テツノイバラ - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

テツノイバラ [編集]

No.0995 タイプ:いわ/でんき
特性:クォークチャージ(場がEFの間、またはブーストエナジーを持って場に出てから交代するまで、一番高い能力が上がる)
体重:303.0kg(けたぐり・くさむすびの威力120)
原種&パラドックスHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
テツノイバラ100134110708472570クォークチャージ
バンギラス1001341109510061600すなおこし/きんちょうかん
岩/電HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
テツノイバラ100134110708472570クォークチャージ
ゴローニャ(アローラ)80120130556545495じりょく/がんじょう/エレキスキン

ばつぐん(4倍)じめん
ばつぐん(2倍)みず/くさ/かくとう
いまひとつ(1/2)ノーマル/ほのお/でんき/どく
いまひとつ(1/4)ひこう
こうかなし---

パラドックスポケモンの1体で、バンギラスに類似している。
でんきタイプとして見ると弱点が大幅に増え、役割対象のみずに弱点を突かれるうえ、じめんにさらに弱くなる。
一方でいわタイプとして見れば苦手なみずに一致打点を持て、はがね弱点が消えてりゅうのまいを麻痺で崩されないなど、良い面も見えてくる。

バンギラスとは岩タイプ・HABの種族値・(タイプは違うが)4倍弱点持ちという点で共通している。
しかしこちらはりゅうのまい1回で130族を抜ける素早さを持ち、クォークチャージでも攻撃性能を高められる。
一方で特防は大幅に負けているうえ、向こうはすなおこしとタイプ特性により特殊耐久をさらに強化可能。
ほかのパラドックスポケモンにも言えることだが、原種とは全く別のポケモンとして意識・運用すべきだろう。

テツノカイナと同様に電気技がタイプ一致であるため、特性発動用のエレキフィールドの恩恵が非常に大きい。
ただし肝心の物理電気技は反動ありのサンダーダイブかワイルドボルト、やや低威力のかみなりパンチの三択。

物理技のレパートリーはバンギラス同様に豊富。
一致技の通らない相手に広く刺さるれいとうパンチは優先度が高い。岩・電気・氷をすべて半減以下にするのはジバコイル系統のみ。
積み技はりゅうのまい、つるぎのまいがあるため、物理アタッカーとして必要な能力を伸ばせる。最速りゅうのまい1回で最速134族相当になる。
上手く積めたならテラスタルによる耐性変更も有効に活かしたいところ。ほかのポケモンでは敬遠されがちな虫テラスタルとも非常に相性が良い。

碧の仮面で同複合のAゴローニャが解禁。
特性のレパートリーを上回り技範囲が被るものの、上述の性能から素早さと耐久が十分あるため差別化は容易。



特性考察 [編集]

クォークチャージ
基本仕様
隠れ特性や第2特性は存在せず、これのみ。
場がエレキフィールドであるか、持ち物がブーストエナジーである時に、HP以外の一番高い能力に補正がかかる。
両方の条件を同時に満たしてもフィールドによる発動が優先され、一度に2回発動することはない。
補正倍率は攻撃、防御、特攻、特防の場合は1.3倍、素早さのみ1.5倍。ランク補正ではないのでてんねんの影響を受けない。
実数値が最高値になるものが2つ以上ある場合、優先度がA>B>C>D>Sで設定されており、優先度の高い能力が補正対象になる。(例:AとSが最高値ならAが上昇)
ブーストエナジーは消費アイテム扱いなので、一度発動した後に引っ込んでもう一度場に出ても再発動できない。
ただし発動トリガーはエレキフィールドが優先されるため、エレキフィールド下で繰り出せばフィールドが変わるまでブーストエナジーは消費されない。
トレース・なりきりによる特性コピーや、スキルスワップによる特性の入れ替えはできない。Ver.3.0.0で特性の書き換えや無効化は可能になった。
またこの特性を持つポケモンにトリックなどでブーストエナジーを渡したり奪うことはできないので注意。特性が書き換え・無効化を受けている場合も同様。
個別考察
テツノイバラの場合は全ての能力を対象にできる。
攻撃・防御は特にほかの能力を調整しなくても可能だが、いかくによる攻撃低下の後に能力比較が行われるため、先発に出すと望んだ能力が上がらない可能性がある点は注意。
特攻はひかえめ+攻撃個体値19以下、特防はしんちょうの場合攻撃個体値19以下、素早さはおくびょう+攻撃個体値25以下で可能。
特攻を強化する場合実質種族値が131相当になる。特殊技はそれなりに豊富だが、お膳立てが必要な割にはそこまで極端に高くならず、実用性は低い。
素早さに関しては、物理アタッカーの場合は素早さを強化してつるぎのまいを積ませるより、素直にAS振りにしてりゅうのまいを積ませた方が強いので、耐久に厚く振るなどの独自の調整を施さねばこちらも有用性を見出だし辛い。
EF下で攻撃を強化すれば物理でんき技の威力が1.69倍(×一致補正)と凄まじいことに。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果解説
ストーンエッジ100(150)80急所ランク+1一致技。命中不安。
いわなだれ75(112)90怯み30%一致技。りゅうのまいやスカーフと併せれば怯みを狙える。
ダブルでは相手全体攻撃。
ロックブラスト25(37)*2~590-一致技。タスキ貫通。期待値は3発。いかさまダイスと併せて。
がんせきふうじ60(90)95素早さ↓100%一致技。交代読みや後続補助に。
サンダーダイブ100(150)95外すと反動タイプ一致技。威力は高いが、外すと反動がワイルドボルト以上に痛い。
じめんタイプやまもる、でんき無効の特性にも注意。
ワイルドボルト90(135)100反動1/4タイプ一致技。反動が痛い。
かみなりパンチ75(112)100麻痺10%タイプ一致技。安定性は高いが、積み技と合わせないと威力不足。
れいとうパンチ75100凍り10%呼ぶ地面に通る。一致技との相性補完が良い。
ほのおのパンチ75100火傷10%対鋼・草など。
じしん100100対電・鋼。威力命中安定。一致技と合わせて広範囲に弱点を突ける。
10まんばりき9595-単体攻撃用やグラスフィールドとの共存に。
じならし60100素早さ↓100%無効はあるが、がんせきふうじに命中率で勝る。
すなじごく3585拘束ダメージ釣り出し防止や、テラスタルと併せて。命中不安。
ミサイルばり25*2~595-対草のほか、悪や超に通る。いかさまダイスと併せて。
かわらわり75100壁破壊対鋼など。壁破壊も優秀。
けたぐり20~120100相手体重依存威力不安定だが、鋼・岩は重いポケモンが多め。
アイアンヘッド80100怯み30%対フェアリーなど。威力安定。
ヘビーボンバー40~120100ちいさくなるに
必中&2倍
対フェアリーに限るならこちらも選択肢。
オーロンゲデカヌチャン以外の一般フェアリーに最大威力を出せる。
かみくだく80100防御↓20%霊超に。
なげつける-100道具消費どくどくだまやかえんだまなどを持たせ、追加効果狙いで。
ドラゴンテール6090優先度-6
相手交代
相手サイクルを崩す。設置技と併せるのも手。
特殊技タイプ威力命中効果解説
ボルトチェンジ70(105)100自分交代一致技。攻撃しつつ撤退可能。有利対面作りに。
無効化されると交代できないので、呼ぶ地面に注意。
バークアウト5595特攻↓100%ダブル用。追加効果目当て。ダブルでは相手2体攻撃。
テラバースト80<120>100-自身のテラスタルのタイプに変化し、AとCを比べて高い方でダメージを与える。
変化技タイプ命中解説
ちょうはつ100起点回避や相手サポート型の妨害に。
りゅうのまい-攻撃・素早さ補強。抜き性能の向上に。非ドラゴンの一般電気タイプで唯一習得できる。
つるぎのまい-攻撃↑↑。火力をより重視するなら。
てっぺき-防御↑↑。役割破壊を受けやすいため、相性はいまひとつ。
ステルスロック-後続サポート。ドラゴンテールと併せて。
まきびし-後続サポート。
エレキフィールド-特性発動用。一致電気技の火力も上昇。
でんじは90麻痺撒きに。電気、地面タイプには無効。
こわいかお100でんじはと選択。
かいでんぱ100特殊アタッカーへの牽制。交代読みで。
いやなおと85てんねんを崩す手段。命中不安。

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
のしかかり格闘が一貫する。
ほのおのパンチ火傷無効。水と地面が一貫する。
テラバースト草が一貫する。電気が弱点になるので、エレキフィールド展開時は特に注意。
ワイルドボルト
かみなりパンチ
ボルトチェンジ
一致でんき技を更に強化しつつ弱点をじめんのみに。
でんきの一貫を作れれば強力な一手となる。
テラバースト弱点と耐性がガラリと入れ替わる。氷、炎、飛行相手には一致技で弱点を突ける。
れいとうパンチ攻撃範囲は優秀だが、耐性が一気に劣悪になる。格闘が一貫する。
かわらわり
けたぐり
耐性が優秀かつ弱点を突かれる鋼テラスタルに対して有利に。
テラバースト草と格闘が半減だが、地面が一貫する。
じしん
じならし
水と草が一貫する。
テラバースト4倍弱点のじめん技を無効化できる。
電気が弱点になるので、エレキフィールド展開時は特に注意。
フィールドの効果を受けられなくなるが、特性は問題なく発動する。
テラバースト対格闘。
ミサイルばり
テラバースト
飛行と同様に弱点の地闘草を半減、水が等倍に。接地したままなのでEFの恩恵を受けられるのが利点。
半減だった炎と飛行が抜群になるが、りゅうのまいでSを逆転していれば元の一致技で攻めていける。
ストーンエッジ
いわなだれ
がんせきふうじ
ロックブラスト
一致技強化&4倍弱点を2倍弱点に。ただし鋼に弱くなる。
テラバースト格闘無効。
ドラゴンテール
テラバースト
水と草が半減。氷は岩技で弱点を突ける。
かみくだく
なげつける
テラバースト
バークアウト
格闘が一貫する。いたずらごころ耐性の獲得。
アイアンヘッド
ヘビーボンバー
耐性は優秀だが、地面と格闘が一貫する。炎は岩技で弱点を突ける。
テラバースト対格闘。
ステラテラバースト複合タイプはそのままに、各技の威力を1度だけ強化する。

型考察 [編集]

りゅうのまい型 [編集]

特性:クォークチャージ
性格:ようき(推奨)/いじっぱり
努力値:AS252 BorD4
持ち物:ブーストエナジー/ふうせん/きあいのタスキ/回復系きのみ/ラムのみ/シュカのみ
確定技:ワイルドボルトorかみなりパンチor サンダーダイブ/りゅうのまい
優先技:れいとうパンチ
選択技:ストーンエッジorいわなだれ/じしんor10まんばりき/ほのおのパンチ/ミサイルばり/アイアンヘッドorヘビーボンバー/テラバースト
テラスタイプ:電気/飛行/虫

りゅうのまいで中途半端な素早さを補強しながら全抜きを狙う。火力を重視するならワイルドボルトだが、反動を嫌うならかみなりパンチを選択。
ふうせんやひこうテラスタルであれば安全に積むことができるが、エレキフィールド補正を受けられなくなるので注意。
地面タイプへの打点がれいとうパンチかテラバーストしか無いので、全抜きを狙うのであればれいとうパンチは最優先で入れたい。
一致の岩技は攻撃範囲は優秀だが、全抜きを狙う都合上、ほかのサブ技の方が刺さる機会も多いので、選択肢にとどまる。
四災などの強力な悪タイプを対処したいならミサイルばりも候補になる。

素早さは理由が無い限りは最速を推奨。
調整する場合でも、最低限マスカーニャをりゅうのまい後に抜けるようにしておきたい。陽気S204振り以上が目安。
またASに極振りする場合、HPは無振りで実数値175(16n-1)になるため、余った4は防御か特防に振ること。

新技のサンダーダイブはリスクがあるが、ワイルドボルトよりは火力が出るので確定技に追加。

+  型サンプル&使用感

じゃくてんほけん型 [編集]

特性:クォークチャージ
性格:ようき
努力値: 仮想敵に合わせてBDS調整 残りA
持ち物:じゃくてんほけん
確定技:ストーンエッジorいわなだれorロックブラスト/ワイルドボルトorかみなりパンチ/れいとうパンチ
選択技:じしん/ほのおのパンチ
変化技:かいでんぱ/こらえる/ステルスロック/でんじは

原種同様弱点が多めなのでそれを逆手に取って全抜きを目指す。
しかし、やはり四倍の地面に加え、格闘、水など、メジャータイプの弱点が多いので、一撃で落ちないように慎重に扱うべき。
ウーラオスには抜群が取れるが、タスキ持ちも多く、あちらには先制技もあるので注意。
れいとうパンチを確定技に移動。グライオンなど氷四倍が増えたため。


相性考察 [編集]

特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。


対テツノイバラ [編集]

注意すべき点
りゅうのまい1回で130族を抜ける素早さを持ち、タイプ特性により麻痺で機能停止させることができない。
クォークチャージで攻撃性能をさらに高められる。
エレキフィールドで特性を発動されると、電気に耐性のないパーティはテツノイバラ1体に壊滅させられる恐れがある。
でんじは、ステルスロックといった小技も覚え、攻撃一辺倒ではない部分もある。
対策方法
一致技の噛み合いが悪く、地面タイプへの有効打が不一致のれいとうパンチくらい。
カバルドンバンバドロなど高耐久単地面であれば余裕を持って対処可能。
虫テラスタルが一定数いるので、サブに岩技があればなお安心。

外部リンク [編集]