ヘルガー - ポケモン育成考察Wiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

ヘルガー [編集]

No.0229 タイプ:あく/ほのお
通常特性:はやおき(眠りの継続ターンが通常の半分になる)
     もらいび(炎技を受けると無効化して炎技の威力が1.5倍になる)
隠れ特性:きんちょうかん(相手は木の実が食べられなくなる)
体重  :35.0kg(けたぐり・くさむすびの威力60)
悪/炎HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ヘルガー7590501108095500はやおき/もらいび/きんちょうかん
イーユイ558080135120100570わざわいのたま
197632特性込み・C252振り
ガオガエン9511590809060530もうか/いかく
特殊炎HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ヘルガー7590501108095500はやおき/もらいび/きんちょうかん
エンニュート68646011160117480ふしょく/どんかん
リザードン78847810985100534もうか/サンパワー

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)みず/かくとう/じめん/いわ
いまひとつ(1/2)ほのお/くさ/こおり/ゴースト/あく/はがね
いまひとつ(1/4)---
こうかなしエスパー

特性もらいびの場合、ほのお無効


第二世代出身のあく×ほのお複合。種族値はやや早めの両刀気味なアタッカー。
攻撃技のレパートリーが豊富なだけでなく優秀な変化技も数多く覚え、特定の型に嵌まらない器用さを持つ。
一方で物理耐久は相当に低く、抜群はもちろん一致等倍辺りから怪しい基準になってくる。

第八世代でメガシンカが廃止、今回も復活せず、晴れパの超火力アタッカーとしての運用は不可能になった。
ただし代わりに登場したテラスタルとも相性は良好で、もらいびを弱点を潰すために利用できる。

技方面ではサイコファング、フレアドライブを新規習得。後者はタスキと相性が悪いが物理技の選択肢が増加。
碧の仮面でどくどく、いかりのまえばを再習得、しっとのほのお、うっぷんばらしを新規習得。
更に藍の円盤ではがむしゃら、いたみわけと、2種類使用可能な反撃技と相性の良い技を習得している。
第八世代でめざめるパワーが廃止されたのは痛いが、相対的には比較的強化傾向と言えるだろう。

懸念点として、同タイプの高速特殊アタッカーにイーユイという競合先が登場した点。
特性により、実質的に火力を更に補強でき、けたぐりの威力も抑えられている。
幸い、サブウェポンの範囲が乏しく、搦め手の選択肢についても基本的にヘルガーが上回る。
もらいびによるほのお弱点と組んでの読み合いの強制も小さくない長所となるので、差別化は容易な部類。
藍の円盤でガオガエンも復帰したが、こちらについては役割が全く異なるので意識はほぼ必要あるまい。



特性考察 [編集]

はやおき
眠り状態にかかってもすぐに起きやすくなる。
眠りに多少強くなるが、無効化するわけではないので安定感が無く使いづらい。
催眠技への後出しも確実とはいえず、素眠りができる耐久でもないので、基本的に候補外。
もらいび
他のポケモンから受ける炎技を無効にしたうえで、引っ込むまで自身の炎技を強化する。
元々半減だが、物理耐久が低いので無効との差は大きい。ほのおを弱点とするポケモンと組むことでより有効活用が可能。
テラスタルの登場により、耐性の追加自体が前世代以上に重要な要素となっている。
他の特性が微妙なのもあり、基本的にこの特性を選択。トレースには注意が必要。
ダブルでは、味方のふんえんで能動的に発動できる。
きんちょうかん
隠れ特性。相手の所持するきのみの発動を阻害する。味方には影響しない。
半減実を無視して攻撃できる。主にほのお4倍相手に確実に仕留めきる目的で。
状態回復の実を無視しておにびを撒いたり、回復を潰して確定数をずらしたりもできるが、
本人がいなくなるとそれらが発動してしまい、また耐久が低いので場持ちが悪い。
得られる恩恵が限定的なため、採用するなら明確な仮想敵と調整を設定しておきたいところ。

努力値考察 [編集]

努力値配分HP攻撃防御特攻特防素早性格解説
CS最速4--252-252おくびょう準速109族と同速。
CS準速4--252-252ひかえめ最速82族と同速。スカーフ所持で最速145族抜き。

技考察 [編集]

特殊技タイプ威力命中効果解説
だいもんじ110(165)85火傷10%主力技。たまに外れる。
オーバーヒート130(195)90特攻↓↓撃ち逃げ用だが、イカサマと併せて居座り続けることは可能。
かえんほうしゃ90(135)100火傷10%命中重視の炎技。
あくのはどう80(120)100怯み20%タイプ一致技。S値はある方なので怯みも期待できる。
バークアウト55(82)95特攻↓100%タイプ一致技。追加効果が優秀。みがわり貫通。
ソーラービーム120100溜め攻撃炎との相性補完に優れる。晴れ下で溜めなし。晴れパ運用で。
ヘドロばくだん90100毒30%対フェアリー。
テラバースト80<120>100タイプ変動テラスタル中はテラスタイプの技になり、実数値が攻撃>特攻なら物理技になる。
物理技タイプ威力命中効果解説
ニトロチャージ50(75)100素早さ↑タイプ一致技。殴りつつ加速。タスキやミミッキュのばけのかわ対策にも。
ふいうち70(105)100優先度+1威力の高い先制技。相手が攻撃技を選択していないと失敗。
イカサマ95(142)100-相手の攻撃力でダメージ計算。高火力物理アタッカーに。
フェイント30100優先度+2
まもる解除
タスキ潰しや、ダブルでのまもる解除に。
カウンター-100優先度-5タマゴ技。きあいのタスキとセットで。
必ず後攻なので、みちづれの有効時間を延長できる。
ほうふく-100-新規習得。メタルバーストと同じく1.5倍返し。きあいのタスキとセットで。
タイプ相性で無効化されないが、優先度0のため相手を選ぶ。
メタルバーストと違い接触技なので、さめはだやゴツゴツメットに注意。
がむしゃら-100-削り技。タスキや先制技と相性がいい。
変化技タイプ命中解説
わるだくみ-特攻2段階上昇。
おにび85物理耐性強化。素早いので対面でも撃ちやすい。きんちょうかんならラムのみを無視して火傷にできる。
どくどく90受けポケモンへの牽制。
ちょうはつ100対耐久ポケモンに。素早いので対面でも撃ちやすい。
みがわり-素早さが関係するので、相手を見る必要があるが、残れば大幅に行動しやすくなる。
みちづれ-苦手タイプを強引に突破したい時に。素早いので使いやすい。連続使用で必ず失敗。
+  採用率の低い技

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
ハイパーボイス格闘が一貫し、耐性が減る。
だいもんじ
オーバーヒート
かえんほうしゃ
一致補正2倍。妖相手と等倍の撃ち合いになる時に有利に。
テラバースト良耐性。
テラバースト地面が一貫する。
ソーラービーム
テラバースト
対水。もらいびで弱点を1つ消せる。
ソーラービームは癖が強いので、テラバースト採用も十分にあり。
テラバーストもらいびで弱点を1つ消せる。晴れ下のソーラービームで岩に対抗できる。
格闘と岩は一貫するなど耐性は酷いが、紙耐久のヘルガーにはそれほど問題ない。
テラバースト対岩悪。フェアリーが一貫する。
ヘドロばくだん格闘に強くなるが、地面が一貫。
テラバースト対岩。
テラバースト対闘地。岩には弱いままなので注意。紙耐久である分、地面技の無効は大きい。
テラバースト対毒、格闘。
テラバーストもらいびで炎弱点を消せるが、紙耐久なのでもらいび受け前提の虫とは噛み合わない。
テラバースト多弱点。
シャドーボール弱点の格闘をすかせるほか、しんそくやマッハパンチといった先制技、
ネズミざん、ばくおんぱ等の強力なノーマル技を無効にできる。
タスキやスカーフとの相性がよい。
テラバースト対竜。現環境での使い勝手は氷・妖テラスに劣る。
あくのはどう
イカサマ
ふいうち
一致補正2倍。
テラバーストもらいびで炎弱点を消せるが、格闘と地面が一貫。紙耐久なので多耐性を活かしづらい。
テラバースト格闘を受けつつ返り討ちを狙える。
ステラテラバーストタイプはそのままに、各タイプの技の威力を一度だけ強化する。

型考察 [編集]

特殊アタッカー型 [編集]

特性:もらいび
性格:おくびょう/せっかち/むじゃき
努力値:CS252
持ち物:きあいのタスキ/いのちのたま/しろいハーブ/こだわりメガネ/こだわりスカーフ
確定技:オーバーヒートorだいもんじorかえんほうしゃ/あくのはどう
特殊技:ソーラービーム/ヘドロばくだん/テラバースト(草)
物理技:ふいうち/イカサマ/ニトロチャージ/カウンターorほうふく/がむしゃら
変化技:わるだくみ/みちづれ/ちょうはつ/おにび

一般的なアタッカー型。
持ち物は物理耐久が低いのできあいのタスキが安定。カウンターやほうふくも狙える。
特殊型でもふいうちはあると便利。


相性考察 [編集]

特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。

※パートナーが思い浮かばないからと言って項目自体を削除しないこと。


対ヘルガー [編集]

注意すべき点
一致技である炎+悪の攻撃範囲が広い。
きあいのタスキを持たせてのカウンターやみちづれで1体以上もっていく戦法もある。
またおにびやイカサマを覚えるので、物理アタッカーで対抗する際は注意。
対策方法
物理耐久は低く素早さもそこまで高くないので、速攻アタッカーの物理弱点技で簡単に落とせる。
炎と悪の両方を半減できるバンギラスマリルリなどで止まる。ヘドロばくだんを覚えるが、採用率は低い。
カウンター狙いでタスキの所持率が高いため、高威力の連続技や先制技を持つポケモン全般、ステルスロック等も有効。

外部リンク [編集]