ライコウ [編集]
No.243 タイプ：でんき 通常特性：プレッシャー（受けた技のPPを1多く減らす） 隠れ特性：せいしんりょく（怯まない、相手の特性「いかく」の効果を受けない） 体重：178.0kg（けたぐり・くさむすびの威力100）
| 高速特殊電気 | ＨＰ | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計種族値 | 特性 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ライコウ | 90 | 85 | 75 | 115 | 100 | 115 | 580 | プレッシャー/せいしんりょく |
| サンダース | 65 | 65 | 60 | 110 | 95 | 130 | 525 | ちくでん/はやあし |
| レジエレキ | 80 | 100 | 50 | 100 | 50 | 200 | 580 | トランジスタ |
| サンダー | 90 | 90 | 85 | 125 | 90 | 100 | 580 | プレッシャー/せいでんき |
| 霊獣ボルトロス | 79 | 105 | 70 | 145 | 80 | 101 | 580 | ちくでん |
第2世代の準伝説、通称三聖獣（あるいは三犬）の一体で、単でんきタイプのポケモン。
種族値は特殊方面を中心にバランスよく配分され、耐性も半減3、弱点1と安定感が高い。
物理耐久は若干不安だが、電気タイプでは珍しく覚えるねっとうでフォロー可能。
ただアタッカーとしては突出した強みがなくサブウェポンの威力も控えめで、より高い攻撃性能を持つ霊獣ボルトロスやレジエレキの陰に隠れ気味。
変化技はほえる、両壁やめいそうとそれなりに習得する。アタッカーだけでなく、起点作成やボルトチェンジも用いたサイクル戦向けの運用も可能。
第九世代で得た特殊の新技はテラバースト、エレキボール、エレキネット。でんじは以外の素早さ操作手段が増えた。
没収されたのはライジングボルト程度。
またテラスタルにより耐性変化や攻撃範囲の拡張・強化手段を得た。
相性補完として優秀な氷技は雪下のウェザーボールとこおりテラスのテラバーストのみで、天候に頼らない場合は氷テラバースト一択。
電気技＋氷技＋はどうだんの3つで、現環境の全ポケモンに等倍以上で攻撃が可能。めいそうを積むなどして火力不足を解消してから仕掛けたい。
参戦と同時にライコウのパラドックスポケモンであるタケルライコが登場した。
特攻の高さや専用技じんらいにより攻撃性能は向こうが上だがサブウェポン不足で、ライコウでは抜ける100族やオーガポンなどを抜けない。
ドラゴン複合により耐性も異なり、ライコウとは全く別性能といえるので、差別化は考えなくてよい。
特性考察 [編集]
特性はアナウンスが出るもの1つと出ないもの1つなので、どちらの特性かは必然的にバレる。
- プレッシャー
- 同特性としては比較的高速、かつそれなりの耐久を持ち、まもみがで大技のPPを枯渇させることは可能。
アナウンスが出る特性との同時対面であれば素早さの判定に用いれるという利点があり、どちらかというと先発向けの特性。
- せいしんりょく
- 隠れ特性。怯まなくなり、且つ特性いかくが効かない。
素早さの高さから怯むことは少なく、ねこだましの跋扈するダブル向けの特性。
シングルでもライコウより素早いパオジアンのつららおとしで怯まなくなるという利点がある。
アタッカーとしては勿論、サポートも妨害されずにこなせるところも評価点となる。
特性いかくが効かない点が活きるのはしんそくのダメージが落ちない程度。
直接の入手はVC金銀クリスタル、ハマナスパーク(BDのみ)が必要。その他は通常特性個体にとくせいパッチを使用することで入手できる。
技考察 [編集]
| 特殊技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 |   |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 10まんボルト | 電 | 90(135) | 100 | 麻痺10% | タイプ一致技。性能安定。 | |
| かみなり | 電 | 110(165) | 70 | 麻痺30% | タイプ一致技。雨下で必中。 | |
| ほうでん | 電 | 80(120) | 100 | 麻痺30% | タイプ一致技。まひ撒きを兼ねたいなら。ダブルでは味方を巻き込む。 | |
| ボルトチェンジ | 電 | 70(105) | 100 | 自分交代 | タイプ一致技。攻撃しつつ撤退。地面や無効特性の受け出しに注意。 | |
| ねっとう | 水 | 80 | 100 | 火傷30% | 電気の天敵である地面に刺さる。追加効果も優秀。 | |
| シャドーボール | 霊 | 80 | 100 | 特防↓20% | ラティオスやドラパルトに。 | |
| じんつうりき | 超 | 80 | 100 | 怯み10% | フシギバナやテツノカイナに。 | |
| はどうだん | 闘 | 80 | 必中 | - | ジバコイルやブリジュラスに。電気の習得者はほかに電気アルセウスのみ。 | |
| ウェザーボール | 無 | 50 | 100 | 天候下で威力2倍 ＆タイプ変化 | 天候パに組み込む際の対ドラゴンや草に。 | |
| バークアウト | 悪 | 55 | 95 | 特攻↓100% | 追加効果が優秀。サポート用。みがわり貫通。ダブルでは相手全体攻撃。 | |
| テラバースト | 無 | 80 | 100 | テラスタイプ連動 | テラスタル中ならテラスタイプに対応した技になる。攻撃範囲の拡張に。 | |
| 物理技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 | |
| しんそく | 無 | 80 | 100 | 優先度+2 | タスキ潰しに。他の先制技より速い。 | |
| 変化技 | タイプ | 命中 | 解説 | | ||
| めいそう | 超 | - | 特攻・特防を補強。特殊方面を補える。 | | ||
| みがわり | 無 | - | 変化技対策や、プレッシャーと併せて。 | | ||
| リフレクター | 超 | - | サポート用。味方の物理耐久を強化。 | | ||
| ひかりのかべ | 超 | - | サポート用。味方の特殊耐久を強化。 | | ||
| でんじは | 電 | 90 | サポート用。電気や地面、ひらいしん等には無効。 | | ||
| ねむる | 超 | - | 状態異常治癒＋HP全回復。カゴのみと併せて。 | | ||
| ほえる | 無 | - | 積み技対策。まもる・みがわり貫通かつ必中。ぼうおんには無効。 | | ||
テラスタル考察 [編集]
| タイプ | 主な技 | 解説 | |
|---|---|---|---|
| 電 | かみなり 10まんボルト ほうでん ボルトチェンジ でんじほう | 一致技強化。電気が一貫した後の一掃性能の強化が主な用途。 | |
| 氷 | ウェザーボール(雪) テラバースト | 相性補完が優秀なサブウェポンの確保。耐性は劣化するがメリットの方が大きい。 | |
| 水 | ねっとう ウェザーボール(雨) | 地面弱点を消した上で処理速度を上げられるが、メイン共々草に止められる点は注意。 | |
| 草 | テラバースト | 粉技無効。水への役割を維持したまま攻守共に地面に有利になる。 ただし氷をはじめとしたサブウェポンで弱点を突かれやすくなる。 | |
| 飛 | テラバースト | 弱点の地面を透かす。草への打点確保にもなるので、リターンは攻守合わせてそこそこ。 | |
| 霊 | シャドーボール | 主にカイリューのしんそく透かしに。 | |
| 炎 | ウェザーボール(晴) テラバースト | 攻撃範囲は優秀だが、地面が一貫するうえ、役割対象の水に弱くなる。 | |
| 妖 | テラバースト | 攻撃面の補完としては優秀だが、積まないと威力不足気味。 | |
| 闘 | はどうだん | 役割対象の飛行に弱くなる点は留意。 | |
| 鋼 | テラバースト | 耐性面で耐久を補う選択肢。ただし地面は一貫するうえ、攻撃範囲はあまり増えない。 | |
| ステラ | テラバースト | サブウェポンを3つ以上使うなら十分候補。 | |
| 使用率・採用率の低いテラスタル |
型考察 [編集]
通常アタッカー型 [編集]
性格：おくびょう
努力値：S252 C252 or 耐久調整 余りC
持ち物：たべのこし/いのちのたま/とつげきチョッキ/ラムのみ/ひかりのねんど 等
確定技：10まんボルトorほうでんorかみなり
優先技：めいそう/ねっとう
攻撃技：ボルトチェンジ/シャドーボール/じんつうりき/はどうだん/しんそく/テラバースト(氷)
変化技：でんじは/リフレクター/ひかりのかべ/みがわり
種族値に沿ったアタッカー型。
電気技の補完としても、ほかの電気タイプとの差別化としても、ねっとうの優先度は高い。ただし素の火力は控えめ。
高い特殊耐久を活かせ、火力補強も可能なめいそうの優先度も高い。
電気＋水である程度の範囲は確保できているため、残りの技や持ち物は＋αで何をさせたいかで選ぶと良い。
積むチャンスを増やすなら、みがわり＋たべのこし、
対面性能を重視するなら、しんそく＋いのちのたま
後続サポートを意識するなら、両壁＋ひかりのねんど、といった具合。
なお電気＋水はドラゴンに弱いので、氷テラスタル＋テラバーストを採用すると技範囲はかなり広がる。電水氷をすべて半減以下にするのは現環境ではちくでんランターンのみ。
竜鋼複合や鋼テラスタルも考慮してはどうだんも入れるとフルアタになる。とつげきチョッキと相性は良いが、火力補強ができない点に注意。
こだわりメガネ型 [編集]
性格：おくびょう
努力値：CS252
持ち物：こだわりメガネ
確定技：10まんボルトorかみなり/ねっとう
選択技：ボルトチェンジ/じんつうりき/シャドーボール/はどうだん
CS115を活かし、メガネの高火力で上から負荷をかけるアタッカー型。サイクル戦で強さを発揮する。
他の特殊電気との差別化になるねっとうはぜひ欲しい。
- 火力目安（無補正C振り＠メガネ）
壁起点型 [編集]
性格：おくびょう
努力値：S252 H252or耐久調整
持ち物：ひかりのねんど
確定技：10まんボルトorほうでんorボルトチェンジ/ねっとうorほえる/ひかりのかべ/リフレクター
高速で両壁を張り、積みアタッカーの起点を作るサポート型。
麻痺狙いのほうでん、起点化回避のボルトチェンジも使える。
同じ壁張り要員のレジエレキには素早さで劣るが、素の耐久で勝る。
弱点も少ないため、スカーフ持ちに奇襲されても壁張りを遂行しやすい。
仮にスカーフじしんで確1にされても、後続の飛行タイプで起点にできる。
対ライコウ [編集]
- 注意すべき点
- 電気タイプ屈指の特殊耐久を持つうえ、特殊技では弱点を突きにくい。
素早さも高く、先制みがわり・めいそうから全抜きされる恐れもある。
アタッカー型以外に壁張りサポート型やプレッシャー耐久型も存在する。
ねっとうも覚えるため、地面タイプの受け出しは安定しない。
- 対策方法
- 物理耐久は低いため、じしんで一致弱点を突けば確1を狙える。
水等倍以下の地面や草、ドラゴンタイプがいれば楽だろう。
ちょすいヌオー・ドオーやよびみずトリトドンなら電気と水を両方無効化。氷テラバーストも等倍。
みがわり・めいそう・両壁対策にちょうはつ・ほえる等があると良い。