オリーヴァ - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

オリーヴァ [編集]

No.0930 タイプ:くさ/ノーマル
通常特性:こぼれダネ(攻撃を受けると場をグラスフィールドにする。)
隠れ特性:しゅうかく(ターンの終了時に1/2の確率で使用した木の実を再取得する。晴れているときは必ず発動する)
体重  :48.2kg(けたぐり・くさむすびの威力60)
同複合HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
オリーヴァ78699012510939510こぼれダネ/しゅうかく
メブキジカ8010070607095475ようりょくそ/そうしょく/てんのめぐみ
グラスフィールド特性HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
オリーヴァ78699012510939510こぼれダネ/しゅうかく
ゴリランダー10012590607085530しんりょく/グラスメイカー

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)ほのお/こおり/かくとう/どく/ひこう/むし
いまひとつ(1/2)みず/でんき/くさ/じめん
いまひとつ(1/4)---
こうかなしゴースト

第九世代で登場したくさ×ノーマル複合。素早さを削り耐久面と特殊に回した重火力アタッカー気質の能力を持つ。
同タイプにはメブキジカもいるが、向こうは高速物理アタッカーであり、差別化は不要。

図鑑説明の通り、回復に関わる技を多数習得するのが特徴。
また専用特性のこぼれダネは種族値との相性がよく、平均以上の耐久で一撃を耐えてフィールド展開が可能。
鈍足ゆえに後手に回りやすい分、フィールド補正込みで殴りかかり、確定数をずらして短時間での突破ができる。
変化技を中心に採用する場合も回復効果を活用することで、起点を作る時間を稼ぎやすくなる。
また希少な特殊ノーマル枠でもあるため、テラスタルしなかった場合でもテラバーストが腐りにくいのは地味な利点。
一致技を両方半減する鋼にもだいちのちからで対抗可能。

一方で耐久は高めとはいえ数値受けをこなせるほどではなく、相性を全く補完しない複合のため多弱点なのもネック。
またこぼれダネの発動には攻撃を受ける必要があるため、グラスメイカーよりも即効性は低く、殴ってこない相手にも発動しない。
ゴリランダーが復帰したこともあり、起点作成役として使うならあちらの方が向いている。
残念ながらオリーヴァはグラススライダーを覚えなかった。
基本は得意な相手に殴り合い、不利な相手には変化技を使いつつ、フィールドを明け渡さずにサイクルを回す運用になるだろう。

鈍足ながらキョジオーンヘイラッシャより早いという絶妙な数値なので、下降補正は推奨し難い。
トリトドンとも同速であり、少し下にドヒドイデバンバドロも存在。
習得する変化技の大半は、耐久型相手だと先手で打った方が有効なため、想定する役割に応じて素早さを調整しておきたい。



特性考察 [編集]

こぼれダネ
専用特性。攻撃を受けるとグラスフィールドを展開する。特性の発動条件はすなはきと同じ。
受ける攻撃の種類は物理・特殊や接触の判定を問わず、攻撃のダメージで自身が瀕死になった場合でも発動する。
ダブルでは味方の攻撃でも発動するため、じならしなど比較的リスクが低い技で能動的に発動させることもできる。
連続攻撃技を受けたときは、1発目の直後に発動する。
採用理由に直結しうるため、きのみを持たせないなら基本的にこちら。
グラスメイカーと比較して即効性がないことがデメリットだが、後からフィールドを奪えることがメリット。
クォークチャージハドロンエンジンの発動を中断でき、でんきに耐性がある点も嬉しい。
グラスメイカーを持つゴリランダーが解禁されたものの、能力傾向と特性の性能の違いにより別物といってよい。
ダブルバトルでは、味方のふんえんやヘドロウェーブなどによって、じゃくてんほけんとの併用も可能になる。
しゅうかく
隠れ特性。グラスフィールドと相性が悪い味方と組ませたい場合には消去法でこちらになる。
現状、参戦しているポケモンで所有者は他にトロピウスオーロットのみであり、差別化の面でも悪くない。
回復手段には富むが壁以外に防御・特防を上げる技を習得しない。碧の仮面にてアッキのみ・タラプのみ解禁。
きのみを持たせないと実質特性なしになってしまう点には注意。

技考察 [編集]

特殊技タイプ威力
[グラス]
命中効果解説
リーフストーム130(195)
[253]
90特攻↓↓タイプ一致技。連発には向かず、撃ち逃げ向き。
こだわりメガネやグラスフィールドとあわせて。
ソーラービーム120(180)
[234]
100溜め技タイプ一致技。晴れの主力技。
エナジーボール90(135)
[175]
100特防↓10%タイプ一致技。安定のメインウェポン。
ギガドレイン75(112)
[145]
100HP吸収タイプ一致技。持久戦向け。ちからをすいとると選択。
ハイパーボイス90(135)100みがわり貫通タイプ一致技。通りが良いものの、草技と共に鋼に受けられる。
テラバースト80(120)100解説参照テラスタル時に技タイプがテラスタイプに変化、攻撃が高いと物理になる。
テラスタルしなくても一致技として使える。
テラスタイプが草・ノーマル以外のときの選択肢。
だいちのはどう50/100
(75/150)
100-現環境では専用技。各種フィールド下で威力倍&タイプ変化だが、安定せず。
グラスフィールドの場合、エナジーボール以上の威力の性能安定技となる。
だいちのちから90100特防↓10%草が苦手とする炎/毒/鋼に対して抜群が取れる。
みわくのボイス80100能力上昇相手に
混乱付与
対竜。オリーヴァを起点に舞う竜は多く追加効果にも期待できる。
音技なのでみがわりを貫通できるが、ぼうおんに防がれる。のどスプレーも併用可能。
マジカルシャイン80100-対竜。半減範囲は草技と被る。ダブルでは相手2体攻撃。
かふんだんご90100-やどりぎのタネの効かない草を始め、悪/超に対しても抜群が取れる。
ダブルでは味方のHP半分回復。ぼうだんには敵味方ともに無効化される。
ウェザーボール50(75)
(100)
<150>
100-通常時はタイプ一致技だが低威力。
晴れと雨では天候補正がかかり、相性補完にも優れる。
ミラーコート-100-反射技。草としてもノーマルとしても、覚えるのは珍しい。
変化技タイプ命中解説
やどりぎのタネ90グラスフィールドと合わせて回復力の強化に。
しゅうかくの場合はみがわりと合わせてターン稼ぎに。
せいちょう-晴れなら高性能な積み技になる。
リフレクター-物理ダメージを半減する。後続のサポートにも。
ひかりのかべ-特殊ダメージを半減する。後続のサポートにも。
おきみやげ-相手の攻撃、特攻を2段階下げる自滅技。場を整えて退場するときに。
アンコール100相手が直前に出した攻撃を3回繰り返させる。鈍足なので活かすには読みが必要。
ちからをすいとる100相手の攻撃を下げつつ回復できる。
こうごうせい-最大HPの1/2、晴れ時は2/3を回復。しゅうかくと好相性。

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
リーフストーム
ギガドレイン
エナジーボール
くさむすび
ソーラービーム
一致技強化。こぼれダネと合わせて。
特にリーフストームはC特化眼鏡でソウブレイズ程度の耐久なら半減すら一撃と凄まじい火力。
耐性・弱点もゴースト無効&格闘弱点が消えるだけなので役割を損ないにくい。
ハイパーボイス
はかいこうせん
一致補正が1.5倍から2倍に。弱点も耐性も1つになる。
だいちのちからほのおどく
ウェザーボール(晴)
テラバースト
弱点がガラッと変わり、攻撃時のタイプ相性も逆転できる。
地面が弱点になるが、グラスフィールドがあるならじしん半減で弱点保険も発動しやすい。
しかし、地面無効の鋼は多くないので、役割破壊はだいちのちからで十分な場合が多い。
テラバースト耐性の大幅書き換え。グラスフィールドが展開されていればじしんのダメージが軽減される。
初手でどうしようもない対面になった際に切り返したり、
後半で役割対象からの被ダメージを減らすために。
ウェザーボール(雨)
テラバースト
後出しされやすい炎対策。こぼれダネは弱点の草技を強化してしまうためしゅうかく推奨。
晴れとセットが前提の関係上テラバーストは不要。
テラバーストひこうこぼれダネでじしんは半減でき、味方のじめん技で低リスクで弱点保険の発動もできる。
テラバースト炎と格闘が弱点のままだが、GF下で地震を半減できる。
テラバースト解説
テラバースト解説
マジカルシャイン
みわくのボイス
ドラゴンかくとうにも有効。
特殊耐久が高いのではがねにテラスタルされなければサザンドラにも勝てる。
ステラテラバーストタイプはそのままに、各技の威力を1度だけ強化する。
+  採用率の低いテラスタル

型考察 [編集]

耐久型 [編集]

特性:こぼれダネ/しゅうかく
性格:ずぶとい
努力値:HB252
持ち物:オボンのみ/たべのこし/アッキのみ/タラプのみ
確定技:やどりぎのタネ
優先技:ギガドレイン/ちからをすいとる
選択技:だいちのちから/テラバースト/みがわり/まもる

やどりぎのタネでじわじわ追い詰める型。
吸収技を豊富に覚えることもあり、相手が草タイプでない場合やこちらが一撃で倒されない場合は強固な受けと化す。

特殊アタッカー型 [編集]

特性:こぼれダネ
性格:ひかえめ
努力値:HC252、B4orD4またはC252、HS調整
持ち物:こだわりメガネ(推奨)/いのちのたま
確定技:リーフストームorエナジーボール/だいちのちから
推奨技:テラバースト/ハイパーボイス
選択技:マジカルシャインorみわくのボイス/ギガドレイン/かふんだんご
テラスタイプ:ほのお(推奨)/くさ/ノーマル/どく/フェアリー

第九世代草タイプでは最高の特攻を活かし、環境に多いヘイラッシャキョジオーンサーフゴーを狙うアタッカー。
ヘイラッシャキョジオーンは草タイプが弱点。サーフゴーはこだわりメガネだいちのちからで確定1発で落とせる。
キノガッサや粉技対策にした草テラスポケモン、鋼テラスサザンドラを想定して、ほのおテラバースト推奨。
素早さが低いので、仮想敵に合わせて(例→素早さ4振りのディンルー(素早さに60振ると抜ける)やカバルドン(素早さに76振ると抜ける)が抜ける程度に)素早さに努力値を振るのも一考か。


相性考察 [編集]

みずタイプやじめんタイプに強い性質上、ほのおタイプのポケモンと相性が良い。
特にゴースト、エスパー複合のポケモンだと互いの多弱点を補いやすい。
又はサーフゴーキノガッサ対策を代わりに任せるのも良い。
この場合同時選出が前提だが、こぼれダネによりじならしを等倍に抑えられることも。


対オリーヴァ [編集]

注意すべき点
半端な攻撃ではフィールドを展開され、火力と耐久を上げてしまう。
多弱点だが回復リソースが豊富で、ギガドレインが等倍の相手には殴り負けしづらい。
草技主体のアタッカーには物理受け、壁やおきみやげでの起点作りなど型も多彩。
対策方法
同じ草タイプには有効打がテラバーストしかなく、突破後に残ったフィールドも利用できる。
物理なら攻撃ダウン無効のクリアボディまけんき、特殊ならミラーコート無効のあくや積みアタッカーも有効。

外部リンク [編集]