ドードリオ [編集]
No.085 タイプ:ノーマル/ひこう 通常特性:にげあし(野生のポケモンから必ず逃げられる) はやおき(眠りの継続ターンが通常の半分になる) 隠れ特性:ちどりあし(混乱状態のときに回避率が上がる) 体重 :85.2kg(けたぐり・くさむすびの威力80)
初代出身のノーマル×ひこう複合。攻撃と素早さが高めだが残りは低め。
数値だけみると微妙なラインだが、一致じたばたの使い手としては火力・素早さともに高水準。
耐久も低いのでタスキと組み合わせて最大火力を出しやすく、嵌まった際の爆発力が強み。
第九世代ではけたぐり、ドリルライナーを新規習得、じだんだを再習得。いわ、はがねへの打点を取り戻した。
変化技についてもおいかぜ、バトンタッチ、フェザーダンス、ふきとばしと、実戦クラスのものが多数追加されている。
第八世代でおんがえしが廃止され、安定した一致技がひとつ失われたのは痛いところ。
一方ですてみタックルを再習得しており、タスキ+じたばた以外のノーマル高威力技を獲得している。
総合的にはやや安定感は損なわれたものの、高速物理アタッカーとしては順当な強化傾向になると言えよう。
廃止された技以外ではどくどく、はねやすめ、くろいきりを喪失。いずれも本人の耐久の低さを考えると然程問題では無い。
同複合のライバルと比較した場合、特性の貧弱さが最大の短所といえる。
対戦では効果の無いにげあしは言わずもがな、他の特性も低耐久と相性が悪い。
一致じたばたのお陰で差別化手段は問題ないにせよ、汎用性の面では少々分が悪いので、しっかり採用理由は熟慮しておきたい。
特性考察 [編集]
- にげあし
- 戦闘では役に立たない特性。
トレース対策としての採用も考えられなくもないが、他の特性も渡して困るほどではないため候補外。
- はやおき
- 眠り状態から通常よりも早くめざめる。
耐久の低いドードリオをわざわざ眠らせてくることは少なく、ねむるで耐久を狙うのも基本的に無謀。
対面からだと有効に働きづらいものの、交代時に催眠技を食らっても即座に起きる可能性が出る。
他の特性が微妙すぎるため、特に理由がない場合はこの特性を選択。
- ちどりあし
- 隠れ特性。混乱中に相手から受ける技の命中を0.5倍にする。
ランク変化が行われるわけではないため、てんねんやするどいめ、しんがんといった特性を持っている相手であっても発動する。
混乱そのものは防げず、自傷も普通に発生するので混乱メタとして役立ちづらい。
混乱の自傷率低下以来、混乱の搭載率も落ちているため相手からの発動は非現実的。
元の耐久が低いので決まった時のリターンは大きいが、試行回数を稼ぐのは難しく、はやおきの方が優先される。
あばれるを採用している場合は最後まで生き延びた場合に能動的に発動することが可能。
第九世代ですてみタックルを覚えたので採用価値は落ちているが、あばれるを搭載する場合は一応候補に。
技考察 [編集]
攻撃技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 |
---|---|---|---|---|---|
じたばた | 無 | 1~200(300) | 100 | - | きあいのタスキが発動すればかなりの火力。 つるぎのまいと合わせればB特化クレセリアすら乱1となる。 |
あばれる | 無 | 120(180) | 100 | 自動攻撃+混乱 | 高威力で特性ちどりあしとも相性がよいが相手に隙を与える危険性もある。 |
すてみタックル | 無 | 120(180) | 100 | 反動1/3 | 反動はあるが扱いやすいノーマル技。きあいのタスキとは相性が悪い。 |
のしかかり | 無 | 85(127) | 100 | 麻痺30% | 追加効果が優秀。反動はないが威力は低め。 |
ブレイブバード | 飛 | 120(180) | 100 | 反動1/3 | 高威力の飛行技。きあいのタスキとは相性が悪い。 |
ドリルくちばし | 飛 | 80(120) | 100 | - | デメリットもないが威力も控えめ。反動を嫌うなら。 |
アクロバット | 飛 | 55/110 (82/165) | 100 | - | 新規習得。きあいのタスキと相性がいい。 |
けたぐり | 闘 | 20~120 | 100 | - | 威力不安定だがノーマルとの相性補完に優れる。 |
はたきおとす | 悪 | 65→97 | 100 | 道具排除 | 対ゴースト。 |
ドリルライナー | 地 | 80 | 95 | 急所ランク+1 | 対でんき、いわ。差別化でも実用面でも有力。 |
じだんだ | 地 | 75→150 | 100 | - | ドリルライナーと同様。ノーマルの効かないサーフゴーへ交代された時威力が上がる。 |
くさわけ | 草 | 50 | 100 | 素早さ↑100% | 積み技兼攻撃技。手負いの相手や交代読みで。 |
でんこうせっか | 無 | 40(60) | 100 | 優先度+1 | あると便利な先制技。一致なので多少威力もある。 |
がむしゃら | 無 | - | 100 | - | きあいのタスキと相性がよい。鋼や岩タイプも強引に削れる。 |
変化技 | タイプ | 命中 | 備考 | ||
つるぎのまい | 無 | - | タスじたと併せ凄まじい全抜き力。 | ||
ちょうはつ | 悪 | 100 | 耐久ポケモンや積み技を封じる。 | ||
こうそくいどう | 超 | - | スカーフを含めほとんどの相手を抜ける。 | ||
おいかぜ | 飛 | - | 新規習得。使用ターン含め4ターン味方の素早さが2倍。 | ||
つぼをつく | 無 | - | ランダムで何かの能力二段階上昇。ダブルだと味方にも使えるが、運任せは否めない。 | ||
こらえる | 無 | - | がむしゃらのダメージ補強やふかしのこぶしに対するまもるとして。 | ||
みがわり | 無 | - | じたばた・がむしゃら用の調整、きのみの発動を狙う。 | ||
バトンタッチ | 無 | - | 積み技を引き継げる。 |
テラスタル考察 [編集]
タイプ | 主な技 | 解説 | ![]() ![]() |
---|---|---|---|
無 | じたばた すてみタックル あばれる | 一致技の強化。 | ![]() ![]() |
炎 | テラバースト | 解説 | ![]() ![]() |
水 | テラバースト | 解説 | ![]() ![]() |
電 | テラバースト | 解説 | ![]() ![]() |
草 | くさわけ テラバースト | 解説 | ![]() ![]() |
氷 | テラバースト | 解説 | ![]() ![]() |
闘 | けたぐり テラバースト | 解説 | ![]() ![]() |
毒 | テラバースト | 解説 | ![]() ![]() |
地 | ドリルライナー じだんだ | でんき無効。いわやはがねへの打点を強化できる。 | ![]() ![]() |
飛 | ブレイブバード アクロバット ドリルくちばし | 一致技の強化。 | ![]() ![]() |
超 | テラバースト | 解説 | ![]() ![]() |
虫 | とびかかる とびつく | 解説 | ![]() ![]() |
岩 | テラバースト | 解説 | ![]() ![]() |
霊 | テラバースト | しんそく・でんこうせっか無効。 | ![]() ![]() |
竜 | テラバースト | 解説 | ![]() ![]() |
悪 | はたきおとす じごくづき | 対ゴースト。 | ![]() ![]() |
鋼 | テラバースト | 解説 | ![]() ![]() |
妖 | テラバースト | 解説 | ![]() ![]() |
ステラ | テラバースト | 解説 | ![]() ![]() |
型考察 [編集]
物理アタッカー型 [編集]
特性:はやおきorちどりあし(あばれる採用時)
性格:ようき/いじっぱり
努力値:攻撃252 素早さ252
持ち物:こだわりスカーフ/いのちのたま/きあいのタスキ
確定技:すてみタックルorあばれる/ブレイブバード
選択攻撃技:じだんだorドリルライナー/けたぐり/はたきおとす/でんこうせっか
選択変化技:つるぎのまい/みがわり/こうそくいどうorおいかぜ/バトンタッチ
シンプルな物理アタッカー型。
タスじた型 [編集]
特性:はやおき
性格:ようき/むじゃき/せっかち
努力値:攻撃252 素早さ252
持ち物:きあいのタスキ
確定技:じたばた
優先技:つるぎのまい/アクロバットorドリルくちばし/じだんだorドリルライナー/けたぐり
選択攻撃技:がむしゃら/はたきおとす/でんこうせっか
選択変化技:こうそくいどうorおいかぜ/こらえる
きあいのタスキで耐えてじたばたで無双する型。
つるぎのまいはタスキと相性がよく、速さと攻撃を兼ね揃えているので火力は凄まじいが、先制技に弱い。
飛行タイプなのでサイコフィールドで先制技を防げないのが痛い。
一致技との補完にも優れるため、けたぐりか地面技は採用したい。
飛行技はタスキと相性のいいアクロバットか、癖のないドリルくちばしから選択。
対ドードリオ [編集]
- 注意すべき点
- ASともに110という一致じたばた使いの中でも高水準の攻撃・素早さを誇る。
並みのポケモンではこだわりスカーフがなければ追い越せない。
- 対策方法
- 耐久力の低い典型的な速攻アタッカーのため、先手を取ることができれば容易に倒せる。
きあいのタスキの所持率が高いため、先制技や連続技を持っていればより確実に処理できる。
とびげりとつるぎのまいを覚え、積まれてしまうと鋼タイプでも完全には受けきれない。
やはり上から殴ることが最も確実な処理法といえる。