ウーラオス(いちげきのかた) - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

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ウーラオス(いちげきのかた) [編集]

No.0892 タイプ:かくとう/あく
特性:ふかしのこぶし(接触技で相手のまもる・みきりを無視して攻撃できる)
体重:105.0kg(けたぐり・くさむすびの威力100)
格闘×悪HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ウーラオス(いちげき)100130100636097550ふかしのこぶし
ズルズキン65901154511558488だっぴ/じしんかじょう/いかく

ばつぐん(4倍)フェアリー
ばつぐん(2倍)ひこう/かくとう
いまひとつ(1/2)ゴースト/いわ
いまひとつ(1/4)あく
こうかなしエスパー

2種類のフォルムをもつ第八世代の準伝説。フォルムごとに種族値・特性の違いは無いが、複合タイプと専用技を含めた習得技に差異がある。
こちらはかくとうあくで、現環境ではほかにズルズキンが存在する。別フォルムともども差別化は意識しなくてよい。

準伝説としては合計種族値は控えめだが無駄が少なく、物理アタッカーとして手堅くまとまっている。
さらに専用特性ふかしのこぶしにより、まもる・みきりといった時間稼ぎを許さない高い攻撃性能を持つ。

特筆すべきは専用技の「あんこくきょうだ」。
威力が前世代から80→75と僅かに弱体化したものの、確定急所技としては相変わらず最高威力。
一貫性の高い悪技でありながら、一致補正込みで実質威力168という点がシンプルに強力である。
いかく・B上昇・リフレクターなどの足止め手段を無視し、これに特性の効果も乗るため、止められる手段は相当限られる。

難点としては、特殊耐久は平凡なことと、フェアリーが4倍弱点であること。
高火力特殊アタッカーとの撃ち合いは等倍でも不利になりがちで、耐久無振りだとサザンドラのC振りりゅうせいぐんが中乱数1発。
中速故に消耗しやすく、対面を制しても後続に上から縛られてしまうことも多い。
4倍弱点についてはテラスタルでカバー可能だが、相手の不意のフェアリーテラスタルに注意する必要もある。

第九世代ではくさわけ、つるぎのまい、テラバーストを、DLCではほえるを新規習得。
失った技で重要なものは特にない。

連撃と比較すると、等倍範囲の広さ、ゴーストエスパーに強い格闘タイプという点など、そちらに勝るとも劣らない性質を持つ。
しかしシーズン17まではライバルとなる悪物理アタッカーの増加という逆風にあっても採用率10位前後をキープしていたが、伝説が解禁されたシーズン18以降は徐々に採用率が減っている。

なおアルセウスオーガポンなどとは違い、ポケモンを示すアイコンは両方の型で同じ。
このため、見せ合いの時点でどちらの型か判別するのは不可能であり、パーティ構成によって相手に読み違いを発生させることも可能。

いちげきのかたのみ覚える技
あくのはどう/あんこくきょうだ/イカサマ/うっぷんばらし/かみくだく/じごくづき/バークアウト/ふいうち/ほえる


特性考察 [編集]

ふかしのこぶし
第二特性や隠れ特性はなく、これのみ。
接触技であればまもる系統の技を貫通して攻撃できる。まもるが基本技となるダブルでは特に有用な特性。
いわ技と特殊技を除く攻撃技のほとんどが接触技であるため、ほぼ常時発動する。
なお、パンチグローブを持たせると、パンチ技が非接触扱いになることから特性の効果を受けられなくなる。
ただし、パンチ技以外は引き続き特性の効果を受けるため、技選択でまもる貫通とゴツゴツメット対策を分けることも可能にはなる。
シングルバトルならまもるが一部のポケモンにしか採用されず、ウーラオスの前でまもるを選択するケースもほぼないことから、一考の余地があるだろう。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果接触解説
あんこくきょうだ75(112)100確定急所タイプ一致専用技。前世代から威力が5低下。
それでもこの威力で確定急所は相変わらず破格の性能。実質威力112(168)。
ふいうち70(105)100優先度+1タイプ一致技。相手が攻撃技選択時のみだが、威力の高い先制技。
インファイト120(180)100BD↓タイプ一致技。火力・命中共に申し分ないが、耐久が下がる。
ドレインパンチ75(112)100体力吸収1/2タイプ一致技。居座り重視。ビルドアップと併せて。
とんぼがえり70100使用後交代有利不利がはっきりしているので使いやすい。
アイアンヘッド80100ひるみ30%対フェアリー。怯みも狙える。
どくづき80100毒30%対フェアリー。マリルリあたりを意識するなら。
ほのおのパンチ75100火傷10%対虫。ハッサムチヲハウハネに。鋼/飛にはあんこくきょうだの方が刺さる。
かみなりパンチ75100麻痺10%対水飛。ギャラドスラブトロスマリルリ等に。
れいとうパンチ75100凍り10%対飛竜、ランドロスカイリューに。
特殊技タイプ威力命中効果接触解説
テラバースト80<120>100タイプ変動×テラスタル時にタイプが変化し、AとCを比べて高い方でダメージを与える。
変化技タイプ命中解説
ちょうはつ100相手の変化技を封じる。ふいうちと相性が良い。
みがわり-変化技読みで使えば1ターンの猶予を生める。
つるぎのまい-攻撃↑↑ 新規習得。ふいうちの決定力強化に。受けループ等に強く出れる。
ビルドアップ-攻撃↑防御↑ タイプ上流せる相手は多い。居座り向けでドレインパンチと相性が良い。
みきり-ダブル用。まもるよりふういんされにくい。相手のウーラオスには無効化されやすいので注意。
+  採用率の低い技

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
すてみタックル
のしかかり
からげんき
解説
ほのおのパンチアーマーガアハッサム。やけど無効が大きい。
フェアリーを4倍から半減に。
テラバースト解説
かみなりパンチ電気と飛行に耐性+麻痺しなくなる。
サンダーせいでんきでも安定して返り討ちにできる。
くさわけ
テラバースト
粉技無効。飛行が一貫する。
れいとうパンチ対飛行。格闘が一貫する。
インファイト
ドレインパンチ
一致技の威力向上。対悪。
どくづき対妖。格闘も半減。
テラバースト解説
つばめがえし
アクロバット
テラバースト
解説
しねんのずつき対格闘。
とんぼがえり飛行が一貫する。
ストーンエッジ
いわなだれ
がんせきふうじ
格闘が一貫する。
テラバースト格闘無効。カイリューのしんそくなども無効化。
テラバーストフェアリーが一貫する。
あんこくきょうだ
ふいうち
うっぷんばらし
一致技の威力向上。一貫性重視で。いたずらごころ耐性も維持する。
アイアンヘッド対妖。格闘が一貫する。
テラバースト対格闘。
ステラテラバーストタイプはそのままに、各技の威力を1度だけ強化する。

型考察 [編集]

物理アタッカー型 [編集]

特性:ふかしのこぶし
性格:ようきorいじっぱり
努力値:AS252or耐久調整
持ち物:きあいのタスキ/くろいメガネ/くろおび/こだわりハチマキ/こだわりスカーフ/パンチグローブ/いのちのたま/たつじんのおび
確定技:あんこくきょうだ/インファイトorドレインパンチ(パンチグローブ採用時)
優先技:ふいうち
攻撃技:アイアンヘッド/どくづき/ほのおのパンチ/れいとうパンチ/かみなりパンチ/とんぼがえり/ストーンエッジ/つばめがえし/カウンター
変化技:みがわり/ビルドアップorつるぎのまい

オーソドックスな物理アタッカー。
ミミッキュを抜ける絶妙な素早さのため最速を選びたくなるが、対サーフゴーサザンドラを考えるならH振りにするのもあり。


相性考察 [編集]

特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。


対ウーラオス [編集]

注意すべき点
高威力の確定急所という破格の性能の専用技を持つ。ほかの一致技の火力も高く、サブウェポンも非常に豊富。
特性ふかしのこぶしにより、まもる・みきりによる時間稼ぎが通用しない。
いかくや防御ランク上昇、リフレクター・オーロラベールも専用技の確定急所によって無意味になる。
物理特化のアーマーガアクラスの耐久力であっても、努力値振りや持ち物次第では後出しが安定しない火力も持つ。
ダイマックスの廃止により、あんこくきょうだをまともに耐えられるポケモンが減っている。
加えて物理耐久もかなり高く、生半可な物理技では削れにくい。
フェアリーが4倍弱点という明確な欠点はあるが、サブウェポンやテラスタルで対策している可能性が高い。
選出画面でどちらのフォルムなのか判別できない点も非常に厄介。
対策方法
どちらの型にしろ物理アタッカー1本なので、S98以上のポケモンによるおにびが有効。
ただしおにび持ちの霊は悪技で弱点を突かれやすい点と、いたずらごころのおにびは通用しない点に注意。
また物理耐久に比べ特殊耐久が薄いため、特殊技なら等倍でもある程度押していける。
具体的にはサザンドラの無補正252振りりゅうせいぐん@1.1倍以上強化アイテムで無振りウーラオスを確1。素早さも丁度1抜いている。
連撃の型前提で水半減の物理受けを選出したら一撃の型だった」という事態を防ぐためには
「相手のパーティにウーラオス以外に水タイプのアタッカーがいるなら一撃の型かもしれない」とある程度予測をつけておくとよい。
+  対策ポケモンの例

外部リンク [編集]