シャリタツ - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

シャリタツ [編集]

No.0978 タイプ:ドラゴン/みず
通常特性:しれいとう(場に出たときヘイラッシャがいると口の中に入り、ヘイラッシャの攻撃・防御・特攻・特防・素早さを2段階上げる。)
隠れ特性:よびみず(みずタイプの技を受けた時、その技を無効化し特攻を1段階上げる。
          ダブルバトルで自分以外のポケモンが使った単体対象のみずタイプの技の攻撃対象を自分にする。)
体重  :8.0kg(けたぐり・くさむすびの威力20)
同複合HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
シャリタツ6850601209582475しれいとう/よびみず
キングドラ759595959585540すいすい/スナイパー/しめりけ
ウネルミナモ99839112583109590こだいかっせい
特殊竜HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
シャリタツ6850601209582475しれいとう/よびみず
ヌメルゴン901007011015080600そうしょく/うるおいボディ/ぬめぬめ
サザンドラ92105901259098600ふゆう

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)ドラゴン/フェアリー
いまひとつ(1/2)はがね
いまひとつ(1/4)ほのお/みず
こうかなし---

特性「よびみず」の場合、みず無効


第九世代で初出のドラゴン×みず複合。現環境の同複合はキングドラウネルミナモとランクバトル未解禁のパルキア
種族値配分は特殊寄りでCが120あるが、それ以外は並以下。
しかし専用特性・しれいとうにより、ヘイラッシャを超強化するというダブル向けの性能を持つ。

しれいとうの効果中はシャリタツ本人は戦闘から排除され、別のポケモンを出すこともできないので一時的に1vs2になるのは難点。
それでも全能力2段階上昇という凄まじい強化が隙無く為されることから、ヘイラッシャの攻撃が通る相手には高い制圧力を発揮できる。

またしれいとうの発動中はシャリタツに攻撃が通らないので、基本的にヘイラッシャより先に倒れることはない。
だが場に残っている扱いではあるので、ヘイラッシャを強化後に定数ダメージ等で倒れると1vs2が解除され、控えを出せるようになる。
シャリタツが倒れてもヘイラッシャの強化は解除されない。狙うならシャリタツにどくどくだまを持たせておこう。

なお、3種類のフォルムを持ち、姿に応じてヘイラッシャが専用技・いっちょうあがりを出した際の追加効果で上昇する能力が変わる。
本人の性能には一切関わらない要素なので、自分の戦術に必要なフォルムを選んで採用すればよいだろう。
フォルムと上昇能力の対応は以下の通り。

フォルム通常色色違い対象能力
そったすがた焦げ茶攻撃
たれたすがた防御
のびたすがた橙&縞素早さ

シャリタツ自身の性能については、概ね一致技に依存した特殊アタッカー兼サポーター。
特殊面のステータスが高めで弱点も少ないので、チョッキを持たせ特殊アタッカーと撃ち合ったり、
カウンターとミラーコート双方を習得できるので耐えて反撃したりといった戦法を取れる。
補助面でもりゅうのまいやわるだくみをバトンタッチしたり、ちょうはつを入れたりと「ヘイラッシャのおまけ」扱いするには勿体無い性能。
ヘイラッシャの強化を目的に採用する場合、用が済んだらりゅうせいぐんで最後っ屁を放ったり、おきみやげで後続補助して退場するという動きもできる。

なお、単体で動かす場合は同複合且つほぼすべてのステータスで上をいくウネルミナモが強力なライバル。
あちらは特性以外で特攻を強化する手段を基本的に持たないため、その辺りも踏まえて差別化を図りたい。



特性考察 [編集]

しれいとう
ダブルバトル専用特性。ヘイラッシャと同時に場に並ぶと口の中に入り、攻撃・防御・特攻・特防・素早さランク+2。
合体後はヘイラッシャのみ行動可能で、シャリタツ・ヘイラッシャのいずれかが瀕死になるまで交代禁止になり、1対2を強制される。
デメリットはあれどタイムラグなしで全能力2倍という効果は非常に強力であり、ダブルでヘイラッシャと併用する場合はほぼこれ一択。
ヘイラッシャ側の仕様
合体中のヘイラッシャには、ほえるやレッドカード、きれいなぬけがら等による交代の効果も無効。ドラゴンテールやともえなげはダメージだけ受ける。
合体後にシャリタツがひんしになった後でも、いっちょうあがりのランク補正効果は発動する。
シャリタツ側の仕様
呑み込まれたシャリタツは敵味方関係なく一切の攻撃・変化技を受け付けなくなる。
発動後、シャリタツがいる側に対して使われる技は「当たらなかった!」というメッセージが出て失敗する。毒タイプのどくどくやノーガード持ちの攻撃も無効。
合体前にシャリタツが状態異常や状態変化になっていた場合、呑み込まれている間も効果を受け続ける。たべのこしやくろいヘドロなどの持ち物の効果も同様。
合体状態のヘイラッシャが瀕死になった場合、シャリタツは瀕死にならず場に戻る。
その他
ヘイラッシャ側に合体済か否かの判定があるようで、合体後は一度ヘイラッシャ側が瀕死になるまで、何らかの方法でもう一回シャリタツを場に出しても再び合体は起こらない。
トレースやスキルスワップなどによるコピーや交換はできないが、かがくへんかガスやいえきなどによる上書きや無効化はできる。
シャリタツが合体した後にかがくへんかガスが発動しても、合体が解けることはない。
+  細かい仕様
よびみず
隠れ特性。しれいとうがダブルバトル専用なので、シングルバトルでは必然的にこちらになる。
ダブルでもみず技誘導は強力なほか、ヘイラッシャを採用しない場合はこちらになる。
単体でもちょうはつやだくりゅうで十分働けるので、モロバレルなどを逆手に取る際は偽装パーティとしてこの特性を選ぶのも手。
耐性面では元々みず1/4なので、受け出し時に発動すればラッキー程度。
ほかのよびみず持ちと比較すると攻撃性能が抜きんでており、とくこうアップの恩恵が大きいのが強み。
サーナイトトレースされると一致技が通らなくなる。元々の相性が不利なこともあり、相手にいたら警戒しよう。

技考察 [編集]

特殊技タイプ威力命中効果解説
ハイドロポンプ110(165)80-タイプ一致。高威力・命中不安。
なみのり90(135)100-タイプ一致。中威力・命中安定。ダブルでは全体攻撃。
だくりゅう90(135)85命中
↓30%
タイプ一致。ダブルでは相手2体攻撃。命中不安だが追加効果が優秀。
ひやみず50(75)100攻撃
↓100%
タイプ一致。呼ぶ物理への牽制に。
りゅうせいぐん130(195)90自分特攻
↓↓100%
タイプ一致。最大火力。撃ち逃げ向き。
りゅうのはどう85(127)100-タイプ一致。りゅうせいぐんのデメリットを嫌う場合に。
こごえるかぜ5595素早
↓100%
S操作に。れいとうビームやふぶきは覚えない。
ミラーコート-100優先度-5特殊ダメージを倍返し。タスキ運用の選択肢として。
物理技タイプ威力命中効果解説
カウンター-100優先度-5物理ダメージを倍返し。タスキ運用の選択肢として。
こうそくスピン50100自分素早
↑100%
設置除去
攻撃しながらS上昇+罠解除。
変化技タイプ命中解説
おきみやげ100相手の攻撃性能を削ぎつつ瀕死になる。起点作りに。あまのじゃくなどには注意。
ちょうはつ100耐久型に。効きにくいラウドボーンキョジオーンは一致技で殴れる。
わるだくみ-C↑↑。流し際に積めるとおいしい。
バトンタッチ-よびみずやこうそくスピンなどと併せて。
てだすけ-ヘイラッシャが倒れた後の補助手段として。
みずびたし100一致補正を奪い、自分や味方の攻撃を強引に通す。テラスタルには効かない点に注意。
こらえる-ダブルでのコンボ用。味方のとんぼがえりでHPを1にしてヘイラッシャに交代、
直後にくろいヘドロで自滅すれば能力上昇を残して場にポケモンを繰り出せる。
りゅうのまい-A↑S↑。自身に物理アタッカー適性はない。バトン用として。

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
テラバースト解説
テラバーストこおりはがね。特性よびみずならみず技は無効。
水竜炎を全て半減以下にするのはマリルリのみ。
ハイドロポンプ
なみのり
ひやみず
だくりゅう
タイプ一致技。ドラゴンの弱点が消える。
テラバーストみずひこう。特に一致技の通らないマリルリに。麻痺無効。
テラバーストじめん
こごえるかぜ
テラバースト
くさドラゴン
テラバーストフェアリーが一貫する。
テラバーストフェアリー
テラバースト解説
テラバースト解説
テラバースト解説
テラバースト解説
テラバースト解説
テラバーストエスパー
りゅうせいぐん
りゅうのはどう
タイプ一致技。こおりに弱くなる。
テラバーストフェアリーが一貫する。いたずらごころ耐性の獲得。
テラバーストフェアリードラゴンも半減になる。
テラバーストドラゴンかくとうあく
ステラテラバーストタイプはそのままに、各技の威力を1度だけ強化する。

型考察 [編集]

アタッカー型 [編集]

特性:よびみず
性格:おくびょうorひかえめ
努力値:C252 H252orS252
持ち物:きあいのタスキ/こだわりスカーフ/こだわりメガネ/とつげきチョッキ
確定技:ハイドロポンプorなみのり(併用可)/りゅうせいぐんorりゅうのはどう
選択攻撃技:テラバースト/ひやみず/こごえるかぜ/こうそくスピン
選択変化技:ちょうはつ/わるだくみ/おきみやげ
テラスタイプ:みず/ドラゴン/こおり/でんき/くさ/どく

シングルバトルにおけるアタッカー。
種族値は低めだが特殊火力は十分にあり、タイプの独自性・耐性の優秀さもあって活躍の場面はある。

一致技以外の選択肢が狭く、戦う相手はある程度選ぶ。
とはいえ、ちょうはつでの起点化阻止やわるだくみでの詰めも可能であり、等倍相手ならある程度工夫が利く。
戦えない相手からは無理せず逃がしつつ、いざとなればおきみやげで後続の起点を作ることも可能。
テラバーストを用いれば居座れる相手も増やせる。

【ダブル】ヘイラッシャ併用型 [編集]

特性:しれいとう
性格:おくびょうorひかえめ
努力値:C252 H252orS252
持ち物:きあいのタスキ/ハバンのみorロゼルのみ
確定技:ハイドロポンプorだくりゅうorなみのり(併用可)
選択攻撃技:テラバースト/りゅうせいぐんorりゅうのはどう/ひやみず/こごえるかぜ/はかいこうせん
選択変化技:まもる/こらえる/みがわり/てだすけ/ちょうはつ/おきみやげ
テラスタイプ:みず/ドラゴン/こおり/でんき/くさ/どく

しれいとうの特性を活用し、ヘイラッシャを超強化させる型。
コンボ後はヘイラッシャ自身が倒れるか、何らかの理由でシャリタツが瀕死になるまで交代できなくなるので注意すること。
性質上ヘイラッシャはほろびのうたに弱いものの、合体中のシャリタツには影響が無い。

ただ、初手でヘイラッシャと一緒に繰り出しても、相手の手持ちが多い内では交代等で対処されてしまうことも多い。
できれば相手のポケモンをある程度消耗させた上でヘイラッシャに交代したい所。
特にシャリタツが技を放ってから、より遅いポケモンでとんぼがえりやボルトチェンジを決めれば無駄がない。

【ダブル】自滅しれいとう型 [編集]

特性:しれいとう
性格:おくびょうorひかえめorおだやかorうっかりやorむじゃき
努力値:CS252 or HD252 or HS252 or HC252
持ち物:くろいヘドロ/どくどくだま
確定技:こらえる
選択技:テラバースト/りゅうせいぐん/ハイドロポンプ/だくりゅう/まもる/こうそくスピン/てだすけ/わるだくみ
テラスタイプ:どく

ヘイラッシャ併用型における難点である「一時的に1vs2になる」点を解消しつつ、ヘイラッシャ全能力2段階上昇の恩恵を受けるための型。

基本は、シャリタツにダメージを受けるもちものを持たせ、相方にシャリタツをひんし寸前に追い込みつつ交代できるわざを覚えさせて先発で投入。
シャリタツはこらえるをつかい、相方は1ターン目に自主退場技か交代技でシャリタツをひんし寸前にしつつヘイラッシャを降臨。
あとはしれいとう発動後にシャリタツがひんしで自主退場、盤面は2vs2になるという流れとなる。

ギミックに3体投入する関係上、並びで読まれやすく、ねこだましなどで簡単に対処されやすい。

耐久面を最低にするとひんし寸前にできる選択肢が増えるが、ほかの役割を持たせられる可能性は減る。
特にどくテラスタル+くろいヘドロにすると、居座りつつアタッカー&サポートの役割も持たせられるため、耐久面の調整はしたほうがよい。

+  相方の型候補

相性考察 [編集]

特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。


対シャリタツ [編集]

注意すべき点
ダブルでヘイラッシャを超強化する特性が強力。
自身もC120からのりゅうせいぐん、反射技やおきみやげを使える。
対策方法
耐久面の種族値は低く、ほかのドラゴンのような速さは無いため、上から一致のドラゴン技やフェアリー技で倒せる。
事前にステルスロックなどを撒いておけばきあいのタスキを潰せ、反射技も使われにくくなる。
マリルリであればタイプ上圧倒的有利だが、素早さで負けるため何らかの行動はされやすい。
おきみやげなどで起点を作られないためにはサザンドラミミッキュなどで上から倒してしまうのがよい。
ダブルのコンボもまもるやクリアスモッグで無力化できる。ヘイラッシャの対策も参照。
よびみずの場合、サーナイトでよびみずをトレースできればほぼ完封。ただし、ミラーコートに注意。

外部リンク [編集]