イシヘンジン - ポケモン育成考察Wiki｜最新世代（スカーレット・バイオレット）

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イシヘンジン [編集]

No.0874 タイプ：いわ
特性：パワースポット（隣にいる味方の技の威力が1.3倍になる）
体重：520.0kg（けたぐり・くさむすびの威力120）

第八世代出身の単いわタイプ。種族値は合計こそ高くないが特殊方面を切り捨てた割り切った配分。
物理方面の数値は高く、補正込みなら無振りでも無補正持ち物無しテツノカイナ（種族値140）のインファイトぐらいまで耐える。
鈍重そうな見た目に寄らず素早さも中速程度にあり、目的に合わせた調整を狙いやすい。

一方、特防は進化前を含む全ポケモンでワースト1位タイという低さ。
無補正・無振りの場合は無振りワタッコ（種族値55）のエナジーボールで確定1発という紙っぷり。
等倍でも無補正C振りFCロトム（種族値105）のほうでん辺りから確定1発。HPを考慮してもパルシェンに僅差で負ける。
反面、防御種族値が極端に低いハピナスと同様、種族値が低い分だけ努力値の恩恵が大きい。無補正H4D252で特化FCロトムのかみなりを確定耐え。
前述の通り調整の幅は比較的広い部類なので、想定する環境や対面に応じて補強しておくと動きやすくなるだろう。

第九世代では前世代でライバルとなっていたギガイアスが不在。シングルで採用枠を競う相手は新顔のキョジオーンになった。
種族値については特殊方面以外は同値か上回るが、その特殊耐久においては文字通り天地の差。
またシングルにおいては特性が無意味というのも足を引っ張り、技の範囲も少々見劣りが否めない。
差別化を考えると基本はダブルでの採用になるのだが、今度は特殊耐久の低さが仇に。
ダブル補正を含めても特殊技を食らえば致命傷になるため、運用には細心の注意を払う必要がある。
ちなみに特性については似た効果のバッテリーが存在するが、唯一の所有者であるデンヂムシとはまるで性能が異なる。
イシヘンジンは隙さえ突ければそれなりの火力も出せるので、差別化に躍起になることは基本的にあるまい。

技方面ではけたぐりを新規習得。相手に依存するがボディプレスを上回る威力のかくとう技となる。
一応ローキックも覚えたが、こちらはがんせきふうじ、じならしも覚えるので特別な理由がなければ優先度は低い。
DLCではほのおタイプのサブウェポンとしてヒートスタンプを再習得。キョジオーンはほのおのパンチしか覚えないので差別化にも役立つ。
また、主戦場であるダブルに向いた10まんばりきも新規習得しており、嬉しい技の追加となった。
失った技で採用圏内だったのはばかぢから、じばく辺り。実用性は薄めだったが、極端な差のある耐久指数と相性のいいワンダールームも失っている。

特性考察 [編集]

パワースポット

専用特性であり、他の特性は無い。場にいる時に限り、味方の技の威力が1.3倍になる（本人には変化無し）。
実質的にダブル専用の効果であり、物理・特殊を問わないので特性としてはバッテリーの上位互換。
ダメージが発生した瞬間に判定が行われているらしく、味方のみらいよち・はめつのねがいが発動するターンに場にいると威力が上がる。
非常に限定的であり、あまり対戦で使われるタイプの技ではないのでシングルでは実質的にトレース対策にしかならない。

技考察 [編集]

物理技	タイプ	威力	命中	効果	解説
ストーンエッジ	岩	100(150)	80	急所ランク+1	一致技。高威力だが命中不安。じだんだ等でフォロー可能。
いわなだれ	岩	75(112)	90	怯み30% 2体攻撃	一致技。スカーフやおいかぜ時に怯みが狙える。
がんせきふうじ	岩	60(90)	95	素早↓100%	一致技。追加効果が優秀。
ロックブラスト	岩	25(37)*2~5	90	-	一致技。威力不安定だが、タスキやみがわりに強い。
じしん	地	100	100	-	対鋼。一致技との補完に優れる。ダブルでは味方を巻き込む。
10まんばりき	地	95	95	-	主戦場となるダブルでのサブウェポン。グラスフィールドに妨害されない。
じだんだ	地	75	100	技失敗時2倍	こちらも味方を巻き込まない。岩技外しの保険に。
じならし	地	60	100	素早↓100%	追加効果が優秀。ダブルでは味方を巻き込む。
けたぐり	闘	20~120	100	相手の体重依存	対鋼。威力不安定。ばかぢからは過去作限定。
ボディプレス	闘	80	100	-	対鋼。防御力でダメージ計算。てっぺきと好相性。
ヘビーボンバー	鋼	40~120	100	ちいさくなるに 必中＋威力2倍	対妖。デカヌチャン（威力100）以外の一般フェアリーに最大威力を出せる。
ヒートスタンプ	炎	40~120	100	ちいさくなるに 必中＋威力2倍	対鋼。ハッサムにも威力100を出せる。差別化に。
特殊技	タイプ	威力	命中	効果	解説
テラバースト	無	80<120>	100	-	テラスタル時にタイプが変化し、AとCを比べて高い方でダメージを与える。
変化技	タイプ		命中	解説
まもる	無		-	基本技。パワースポットのターン稼ぎに。
こらえる	無		-	ターン稼ぎやじゃくてんほけんの発動に。
のろい	霊		-	攻撃↑防御↑素早さ↓。S70あるのでややもったいない。
てっぺき	鋼		-	防御↑↑。ボディプレスの威力アップ。
ロックカット	岩		-	素早さ↑↑。無補正でもSに84振っておけば130族を、132振れば最速ドラパルトを抜ける。
ステルスロック	岩		-	サポート用。サイクル向け。
ねむる	超		-	回復技。1ターンでも長く生き残るために使う。シングルではカゴのみと併せて。
じゅうりょく	超		-	味方の命中率補強・地面技の一貫性向上に。
ワイドガード	岩		-	ダブル用。特にだくりゅうなどに対して有効。
ふういん	超		-	ダブル用。まもるなどと併せて。

テラスタル考察 [編集]

タイプ	主な技	解説
無	ギガインパクト	格闘が一貫する。
炎	テラバースト	火傷無効。水が一貫する。
水	テラバースト	草が一貫する。
電	テラバースト	麻痺無効。地面が一貫する。
草	テラバースト	対水・地面。粉技無効。弱点と耐性の入れ替え。
氷	テラバースト	格闘と鋼が一貫する。
闘	ボディプレス	対あく。
毒	テラバースト	毒無効を得られるが、地面が一貫する。
地	じしん じならし じだんだ	水と草が一貫する。
飛	テラバースト	弱点の地面が無効になる。
超	テラバースト	対闘。
虫	テラバースト	草・格闘・地面半減。弱点になる炎と飛行は一致岩技で対応できる。
岩	ストーンエッジ いわなだれ	タイプ一致技の強化。
霊	テラバースト	弱点の格闘が無効になる。
竜	テラバースト	草と水を半減。
悪	テラバースト	いたずらごころ耐性の獲得。格闘が一貫する。
鋼	ヘビーボンバー	格闘、地面が一貫し炎に弱くなるが、毒無効と数多くの耐性を得られる。
妖	テラバースト	鋼が一貫する。
ステラ	テラバースト	タイプはそのままに、各タイプの技の威力を一度だけ強化する。

型考察 [編集]

汎用アタッカー型 [編集]

特性：パワースポット
性格：いじっぱりorようき
努力値：A252 H252 or S252
持ち物：きあいのタスキ/いのちのたま/たつじんのおび/こだわりハチマキ/こだわりスカーフ/いかさまダイス
確定技：ストーンエッジorいわなだれorロックブラスト
優先技：じしん
攻撃技：がんせきふうじorじならし/ヘビーボンバー/ヒートスタンプ/ボディプレスorけたぐり
変化技：ステルスロック/じゅうりょく

種族値に沿った汎用アタッカー型。
地面技と格闘技は岩技との補完に優れるのでどちらか入れておきたい。範囲は被るが両採用も可。

ロックカット型 [編集]

特性：パワースポット
性格：いじっぱりorようき
努力値：A252 S調整 残りHorD
持ち物：じゃくてんほけん/きあいのタスキ
確定技：ロックカット/ストーンエッジorいわなだれorロックブラスト
攻撃技：じしん/ヘビーボンバー/ヒートスタンプ/けたぐり
変化技：こらえる/ステルスロック

S70を活かし、ロックカットで補強して上から殴る型。S調整の目安は技考察を参照。
じゃくてんほけんを発動させないと火力が不足しがちな点に注意。物理技なら素で耐えられるが、特殊の場合はこらえると併せて運用したい。

【ダブル】サポート型 [編集]

特性：パワースポット
性格：いじっぱり/しんちょう/わんぱく
努力値：D252をベースにHAS調整
持ち物：オボンのみ/たべのこし/とつげきチョッキ/こだわりハチマキ/きあいのタスキ/ミストシードorサイコシード
確定技：ストーンエッジorいわなだれorがんせきふうじ
優先技：ワイドガード
攻撃技：じならし/10まんばりき/じしん/ポディプレスorけたぐり/ヘビーボンバー/ヒートスタンプ
変化技：まもる/みがわり/ふういん/じゅうりょく/ステルスロック/のろい/ねむる

パワースポットで味方を強化する。
常時発動なので、ワイドガードで2体攻撃を防ぎつつ強化できる点はてだすけなどにない利点。
ふういんで相手のまもるを封じ、味方の強力な2体攻撃技を通せれば理想。
自身の攻撃種族値も高めなので、無振りでもそれなりの威力で殴れる。

シード系やとつげきチョッキで特防の低さを補いたい。
シード系の場合、現環境の相方はミストメイカーのGマタドガス、サイコメイカーのイエッサンが候補になる。

相性考察 [編集]

単タイプで事実上特性無しなので、シングルバトルでの相性補完は難しいが、ダブルバトルでは特防を補えるポケモンが多い。
バンギラスはすなおこしにより特殊耐久を補える。ただし弱点がもろに被る。
イエッサン・Gマタドガスならシード系アイテムの起動で特防を上昇可能。

対イシヘンジン [編集]

注意すべき点

優秀な物理耐久とダブルバトル専用ながら強力な特性。
体重が重いうえに体重依存技も覚え、Aも高いので火力面でも厄介。
ダブル向けのエスパータイプの変化技を多く覚える。Sは70と見た目に反して意外に機敏。

対策方法

シングルバトルでは特性無し同然。いわ単故に弱点も多い。
物理には強いが特殊耐久は紙。特殊アタッカーで上から殴れば苦労しない。
ダブルバトルでは生き残るだけで仕事をされるので、フェイントやちょうはつを使ってまもるを崩しつつ早めに倒そう。
強力な特性をスキルスワップで奪い取るのも有効。

外部リンク [編集]

• イシヘンジン - ポケモン百科事典