トルネロス(けしんフォルム) - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

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トルネロス(けしんフォルム) [編集]

No.0641
タイプ :ひこう
通常特性:いたずらごころ(使用する変化技の優先度が+1されるが、相手があくタイプだと技は必ず失敗する)
隠れ特性:まけんき(相手に能力を下げられた時、攻撃が2段階上がる)
体重  :63.0kg(けたぐり・くさむすびの威力80)
能力値HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
トルネロス(化身)791157012580111580いたずらごころ/まけんき
トルネロス(霊獣)791008011090121580さいせいりょく
いたずらごころ
おいかぜ
HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性備考
トルネロス791157012580111580いたずらごころ/まけんき一致高火力飛行技
耐久で上回る・非接地
エルフーン6067857775116480いたずらごころ/すりぬけ/ようりょくそ素早さで上回る+多耐性
豊富な補助技・粉技無効・接地

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)でんき/こおり/いわ
いまひとつ(1/2)くさ/むし/かくとう
いまひとつ(1/4)---
こうかなしじめん

第五世代の準伝説ポケモンで、特殊システムや進化前を除けば唯一の単ひこうタイプ。
2種類のフォルムが存在し、化身フォルムは攻撃面に比重を置いたステータスが特徴。
いたずらごころ+おいかぜをはじめとした変化技により、サポート性能も高い。

ボルトロスとは化身フォルムの種族値が同じなうえ、耐性面や攻撃範囲では向こうに劣り気味。
一方、技方面ではボルトロスが覚えないおいかぜ・ぼうふう・ねっぷう・こごえるかぜ等有力な技が揃っている。
上記の技やいたずらごころ+変化技を生かした、ダブルでのサポーター兼アタッカーとしての適性がある。

禁止級伝説が解禁されるGSルールなどでは、カイオーガと組んでの採用が非常に多い。
いたずらごころ+おいかぜ、ちょうはつによる支援が可能なだけでなく、あめふらしからの必中ぼうふうやこがらしあらしが可能。
またカイオーガの苦手なくさをトルネロスで対策可能となり、噛み合わせが優秀。
ただし、雨で必中になるかみなりが一貫してしまう。特にレジエレキには注意。
おいかぜ状態であれば先手を取れるが、襷やスカーフを持たれている場合行動を許してしまうので、控えに何かしらの対策ポケモンを入れておきたい。

第九世代では、LAで獲得した専用技のこがらしあらしを引き続き習得。かみなりあらし、ねっさのあらしと比較して無効タイプがないのが最大の特徴。
全体攻撃、かつ雨で必中となる効果もあるため、ダブルでの雨パにおける主力技となるだろう。
また、にほんばれ、すなあらし、ゆきげしきを習得。全天候を先制で始動できる唯一のポケモンとなり、ダブルのサポートにより磨きがかかった。
DLCではたきおとす、ウェザーボールを再習得。

一方、自身のメイン技である風技を無効化する特性かぜのりが登場。
本来弱点を突けるダーテングアノホラグサに逆に起点にされかねないので、相手パーティにいたら警戒しよう。

テラスタルとの相性はそこそこ。一致ひこう技をさらに強化するか、いたずらごころ無効の悪あたりが選択肢になるか。

藍の円盤でいたずらごころおいかぜ使いのエルフーンが復帰。
純粋な種族値ではこちらが上回る一方、あちらはアンコールによる詰め性能と晴れパーティとのシナジーで勝る。
またヘドロウェーブを再習得。シングル向けか。

+  ボール・リボンについて


特性考察 [編集]

いたずらごころ
通常特性。変化わざを先制で繰り出せる。ただしあくタイプ、先制技無効特性、サイコフィールドには無効。
おいかぜ等自身や味方に効果のある変化わざは、上記手段でも無効化されない。
まけんき
隠れ特性。何らかの能力が下げられるたびに、攻撃ランクが2段階上昇。
主にダブルバトルでいかくを受けてからの物理アタッカーとして。おいかぜによるサポートもでき、ダブル適性はそこそこ。
耐性が完全上位互換であるボルトロスとの差別化は必須。
第九世代ではボルトロスもアクロバットを習得したため、あえてこちらを採用するならボルトロスが覚えない変化技を取り入れたい。

技考察 [編集]

※特性がいたずらごころの場合、変化技の優先度が1増加し、相手の悪タイプなどに無効化される。

特殊技タイプ威力命中効果解説
こがらしあらし100(150)80素早↓30%タイプ一致・専用技。ダブルバトルでは相手全体が対象。
雨下で必中。ぼうふうと違い、ほかの天気であっても命中率は下がらない。
雨抜きでは若干命中不安だが、そもそも飛行タイプの特殊技自体に
威力と命中率を兼ね備えたものが少なく、期待値はこの技が一番高い。
ぼうふう110(165)70混乱30%タイプ一致技。雨下で必中。晴れ下で命中が50に減る。
ダブルではワイドガード対策として、こがらしあらしとの併用も。
エアスラッシュ75(112)95怯み30%タイプ一致技。怯みも狙える。
「風技」ではなく「斬撃技」なのでかぜのりにも効く。
ねっぷう9590火傷10%対鋼。ダブルでは相手全体攻撃。雨との相性は悪い。
きあいだま12070特防↓10%対岩・鋼・悪。かぜのりダーテングに。飛行技との相性補完に優れる。
こごえるかぜ5595素早↓100%追加効果が優秀。ダブルでは相手全体攻撃。
くさむすび20~120100相手の体重依存対岩。威力不安定。
ヘドロウェーブ95100毒10%フェアリーに抜群だが、飛行技と範囲が被る。ダブルでは周囲全体攻撃。
あくのはどう80100怯み20%ドラパルトかぜのりアノホラグサに。
ウェザーボール50/100100-晴れ・雨で威力150。
ひやみず50100相手攻撃↓
100%
物理流しをしつつタスキ破壊や、ダブルで味方のあまのじゃくに。
テラバースト80<120>100タイプ変動テラスタル時テラスタイプに変化し、AとCを比べて高い方でダメージを与える。
物理技タイプ威力命中効果解説
アクロバット55/110
(82/165)
100-一致技。持ち物がない状態だと威力2倍。消費アイテムと併せて。
イカサマ95100-攻撃無振り・下降時でも使える攻撃技。いばると併せて。
とんぼがえり70100自分交代攻撃しつつ撤退。様子見やタスキ潰しに。
なげつける-100持ち物次第敵の妨害や味方のサポートに。アクロバットと併せて。
はたきおとす65(97)100持ち物排除
+威力1.5倍
追加効果狙いで。
変化技タイプ命中解説
おいかぜ-サポート用。味方の素早さ強化。いたずらごころで繰り出すと強力。
わるだくみ-自身の特攻を大幅強化。
ちょうはつ100変化技対策。展開阻止に。
にらみつける100ダブルでの採用。いたずらごころだと先制で相手2体の防御を下げられるため有用。
こわいかお100素早さ2段階ダウン。
ダブルでいたずらごころで相方に使い、相手のトリックルームの切り返しにも。
みがわり-状態異常対策など、何かと有用。いたずらごころなら先制可能。
あまごい-天候始動や上書き、ぼうふう必中化に。ねっぷうと相性が悪い。
にほんばれ-天候始動や上書き、晴れパ始動やこだいかっせいのサポートに。
ねっぷうとの相性は良いが、ぼうふうとの相性は悪い。
すなあらし-天候始動や上書き、すなかきなどのサポートに。
ゆきげしき-天候始動や上書き、ブリザポスなどの氷タイプの物理耐久補助や、ふぶき主軸の雪パ始動に。
いばる85みがわりやイカサマとあわせて。

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
のしかかり
テラバースト
解説
ねっぷう
ウェザーボール(晴)
テラバースト
鋼への打点が上がるが、雨と相性最悪。岩が一貫する。
まけんきなら火傷無効がうれしい。
ウェザーボール(雨)
テラバースト
電気が一貫する。
テラバースト電気半減+麻痺しなくなるが、そもそもボルトロスに任せた方がいいだろう。
くさむすび
テラバースト
氷が一貫する。
こごえるかぜ
ウェザーボール(雪)
テラバースト
雪による防御上昇補正を得られる。ただし耐性が劣悪で、岩が一貫する。
きあいだま
かわらわり
解説
ヘドロばくだん
テラバースト
解説
テラバースト対電気、岩、鋼。飛行との相性がいい。氷が一貫する。
こがらしあらし
ぼうふう
エアスラッシュ
アクロバット
一致打点の向上。ダブルでのこがらしあらしが非常に強力。
サイコキネシス
テラバースト
飛行と抜群範囲が被り、悪に弱くなる。
とんぼがえり
テラバースト
岩が一貫する。
ウェザーボール(砂嵐)
テラバースト
砂嵐による特防上昇補正を得られる。ただし弱点は多め。
テラバースト相手のねこだましやしんそくを透かす目的で使う。悪タイプに注意。
テラバースト氷が一貫する。
あくのはどう
はたきおとす
かみくだく
相手のいたずらごころに阻害されずに仕事をしたいときに。
テラバースト耐性が優秀。居座って仕事をしたい場合に。その場合耐久に多めに振ること。
テラバースト対悪。

型考察 [編集]

特殊アタッカー型 [編集]

特性:いたずらごころ
性格:おくびょう
努力値:CS252
持ち物:きあいのタスキ/こだわりメガネ/いのちのたま/たつじんのおび
確定技:エアスラッシュorぼうふうorこがらしあらし
優先技:ねっぷう/こごえるかぜ/きあいだま
攻撃技:くさむすび/とんぼがえり/イカサマ/あくのはどう
変化技:おいかぜ/みがわり/ちょうはつ/わるだくみ

高い特攻と素早さを活かすアタッカー型。飛行+格闘+炎で全ポケモンに等倍以上。
こごえるかぜを持たせればS操作ができるため、きあいのタスキと合わせれば環境に多い氷弱点相手などを対面処理できる。
ボルトロスとの差別化のためにも、ねっぷう・こごえるかぜは優先的に採用したい。

選択飛行技についてだが、目安としてC252エアスラッシュが無振りガブリアスを確3の威力。
持ち物がきあいのタスキの場合、等倍相手なら一度でも怯ませることができれば大抵は突破できると見てよい。
ぼうふうなら同ガブリアスを確2、持ち物による火力補強が加われば多くのポケモンを乱数1発圏内に持ち込める。
追加効果に賭けるならエアスラッシュ+きあいのタスキ、早期処理で突破を狙うならぼうふう+火力補強アイテムといったところ。

おいかぜ脱出型 [編集]

特性:いたずらごころ
性格:ようきorおくびょう
努力値:S252 HorAorC252
持ち物:だっしゅつボタン
確定技:おいかぜ/アクロバットorぼうふうorエアスラッシュorこがらしあらし
優先技:ちょうはつ/きあいだま(おくびょう)
選択技:くさむすび/ねっぷう/とんぼがえり/みがわり

先制おいかぜ→だっしゅつボタンでエースをサポートする型。いたずらごころによりスカーフを警戒しなくてすむのが利点。
素の素早さも高いため、しんそくやねこだまし以外の先制技に妨害されにくい点も優秀。
同様の先制おいかぜ使いにヤミカラスファイアローがいるが、ヤミカラスとは攻撃性能、ファイアローとは格闘/氷技で差別化可能。

【ダブル】素早さ操作型 [編集]

特性:いたずらごころ
性格:おくびょう
努力値:S252 C252 or 耐久調整
持ち物:きあいのタスキ/いのちのたま/半減実/オボンのみ/するどいクチバシ/メンタルハーブ
確定技:おいかぜ
選択攻撃技:ぼうふうorエアスラッシュorこがらしあらし/こごえるかぜ/ねっぷう
選択変化技:まもる/ちょうはつ/あまごい/こわいかお/にほんばれ

優先度+1からのおいかぜで優位を取り、おいかぜミラーになった場合こごえるかぜで更にS操作する、ダブルにおける化身トルネロスの基本形。
ファイアローヤミカラスとの差別点は火力の高さであり、C無振りでもあちらのCを上回る。そのため、あちらと違いおいかぜ後も十分な打点を得られる。
持ち物は行動保証が付くきあいのタスキやおんみつマント、おいかぜ中のアタッカー性能を補う火力強化アイテムなど、候補は多岐にわたる。


相性考察 [編集]

  • ウーラオス(れんげきのかた)
    ダブルでの定番の一つ。
    あまごいですいりゅうれんだの火力補助をしたり、おいかぜからのすいりゅうれんだで相手の高速アタッカーを縛る。
    相性補完の面では、ウーラオスは氷と岩を半減するが、電気がどちらも抜群。ほうでんやボルトロスのかみなりあらしに注意。
  • レアコイル・ジバコイル
    トルネロスのすべての弱点を半減。トルネロスは地面無効、格闘半減。雨下なら炎弱点も補えるが、どちらも水等倍なので注意。
    ボルトチェンジ・とんぼがえりでサイクルを回せる。

対トルネロス(けしんフォルム) [編集]

注意すべき点
おいかぜをはじめとしたサポートに長けており、攻撃面も充実。
ダブルではいたずらごころ+おいかぜによるサポート性能の高さと、味方を巻き込まず無効のない全体技のこがらしあらしの制圧力が脅威。
対策方法
シングル
電気タイプには有効打が無い。
きあいだまの使用率が大幅に下がっているため、炎・飛行で弱点を突かれないバンギラスなども有効。
ダブル
ダブルでは初手からおいかぜをさせないよう、ねこだましで行動を縛ってしまうのがよい。
ただし、おんみつマントやゴーストテラスで対策してくることを考えると、おいかぜはほぼ防ぎようがないため、以下の手が考えられる。
①こちらもおいかぜ要員を入れる
②トリックルームで切り返す
③こごえるかぜや化身ボルトロスなどのでんじは、こわいかおで素早さを下げる
パオジアンカイリュータケルライコのじんらいなどの強力な先制技で縛る
がんせきふうじやこごえるかぜは、弱点を突きつつ素早さを下げられるので効果は絶大。
ややピンポイントな対策だが攻撃技がほぼ風技のため、かぜのりアノホラグサダーテングには有効打がほぼない。
ダーテングならさらにいたずらごころ無効かつおいかぜを撃ちあえる。ようりょくそなら風技耐性がない代わりに相手の晴れにタダ乗りすることも可能。
雨主軸とも限らなくなったため、パーティ全体の構成からどの天候で来るかを予測しておくこと。

外部リンク [編集]


[1] 3DSダウンロードソフト、300円。現在はニンテンドー3DSのニンテンドーeショップが終了したため新規に購入できない。受け取り用のBW2のソフトも必要