ゴルーグ - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

ゴルーグ [編集]

No.0623 タイプ:じめん/ゴースト
通常特性:てつのこぶし(パンチ技の威力が1.2倍になる)
     ぶきよう(持っている道具が使えない。技「なげつける」を使用できない)
隠れ特性:ノーガード(お互いの攻撃が必中になる)
体重  :330.0kg(けたぐり・くさむすびの威力120)
地/霊HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ゴルーグ8912480558055483てつのこぶし/ぶきよう/ノーガード
シロデスナ85751101007535480みずがため/すながくれ

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)みず/くさ/こおり/ゴースト/あく
いまひとつ(1/2)むし/いわ
いまひとつ(1/4)どく
こうかなしノーマル/でんき/かくとう

じめん×ゴーストの複合タイプを持つ重火力物理アタッカー。同複合のシロデスナとは役割が全く異なるので差別化は不要。
ゴーストとしては珍しい純粋な物理アタッカー気質で、特性もてつのこぶしノーガードと攻撃的。
サブウェポンもそれなりに豊富で、他のゴーストには無い独自の範囲を持つのが特徴。
一方で特攻は低く、ゴーストならではの搦め手も貧弱。良くも悪くもコンセプトに忠実なポケモンと言える。

数値上の耐久は中の上程度ながら、複合が互いにほとんど補完せず、多弱点・多耐性で有利な相手には後出しも視野。
反面、役割破壊を受けやすいのは無視できず、鈍足の上に居座りも得意ではないのが短所となる。

ダイマックスの廃止により、耐久の底上げは出来なくなり、実質的にひこう技は剥奪。
とはいえ代わりに登場したテラスタルとも相性は良く、耐性を変化させることで居座りを選択肢に入れられるように。
またゴースト以外のタイプにテラスタルすることで、のろいが積み技へと変化。攻守両面の補強が可能となる。
採用圏内の新規習得技はリフレクター、はたきおとす、ハードプレス辺り。大きく役割を変化させるものはないため、引き続き物理アタッカーとしての採用が主になるだろう。

素早さ調整について [編集]

トリック習得によるこだわりスカーフ型の使いやすさの向上から、素早さを調整する意義が以前より出てきたため掲載。

S調整目安実数値備考
無補正52振り82無振りバンギラス抜き。どちらにしても優位とは言えないが、抜いておきたいなら。
無補正252振り107無振りFCロトム抜き。また、2段階上昇orおいかぜ下で最速ドラパルトを丁度抜ける。
S補正228振り114スカーフorS1段階上昇で最速104族相当。最速ガブリアスを抜けるので氷技採用時は検討の余地ありか。
最速117スカーフorS1段階上昇で最速108族相当。

ロックカット型は型として独立させる必要性が薄いのでノートに移動しました。



特性考察 [編集]

てつのこぶし
パンチ技を多く覚えるため、メインからサブまで幅広く補強できる。
新道具のパンチグローブとも相性が良く、テラスタルの登場によりのろいを用いて疑似的なビルドレイン戦術を狙うことも可能となった。
他の特性にはデメリットもあり、それらを嫌う場合も消去法的にこれ。
ぶきよう
デメリット特性だが、第八世代よりトリックを習得したことで選択肢に。
今作では唯一のぶきようトリックの使い手のため、個性としては十分。
単に採用するだけでもトレースへの強力なメタとなるが、ゴルーグ自身の性能を大きく劣化させる羽目になるので、やはり自主的に活用できるトリックとの併用が推奨される。
なお自分がポルターガイストを使う場合・ポルターガイストを受ける場合のどちらもぶきようの影響は受けない。
ノーガード
隠れ特性。ばくれつパンチのほか、ポルターガイスト・ストーンエッジの命中不安も解消。
命中率低下や回避率上昇も無視できる。相手の一撃技も必中になるがつのドリル・ハサミギロチンは無効。
離脱するタイプの溜め技にもそのまま攻撃を通せるが、こちらもゴーストダイブ中に殴られるため時間稼ぎはできなくなる。
元々おにびがかなりの痛手になり、じわれやぜったいれいど使いが一定数いることから、現環境ではデメリットの面が目立ってしまっている。
第九世代では必中ばくれつパンチで比較されていたカイリキーが不在のため、同特性は夜ルガルガンのみ。
ルガルガンはばくれつパンチを覚えないため、ゴルーグ唯一の特権となっている。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力
<鉄拳>
命中効果解説
じしん100(150)100-タイプ一致技。性能安定。ダブルでは周囲全体攻撃。
10まんばりき95(142)95-タイプ一致技。GF対策やダブルでの単体攻撃に。
接触技なのでゴツゴツメットや特性に注意。
じだんだ75/150
(112/225)
100-タイプ一致技。ばくれつパンチやポルターガイストと相性が良い。こちらも接触技。
じならし60(90)100素早さ↓100%タイプ一致技。相手に高めの負担を与えつつすばやさを下げられるが無効も多い。
ポルターガイスト110(165)90-タイプ一致技。相手が道具を所持していなければ失敗する。
ノーガード型のメインウェポンに。
ゴーストダイブ90(135)100溜め攻撃タイプ一致技。まもる貫通。
ノーガードの場合、姿を消した状態でも相手の攻撃が命中するので採用できない。
シャドーパンチ60(90)
<108>
必中-タイプ一致技。てつのこぶしやパンチグローブで強化可能。
ただし、パンチグローブを併用しても威力は118。
必中効果を目当てにした採用となる。
ばくれつパンチ100
<120>
50混乱100%対ノーマル・悪。混乱効果付き。ノーガード型なら必須。
他の特性でも、からぶりほけんやじだんだでのフォローが可能。
きあいパンチ150
<180>
100優先度-3同上。てつのこぶしならじしんより高威力。みがわりとあわせて。
アームハンマー100
<120>
90素早↓同上。てつのこぶしで強化。反動は鈍足なので気になりにくい。
ドレインパンチ75
<90>
100HP吸収同上。てつのこぶしで強化。回復効果付き。
インファイト120100防御・特防↓対ノーマル・あく。高威力で命中安定だが反動の耐久低下が痛い。鉄拳対象外。
ボディプレス80100-同上。てっぺきを採用するなら候補。
れいとうパンチ75
<90>
100凍り10%対草・飛行。てつのこぶしで強化。ランドロスや4倍竜に。
かみなりパンチ75
<90>
100麻痺10%対水・飛行。てつのこぶしで強化。ギャラドスペリッパーに。
ほのおのパンチ75
<90>
100火傷10%対草・虫。てつのこぶしで強化。ハッサムアーマーガアに。
ヒートスタンプ40~120100-対草・虫。鋼以外にはこちらのほうが刺さる。
「ちいさくなる」相手に必中・威力2倍。
ストーンエッジ10080急所ランク+1対飛行・虫。ノーガードなら必中。
いわなだれ7590怯み30%同上。命中重視・怯み狙い。スカーフやトリックルームとあわせて。
がんせきふうじ6095素早さ↓100%同上。追加効果が優秀。浮いた相手にも有効。
ヘビーボンバー40~120100-フェアリーに抜群。「ちいさくなる」相手に必中・威力2倍。
ジャイロボール-100-鈍足気味なので、重い相手などを考慮する場合はこちらも。
ハードプレス-100-こちらも癖はあるが、体重や素早さに左右されない。
はたきおとす65/97100道具除去追加効果が優秀。技範囲は霊と被る。鉄拳対象外。
ポルターガイストが通らなくなるので注意。
特殊技タイプ威力
<鉄拳>
命中効果解説
テラバースト80<120>100-テラスタル時はタイプが変化。攻撃が高い場合は物理技に変化。
変化技タイプ命中解説
ステルスロック-サポート用。耐性やばくれつパンチの混乱を活かして。
てっぺき-物理受けやボディプレスの威力の底上げに。
みがわり-補助技対策。流し際に使えば交代先を見て技を選択できる。
のろい-まもる・みがわり貫通。自主退場も狙えるため起点回避に有用。
テラスタルでタイプを変化させると、積み技としても使える。
じゅうりょく-サポート用、ノーガード以外で。ポルターガイストの命中カバー、じしんの一貫性の向上に役立つ。
トリック100こだわりの押し付けやきせきの奪取など。ぶきようと合わせてとつげきチョッキやかえんだまなども。
ふういん-相手のまもるやじしんを使用不能に。主にダブル向け。
てだすけ-ダブル用。相方のサポートに。意外にも変化技を多く覚えサポート適正も高い。

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
テラバースト解説
ほのおのパンチ解説
テラバースト解説
かみなりパンチ解説
テラバースト解説
れいとうパンチ解説
インファイト
アームハンマー
ばくれつパンチ
ドレインパンチ
てつのこぶしなら一考。
テラバースト解説
じしん電気耐性を残すなら。
テラバースト対草。
しねんのずつき解説
テラバースト解説
いわなだれ
ストーンエッジ
解説
シャドーパンチ格闘耐性を残すなら。
テラバースト解説
はたきおとす対霊。
ヘビーボンバー
ハードプレス
解説
テラバースト解説
ステラテラバースト解説


型考察 [編集]

ノーガード基本型 [編集]

特性:ノーガード
性格:いじっぱりorゆうかん(トリル使用時)
努力値:HA252 or AS252
持ち物:きあいのタスキ/とつげきチョッキ/こだわりハチマキ/たつじんのおび/ラムのみ
確定技:ばくれつパンチ/じしん/ストーンエッジ
攻撃技:ポルターガイスト/れいとうパンチ/ほのおのパンチorヒートスタンプ/かみなりパンチ/ヘビーボンバー

ばくれつパンチを始めとした命中不安だが高性能な技を必中技として使用可能。
ゴルーグの強みは一致じめん技の存在や無効耐性を3つ持つ点を活かした無償降臨など。

抜群範囲の広いかくとういわ技を採用しており、じめんも範囲が広めなので技枠が比較的余らせやすい。
編成に重い相手がいるのであれば、ピンポイントな採用枠を選ぶ余地も残るだろう。
第八世代ではポルターガイストの習得により、ゴースト技の採用も十分現実的になっている。

てつのこぶし基本型 [編集]

特性:てつのこぶし
性格:いじっぱりorゆうかん(トリル使用時)
努力値:HA252 or AS252
持ち物:こだわりハチマキ/たつじんのおび/きあいのタスキ/とつげきチョッキ/ラムのみ/パンチグローブ
確定技:じしん
優先技:れいとうパンチ/シャドーパンチorポルターガイスト
攻撃技:アームハンマーorドレインパンチ/いわなだれorストーンエッジ/ほのおのパンチ/かみなりパンチ/ヘビーボンバー
補助技:みがわり/のろい

てつのこぶしによる高威力のパンチ技を活かした基本型。
ノーガード型がばくれつパンチを主軸に安定行動で動くのに対し、こちらはじしんを主軸に据え相性の良いサブウェポンを組み合わせて動く。
よりサイクル戦向きであり、交代読みでうまく有効打を当てていく必要があるので多少読みが必要。

とはいえ地面技と相性の良い技が揃っているため、等倍以上のダメージを狙う事自体は容易い。
地面/氷の範囲の広さは言わずもがな、地面/ゴーストの範囲は複合タイプで見ると半減以下に抑えるポケモンは多いものの、
サザンドラ以外で耐性を持つポケモンはノーマル×ひこうあく×ひこうくさ×あくノーマル×くさに限られる。
ゴルーグはノーガードばくれつパンチの印象が強いため、格闘技読みで出て来る相手に上記優先技が安定して刺さりやすい。

逆にノーガード型と違い地面技と範囲の被る格闘技の採用優先度は高くない。
アームハンマーの火力やドレインパンチの追加効果は魅力だが、上記の通り相手はノーガードばくれつパンチを想定して動く以上半減されやすく、環境でフェアリーが台頭していることもあって一貫性が低め。
持ち物に関しても行動回数確保の持ち物より、火力アップアイテムで負荷を掛ける方がサイクルを崩しやすいため好相性。

こだわりスカーフ型 [編集]

特性:ノーガードorてつのこぶし
性格:ようき
努力値:AS252 or A252 S調整 残り耐久
持ち物:こだわりスカーフ
確定技:じしんor10まんばりき
優先技:トリック
選択技:シャドーパンチorポルターガイスト/ばくれつパンチorドレインパンチ/ストーンエッジorいわなだれ/れいとうパンチ/ほのおのパンチ/かみなりパンチ/ヘビーボンバー

こだわりスカーフで素早さを補う型。
調整する場合は本ページ上部の「素早さ調整について」を参照。

攻撃に補正をかけない分、サブウェポンの火力はやや物足りなくなる。
参考程度に、ノーガードの場合はA252振りれいとうパンチで無振りガブリアスが75%の乱数1発。(てつのこぶしなら確1)

ノーガードでの採用の場合、意表を突いて先制ばくれつパンチが決まれば運次第だが有利になる。
ただし第七世代以降、混乱の自傷率が低下したのは向かい風。

第八世代でトリックを習得したことにより、以前より扱いやすさは増したか。

からぶりほけん型 [編集]

特性:てつのこぶし
性格:いじっぱり/ようき
努力値:S252 ベースに少し耐久調整 残りA
持ち物:からぶりほけん
確定技:ばくれつパンチ/じしんorじだんだ
選択技:ゴーストダイブorシャドーパンチorポルターガイスト/いわなだれorストーンエッジ/ヒートスタンプorほのおのパンチ/れいとうパンチ/かみなりパンチ/ヘビーボンバー/みがわり

ばくれつパンチをわざと外すことにより、からぶりほけんを発動させ一気にすばやさを2段階上げる型。準速でドラパルト抜き。
ばくれつパンチが命中した場合でも相手が混乱してしまうので強く交代を誘える、もしくは有利な状況のまま戦うことが可能。
とは言え運要素が強く、素早さを上げるか混乱させるか自分では選ぶことが出来ないため、安定感がないのが欠点。
混乱させたいだけならノーガード型の方が安定する。

ロックカットが過去作限定になってしまい、こうそくいどうやボディパージ等は元々覚えないため、一気に素早さを二段階上げる方法は他にない。

ゴーストミラーとはたきおとす・トリックに注意。

【ダブル】アタッカー兼サポート型 [編集]

特性:ノーガード/てつのこぶし
性格:いじっぱり/ゆうかん(トリパ)
努力値:HA252
持ち物:たつじんのおび/ラムのみ/フィラのみ
確定技:10まんばりき
攻撃技:ゴーストダイブorポルターガイスト/ばくれつパンチorアームハンマー/いわなだれ/ヒートスタンプorほのおのパンチ/かみなりパンチ/ヘビーボンバー/はたきおとす
補助技:てだすけ/まもる/リフレクター/じゅうりょく

無骨な外見に反してリフレクターやてだすけを覚えるので、意外と器用に立ち回れる。
ノーマル・格闘・電気の3タイプを無効化できるので、これらに弱いポケモンと組ませると有効。
使用率上位のギャラドスと相性がよい。じしんで味方を巻き込まず相手全体を攻撃できるうえ、てだすけでギャラドスの火力補強もできる。ただしフリーズドライは両方に抜群なので注意。
攻撃技は特性に応じて選択。トリルアタッカーとして使うなら、Sダウンが活きるアームハンマーの威力が上がるてつのこぶしが有力か。


対ゴルーグ [編集]

注意すべき点
ばくれつパンチとストーンエッジが必中化するノーガード、サブウエポンの選択肢を大きく広げるてつのこぶし、様々なデメリットアイテムをトリックで押し付けるぶきようと、特性によって戦法が大きく変わる。
無効タイプ3つを含む多耐性で繰り出し性能がそれなりに高く、A124の火力も侮れない。
対策方法
弱点が多く、かつメジャー寄り。鈍足であり、耐久も見た目ほど高くはないのでしっかり上から弱点攻撃を当てれば倒せる。
ノーガードの場合、こちらのハイドロポンプやぜったいれいども必中。
ギャラドスボーマンダ霊獣ランドロス等のいかく持ちのひこうは比較的有利。
不利対面でなければばくれつパンチが安定行動になりやすいため、ゴツゴツメットを持たせればゴルーグ側にも負荷がかかる。
イカサマを覚えたポケモンがいればゴルーグを牽制できるが、テラスタルに注意。

外部リンク [編集]