ユクシー - ポケモン育成考察Wiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

ユクシー [編集]

No.0480 タイプ:エスパー
特性:ふゆう(地面タイプの技を受けない)
体重:0.3kg(けたぐり・くさむすびの威力20)
高耐久浮遊超HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特徴
ユクシー75751307513095580ふゆう
クレセリア120701107512085580ふゆう

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)むし/ゴースト/あく
いまひとつ(1/2)かくとう/エスパー
いまひとつ(1/4)---
こうかなし---

特性「ふゆう」により、じめん無効


第四世代の準伝説である通称「UMA」の一角で、単エスパー
種族値は耐久寄りで素早さも高めだが、攻撃性能は控えめ。HPが並なので数値受けが務まるほどではなく、耐性の少ないエスパー単タイプという点も足を引っ張る。

サポートに向く変化技のレパートリーが豊富。イカサマ、とんぼがえりと起点化を回避する技も習得する。
ほかのエスパーと比較してもあくび、ステルスロック、おきみやげと、珍しいうえに優秀な技が多い。もちろん両壁もしっかり覚える。
自分がエースとなるのではなく、エースの全抜き体勢を整えるのに向くポケモン。

第九世代では同タイプ・同特性で耐久性能で上回るクレセリアの耐久種族値が下方修正された。
それでも同条件ではあちらのほうが耐久が高いが、技による差別化は難しくない。
苦手な相手を後続で倒して要塞化させるクレセリアに対し、こちらは先発でのサポート運用が中心となる。

ほぼ全てのポケモンが覚えるテラバースト以外で新規習得した技はあやしいひかり程度と少ない。DLCではたきおとすを再習得。
LAで習得した準専用技しんぴのちからを引き続き覚える。効果は使用する度に特攻が確実に上昇する効果に変更され、耐久は上げられなくなった。
高速再生を覚えないので能力を上げきるのは難しいが、耐久型に持たせる攻撃技としては比較的嬉しいところ。
設定ミスで第八世代限定の技マシン・技レコード・教え技をHOMEからの転送時に思い出せるようになっていたが、Ver.2.0.1でそれらがSVでも思い出し可能になった。
実用的な技は少ないが、習得者が大幅に減ったサイドチェンジは差別化に役立つだろう。

新要素のテラスタルについては、元の脆弱な耐性をカバーできるので悪くはない。
とはいえ元々攻撃性能の低いユクシーの場合、特におきみやげ、とんぼがえりを用いた運用であれば基本的に切ることはない。
しんぴのちからを用いた居座っての殴り合いを制する型であれば採用候補になる。



特性考察 [編集]

ふゆう
隠れ特性はなく、これのみ。
地面技を牽制できるので、地面に弱い後続を安全に降臨させやすい。
自身も電気タイプにテラスタルすれば弱点無しになるが、後続サポートメインのユクシーがテラスタルを切ることは稀。
かたやぶりで貫通されることも忘れずに。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果解説
しねんのずつき80(120)90怯み20%タイプ一致技。怯みは狙いにくい。
サイコカッター70(105)100急所ランク+1タイプ一致技。命中安定。
とんぼがえり70100自分交代対エスパー・悪。攻撃しつつ撤退。あくびと相性がよい。
じゃれつく9090攻撃↓10%対悪・竜。
れいとうパンチ75100凍り10%ボーマンダランドロスに4倍だが、いかくがあるので厳しい。
ふぶき、れいとうビームは覚えない。
ほのおのパンチ75100火傷10%ハッサムに4倍だが、防御が高いので厳しい。
だいもんじ、かえんほうしゃは覚えない。
ドレインパンチ75100HP吸収1/2対悪・鋼。回復効果付き。高耐久と相性が良いが、ビルドアップは覚えない。
イカサマ95100-対エスパー。攻撃無振りでも使える攻撃技。
はたきおとす65/97100道具排除対エスパー。追加効果が優秀。
あくびで交代を誘い、複数のポケモンの道具排除を狙える。
特殊技タイプ威力命中効果解説
しんぴのちから70(105)90特攻↑100%準専用技。タイプ一致技。追加効果目的で。やや命中不安。
サイコキネシス90(135)100特防↓10%タイプ一致技。性能安定。
サイコショック80(120)100-タイプ一致技。特殊受け対策。
10まんボルト90100麻痺10%ギャラドスペリッパーに。鋼に等倍。
かみなり11070麻痺30%高威力、命中不安。追加効果発生率はこちらが高いが、でんじはのほうが確実。
ギガドレイン75100HP吸収1/2回復効果付き。しんぴのちからやめいそうと相性が良い。
エムリットクレセリアとの差別化に。
マジカルシャイン80100-対悪。一貫性は高いが、威力は低い。
変化技タイプ命中解説
あくび-流し技。起点作りに。相手にまもる・みがわりを使われると不発になる。ふみんなどにも注意。
ステルスロック-サポート用。あくびやレッドカードとあわせて。
おきみやげ100相手の能力をガタガタにする強力な自主退場技。起点作りに。
仕事を終えた後もあくびを撒いたり壁役として使えるので、使用タイミングはよく考えて。
でんじは90サポート用。地面は呼びにくいが、電気やひらいしん等に注意。
リフレクター-サポート用。味方の物理耐久を強化。
ひかりのかべ-サポート用。味方の特殊耐久を強化。
しんぴのまもり-サポート用。味方の状態異常を予防。
トリック100メガネやスカーフとあわせて。
アンコール100起点作りに。
ねむる-状態異常も含め全回復。カゴのみとあわせて。
トリックルーム-サポート用。おきみやげで退場可能。
ドわすれ-特防2段階上昇。
めいそう-特攻・特防を補強。
わるだくみ-特攻を2段階上昇。決定力向上に。
バトンタッチ-後続の無償降臨や積み技と併せて。
サイドチェンジ-ダブル用。高耐久を活かし味方を守る。連続使用で失敗しやすくなる。

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
トライアタック
テラバースト
ゴースト無効。
ほのおのパンチ
テラバースト
やけど無効。
テラバースト解説
かみなりパンチ
かみなり
10まんボルト
テラバースト
ふゆうと合わせて弱点無しに。麻痺無効。かたやぶりには警戒が必要。
ギガドレイン
エナジーボール
くさむすび
テラバースト
厄介なやどりぎのタネや粉技の無効と、ギガドレインの火力を強化できるのは評価点。
ただし耐性は悪く、虫が一貫する。
れいとうパンチ雪で防御1.5倍。ただし耐性自体が劣悪。
ドレインパンチ
テラバースト
対悪・鋼。きあいだま、はどうだんは覚えない。
テラバーストふゆうにより、弱点は実質エスパーのみ。毒・猛毒無効も嬉しい。
テラバースト解説
アクロバット
テラバースト
元からふゆうで浮いており、恩恵は少ない。
しねんのずつき
サイコカッター
しんぴのちから
サイコキネシス
一致技の強化。耐性は変わらず。
とんぼがえり
テラバースト
対悪。
テラバースト地面をふゆうで透かし、砂嵐で特防を1.5倍に。
シャドーボール
テラバースト
ノーマルと格闘無効。ただし霊と悪が一貫するため、弱点はそのまま通される。
テラバースト炎、水、電気耐性。サブウェポンに採用率の高い氷とフェアリーに注意。
はたきおとす
イカサマ
テラバースト
いたずらごころによる変化技、エスパーを無効。
格闘は元タイプとエスパー技の存在により呼びにくい。
アイアンテール
テラバースト
良耐性+毒・猛毒無効。地面はふゆうで無効に。格闘は呼びにくい。
じゃれつく
マジカルシャイン
対悪。良耐性。ドラゴンを意識するなら。

型考察 [編集]

場作り退場型 [編集]

性格:ずぶとい/しんちょう/わんぱく/おだやか/ようき/おくびょう
努力値:H252 BorDorS252をベースに素早さ調整
持ち物:メンタルハーブ(推奨)/オボンのみ/たべのこし/レッドカード/ゴツゴツメット/混乱実
優先技:ステルスロック/あくび
退場技:とんぼがえり/おきみやげ
攻撃技:イカサマ/はたきおとす
変化技:でんじは/ひかりのかべ/リフレクター/しんぴのまもり/トリック/アンコール/バトンタッチ

先発で場作りをして退場することを主軸とする型。
Hに振ればほとんどの攻撃を耐えるため、メンタルハーブと合わせて安定して場作りができる。
ステルスロックや両壁などは一通り覚える。パーティに合わせて変化技を選ぶ。

あくび・とんぼがえり
ユクシーの個性のひとつ。
ラムorカゴ持ちにはあくび→トリックが有効。
交代を誘うためステルスロックの相性は良好。
ステルスロック
きあいのタスキ・マルチスケイルがんじょう潰しに加え、
リザードンウルガモスなど4倍弱点持ちを半壊させられるため、後続が動きやすくなる。
確定数が変わることにより負け筋でも逆転できる可能性が生まれるため、重要度は高い。
あくびとステルスロックを両立できるポケモンの中では最速で、耐久も高めなので使いやすい。

ステロあくび型 [編集]

性格:ずぶとい/おだやか/おくびょう
努力値:HSベース 耐久調整
持ち物:メンタルハーブ/オボンのみ/たべのこし/ゴツゴツメット
確定技:しんぴのちからorサイコキネシスorサイコショック/あくび/ステルスロック
選択技:スキルスワップ/めいそう/みがわり/イカサマ/まもる

優秀な耐久値を活かし、退場せず居座って攻める型。
ステルスロックを設置して、あくび連打で交代を促し、ダメージを稼ぐ。
しんぴのちからにより、相手が居座って眠った際の攻撃手段も確保できるようになった。

あくび無効のポケモンには注意。
やるきふみんマジックミラーはスキルスワップで対抗できるが、おうごんのからだには一切通らない。


相性考察 [編集]

特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。


対ユクシー [編集]

注意すべき点
多彩なサポート技を持ち、高めの素早さからの妨害・起点作りに長ける。
ステルスロックや壁張りで場作りし、あくびやおきみやげ、とんぼがえりで後続のエースに繋いでくる。
しんぴのちからがあるため、長期戦を挑まれた際の突破手段も有している。
耐久面はクレセリアに若干劣る程度で高く、弱点となる技の威力が低めな傾向もあって一撃で落とすことは容易ではない。
対策方法
場作りとして先発で出てくることが多いので、こちらも変化技対策を持つポケモンを先発させる。
あくびはやるきふみんおうごんのからだ等の特性やエレキフィールド・ミストフィールド下で無効。
エーフィ等のマジックミラー持ちならステルスロックも跳ね返せる。
いたずらごころ持ち等、先手を取れるポケモンでみがわりを張るのも手。火力は低いため一撃で壊されることは少ないが、悪に弱いポケモンはイカサマに注意。

外部リンク [編集]