「くちたたて」をトリック・すりかえ・きょうせいで受け取ろうとしても失敗する。

たてのおう [編集]

かくとう・はがねタイプ。勇者フォルムに「くちたたて」を持たせることでフォルムチェンジ?
道具の固定、素早さ低下というデメリットこそあるが、耐久力が一気に伸び、禁止級に多いエスパー、フェアリーに強くなれる。
ちなみに素早さダウンの影響は素早さ130・135族のポケモンや、素早さ70族のこだわりスカーフ持ちのポケモンなどに対して出てくる。
対戦でそれらに出会う可能性が高いなら最速を諦め、耐久に回すのも手。
S無補正性格の場合、68振りで最速90族、156振りで最速100族に先手を取れる。

フォルムチェンジは戦闘に入った時点で自動的に行われるため、対戦中任意にフォルムを変えることはできない。
プレートを持たせたアルセウス等と同じく、ほかのポケモンからのトリック・すりかえ・どろぼう・ほしがる・はたきおとす・ふしょくガスによって道具を失わない(はたきおとすの威力上昇も起こらない)。
ただし、ポルターガイストは通常通り受けるので覚えておきたい。


特性考察 [編集]

ふくつのたて
両フォルムの共通特性。隠れ特性はなく、これのみ。初めて場に出たときに防御ランクが1上がる。

たてのおう形態で発動すると、無補正B無振りでも種族値220相当になる。H無振りの物理耐久指数は40080で、H振りクレベースを上回る。
れきせんのゆうしゃでも種族値182相当でクレベースとほぼ同じ。H無振りの物理耐久指数は33817.5。

ザマゼンタはHP無振りの実数値が167と奇数になるので、AS252振りをするなら残り努力値4はHPではなくBに振るべき。
こうすることで防御実数値が偶数になり、特性の効果で1.5倍にされた際に無駄が出なくなるので効率が良い。

第九世代では弱体化が入り、1回の戦闘につき1回のみの発動となった。
同じく弱体化が入ったへんげんじざいリベロと異なり、引っ込めてから再度場に出しても再発動はしない。
さいきのいのりで復活してから場に出た際も同様に再発動しない。
そのためサイクル戦適性が低下している。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力
[盾王]
命中効果解説
ボディプレス80(120)100自分の防御で
ダメージ計算
タイプ一致技。新規習得。特性と相性が良く、デメリットのないメインウェポン。
ただし、防御上昇補正があってこそ真価を発揮する技なので、
てっぺきとの併用が必須。
サブウェポンを強化する意義の強いA振り型での採用は勧められない。
インファイト120(180)100BD↓タイプ一致技。
火力・命中共に申し分ないが、反動でザマゼンタの強みを損ねてしまう。
またAに振り切る場合でないとB+1無振りボディプレスと威力に然程差が出ない。
サブウエポン意識のA振り型、かつ居座りよりサイクル戦を重視する場合の選択肢。
かわらわり75(112)100壁破壊タイプ一致技。A振り型なら安定したメインウェポンに。
壁張りを行う相手にも強気で出られる。
きしかいせい20~200
(30~300)
100残HPで
威力変動
タイプ一致技。HPの割合が約10%ほどになるとインファイトの威力を超える。
きょじゅうだん100[150]100-盾の王のタイプ一致技。ボディプレスが効きにくい相手に通りやすい。
対戦中にアイアンヘッドがこれに変化する。
ポイントアップによるPP上昇も適用される(最大8)。
アイアンヘッド80100ひるみ30%対フェアリー。勇者限定。素早いので怯みを狙える。
ヘビーボンバー40~120
[60~180]
100ちいさくなるに
必中+威力2倍
対フェアリー。盾王の体重は重いため活かせる。
アルセウスと剣王ザシアン以外のフェアリーに最大威力。
かみくだく80100防御↓20%対超霊。ラウドボーン黒馬バドレックスなどに。
ストーンエッジ10080急所ランク+1対虫・飛行。命中不安。いわなだれは覚えない。
一致技と併せてサーフゴー以外に等倍以上。
ワイルドボルト90100反動1/4対水飛。カイオーガに。反動が痛い。
サイコファング85100壁破壊ムゲンダイナコノヨザルに。おまけで壁破壊もできる。
じゃれつく9090攻撃↓10%対闘竜。禁止級に多いドラゴンに刺さる。
特に盾王では苦手なコライドンへの対抗策として。
こおりのキバ6595凍り10%
怯み10%
4倍狙いでレックウザランドロスガブリアスに。
くさわけ50100素早さ↑100%積み技感覚で使える。
でんこうせっか40100優先度+1扱いやすい先制技。タスキ破壊やトドメに。
メタルバースト-100-受けたダメージを1.5倍返し。ただし優先度0なので、採用の際はSを削る必要がある。
S無振りなら準速97族、最鈍なら準速90族・無振り114族以上に後出しで使える。
スカーフ持ちの多いカイオーガなどを意識するなら。
A特化ザシアンのA+3せいなるつるぎはB特化でも高乱数1発なので注意。
特殊技タイプ威力
[盾王]
命中効果解説
てっていこうせん140[210]95HP1/2消費タイプ一致技。起点化されそうになった場合や壁張りの退場技。
特攻も並程度あるのでそれなりの火力になる。
バークアウト5595特攻↓100%サポート技。身代わり貫通。ダブルでは相手全体攻撃。
ムーンフォース95100特攻↓30%サブウエポン。じゃれつくよりも安定。
ふういんして相手の技を使用不能にする時にも。
テラバースト80<120>100タイプ変動テラスタル時にタイプが変化し、AとCを比べて高い方でダメージを与える。
変化技タイプ命中解説
てっぺき-特性で上がった物理耐久をさらに引き上げる。せいなるつるぎに注意。
ボディプレスと併用させるなら必須。ビルドアップは覚えない。
こうそくいどう-下がった素早さを補う積み技。1回積めばS無振りでも最速ザシアンの上を取れる。
メタルバーストとの相性は悪いので、どちらを採用するかは型次第。
とおぼえ-自身と味方の攻撃を1段階上げる。ダブルで有用。音技なのでみがわり貫通。
こわいかお100相手の素早さを2段階下げる。相手対象のS操作技はこれのみ。
ダブルでは味方の中速アタッカーの行動順序補佐として優秀。
ほえる-積み合いになった場合に均衡を崩す。まもる・みがわり貫通かつ必中。ぼうおんには無効。
ふういん-主にダブル用。速いので使いやすい。
ただし技スペースの関係で活きる場面は限られる。ダブル型にて後述。
シングルでもインファイトと併用すればザシアンに弱点を突かれなくなる。
まもる-ダブル用。上のふういんと組ませると安心して殴れる。
ワイドガード-ダブル用。相手の範囲攻撃をブロック。苦手なじしんやねっぷうを防げる。
現環境の禁止伝説では唯一の習得者。
ねむる-HP・状態異常共に全回復。高耐久と相性の良い唯一の回復技。
歴戦の勇者ならカゴのみと合わせて。
盾の王ならねごと、もしくは素眠り覚悟のてっぺきと併用で。
ねごと-ねむると併せて。催眠対策にもなる。
みがわり-変化技読みで使えば1ターンの猶予を生める。滅法弱いやけどを躱すのにも。
リフレクター-物理半減の壁。ザシアンのせいなるつるぎを意識するならてっぺきより優先度が高い。
ひかりのかべ-特殊半減の壁。ふくつのたてでは補強できない特殊耐久を補う。

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
のしかかり
でんこうせっか
解説
ほのおのキバ
テラバースト
火傷対策。地面が一貫する。
テラバースト対炎地。
ワイルドボルト
テラバースト
麻痺対策。地面が一貫する。
くさわけ
テラバースト
粉技無効。炎が一貫する。
こおりのキバ
テラバースト
炎と格闘が一貫する。
ボディプレス
インファイト
かわらわり
一致技強化。ボディプレスを強化しつつ、盾王であれば鋼の弱点を隠せる。
しかし、伝説戦では強力なエスパータイプが多いのが懸念点。
テラバースト地面が一貫する。
テラバースト解説
テラバースト地面を透かしつつてっぺきを積みたい場合に。格闘も半減。
サイコファング解説
テラバースト炎が一貫する。
ストーンエッジ格闘と地面が一貫する。
テラバーストカウンター対策。
テラバースト解説
かみくだくいたずらごころ対策。格闘が一貫する。
きょじゅうだん
ヘビーボンバー
一致技強化。きょじゅうだんを強化したいなら。耐性はほぼ上位互換。
じゃれつく解説
ステラテラバーストタイプはそのままに、各技の威力を1度だけ強化する。

型考察 [編集]

れきせんのゆうしゃ [編集]

ねむカゴ型 [編集]

特性:ふくつのたて
性格:わんぱく/しんちょう
努力値:B252ベース、残りHD
持ち物:カゴのみ
確定技:ボディプレス/てっぺき/ねむる
選択攻撃技:アイアンヘッド/じゃれつく/サイコファング/かみくだく/ワイルドボルト/こおりのキバ/ほのおのキバ/でんこうせっか

てっぺきを積んでからねむるで回復を図り、超火力のボディプレスで圧倒する。
物理アタッカーは勿論、状態異常も通じないのが強み。

たてのおうに比べて耐久力は落ちるが、物理アタッカーに対する強靭さは殆ど変わらない。
カゴのみによる即起きにより、すばやく行動に移れるのが利点。
一方、ボディプレスが通じない相手への攻め手に欠き、特殊アタッカーにも基本的に不利な点に注意。

壁張り型 [編集]

特性:ふくつのたて
性格:ようき
努力値:HS252 B4
持ち物:ひかりのねんど/だっしゅつパック
確定技:リフレクター/ひかりのかべ
攻撃技:インファイト/きしかいせい/てっていこうせん/じゃれつく/ワイルドボルト/かみくだく/アイアンヘッド
変化技:こわいかお/ほえる

壁を張ってアタッカーの積み起点を作るサポート型。
素早さは高いので、ほとんどの相手の上から壁を展開できる。

だっしゅつパックを持たせることでインファイトで大きく負担を与えつつ後続と交代できるため、一考の余地あり。

チョッキ型 [編集]

特性:ふくつのたて
性格:ようき/いじっぱり
努力値:AS252 orHA252
持ち物:とつげきチョッキ
確定技:インファイトorかわらわり
選択技:じゃれつく/アイアンヘッド/かみくだく/サイコファング/ワイルドボルト/こおりのキバ/ほのおのキバ

特性で上昇しない特防をチョッキで補強する。
盾の王と比べて物理耐久指数は劣るが、特殊耐久指数はこちらの方が上である。
また、素早さが下がらないので多くのポケモンの上を取れるようになる。

格闘技はインファイトとかわらわりから選択。
ボディプレスは一度引っ込むと火力が下がってしまい補強手段もないので、この型ではお勧めしない。
インファイトはデメリットが大きいが、1発撃つだけならある程度の耐久は維持できる。

サブはフェアリー対策のアイアンヘッド、ゴースト対策のかみくだく、4倍を狙える三色技が候補。
インファイトで耐久を下げたくないときは、アイアンヘッドのひるみ、かみくだくの防御ダウンに賭けるという手もある。

タスキ起死回生型 [編集]

特性:ふくつのたて
性格:ようきorいじっぱり
努力値:AS252 B4
持ち物:きあいのタスキ
確定技:きしかいせい
優先技:こうそくいどうorくさわけ
攻撃技:じゃれつく/アイアンヘッド/かみくだく/ワイルドボルト/こおりのキバ/ほのおのキバ/サイコファング
変化技:こらえる

タスキで攻撃を耐えてタイプ一致のきしかいせいを最高火力で連打する型。
最初にこうそくいどうを積めばザシアンの上も取ることができる。
いじっぱりA全振りの最高火力のきしかいせいなら、耐久無振りのザシアンを確定一発、B4振りでも高乱数一発で倒せる。
残り1枠の技はきしかいせいを透かすゴーストに有効なかみくだくが無難か。

難点はれきせんのゆうしゃフォルムでもそれなりの耐久力があるため、ザシアンクラスの攻撃力がないとタスキ発動まで削られないことか。
完全に対ザシアンとして採用する、もしくはこらえるの採用も検討するなど要調整。

たてのおう [編集]

てっぺきボディプレス型 [編集]

特性:ふくつのたて
性格:わんぱく/しんちょう
努力値:B252ベース、残りHD
持ち物:くちたたて
確定技:ボディプレス/てっぺき
優先技:きょじゅうだん
選択攻撃技:かみくだく/じゃれつく/ワイルドボルト/こおりのキバ/ほのおのキバ/でんこうせっか
選択変化技:こうそくいどう/こわいかお/ほえる/ねむる/ねごと

素早さを犠牲に耐久力を上げたフォルム。
ボディプレスに強いフェアリータイプやゴーストタイプに対し、タイプ一致きょじゅうだんで迎撃できるのが強み。
れきせんのゆうしゃに比べて、特殊アタッカーに対する殴り合いにも強くなっている。

けんのおうフォルムのザシアンの攻撃はインファイトやせいなるつるぎでも急所に当たらない限り確定で耐えられる。
先にてっぺきを積めばB+3ボディプレスでB4振りザシアンを確1にできる。
耐性の多さと高い耐久力を活かし、サイクル戦のクッション役として使うのも有効。

しかし、HB特化でも、A無補正252振りA一段階上昇ザシアンのせいなるつるぎには高乱数2発へ追い込まれる。
ザマゼンタ側も、ザシアンがAが4段階以上強化されないと確1にされないとはいえ、対面や後出しで対応しきれる保証はない。
第八世代より待遇は良くなっているが、慢心しないで扱うこと。

【ダブル】補助基本型 [編集]

特性:ふくつのたて
性格:ようきorいじっぱりorわんぱくorしんちょう
努力値:H252 ABDS調整
持ち物:くちたたて
優先技:きょじゅうだん/とおぼえorコーチング/ワイドガードorまもる
攻撃技:インファイト/じゃれつく/かみくだく/サイコファング/バークアウト/マジカルシャイン
変化技:ひかりのかべ/リフレクター/てっぺき/こわいかお/てだすけ/ふういん

特性込みで現環境の全ポケモン最高の耐久と高めのSから補助を行う型。
ふくつのたて発動後の耐久目安はH振りでA特化ランドロスのじしんがダブル補正で確3。
サポーターとしては驚異的な耐久力を発揮する。

居座り性能が非常に高く、とおぼえやコーチングで味方のランドロスなどの物理アタッカーを強化し続けるだけでも活躍が見込める。
ザマゼンタ自体の火力は禁止級としては平凡だが、味方の全抜きをサポートする駒としては強烈な性能を持つため、相手からすれば厄介極まりない。

ダブル禁止伝説においては特にバドレックスなどに強いことが魅力。
味方が撃ち合いに付いていける前提なら、ダブルでもトップメタの立ち位置にあるザシアンに対しても分の良い勝負を仕掛けられる。

強化したい味方の素早さを上回るようにザマゼンタの素早さを調整することで、とおぼえやコーチング→味方の攻撃と繋げることが可能。
ザマゼンタ自身が盾の王フォルムでも素早さ種族値128と速いため、味方に合わせての素早さ努力値調整が行いやすいのも利点。

居座り性能と相性の良いふういんだが、きょじゅうだんが固有技で、採用優先度の高いワイドガードも現環境の禁止級で使えるのはザマゼンタのみ。
よってザマゼンタとふういんの相性はあまり良くないため、基本的に採用優先度は低め。
環境にザマゼンタが増えるなら、ミラーにおいて有利になれる選択肢ではある。

参考までに、第八世代のシーズン13伝説無制限ルールでは、コーチング、ワイドカード、バークアウトがいずれも採用率90%越えでアイアンヘッド(きょじゅうだん)が8割弱。
その他としてこわいかお、インファイトが10数%という内訳。


相性考察 [編集]

主にダブルをメインとするポケモンのため、その前提で候補を掲載。

化身ボルトロス
ザマゼンタがとおぼえで物理面を強化しつつ、全抜き体制を整える。
タイプ相性の補完にも優れており、浮いているポケモンは総じて相性が良い。
霊獣ランドロス
いかくで物理耐久をさらに補強。とおぼえの試行回数も増える。
相性補完にも優れており、ボルトロスより耐久面の安定感で勝る組み合わせ。

対ザマゼンタ [編集]

注意すべき点
第九世代で弱体化したとはいえ、生半可な物理技では突破困難な高耐久。物理アタッカーの前なら素眠り上等。
てっぺき&ボディプレスのコンボにより、高火力の格闘技を獲得。
素のA種族値が高いため、弱点を突かれるとA無振りのきょじゅうだんも致命傷になり得る。
ふくつのたての発動が1回きりになったとは言え、てっぺきで積まれると耐久と火力をいっぺんに立て直されてしまう。
このため、ザシアンに比べて崩され難く、単純な流しでは弱らせることができない。
ほえるを新規習得したことで、積みによる突破も許さなくなった。
ダブルバトルでは現環境の禁止級で希少なワイドガード使いであり、とおぼえやコーチングで味方を強化できるため、より厄介。
対策方法
特殊耐久は特性で強化できないので、高火力の特殊技で攻めるのがベター。
それでも禁止級伝説では高めの部類に入るので、こちらも禁止級レベルの火力が欲しいところ。
どうしても火力が足りない場合は一撃必殺技に頼ろう。
+  対策ポケモンの例

外部リンク [編集]


[1] 仕様によりタイプが変動するものもカウントするならアルセウスとメロエッタも含む。マーシャドーは未解禁。