フリーザー(ガラルのすがた) - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

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フリーザー(ガラルのすがた) [編集]

No.144 タイプ:エスパー/ひこう
通常特性:かちき(相手に能力を下げられると特攻が2段階あがる)
体重  :50.9kg(けたぐり・くさむすびの威力80)
フリーザーHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
フリーザー(ガラル)90858512510095580かちき
フリーザー(原種)90851009512585580プレッシャー/ゆきがくれ
超&飛HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
フリーザー(ガラル)90858512510095580かちき
オドリドリ(ふらふら)757070987093476おどりこ
Hウォーグル11083701127065510するどいめ/ちからずく/いろめがね

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)でんき/こおり/いわ/ゴースト/あく
いまひとつ(1/2)くさ/エスパー
いまひとつ(1/4)かくとう
こうかなしじめん

ガラル三鳥:フリーザー(ガラル) | サンダー(ガラル) | ファイヤー(ガラル)


フリーザーリージョンフォームガラル三鳥の一匹。エスパー×ひこう複合に変化。
種族値は耐久が低下した代わりに素早さと特攻が上昇し、中速特殊アタッカーらしい配分になった。
タイプだけでなく習得技、特性も異なるので原種との差別化は意識する必要がないが、他のリージョンフォーム同様に同時採用はできない。

第九世代では禁止伝説のルギアを除くとHウォーグルが登場、オドリドリ(ふらふら)が復帰。
全員中速以下の特殊アタッカー寄りで、特攻・素早さ・耐久指数の全てにおいて一番高い。
特性は全く異なり、ウォーグルは能動的に火力や攻撃範囲を広げられ、フリーザーは相手の能力低下を咎められる。差別化はあまり意識しなくてもいいだろう。

とはいえステータスは飛行としては特攻が高め程度で、素早さは100族にも満たない低さ。エスパーとしてはラティオスの完全劣化にあたる。
特性も相手依存で安定しない上、ガラル三鳥共通の問題であるサブウェポン不足も非常に深刻。
エスパーひこう共に範囲が狭く、サブウェポンもげんしのちから、シャドーボール止まり。
一致技を両方半減以下に抑える鋼やバンギラス等には手も足も出ず、ねっぷう等の鳥ポケモン御用達のサブウェポンも覚えないため、等倍での殴り合いを強いられがち。
純粋なアタッカーよりも補助技を交えて器用に立ち回りつつ隙を突いて攻撃、というのが基本戦術となる。
幸い、豊富な変化技やとんぼがえりによりサイクル性能はそれなりに高く、交代の隙を突いて負荷をかけるのは得意。
ガラル三鳥では唯一高速再生技(じこさいせい)を習得する。原種より耐久は低いが、長期戦になりやすい自身の性能との相性は良好。

上述の技範囲の狭さ、及び特性の発動機会の観点から、シングルよりもダブルの方が真価を発揮しやすいポケモン。
おいかぜやトリックルームによる行動順操作が行えるほか、相手側のいかくポケモンの繰り出し時にかちきの発動も狙いやすい。
ダイマックスの廃止により能力低下の機会が減少したものの、有用な要素であることに変わりはない。

第九世代では変化技にトリック、かげぶんしん、にほんばれ、あまごい、ゆきげしき、てだすけが追加。攻撃技でまともなものはテラバースト、サイコノイズのみ。
新要素のテラスタル+テラバーストでサブウェポンの貧弱さは若干改善されたが、フリーザーで切るべきかはよく考えよう。
失った技はパワースワップ、ガードスワップ、サイドチェンジ。サポート型での選択肢が若干減った。



特性考察 [編集]

かちき
隠れ特性は無くこれのみ。相手に能力を下げられると特攻が2段階上昇。
所持者の中では種族値が特攻も合計値も群を抜いているが、エスパーにもかかわらず飛行複合のせいでサイコフィールド+ワイドフォースが使えず火力は低い。素早さも中速で攻撃範囲も狭いので、上手くこの特性を発動できるように立ち回りたい。
ダブルバトルではいかくがメジャーなので発動を狙いやすい。
あまのじゃくと違い、味方に能力を下げられても発動しない点に注意。

技考察 [編集]

特殊技タイプ威力命中効果解説
いてつくしせん90(135)100凍り10%タイプ一致技。専用技。珍しい追加効果が特徴だが、発動機会は稀。
サイコキネシス90(135)100特防↓10%タイプ一致技。凍りよりも次発の突破力に賭けるなら。
サイコショック80(120)100相手の防御で
ダメージ計算
タイプ一致技。威力は下がるが特殊受けに刺さる。
ゆめくい100(150)100相手眠り時
HP吸収
タイプ一致技。貴重な回復技。さいみんじゅつと併せて。
アシストパワー20(30)100能力上昇毎に
威力+20
特性の発動やめいそう、じゃくてんほけんと併せれば高威力が狙える。
ぼうふう110(165)70混乱30%タイプ一致技。高威力だが命中不安。雨下で必中。
エアスラッシュ75(112)95怯み30%タイプ一致技。威力は控えめだが、追加効果が優秀で狙いやすい。
シャドーボール80100特防↓20%数少ないサブウェポン。エスパーやゴーストに。
げんしのちから60100全能力↑10%もう一つのサブウェポン。ほぼ4倍ピンポイント。
テラバースト80<120>100タイプ変動テラスタル時にタイプ変化し、ランクも含めて攻撃が高い場合は物理技になる。
物理技タイプ威力命中効果解説
とんぼがえり70100攻撃後交代少しでもダメージを与えつつ交代したい時に。
変化技タイプ命中解説
じこさいせい-最大HPの半分回復。長く居座って特性の発動を狙うなら。
はねやすめは覚えない。最大PPが減少したので注意。
めいそう-特攻と特防を強化。特殊アタッカーに対してより強くなれる。
かげぶんしん-回避率を上げて運ゲーに持ち込む。必中技やするどいめには注意。
自身の耐久力が高いので連発が見込める。
リフレクター-物理耐久を強化。元が中の上程度の耐久なので、あると心強い。
ひかりのかべ-特殊耐久を強化。どちらかというとサポート用。
さいみんじゅつ60相手の足止めに。からぶりほけんでフォローが可能。
おいかぜ-4ターン味方の素早さ倍増。後続のサポートにも。
こうそくいどう-素早さを2段階上昇。自分のみが対象だが、おいかぜと違い永続。
トリックルーム-5ターン素早さ逆転。自身は遅くないため基本ダブル用。
ふういん-ダブル用。主に相手のトリックルームを封じる。
みがわり-主にでんじは対策。
スキルスワップ-ダブル向け。特性交換での攪乱用。その他、めいそうを積む場合のてんねん対策に。
トリック100こだわり系アイテムとあわせて。
てだすけ-ダブルでのサポート用。

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
ハイパーボイスゴースト無効。
テラバースト対氷。岩が一貫する。
テラバースト対岩。電気が一貫する。
テラバースト麻痺無効。
テラバースト対岩。電気半減。氷が一貫する。粉技無効。
テラバースト岩が一貫する。
テラバースト対氷・岩・悪。特にバンギラス
テラバースト解説
テラバースト電気無効・岩半減。氷が一貫する。
ぼうふう
エアスラッシュ
タイプ一致技の強化。
いてつくしせん
サイコキネシス
サイコショック
ゆめくい
アシストパワー
タイプ一致技の強化。
とんぼがえり
テラバースト
岩が一貫する。
げんしのちから
テラバースト
対氷。
シャドーボールゴーストと悪が一貫する。
テラバースト電気半減。氷が一貫する。
テラバーストゴーストと悪を半減。いたずらごころ耐性の獲得。
テラバースト対氷・岩。
テラバースト対悪。
ステラテラバーストタイプはそのままに、各技の威力を1度だけ強化する。

型考察 [編集]

特殊アタッカー型 [編集]

特性:かちき
性格:おくびょう/ひかえめ
努力値:CS252/HC252
持ち物:こだわりメガネ/こだわりスカーフ/いのちのたま/じゃくてんほけん/からぶりほけん/とつげきチョッキ
確定技:いてつくしせんorサイコキネシスorサイコショック(両立可)/ぼうふうorエアスラッシュ
選択技:とんぼがえり/シャドーボール/げんしのちから/テラバースト
変化技:さいみんじゅつ/めいそう/じこさいせい/トリック
テラスタイプ:ステラ/妖/闘/悪

種族値に従った特殊アタッカー型。
同複合タイプの中でも優秀な能力値を持つが、サブウェポンが少ないのでできることは限られる。
技範囲が狭い故に、苦手な相手からは引かざるを得ない性質から、こだわりアイテムとの相性はよい。
ぼうふう以外の一致技の火力に不安は残るものの、こだわりメガネなら思いがけない負担をかけやすい。
こだわりアイテムと相性の良いトリックを新たに習得したため、不利な相手に押し付ける戦略も取れる。

特殊受け型 [編集]

特性:かちき
性格:おだやか
努力値:HD252
持ち物:たべのこし/オボンのみ 等
確定技:じこさいせい/いてつくしせんorサイコキネシスorサイコショックorアシストパワー(両立可)
選択技:めいそう/ぼうふうorエアスラッシュ/とんぼがえり/さいみんじゅつ/ひかりのかべ

特防方面で高めの種族値を生かした特殊受け型。
Cは元々高いため、受けではあるがめいそうを積めばそこそこ火力も出せる。
めいそうを積む前提であれば、相性の良いアシストパワーの優先度は高い。
ただし2回以上積まないと威力不足なので、他の攻撃技も1つは忍ばせておきたいところ。

【ダブル】サポート耐久型 [編集]

特性:かちき
性格:ずぶとい/おだやか/おくびょう/ひかえめ
努力値:H252 耐久調整 残りCS
持ち物:各種シード/たべのこし/HP回復きのみ/タイプ半減きのみ/じゃくてんほけん
優先技:ぼうふうorエアスラッシュ/まもる
選択攻撃技:いてつくしせんorサイコショック/アシストパワー
選択変化技:おいかぜ/トリックルーム/じこさいせい/めいそう/シャドーボール/リフレクター/ひかりのかべ/さいみんじゅつ/ふういん/てだすけ

高耐久で居座ってかちき発動を狙いつつ、豊富な技で補助や耐久をこなす型。
習得技も両壁や、S操作としておいかぜとトリックルーム、耐久型としてもめいそうとじこさいせいを完備しており、かちき持ちの中で一際高いスペックを持っている。

かちきの発動機会があればそのまま攻めに転じることも可能。
弱点自体は5つと多めであり、いかくやS操作全体技(こごえるかぜ、エレキネット)が飛んでくる機会も多い分、じゃくてんほけんとの相性も良い。
急に爆発的な火力を得られることもあるので、めいそうやアシストパワーを採用する際は有力な選択肢となり得る。


相性考察 [編集]

特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。


対フリーザー(ガラルのすがた) [編集]

注意すべき点
めいそう+じこさいせいにより、先手をとれる特殊型に対しては有利に動いてくる。
十分に積まれるとアシストパワーにより、あくタイプやタスキがないと半減や特殊受けを圧しきって、全抜きを許してしまう可能性もある。
かちきの存在により能力をダウンさせると一気に火力を上げてくるため、よほどの理由がない限りいかく持ちの選出は避けた方が無難。
てんねんは上昇したCやDを無視できるが、アシストパワーの威力上昇は無効化できないので、特防が低いと圧しきられることも。
対策方法
物理耐久の能動的な上昇手段はリフレクターしかない。そのため物理攻撃ならあっさり沈むことも多い。
耐久型でもめいそうからの一致アシストパワーで攻めてくることがあるため、速攻を仕掛けたい。
上からちょうはつをかけることができれば厄介な技はほとんど使えなくなる。くろいきりorクリアスモッグで能力変化をリセットするのも手。
一致技はどちらもはがねタイプで半減可能。特にドドゲザンならシャドーボールなどのサブウェポンもほとんど半減できる。
はがね以外では、バンギラスもげんしのちからととんぼがえり以外を半減以下にでき弱点を突けるため有利。

外部リンク [編集]