ワタッコ - ポケモン育成考察Wiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

ワタッコ [編集]

No.0189 タイプ:くさ/ひこう
通常特性:ようりょくそ(晴れの時に素早さが2倍になる)
     リーフガード(晴れの時に状態異常にならない)
隠れ特性:すりぬけ(リフレクター・ひかりのかべ・オーロラベール・しんぴのまもり・しろいきり・みがわりを無視して技を出せる)
体重  :3.0kg(けたぐり・くさむすびの威力20)
すりぬけ草HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ワタッコ7555705595110460ようりょくそ/リーフガード/すりぬけ
アノホラグサ5511570807090480かぜのり/すりぬけ

ばつぐん(4倍)こおり
ばつぐん(2倍)ほのお/どく/ひこう/いわ
いまひとつ(1/2)みず/かくとう
いまひとつ(1/4)くさ
こうかなしじめん

第二世代出身のくさひこう複合。攻撃性能はかなり低いが、高い素早さから豊富な変化技を使用できる。
同複合にトロピウスがいるが、性能が全く異なるため差別化は意識しなくてよい。

すりぬけを持つくさとして、アノホラグサが新登場。
二刀流アタッカー気質のあちらとは種族値配分・役割が異なるので、過度の差別化は不要。

ワタッコ以上の素早さに、「いたずらごころ」や優秀な耐性を持つエルフーンとの差別化が問題となる。
こちらの方が耐久系ステータスは少しだけ高いものの、フェアリータイプに比べるとひこうタイプは弱点がメジャーで、特に氷4倍弱点が痛すぎる。
耐性を見ても、エルフーンは地面無効にこそできないものの、代わりに水・格闘・草・地面半減に加えて電気・悪・ドラゴンまでも半減以下に抑えることができてしまう。
攻撃面でもひこうとフェアリーは格差があり、攻撃系ステータスも低いため、火力面も負けている。
エルフーン解禁前はこちらもそれなりに使用されていたが、解禁後はやはり劣化感が強く、使用率を大幅に落として厳しい立場に追いやられた。

タイプ特性で「いたずらごころ」が適用された変化技を無効化するあくタイプに対しても通常通り立ち回れることや、
下記のワタッコ独自の技と併せて差別化を図りたい。

ワタッコが覚えてエルフーンが覚えない主な技
飛行物理技、まとわりつく、ねむりごな、リフレクター、ドわすれ、つるぎのまい、こうごうせい、ちからをすいとる 等

技方面ではおいかぜ、すりかえ、ひかりのかべ、かふんだんご、バトンタッチ、なげつけるを習得。サポート性能が強化された。
一方でどくどく、まとわりつく、ドわすれが習得不可能になり、アロマセラピーが廃止。
純粋な耐久型は弱体化傾向にあり、どちらかというとダブル向けの変更といえる。

また相性の良い道具としておんみつマントが登場。
技の追加効果を無効化できるため、ねこだまし使いを前にしても安定した行動ができるようになった。
自身がテラスタルしてゴーストタイプになっても同様のことが可能だが、どちらかと言えばメインアタッカーに使う場合が多いため
タスキを犠牲にしても行動を確保したい場合は候補となるだろう。

一方で気になる点としてパラドックスポケモンの一部がブーストエナジーで対面から素早さを上げてくるほか、
テツノツツミはこごえるかぜにより、前作のレジエレキのような立ち回りをしてくる。
H振りにすればダブル補正により耐えられるものの、素早さ逆転から何もできず倒される可能性があり、
いたずらごころ持ちのように安定行動ができない点をカバーする構築が求められる。



特性考察 [編集]

ようりょくそ
天候が晴れの場合に素早さが2倍になる。
もともと素早いので、素早さに割く努力値を耐久に振ることができる。
ダブルバトルでの晴れパでのサポート要員として。
リーフガード
天候が晴れの時に状態異常を受けなくなる。すでに受けている状態異常は回復しない。
持ち味の素早さをでんじはで殺されることがなくなるが、ようりょくそでも素早さは維持できる。
行動不能を嫌う場合や毒・火傷を警戒する場合には使えるが、汎用性でほかの特性に大きく劣るので候補外。
すりぬけ
隠れ特性。壁やみがわりなどを無視して技を出せる。
晴れ下を想定しないなら基本的にこれ。ねむりごな、やどりぎのタネ、ちからをすいとるなど優秀な変化技を通しやすくなる。
アタッカー型でも補助型でも重宝する特性。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果解説
アクロバット55(82)→
110(165)
100持ち物なしで
威力2倍
持ち物消費に一工夫必要だが、つるぎのまいを覚えるのでアタッカーもできなくはない。
オボンの実やシード系アイテムがおすすめ。じゃくてんほけんで爆発力を狙うのもあり。
新たに印投げつけるも可能に。
つばめがえし60(90)必中-条件なしで使える飛行技。変化技を無効化されがちな草タイプ対策に。
タネばくだん80(120)100-タイプ一致だが威力不足ぎみ。
タネマシンガン25(37)
*2~5
100-タスキ潰しに。期待値は3発分の111。
とんぼがえり70100交代きあいのタスキを潰しつつの交代や、交代読みに便利。
なげつける-100道具消費王者の印やでんきだまなどと合わせて。しびれごなより命中安定。
アクロバットと相性が良い。
特殊技タイプ威力命中効果解説
リーフストーム130(195)100特攻2段階↓高火力タイプ一致技。特攻低下は痛いがサイクル戦と相性がいい。
ソーラービーム120(180)100溜め攻撃一致技。晴れやパワフルハーブ前提。
エナジーボール90(135)100特防↓10%一致技。性能安定。
ギガドレイン75(112)100HP吸収1/2攻撃しつつ回復できる。
くさむすび20~120
(30~180)
100体重で威力変化一致技。威力不安定。相手が100.0kg以上でエナジーボール超え。
かふんだんご90100-ダブルで味方に使うとHPを1/2回復する。ぼうだんには無効。
変化技タイプ命中解説
ちからをすいとる100攻撃低下と体力回復。ちからをすいとる使いでは最速。
みがわりと合わせて起点化も可能。まけんきかちきあまのじゃく等に注意。
ねむりごな75眠らせて隙を作る。最速のねむりごな。確実にやるならこうかくレンズの採用も手。
草タイプやぼうじんには無効。
しびれごな75眠りと違い永続性があるが、更に電気タイプにも無効。
やどりぎのタネ90ダメージを与えつつ回復できる。みがわり等と合わせて。
なやみのタネ100強力な特性への妨害のほか、てんねんで受けに来た相手にも。
アンコール100地面技や粉系の技に繰り出し、上から縛ることができる。
みがわり-素早いので様子見に使いやすい。やどりぎのタネやしびれごな、アンコールと合わせて。
つるぎのまい-攻撃を強化。やどりぎのタネが効かない草タイプを攻めるなら。
コットンガード-防御力を大幅強化。2倍弱点なら余裕を持って耐えられるように。
こうごうせい-積んで居座りたいなら回復用に。PPの少なさと天候の影響に注意。
リフレクター-サポート用。
ひかりのかべ-サポート用。
おきみやげ100起点を作ってからの後続降臨に。まけんきかちきあまのじゃく等に注意。
いかりのこな-ダブル用。低耐久なのできあいのタスキとセットで。
おいかぜ-主にダブル用。ねこだましに対して強引に展開する場合おんみつマントを合わせて。
バトンタッチ-積み技やみがわりを後続に引き継ぐ。
すりかえ100こだわりスカーフなどを押し付ける。

テラスタル考察 [編集]

ワタッコはアタッカーは稀で、変化技を使った型が主流なので、基本的に攻撃面ではなく防御面でテラスタル考察をした方が良い。

タイプ主な技解説
タネマシンガン
タネばくだん
リーフストーム
ソーラービーム
エナジーボール
ギガドレイン
くさむすび
タイプ一致技の強化。
アタッカー型でない限りテラスタルをきるメリットが薄いので、できればほかのテラスタルを採用したい。
テラバースト
アクロバット
アクロバットを積極的に使うなら候補。それ以外ならほかのものを検討した方が良い。
テラバースト本命その1。タイプ補完に優れる。
どくどく無効、再登場時のどくびし回収、すりかえ採用なら黒いヘドロの有効活用等、やれることが多い。
テラバースト本命その2。無効タイプ2つは美味しく、それをアンコールで縛ることができる。
あくゴーストは高火力技が少なめなので、変化技と合わせると生存能力が格段に上がる。
テラバースト
マジカルシャイン
本命その3。
ちからをすいとるを使う型の場合、役割対象にかくとうドラゴンが多めになるため、状況に応じて有利になれる。
テラバーストもとのタイプとの相性補完は良い。変化技で絡め取りたいキョジオーンのしおづけのダメージが増えるので注意。
テラバーストもとのタイプの弱点をすべて消せる。マヒ無効も美味しい。耐性も少なめなので注意。
+  ピンポイント採用のテラスタル

型考察 [編集]

やどみが型 [編集]

性格:ようきorおくびょう
特性:すりぬけ
努力値:素早さ252 HBDで調整
持ち物:たべのこし/ラムのみ/オボンのみ/おんみつマント/ヤチェのみ/こうかくレンズ
確定技:やどりぎのタネ/みがわり
攻撃技:つばめがえし/ギガドレイン/とんぼがえり
変化技:ねむりごな/アンコール/リフレクター/ひかりのかべ/まもる/コットンガード/ちからをすいとる

110と高い素早さからやどりぎのタネ+みがわりをしかける。
ねむりごながあれば自分より遅い相手に役割ができ、
アンコールがあればこちらに無効な技を縛って立ちまわれる。
コットンガードやちからをすいとるを入れると物理相手では突破困難になる。

ちからをすいとるは、特殊アタッカー相手でも混乱・イカサマ対策をしていない場合は半分以上回復できるケースが多い。

基本的に持ち物はたべのこしが安定だが、ラムのみをもたせると先発クレッフィなどを起点にできる。

物理受け型 [編集]

性格:ようきorおくびょうorずぶといorわんぱく
特性:すりぬけ
努力値:BS252をベースに調整
持ち物:たべのこし/ゴツゴツメット/ラムのみ/ヤチェのみ/回復きのみ
確定技:ちからをすいとる
攻撃技:アクロバットorつばめがえし/ギガドレイン/とんぼがえり
変化技:みがわり/やどりぎのタネ/ねむりごな/アンコール/コットンガード/リフレクター/ひかりのかべ/こうごうせい

高い素早さからの変化技で物理アタッカーを受ける型。
技構成的にやどみが型との共存も不可能ではないため、汎用性を持たせやすい。(やどりぎのタネ/ちからをすいとる/まもる/みがわりなど)
すりぬけの存在によりやどりぎ、ちからをすいとるがみがわりに無効化されないのは大きな魅力。
ラフレシアキレイハナと比較すると、速く変化技も豊富な代わりに4倍弱点の存在が気がかりだが、ワタッコより速い物理アタッカーで氷技持ちは少ないのは幸いか。
ようきBSワタッコの物理耐久指数が18300に対し、ずぶといHBきせきクサイハナの物理耐久指数は33567。高いSによる先制ちからをすいとる・コットンガードで差別化したい。

サポート型 [編集]

性格:ようきorおくびょう
特性:すりぬけ/ようりょくそ
努力値:素早さ252 HBDで調整
持ち物:ラムのみ/オボンのみ/おんみつマント/ヤチェのみ/こうかくレンズ/きあいのタスキ/メンタルハーブ/ひかりのねんど/あついいわ
なげつける用:でんきだま/かえんだま
優先技:おきみやげ/とんぼがえり/バトンタッチ(いずれか)
攻撃技:つばめがえし/ギガドレイン/なげつける
変化技:やどりぎのタネ/ねむりごな/アンコール/リフレクター/ひかりのかべ/コットンガード/ちからをすいとる/つるぎのまい/おいかぜ/にほんばれ

壁張り、おいかぜ・晴れ始動、コットンガードorつるぎのまいバトン、眠らせておきみやげで退場する起点作りなど幅広いサポートができる。
組み合わせるポケモン、パーティに合わせて技を選ぶとよい。退場技は一つは必要。

【ダブル】サポート型 [編集]

特性:ようりょくそ/すりぬけ
性格:おくびょう/ようき
努力値:素早さ252 残り耐久
持ち物:きあいのタスキ/おんみつマント/こうかくレンズ
優先技:おいかぜ/ねむりごな
選択攻撃技:ギガドレインorタネばくだんorタネマシンガンorかふんだんご
選択変化技:まもる/アンコール/みがわり/てだすけ/いかりのこな/リフレクター/ひかりのかべ/にほんばれ/とんぼがえり/おきみやげ/なやみのタネ/ちからをすいとる/あまえる

新たにおいかぜを習得。
いたずらごころヤミカラスはやてのつばさファイアロー
ブーストエナジーでS上昇させたパラドックスポケモンなどのライバルはいるが、変化技で差別化は十分できる。

新たな道具であるおんみつマントにより、ねこだまし等の追加効果を無効にできるため、
上から一撃で落とされない限りは安定して仕事が可能となった。


対ワタッコ [編集]

注意すべき点
110という高い素早さからのアンコール、やどりぎのタネ、ねむりごな、おきみやげといった優秀な変化技を使用してくる。
加えて隠れ特性のすりぬけでみがわりを貫通してこれらの技を撃ってくるのが脅威。
一方のようりょくそでは晴れ下で凄まじいスピードでのサポートが行える。
コットンガードとちからをすいとるがあるため、物理アタッカー型のポケモンでは直ちに確1にできないと泥沼に陥ってしまう。
対策方法
ワタッコより速いポケモンやいたずらごころ持ちでちょうはつする。
最速の場合がほとんどなので耐久は高くなく、弱点を突ければあっさり落ちる。
B252ワタッコに対して無補正A252セグレイブのこおりのつぶてが高乱1。
ねむりごなの所持率が高いので、先制で対応できるポケモンがいないのならワタッコに有効打のある草タイプや、ラムのみで対応したい。
後出しで出てきた場合はアンコールを真っ先に警戒すること。

外部リンク [編集]