メタグロス - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

メタグロス [編集]

No.376 タイプ:はがね/エスパー
通常特性:クリアボディ(相手に能力を下げられない)
隠れ特性:ライトメタル(体重が半分になる)
体重  :550.0kg(けたぐり・くさむすびの威力120)/ライトメタル時:275.0kg(けたぐり・くさむすびの威力120)
鋼/超HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
メタグロス80135130959070600クリアボディ
ドータクン67891167911633500たいねつ/ふゆう/ヘヴィメタル
テツノカシラ907210012210898590クォークチャージ

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)ほのお/じめん/ゴースト/あく
いまひとつ(1/2)ノーマル/くさ/こおり/ひこう/いわ/ドラゴン/はがね/フェアリー
いまひとつ(1/4)エスパー
こうかなしどく

第三世代出身の600族の一角。
同タイプにドータクンテツノカシラが存在するが、前者はサポート気質、後者は特殊アタッカー配分、メタグロスは物理アタッカーとしての運用が基本なので特に差別化は意識しなくてよい。

はがねタイプらしい高耐久・多耐性に加え、高い攻撃と多彩な技を併せ持ち、クリアボディで能力低下の恐れも無いためタイマン性能が高い。
多少の浮き沈みはあれども、登場当初から補完としてもエースとしても高い採用率を維持している古豪。
素早さは低いので「耐えて殴り返す」というのが基本の流れとなり、仮想敵を定めた耐久調整が重要。

第九世代ではテラスタルが実装。中程度の技威力を補強できるため相性は良いが、元々の耐性の良さを失うので切るかどうかはよく考えるべき。
技方面では、サイコファング、ヘビーボンバー、ハードプレス、はたきおとす、ストーンエッジ、シャドークロー、きあいパンチ、くさわけ等、
メインウェポンになり得る一致技の他にサブウェポンとしても有用な技を多数取得し、攻撃性能に磨きがかかった。
また、剥奪されていただいばくはつが思い出し技で復帰。てっていこうせん頼りだった自主退場手段も補強された。

現環境ではサーフゴーなどのゴースト四災一撃ウーラオスを筆頭にあくの採用率も高く、苦手な相手も多数存在する。
とはいえトップメタのハバタクカミに対して、タイプ一致バレットパンチで先制できるのは数あるエスパーの中で大きな個性と言える。
エースとしては動きにくいが、差別化ができたこともあり補完としては前作よりも高性能であるため、メインアタッカーとの相性を加味しつつ採用したい。

特攻も攻撃より大分劣るとはいえ低くはなく、新規習得した特殊技に高火力なものが多い。
火力指数は特化コメットパンチの27675に対し、特化てっていこうせんが33810と反動はあるが上回るほど。
範囲は劣りがち、かつ反動技や溜め技が多いので考え無しに採用出来るものではないが、奇襲としての価値は充分にある。



特性考察 [編集]

クリアボディ
通常特性。相手からの能力低下を無効化する。いかくは弱体化したとはいえまだまだ現役、
加えてあまえるやすてゼリフによるデバフ、おきみやげによる起点化も無効などメリットは多い。
ライトメタルがほぼ無意味なので、基本的にこれで確定。
かたやぶりで貫通されるのは忘れずに。
ライトメタル
隠れ特性。体重が半分になるが、元が重すぎるためけたぐり・くさむすびのダメージはかるいしまで持たせてようやく20軽減される程度。
逆にヘビーボンバーやヒートスタンプのダメージが増加してしまうほか、自分が使うヘビーボンバーの威力も下がるため実質デメリット特性。
一応トレース対策にはなるが、汎用性の高いクリアボディを捨ててまでメタグロスで対策することはないため候補外。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果解説
バレットパンチ40(60)100優先度+1タイプ一致技。先制技。きあいのタスキ潰しに。
攻撃が高いので先制技にしては火力が出やすく、
A特化+パンチグローブで無振りハバタクカミを確1にできる。
コメットパンチ90(135)90攻撃↑20%タイプ一致技。高威力・命中不安。
アイアンヘッド80(120)100怯み30%タイプ一致技。性能安定。すばやさが低いので怯みは狙いにくい。
ハードプレス1~100
(1~150)
100相手のHP
に威力依存
タイプ一致技。威力が若干低い鋼版のにぎりつぶす/しぼりとる。
癖があるが威力と命中率は優秀。
ヘビーボンバー40~120
(60~180)
100-タイプ一致技。重いため多くのポケモンに最大威力が出せる。
効きにくいポケモンにはじしんが刺さりやすい。
サイコファング85(127)100壁破壊タイプ一致技。性能安定。追加効果も優秀。新規習得。
じしん100100-対炎・電気・鋼。一致技との相性補完に優れる。
ダブルでは味方を巻き込むので注意。
じだんだ75/150100-同上。怯みや技外しの多いダブル向け。単体攻撃地面技。
グラスフィールド下で半減されない点も優秀。
アームハンマー10090素早↓対鋼悪。素早さ低下が痛い。ばかぢからは覚えない。
れいとうパンチ75100凍り10%対飛地竜。メイン技との相性補完に適している。主に氷4倍狙いで。
はたきおとす65/97100持ち物排除対霊・超。追加効果が優秀。
ストーンエッジ10080急所ランク+1対炎。リザードンウルガモスに。命中不安。
いわなだれ7590怯み30%同上。命中重視なら。ダブルでは相手2体攻撃。
怯みを狙うにはひと工夫必要。
がんせきふうじ6095素早↓100%サポート向け。威力は劣るがいわなだれより命中安定。追加効果も優秀。
だいばくはつ250100自分瀕死大ダメージを与えつつ退場。ゴーストの受け出しに注意。
特殊技タイプ威力命中効果解説
テラバースト80<120>100タイプ変動テラスタル時にタイプが変化し、AとCを比べて高い方でダメージを与える。
変化技タイプ命中解説
みがわり-変化技対策。遅いので使いづらい。
トリック100こだわりアイテムとあわせて。
こうそくいどう-素早さ強化。クリアボディのおかげで崩されにくい。
ステルスロック-サポート用。読まれにくさを活かして。
こわいかお-妨害用。敵の素早さを激減させる。
+  採用率の低い技

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
だいばくはつ
テラバースト
ゴーストを透かし、大爆発の強化にも役立つ。
テラバースト弱点の炎を半減し、氷・鋼・フェアリーの耐性を維持。
元々半減だった岩が弱点になる為サイクル戦の場合はステルスロックに注意。
テラバースト氷耐性を維持し炎と水に切り返す。テツノツツミには注意。
かみなりパンチ弱点が地面のみに。
テラバースト地面に切り返す。炎弱点の一貫に注意。
れいとうパンチ解説
アームハンマー
きあいパンチ
かわらわり
ボディプレス
悪半減。
テラバースト耐性そのものは優秀だが地面弱点が一貫する。
じしん
じだんだ
相性補完。
つばめがえし
テラバースト
風船を持ってないのを見てじしんを撃ってくる竜地に冷パンで逆襲可能。
しかし便利すぎるあまり明らかに読まれやすい点に留意。
サイコファングはがね側の弱点を削除できるが、エスパーは通りが悪く、耐性が一気に減ってしまう。
テラバースト解説
ストーンエッジ
いわなだれ
がんせきふうじ
ウルガモス。炎を半減し更に砂嵐で特防強化。岩技火力上昇の恩恵は未知数。
シャドークローかくとう耐性を残すなら。
テラバースト解説
はたきおとすゴーストタイプにあくテラスタルで切り返す。はたきおとすの強化も出来る。
コメットパンチ
アイアンヘッド
ヘビーボンバー
バレットパンチ
ハードプレス
エスパー側の弱点を削除。火力の補強と耐性の維持を同時にでき、安定択。
かくとう耐性を失う点は注意。
テラバースト解説
ステラテラバーストタイプはそのままに、各技の威力を1度だけ強化する。

型考察 [編集]

物理アタッカー基本型 [編集]

特性:クリアボディ
性格:いじっぱり
努力値:HA252をベースに耐久調整
持ち物:とつげきチョッキ/じゃくてんほけん/いのちのたま/パンチグローブ/タイプ強化アイテム(鋼・超)/ラムのみ/オボンのみ
確定技:バレットパンチorコメットパンチorアイアンヘッドorヘビーボンバーorハードプレス(いずれもバレットパンチと両立可)/サイコファング
選択技:じしん/はたきおとす/れいとうパンチ/かみなりパンチ/ストーンエッジ/アームハンマーorボディプレスorきあいパンチ/こうそくいどう

種族値に沿った物理アタッカー型。
基本はHA振りだが、耐えて殴るというスタイル上、耐久調整も非常に有効。
鋼技は素早さを補えるバレットパンチ・威力重視のコメットパンチorアイアンヘッド。
第九世代からはより高威力が出やすいヘビーボンバーやハードプレスも選択肢に入る。バレパンと他の鋼技は両立もありうる。

弱点保険も使いやすく、4倍弱点のない耐性多数のため、等倍の4タイプを除いては半減以下にするか弱保が発動するかを強いることができる。
フルアタ気質であるため持ち物を見破られにくい。

こうそくいどうは上手く積めれば、火力・耐久・素早さを併せ持つことが出来る。
高耐久で積むチャンスも多いが、単に高速アタッカーが欲しいなら他にも適任が居ることは留意。

こだわり型 [編集]

特性:クリアボディ
性格:いじっぱり/ようき
努力値:HA252orAS252or耐久調整 余り攻撃
持ち物:こだわりスカーフ/こだわりハチマキ
優先技:バレットパンチorコメットパンチorアイアンヘッド/トリック
優先技:れいとうパンチ
選択技:しねんのずつきorサイコファング/じしん/かみなりパンチ/ストーンエッジ/アームハンマーorボディプレス/はたきおとす

スカーフorハチマキで足りない火力や素早さを補いつつ、トリックで耐久型にも役割を持つ型。
通常型とは違った相手を役割対象とすることが出来る。

サポート型 [編集]

特性:クリアボディ
性格:いじっぱりorわんぱくorしんちょう
努力値:HA252ベースで耐久調整
持ち物:こうこうのしっぽ
確定技:トリック/れいとうパンチ
優先技:コメットパンチorアイアンヘッドorバレットパンチ
選択技:ステルスロック/リフレクター/ひかりのかべ/サイコファング/じしん/かみなりパンチ/だいばくはつ

高耐久を活かして起点作りを行えるようにしたサポート要員。
主な役割は、先発で繰り出しての起点作りか、しっぽトリックによる高速アタッカーに対するストッパー。
何れの場合でも基本的な流れは共通しており、以下のようになる。

1・しっぽトリックで素早さ逆転+道具を奪い弱体化
2・上からステロor壁で起点作り または 攻撃技で削る
3・後続エースを出して無双

高耐久かつ4倍弱点を持たないので、相手によっては交代出しからでも役割遂行が間に合うほど。

また似たようなサポート型のポケモンと比べると攻撃性能が非常に高いので、ある程度Aに努力値を振ることでアタッカーも担える。
自身の攻撃で後続エースの確定圏内まで押し込んだり、相手によってはそのまま自身で突破することも十分可能。
トリックのタイミングは基本初手だが、状況次第では温存しながらサイクル戦を行い、相手に合わせてトリックでストッパーに転じるなど、
高い基本性能を活かした多様な動きが出来るのが魅力。

コンセプトのトリック、仮想敵への打点になるれいとうパンチ、等倍打点として一致鋼技まではほぼ確定。
ラスト一枠は、先発時などのサポート性能を重視するならステロor壁。
アタッカーとしての役割も求めるなら、しねんorかみなりパンチorじしん。

ちなみにバレットパンチはこうこうのしっぽ中でも先制出来るが、トリック後は逆にメリットが薄れる。
優先度は低いが、トリックを温存しながらアタッカーとしても立ち回りたいなら優先度が上がる。

【ダブル】物理アタッカー型 [編集]

特性:クリアボディ
性格:いじっぱりorようき
努力値:HA252 or AS252
持ち物:じゃくてんほけん/とつげきチョッキ/いのちのたま/ラムのみ/オボンのみ/こだわりハチマキ/こだわりスカーフ/パンチグローブ
確定技:バレットパンチorコメットパンチorアイアンヘッド(両立可)
攻撃技:サイコファング/れいとうパンチ/じしんorじだんだ/かみなりパンチ/アームハンマーorボディプレス/こごえるかぜ/はたきおとす
補助技:まもる/トリック

ダブルでメジャーないかく無効なのは嬉しい。
また、味方にじならしを撃ってもらえば「自身S↓無効+じゃくてんほけん発動+相手二体Sダウン」となり、一気に有利に。
こごえるかぜ等で味方のサポートに動く事も一応可能ではあるが、素直に殴った方が強いか。


対メタグロス [編集]

注意すべき点
安定した役割遂行能力が持ち味。
純粋な技の撃ち合いに強く、高い攻撃と耐久を持っており、場合によっては全抜きされかねない。
それ以外にも豊富な耐性と高耐久を生かした耐久型、ステロや壁等で味方を補助するサポート型と、やれることが非常に多い器用なポケモン。
対策方法
素早さは中程度、素の特殊耐久はそこまで高くないので、普通に撃ち合う場合は、ほのおタイプの特殊アタッカー等で早めに決着をつけたい。また素の積み手段も乏しいため、みがわり等の時間稼ぎの他、おにびやでんじはなどの状態異常撒き(どくどくはタイプの関係上無効)、ゴツゴツメットや再生回復による受けでじわじわ消耗させるのも比較的有効。
こうそくいどうを所持している場合は技スペース圧迫の問題が発生。
メインウェポンのコメットパンチやアイアンヘッドの範囲自体は広くはなく、どの技を切っても有効打の無いポケモンは必ず出る。(サイコファング等を切るとドヒドイデが、岩技を切るとヒートロトムウルガモスが、アームハンマーを切るとポリゴン2が、かみなりパンチを切るとギャラドスが、じしんを切るとサーフゴーが厳しいといった具合)
基本的にテラバーストが無い限り、ハッサムクレセリアへの打点がないため、ある程度安定して受けられる。
クレセリア側からの打点もシャドーボールを所持していない場合やゴツゴツメットがない場合は少し厳しい。

外部リンク [編集]