オーガポン（いしずえのめん） - ポケモン対戦考察まとめWiki｜最新世代（スカーレット・バイオレット）

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オーガポン（いしずえのめん） [編集]

No.1017
タイプ：くさ/いわ
通常特性：がんじょう（HP満タンの時にダメージを受けると必ずHP1で耐える、一撃必殺技を無効化する）
テラ特性：おもかげやどし（テラスタル化した時と、テラスタル化した状態で場に出ると防御が1段階上がる）
体重　　：39.8kg（けたぐり・くさむすびの威力60）

ポケモン	ＨＰ	攻撃	防御	特攻	特防	素早	合計種族値	特性
オーガポン（礎）	80	120	84	60	96	110	550	がんじょう
オーガポン（井戸）								ちょすい
オーガポン（竈）								かたやぶり
オーガポン （井戸、竈、礎）		154					584	※(めん補正A252振り換算)
		120		82			572	※(めん補正C252振り換算)
オーガポン（碧）				60			550	まけんき

第九世代のDLC「碧の仮面」にて登場した準伝説枠のポケモンの一体。
他の準伝説と比較するとウーラオスと同じく合計種族値は550と控えめだが、
攻撃と素早さに重点を置き、特攻は抑え、耐久にはほぼ均等に割り振られているため種族値配分の無駄は少なめ。

各数値は準伝説としてはもう一声欲しいところではあるが、多種多様なフォルムと特性により数値や耐性を補うことができるのが特徴。
なお、いずれのフォルムも種族値とくさタイプは変化なし。
本ページでは「いしずえのめん」について記載する。他のフォルムについてはページ冒頭のリンク先を参照。

いしずえのめんを持たせた状態だとこのフォルムになる。タイプは草と岩の複合に変化するが、持ち物が固定。
ただしいしずえのめんの隠し効果にてオーガポンの使う全ての技の威力が1.2倍になるという破格の性能をもつ。
現状はユレイドルが不在のため固有の複合タイプである。
この複合タイプは互いの弱点を相殺し合うため耐性は少ないが、攻撃面ではくさの苦手なほのお、こおり、ひこう、むしに抜群が取れるため、
草対策に入れられているポケモンに対して強気に攻撃を仕掛けられるのが特徴。
ただし一致技を双方半減される上に一致弱点を突かれるはがねは厳しい相手。
幸い格闘技や地面技も習得するが、複合タイプで等倍以下に抑え込まれることも多いので過信は禁物である。
専用技のツタこんぼうはいわタイプに変化する。いわタイプとして見ると威力・命中共に安定した非常に貴重な岩物理技で、ストーンエッジの完全上位互換。
くさタイプの一致技もパワーウィップ、ウッドハンマー、ウッドホーンから選択できるため問題なし。
変化技もやどりぎのタネ、アンコール、ニードルガード、こうごうせい、このゆびとまれ、てだすけなど優秀なものが揃っている。

オーガポンはテラスタル時に持っている仮面に応じておもかげやどしで上昇する能力が変わる特徴を有している。
いしずえのめんでは防御が上昇し、平均的な物理耐久を補ってくれる。
一致弱点物理技は厳しいが、等倍以下なら確定数をずらして行動回数を増やし易く、結果的に火力補強にも繋がる。

ただし、全フォルム共通でテラスタイプを変更できないという無視できない弱点が存在する。
これにより耐性を変えて苦手なタイプの技を無理矢理受けたり、他のタイプのテラバーストで範囲を補うという芸当ができず、
加えて相手側にもテラスタイプがバレるという複数のデメリットがある。
このデメリットを常に意識した上での慎重な運用が求められる。

なお、いしずえのめんの場合はテラスタルによりくさタイプを隠すことで、
等倍の炎技を半減に抑え込むといった芸当は可能。いわタイプとしての側面を強めたい時にテラスタルを使用することを心掛けたい。

高速高火力に噛み合う特性がんじょうが優秀で非テラス時の対面性能が高く、非テラス運用では他フォルムよりも頭一つ抜けた性能をしている。

特性考察 [編集]

がんじょう

隠れ特性は無くこれのみ。
HPが満タンの時は致命的なダメージを受けても必ずHP1で耐えることができる。さらに一撃必殺技を無効化できる。
道具を持てないというデメリットを持ちながら実質的にきあいのタスキを持った状態になれるため、
耐久数値自体は平均レベルなオーガポンの行動回数を確保してくれる優秀な特性である。
ただし特性かたやぶりには貫通されるため注意。
特に相手に竈オーガポンやデカヌチャンがいる場合は貫かれないように警戒したい。

おもかげやどし

テラスタルした際に発動する特性で、持っている仮面に応じた能力が1段階上昇する。一度交代して再び場に出た際にも発動する。
いしずえのめんの場合、上昇する能力は防御。第八世代におけるザマゼンタのふくつのたてと同様の効果。
直接的に攻撃性能を高める効果ではないものの、平均的な物理耐久を補うことで等倍以下の相手に対する行動回数を増やすことに繋がる。
ちなみに防御無振りの場合、特性発動で種族値136相当になる。
攻撃面についても岩技（ツタこんぼう）は威力が1.33倍になるので、あと少し火力があれば相手を倒せるという時にテラスタルを切るのもよい。
一方で素早さは補強されないため、予めくさわけを積むなどの方法で補強したい。
当然ながらテラスを切るとがんじょうが消えるため、タイミングを選ぶこと。

技考察 [編集]

物理技	タイプ	威力	命中	効果	解説
ツタこんぼう	岩	100(150)	100	急所ランク+1	タイプ一致専用技。命中・威力共に安定で急所に当たりやすい。 ストーンエッジの完全上位互換という岩タイプ攻撃技屈指の性能を誇る。
パワーウィップ	草	120(180)	85	-	タイプ一致技。命中がやや不安。威力は求めるが反動は嫌う場合の選択肢。
ウッドハンマー	草	120(180)	100	与ダメージの 1/3反動	タイプ一致技。反動が痛い。威力と命中を求める場合の選択肢。 がんじょうが潰れるため他フォルムより優先度は低め。
ソーラーブレード	草	125(187)	100	溜め技	タイプ一致技。晴れでないとポテンシャルを発揮できず、雨や雪では弱体化する。
ウッドホーン	草	75(112)	100	与ダメージの 半分回復	タイプ一致技。威力は控えめだが回復効果あり。耐久・居座り重視の場合の選択肢。 つるぎのまいと合わせると、がんじょうが復活しやすい。
タネマシンガン	草	25(37)*2~5	100	-	タイプ一致技。5回当たればパワーウィップ等を超える威力に。期待値は3発。 持ち物はいしずえのめん固定のため、いかさまダイスは持てない。
くさわけ	草	50(75)	100	自分素早さ↑100%	タイプ一致技。威力は控えめだが追加効果が優秀。
がんせきふうじ	岩	60(90)	95	相手素早さ↓100%	タイプ一致技。追加効果が優秀。他フォルムよりも高威力で撃つことができる。
ローキック	闘	65	100	相手素早さ↓100%	同上。無効化されないことを取るか命中安定を取るかで選択。
ばかぢから	闘	120	100	自分AB↓	対鋼。高威力だが反動が痛い。 連発には向かないのでとんぼがえり等と合わせるのも一考。 インファイトは覚えない。
けたぐり	闘	20-120	100	相手の体重依存	対鋼。耐久を削らないが威力は相手依存で不安定。
かわらわり	闘	75	100	壁破壊	対鋼。どちらかというと追加効果が目当て。
きしかいせい	闘	20〜200	100	残体力依存	対鋼。がんじょうと相性はいいが威力不定。
しねんのずつき	超	80	90	怯み20%	対毒。イイネイヌやキチキギスに。
じだんだ	地	75	100	前ターン技失敗で 威力2倍	同上。鋼への打点も意識するならこちら。10まんばりきは覚えない。
とんぼがえり	虫	70	100	攻撃後交代	撃ち逃げ用。
じゃれつく	妖	90	90	相手攻撃↓10％	対竜。ドラゴン相手にまともに通る技はこれくらいだが一致技共々毒に軽減される。
はたきおとす	悪	65	100	相手道具喪失 道具持ち相手に 威力1.5倍	通りの良いサブウェポン。追加効果が優秀。格闘が通らない鋼のサーフゴーにも。
じごくづき	悪	80	100	2ターン音技封じ	通りの良いサブウェポン。ラウドボーンのフレアソングを封じられれば美味しい。
でんこうせっか	無	40	100	優先度+1	先制技。タスキ潰しに。GF下を考慮するならグラススライダーも覚える。
カウンター	闘	-	100	優先度-6	物理技を倍返し。がんじょうと併せて。
変化技	タイプ		命中	解説
つるぎのまい	無		-	攻撃を2段階上げる。テラ特性と合わせて積めれば美味しい。
きあいだめ	無		-	急所率を2段階上げる。 ツタこんぼうが確定急所になり、壁や能力変化の無視という攻撃アップと違った突破力上昇が可能。
やどりぎのタネ	草		90	相手に種を植え付けてHPを吸収。耐久ベース型で。
ニードルガード	草		-	様子見や、やどりぎの時間稼ぎに。相手のタスキを潰せればおいしい。
こうごうせい	草		-	自身のHPを最大値の半分回復。天候により回復量が変動する。耐久ベース型で。
ちょうはつ	悪		100	3ターン変化技を封じる。速いので使いやすい。
アンコール	無		100	3ターン同じ技しか出せなくする。速いので使いやすい。
このゆびとまれ	無		-	ダブル専用。頑丈とノーマル耐性により活用機会は豊富。

テラスタル考察 [編集]

タイプ	主な技	解説
岩	ツタこんぼう がんせきふうじ	テラスタイプは変更できずこのタイプのみ。 くさタイプとしての耐性を消す代わりにいわタイプとしての耐性を強化し、岩技の威力を1.33倍に引き上げる。 加えて特性の効果で防御が1段階上昇する。

型考察 [編集]

アタッカー型 [編集]

特性：がんじょう→おもかげやどし
性格：ようき(推奨) or いじっぱり
努力値：AS252 B4 or A236 S252 B20
持ち物：いしずえのめん(固定)
確定技：ツタこんぼう/ウッドホーンorパワーウィップ（両採用可）
選択攻撃技：ばかぢからorけたぐりorローキックorかわらわりorきしかいせい/はたきおとす/くさわけ/がんせきふうじ/じだんだ/でんこうせっか/じゃれつく/とんぼがえり/カウンター
選択変化技：つるぎのまい/ちょうはつ/アンコール/ニードルガード
テラスタイプ：いわ(固定)

種族値に沿った高速アタッカー型。
専用アイテムにより強化された一致技の威力は凄まじく、素早さが下の相手に対して圧力をかけやすい。
がんじょうにより非テラス時の対面性能が高くテラス枠を他に回しやすい。
テラスタルを切る→おもかげやどし発動によりぼうぎょを上げることが可能。しかし、元の耐久力がないので確2や乱2を取られることが多い。
火力は面補正で十分な気もするが、一応がんじょうやテラスタルのぼうぎょ上昇で耐えてからつるぎのまいなどを積むことによって補強できる。

いわとくさのタイプは意外と補完性が良く、
くさの半減される、ほのお、ひこう、むし。いわの半減される、じめんをそれぞれ攻撃面で補える
タイプ一致の技が両方半減されるはがねタイプにはばかぢからやじだんだが刺さる。

ステロや受け出しなどの細かいダメージを回復して頑丈を復活させたり、B上昇と合わせて耐久したりできるウッドホーンの使い勝手が中々良い。しかし無振り連撃ウーラオスすら倒せないなど威力不足も響くので、採用するならパワーウィップと両採用かつるぎのまいと合わせたいところ。

準速だと同族はおろか最速ウーラオスにすら抜かれてしまい水流連打で処理されるので、最速推奨。
AS特化が基本で、耐久調整の場合はAを削る事。
AS特化する場合、余った4はHPに振ると実数値が2nとなり効率が悪いため、BかDに振るとよい。

非テラスかまどオーガポンにはかたやぶりで頑丈を貫通されるので注意。
急所以外で頑丈を貫かれる可能性のある技はばかぢからとウッドハンマーだが、幸いにもどちらも採用率は低い。
陽気かまどオーガポンの非テラスウッドハンマーはB4振りだけでも6.25%の超低乱数1発。確定耐えにするにはB20振りが必要。
なおばかぢからを撃たれると無理。

相性考察 [編集]

特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3～4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。

対オーガポン（いしずえのめん） [編集]

注意すべき点

全フォルム共通だが、アタッカーとして優れたステータスと優秀な技範囲を持つ。
そして、いしずえオーガポンは特性がんじょうで一撃で落とされず、対面性能が高い。

対策方法

当たり前だが、連続技に弱い。
連撃ウーラオスのスカーフ水テラス水流連打や、オーガポンより早いポケモンのつららばりは分かりやすい解答となる。
また、型破りデカヌチャンなら耐久無振りをテラス前テラス後ともにA133以上のデカハンマーで確1。
それ以外には、ステロでの頑丈潰しや先制技による頑丈刈り取りが有効。
頑丈カウンターには注意。
テラス前と後ではがね、かくとうが一貫する。特に鋼はオーガポンの一致技両半減で耐性上でも有利。

外部リンク [編集]

• オーガポン（いしずえのめん） - ポケモン百科事典