テツノイワオ - ポケモン育成考察Wiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

テツノイワオ [編集]

No.1022 タイプ:いわ/エスパー
特性:クォークチャージ(場がエレキフィールドの間、またはブーストエナジーを持って場に出てから交代するまで、一番高い能力が上がる)
体重:162.5kg(けたぐり・くさむすびの威力100)
原種・パラドックスHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
テツノイワオ901208068108124590クォークチャージ
テラキオン91129907290108580せいぎのこころ
命中安定一致いわ技HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
テツノイワオ901208068108124590クォークチャージ
オーガポン(礎)80120846096110550がんじょう
154584(めん補正A252振り換算)

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)みず/くさ/じめん/むし/ゴースト/はがね/あく
いまひとつ(1/2)ノーマル/ほのお/どく/ひこう/エスパー
いまひとつ(1/4)---
こうかなし---

第九世代DLC「藍の円盤」で登場したパラドックスポケモンの一匹で、準伝説のテラキオンと酷似した姿を持つ。
いわエスパーの複合で、現環境では固有タイプ。

種族値傾向はテラキオンを踏襲しつつ、攻撃と防御が少し低下した分、特防と素早さが強化された配分。
同速のポケモンはアブリボンのみ。
専用技のパワフルエッジは珍しい命中安定のいわ物理技で、且つまもるやみきりを無視して攻撃できる。
いわタイプを軽減してくるかくとうには一致エスパー技が刺さるため、一致技だけでも攻撃範囲はそれなり。
特に現環境では、トップメタであるカイリューオーガポン(かまどのめん)の2匹に一致岩技で弱点を突けるという点が何よりも魅力。
加えて原種譲りのせいなるつるぎ、インファイトといった高威力かくとう技やじしん、アイアンヘッド、メガホーン、ワイルドボルトなどサブ技も豊富。
総じて攻めている間は強力なポケモンといえる。

一方で耐性はパラドックス聖剣士の中では1番劣悪で、耐性が5つに対し弱点が全複合最多タイの7つ。4倍弱点は無いものの、半減もマイナーなタイプばかり。
特に物理耐久は平均より少しあるといった程度で、物理アタッカーに一致弱点を突かれると一撃圏内に入ってしまう。
また、元ポケモンより高い素早さも現環境では信頼できるものではなく、しかも上位クラスの高速ポケモンが全て弱点タイプなので、尚更危険。
得手不得手がわかりやすいポケモンのため、その分タイプ変更によりカバーや挽回が可能なテラスタルとの相性が良い。
もっとも、弱点が多すぎるため、テラスタルでタイプを変えても何かしらの弱点が一貫するケースが多いので過信しないように。
また、その耐性故にテラスタル前提の運用を強いられるため、必然的にエース運用になるケースが多く、パーティの柔軟性を大きく欠いてしまうのも結構なデメリットになる。
上述の通り攻めている間は強力で、且つ耐久力も物理は平均、特殊は高めの部類なので、タイプ変更で耐えて手数を増やせればしめたもの。

固有タイプであることや、高速いわアタッカー、命中安定物理いわ技所持等の点で代えが利かない性能ではあるので、上手く活かしたいところ。
複合こそ異なるものの近しい強みを持つポケモンとしてオーガポン(いしずえのめん)の存在は意識しておきたい。

専用技をはじめとしたダブル向きの技を複数覚えるが、いわなだれを覚えないので注意。またステルスロックも覚えない。

特性クォークチャージの調整については「特性考察」の欄を参照。



特性考察 [編集]

クォークチャージ
基本仕様
隠れ特性や第2特性は存在せず、これのみ。
場がエレキフィールドであるか、持ち物がブーストエナジーである時に、HP以外の一番高い能力に補正がかかる。
両方の条件を同時に満たしてもフィールドによる発動が優先され、一度に2回発動することはない。
補正倍率は攻撃、防御、特攻、特防の場合は1.3倍、素早さのみ1.5倍。ランク補正ではないのでてんねんの影響を受けない。
実数値が最高値になるものが2つ以上ある場合、優先度がA>B>C>D>Sで設定されており、優先度の高い能力が補正対象になる。(例:AとSが最高値ならAが上昇)
ブーストエナジーは消費アイテム扱いなので、一度発動した後に引っ込んでもう一度場に出ても再発動できない。
ただし発動トリガーはエレキフィールドが優先されるため、エレキフィールド下で繰り出せばフィールドが変わるまでブーストエナジーは消費されない。
トレース・なりきりによる特性コピーや、スキルスワップによる特性の入れ替えはできない。Ver.3.0.0で特性の書き換えや無効化は可能になった。
またこの特性を持つポケモンにトリックなどでブーストエナジーを渡したり奪うことはできないので注意。
テツノイワオとテツノカシラに限り、特性の書き換えや無効化を受けている場合はブーストエナジーのやり取りが可能。同じ立ち位置のテツノイサハではできないため、バグの可能性あり。
個別考察
テツノイワオの場合、種族値上は全ての能力が伸ばせる候補になるが、藍の円盤で手に入るテツノイワオは個体値が全て20固定のため、
攻撃か素早さを性格補正込みで最低まで抑えようとしてもどちらかは特攻の最大値を超えてしまうため、実質特攻以外の4つが候補になる。
余程の理由が無い限り、順当に攻撃か素早さを伸ばすと良い。種族値差が4しかないので、基本的に性格補正をかけた方にブーストがかかる。

努力値考察 [編集]

努力値配分HP攻撃防御特攻特防素早性格解説
AS最速-2524--252ようき種族値に沿った配分。上から殴る。
A補正Sブースト7614828-4252いじっぱりSブーストでA実数値が最大になる配分。
HP 16n-1、余りできるだけB振り。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果解説
パワフルエッジ95(142)100まもる貫通専用技にして命中100の岩技。まもる貫通が強力。
フェイントと異なり、まもる状態の解除はできない。
ストーンエッジは威力が5(8)高く非接触な以外こちらの下位互換なので基本候補外。
ロックブラスト25(37)
*2~5
90連続技一致技。襷や身代わりを意識するなら。たまに外す。
いかさまダイスで火力はパワフルエッジ越え。
がんせきふうじ60(90)95素早さ↓100%一致技。後続意識。ステルスロックは覚えないため起点作りには向かない。
しねんのずつき80(120)90ひるみ20%一致技。怯み効果があるが、たまに外す。
サイコカッター70(105)100急所率+1一致技。非接触で命中安定だが、威力は低め。
インファイト120100自防御・特防↓対鋼悪。多弱点で元から耐久は低いため反動は気になりにくい。
せいなるつるぎ90100-対鋼悪。相手の防御・回避率上昇の影響を受けない。反動もなし。
ランク低下も無視する点を忘れずに。
じしん100100-対鋼。サーフゴーメタグロスを意識するならこちら。
メガホーン12085-対超悪。相性補完的には悪くないが、半減されやすいのが難点。
じごくづき80100音技封印対霊超。むしのさざめきやバークアウトを封じられれば美味しい。
どくづき80100毒30%対草妖。毒も狙える。
アイアンヘッド80100怯み30%対岩妖。怯みも狙える。
ワイルドボルト90100反動1/4対水。反動が痛い。
でんこうせっか40100優先度+1唯一の先制技。相手のふいうちより先に撃てば無効化できる。
カウンター-100優先度-5
物理技倍返し
多弱点のため、タスキと合わせれば成功しやすい。
特殊技タイプ威力命中効果解説
テラバースト80100タイプ変動テラスタル中はテラスタイプの技になり、実数値が攻撃>特攻なら物理技になる。
変化技タイプ命中解説
つるぎのまい-攻撃↑↑の積み技。弱点が多いため何かしらのお膳立てが欲しい。
みがわり-変化技やふいうち対策。速いので使いやすい。
ちょうはつ100相手の変化技を封じる。素早いので使いやすい。
ファストガード-ダブル用。先制技を防ぐ。
エレキフィールド-クォークチャージの発動に。

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
パワフルエッジ
ロックブラスト
がんせきふうじ
一致技補強。物理格闘は等倍でも割と厳しいので、弱点になるのはさほど気にならない。
しねんのずつき
サイコカッター
一致技補強。弱点は減るが、耐性の大部分を失う。
すてみタックル霊を無効化。耐性と引き換えに、弱点を格闘のみに減らせる。
テラバースト火傷と草に耐性を得るが、水と地面が一貫するうえ、これらのタイプへの対抗手段に乏しい。
テラバースト草が一貫するが、耐性はかなり改善される。炎に更に強くなり地面も射程圏内に入る。
ワイルドボルト地面が一貫する。飛行への役割を維持しつつ鋼への耐性を得るほか、まひが無効になる。
ソーラーブレード
テラバースト
虫が一貫する以外は弱点と耐性がガラリと変わる。水や地面が射程範囲に入る。
テラバースト苦手な地面に刺さるため、攻撃面は悪くない。ただし耐性は捨てることになる。
インファイト
せいなるつるぎ
苦手な悪や虫に対して強くなれる。代償として飛行とエスパーには弱くなる。
どくづき地面が一貫するが耐性は優秀な部類。攻撃面の補完は微妙。
じしん草や水が一貫する。でんじはを無効化できるのはメリット。
つばめがえし
テラバースト
苦手な相手に刺さりやすいが、技威力が低い。弱点のケアとしては優秀。
メガホーン
シザークロス
地面と草に耐性を得るが、虫の攻撃技を採用しない場合は飛行の方が有力か。
テラバースト悪や霊が一貫するので微妙。
テラバースト草や水に耐性を得るが、攻撃範囲を含めると草の方が優秀。
じごくづき悪や霊、いたずらごころに耐性を得る。格闘に弱くなるが、一致エスパー技が刺さる。
アイアンヘッド地面が一貫する以外は耐性面がかなり改善される。
テラバースト悪や虫に耐性を得つつ、格闘への役割遂行が耐性面でも安定するようになる。ただし鋼は一貫する。
ステラテラバーストサブウェポンを撃ち分ける型で。積んだ後のテラバーストなら全タイプ等倍なので強行突破も望める。

型考察 [編集]

物理アタッカー型 [編集]

特性:クォークチャージ
性格:ようき(推奨)/いじっぱり
努力値:ASベースで調整
持ち物:ブーストエナジー/こだわりハチマキ/きあいのタスキ/とつげきチョッキ/いのちのたま/じゃくてんほけん/こだわりスカーフ
確定技:パワフルエッジ
優先技:つるぎのまい
攻撃技:しねんのずつき/インファイトorせいなるつるぎ/じしん/じごくづき/ワイルドボルト/アイアンヘッド/どくづき/テラバースト/シザークロス/でんこうせっか
変化技:ちょうはつ

種族値に沿った高速物理アタッカー。
すばやさに補正を掛けないと最速108族と同速で、オーガポン等の最速110族等に上を取れなくなるため最速推奨。

物足りない攻撃力を補うためのハチマキやいのちのたま、対面性能面を高めるきあいのタスキ、有用な変化技も少なく技範囲も広いためピッタリなチョッキ、高いAとSをさらに強くするブーストエナジーと、合う持ち物が多い。


相性考察 [編集]

特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。

※パートナーが思い浮かばないからと言って項目自体を削除しないこと。|


対テツノイワオ [編集]

注意すべき点
威力95・命中安定・まもる貫通という異色の専用岩技パワフルエッジを持つ。
ダブルで岩弱点のポケモンにほぼ確実に大打撃を与えられる。シングルでもまもみがを用いた戦法を破綻させてくる。
高速アタッカーとして無駄のない高種族値を持ち、クォークチャージを発動させることでさらに攻撃や素早さを上げてくる。
タイプ一致技の相性補完が良好なうえ、サブウェポンも豊富であり受けにくい。
弱点は7つと非常に多いが、テラスタルやタスキを駆使して補ってくることが多い。
特殊耐久も低くなく、耐久無振りでもハバタクカミの無補正シャドーボールを確定で耐えるほど(反撃の無補正パワフルエッジが中乱数1発)。
対策方法
耐性がマイナー寄りな一方、弱点が非常に多い。物理耐久は並なので、物理技で弱点を突けば落としやすい。
物理エスパーであるためイカサマが致命傷になりうる。ゴリランダーのグラススライダーやドドゲザンのふいうちなど先制技で弱点を突くのもよい。
一般的な物理アタッカー対策である麻痺や火傷、タスキ潰しのためのねこだましやステルスロック等も有効。
タスキを潰したうえでなら、素早さをさらに強化したテツノツツミパオジアンの弱点技で一撃。
+  対策ポケモンの例

外部リンク [編集]