ルギア - ポケモン育成考察Wiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

ルギア [編集]

No.249 タイプ:エスパー/ひこう
通常特性:プレッシャー(受けた技のPPを1多く減らす)
隠れ特性:マルチスケイル(HPが満タンのときに受けるダメージを半減する)
体重  :216.0kg(けたぐり・くさむすびの威力120)
地面無効高耐久超HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ルギア1069013090154110680プレッシャー/マルチスケイル
クレセリア120701207513085600ふゆう
ユクシー75751307513095580ふゆう
デオキシスDF50701607016090600プレッシャー
禁止級類似特性HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ルギア1069013090154110680プレッシャー/マルチスケイル
ルナアーラ1371138913710797680ファントムガード
テラパゴス(テラスタル)959511010511085600テラスシェル

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)でんき/こおり/いわ/ゴースト/あく
いまひとつ(1/2)くさ/エスパー
いまひとつ(1/4)かくとう
こうかなしじめん

エスパー×ひこう複合の一角にして、第二世代の禁止級伝説。
禁止級でもトップクラスの耐久指数と、マルチスケイルによる圧倒的な耐久力が強み。
その耐久力はH振りだけで、特化カイオーガの雨補正+最大威力のしおふきを確定2発に抑え込むほど。
素早さも禁止級としては高い部類で、多少不利な状況でも先制で壁や状態異常を撒きつつ、じこさいせいを連打することで強引に立て直すことが可能。

ただし耐性は4倍弱点こそないが多弱点で、禁止級に多いエスパードラゴンの対策技で抜群を取られやすい。
高耐久+マルチスケイルとはいえ、禁止級の火力で弱点を突かれると流石に苦しくなる。
回復手段としてはじこさいせいこそあるが、はねやすめが剥奪されタイプ相性を誤魔化す手段が失われてしまったのも辛く、
またキュレムゼクロムルナアーラは前世代に引き続きマルチスケイルを無視して一致で弱点を突いてくる。
同じくミライドンも要警戒。

禁止級としては最低クラスの火力も問題。めいそうと相性のいいアシストパワーも習得できないため耐えても反撃で倒しきれないと泥仕合に陥りがち。
ただ耐えているだけでは追加効果や急所で崩されてしまうので、どうやって切り返していくかが非常に重要。
じゃくてんほけん、めいそう等、突破力を向上させる手段はほぼ必須。

第九世代ではブレイブバード、アクロバット、サイコノイズ、こわいかおを習得。第二世代以来となるのろいも再習得した。
実用的な一致物理打点を手に入れ、物理型を構築できるようになった。
一方ででんじはの喪失は、補助型としては高めの素早さを活かせる技だっただけに大きな痛手。
XD技は輸送時に忘れてしまうため、フェザーダンスとサイコブーストは使用不可。前者はDLCで追加された技マシンでも習得できない。

テラスタルとの相性は良好。マルチスケイル+高耐久とテラスタルの相性の良さはカイリューで証明済。
ただし同様の戦法はルナアーラでも可能な上、あちらは一貫性の高い専用ゴースト技を持ちこちらほど火力不足になりにくい。
その上かたやぶり無効効果によってゼクロムレシラムにも屈しにくく、補助技もこちら以上に豊富。
4倍弱点を持たないことによる安定感とあちらを更に上回る耐久力で差別化していきたい。



特性考察 [編集]

プレッシャー
優れた耐久性能によりターンを稼ぎやすく、相性がよい。
伝説戦では、専用わざや強力なわざに頼ることが多い故にPPが少ないことも多く、相手に負担と躊躇を生じさせることができる。
またルギアは、先に行動することで不利な戦局を覆せるのも望めるため、登場時のアナウンス順で素早さ判定が出来るのも長所。
隠れ特性のマルチスケイルも強力だが、こちらも十分採用を検討できる。
マルチスケイル
隠れ特性。概要部の通り初撃への耐久性が高く、じこさいせいやギガドレインなどの回復わざでの再利用も期待できる。
カイリューも同特性を持つが、タイプや役割がそもそも異なるので差別化は自然となされる。
相手のトレースには注意。特にポリゴン2にトレースされると最悪。
マルチスケイルの個体はVC版金銀クリスタル、ARサーチャー、2018年映画配布、ハマナスパーク(SPのみ)、とくせいパッチで入手できる。

技考察 [編集]

特殊技タイプ威力命中効果解説
エアロブラスト100(150)95急所率+1タイプ一致の専用技。
積み合いに強い急所技かつ威力命中共に安定しているが、PPは最大8と少ない。
伝説戦ではプレッシャー持ちも多いためPP切れに注意。
ぼうふう110(165)70混乱30%タイプ一致技。命中不安。雨下で必中。晴れで命中率50%。
エアスラッシュ75(112)95怯み30%タイプ一致技。威力は控えめだが長期戦に向いた扱いやすい技。
怯みも十分狙えるが今作ででんじはが喪失したため、
自身のみでのまひるみ戦法はできなくなった。
サイコキネシス90(135)100特防10%タイプ一致技。性能安定。
サイコショック80(120)100-タイプ一致技。特殊受けやめいそう持ちに。禁止級伝説は特防>防御が多い。
サイコノイズ75(112)100回復封じタイプ一致技。相手の耐久型に。耐久型同士の泥仕合を一方的に制すことができる。
みらいよち120(180)1002ターン後攻撃タイプ一致技。サイクル崩しに有用だが癖が強い。
そのままでは使いにくいのでふきとばしとの併用で。
ハイドロポンプ11080-対岩。命中不安以外は優秀。禁伝ありルールでの通りはいまひとつ。
なみのり90100全体攻撃同上。命中・威力共に安定。ダブルでは味方にもあたるので注意。
10まんボルト90100麻痺10%ルギアミラー、ホウオウカイオーガに。
かみなり11070麻痺30%カイオーガピンポイント。雨下で必中。
れいとうビーム90100凍り10%対竜。ゼクロムミライドン等、禁伝ありルールに多い竜に刺さる。
ふぶき11070凍り10%同上。威力重視。ダブルでは相手2体攻撃。
こごえるかぜ5595素早さ↓100%同上。追加効果が優秀。ダブルでは相手2体攻撃。
りゅうのはどう85100-対竜。BWキュレムレシラムを意識するならこちら。
シャドーボール80100特防↓20%伝説戦に多い対エスパー用。
ルナアーラ黒馬バドレックスの安易な繰り出しを許したくないなら必須。
だいちのちから90100特防↓10%対岩鋼電。飛行技との相性補完に優れた技。ゼクロムディアルガに刺さる。
ギガドレイン75100HP吸収1/2攻撃しつつ回復、マルチスケイルの再発動がしやすくなる。めいそうとあわせて。
ウェザーボール50/100100-雨・晴れで威力150。
テラバースト80100タイプ変動テラスタル中はテラスタイプの技になり、実数値が攻撃>特攻なら物理技になる。
物理技タイプ威力命中効果解説
アクロバット55/110
(82/165)
100-タイプ一致技。じゃくてんほけんなどと合わせて。
しねんのずつき80(120)90怯み20%タイプ一致技。唯一のエスパー物理わざ。
じしん100100-相性補完に優れた技。ゼクロムミライドンに刺さる。
変化技タイプ命中解説
めいそう-特攻↑特防↑ 特防を強化しつつ低めの火力を補う補助技。ルギアの要。
のろい-攻撃↑防御↑すばやさ↓ 新規習得。伝説戦では高い方のSとの相性はやや悪い。
まもる-プレッシャーとあわせたPP削りに。ねこだましでマルチスケイルを潰されるを防ぐのにも。
みがわり-プレッシャーとあわせたのPP削りや状態異常対策。マルチスケイルとの相性はいまいち。
じこさいせい-回復技。耐性変化なし。はねやすめは今作では習得不可。
ねむる-回復技。2ターン動けなくなるが、HPと状態異常を全回復できるのは強力。
リフレクター-サポート用。味方の物理耐久を強化。
ひかりのかべ-サポート用。味方の特殊耐久を強化。
ふきとばし-みがわりごと相手を交代させられる。
ほえると違い、特性ぼうおんで無効化されることもないが、きゅうばんには効果無し。
スキルスワップ-自身の特性を相手に渡すと基本的に相性が悪いため、ダブルで味方に行うのが基本。
たんじゅん?マジックガードハードロックひらいしんを得ると非常に強力。
マルチスケイルを渡して味方を守ることも。
おいかぜ-味方のサポート用だが退場手段が乏しい。
+  一部の物理技

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
サイコキネシス
サイコショック
サイコノイズ
みらいよち
しねんのずつき
一致技火力上昇。飛行側の弱点が消える反面、地面技は等倍になってしまう。
エアロブラスト
ぼうふう
エアスラッシュ
ブレイブバード
アクロバット
ダブルウイング
一致技火力上昇。ただし、飛行技はPPが少なかったり、命中不安などでいずれも癖がある。
テラバースト
アイアンヘッド
毒無効。対氷、岩。格闘や地面は元のタイプで弱点を突ける為、相性良好。
テラバースト霊無効。弱点を減らし居座りやすくする。
禁止伝説戦ではルナアーラのシャドーレイ、黒馬バドレックスのアストラルビットといった強烈なゴースト技が飛び交うので非常に有用。
テラバースト耐久型に厄介な毒無効。
テラバースト対ドラゴンや対悪。テラス後の弱点である鋼はともかく、毒は呼びにくい。
テラバースト対悪、ゴースト。いたずらごころ無効。
テラバースト
ドラゴンダイブ
りゅうのはどう
電気を半減にできるが氷は一貫する。
ダブルバトルならドラゴンエールで支援を受けて、エアロブラストを確定急所にできる。
ハイドロポンプ
なみのり
たきのぼり
ウェザーボール(雨)
サブウェポン強化及び耐性の入れ替えに。但し、電気弱点は一貫。
じしん
だいちのちから
サブウェポン強化に加え、でんじは及び電気無効だが、氷が一貫してしまう。
テラバースト
ウェザーボール(晴れ)
氷半減。やけど無効。
テラバースト
ギガドレイン
電気半減。粉やどりぎ無効。
テラバースト
10まんボルト
かみなり
電気半減。麻痺無効。
テラバースト対岩、悪。
れいとうビーム
ふぶき
ウェザーボール(雪)
こごえるかぜ
氷以外の耐性を失う。元が弱点とはいえ、対氷を意識するなら別のテラスタイプの方が望ましい。
テラバースト
ウェザーボール(砂嵐)
弱点の一貫は無いが、弱点自体は多い。じゃくてんほけん等と組み合わせるのも一興。
テラバースト岩が一貫し、テラバースト以外の虫技は使えず、攻撃面、防御面どちらにおいてもメリットがあるとは言えない。
テラバースト
シャドーボール
ゴーストと悪が一貫するので基本的に非推奨。
ステラテラバーストタイプはそのままに、各技の威力を1度だけ強化する。

型考察 [編集]

弱点保険アタッカー型 [編集]

特性:マルチスケイル
性格:おくびょう/ずぶとい/おだやか
努力値:HSベース
持ち物:じゃくてんほけん
確定技:エアロブラストorぼうふうorエアスラッシュ/じこさいせいorギガドレイン
優先技:めいそう/サイコノイズ
攻撃技:サイコキネシスorサイコショック/だいちのちから/シャドーボール/れいとうビーム
変化技:リフレクター/ひかりのかべ/みがわり/ねむる

高耐久多弱点を活かして、じゃくてんほけんで火力アップを狙う。現環境で最もメジャーな型。

道具発動を避けようと等倍技を使ってくる相手に対しては、めいそう+じこさいせいで起点にすることが出来る。
じゃくてんほけん+めいそうで、全抜きも視野に入る。

問題は不足気味の技スぺ。
相性補完のだいちのちからか、特殊受け対策のサイコショックのどちらかを切る事になる。
めいそうを切れば両採用出来るが、火力アップが相手依存で安定性に欠ける。
攻撃と特攻は同値なので、その気になれば物理型や両刀型も可能だが、その場合でも技スぺで悩む事になる。

弱点保険が発動しないと遂行速度が遅いので、あえて弱点技を狙って受け出しするのもアリ。

サイコノイズの習得は大きく、これだけでムゲンダイナのような耐久型に一方的に有利をとれる。
あわよくばテラスタルで毒を無効化しておきたい。

アッキめいそう両受け型 [編集]

特性:マルチスケイル/プレッシャー
性格:おくびょう/ずぶとい/おだやか
努力値:HSベース / HDB耐久ベース / CSベース
持ち物:アッキのみ
確定技:めいそう/じこさいせい
攻撃技候補:エアロブラストorぼうふうorエアスラッシュ/サイコキネシスorサイコショックorサイコノイズ/だいちのちから/シャドーボール/ギガドレイン
変化技候補:リフレクター/ひかりのかべ/みがわり/ねむる

特殊はめいそう、物理はアッキのみで耐久をあげることで両受けを狙う型。
弱点保険型やめいそうを警戒して、等倍物理技でのゴリ押しを狙う相手に強くなる。
アッキ発動前の初撃はマルチスケイルが発動するのもポイント。

火力アップがめいそう頼りのため、どうしても遂行速度が遅くなるのが欠点。
被弾数も多くなるため、急所による事故が非常に怖い。
みがわりがあれば事故を防げるが、飛行技ワンウェポンになってしまう。
その場合はPPが多いエアスラッシュを採用するのも手。


相性考察 [編集]

耐久面がとても高いため、今作では没収されてしまったがやはり状態異常や定数ダメージと相性がよく、弱点が一貫しないカバルドンラグラージのステルスロック、どくびしをまくという点では非常に有能なキラフロルと相性がいい。(ゲッコウガマスカーニャも)
だが、攻撃面で不安な部分があるので、高い火力が出せる、ハッサムオーガポンガチグマ(アカツキ)などもいい


対ルギア [編集]

注意すべき点
マルチスケイルによる強力な耐久力や、プレッシャーを活かしたPP削りなどが強力。
素早さも高いため、生半可なポケモンでは何もできずに倒されてしまうことも。
速いポケモンでも一撃で倒せないと、回復技で粘られてしまう。
加えてサイコノイズを習得したため、遅い耐久型は回復を封じられ一方的に瞑想の起点にされてしまう。
対策方法
マルチスケイルを無視する特性・攻撃
BWキュレムゼクロムは特性により、ルナアーラは専用技シャドーレイでマルチスケイルを無視して攻撃できる。
こだわりスカーフを持たせればより安定する。
特性を奪う
マルチスケイルもプレッシャーも種族値との相性がよい特性なので、
スキルスワップで奪ったりなやみのタネで書き換えたりしてしまえば大幅に弱体化させられる。
攻撃性能は低いため、1ターンかけてでもスキルスワップで奪えれば有利になれる。
重火力アタッカー
耐久がそこそこある重火力アタッカーなら逆に起点にすることができる。
特にバンギラスは一致技半減以下、高い特殊耐久でサブウェポンでの役割破壊も通用しない、すなあらしでマルチスケイルを割ることも可能と天敵。
ホウオウ同様、ステルスロックも有効で、マルチスケイルに対しては特に重宝するがあつぞこブーツ持ちには効果がないので注意。
ちょうはつやどくどく、一撃必殺技など一般的な高耐久ポケモンへの対処法でも機能停止させられる。
弱点高火力
でんじはを没収されたため、上から有利な禁止級の火力で弱点を突く。
黒馬バドレックスミライドンがいいだろう。

外部リンク [編集]