モモワロウ - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

モモワロウ [編集]

No.1025 タイプ:どく/ゴースト
特性:どくくぐつ(モモワロウで相手を毒・猛毒状態にすると同時に混乱状態にもする)
体重:0.3kg(けたぐり・くさむすびの威力20)
毒/霊HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
モモワロウ8888160888888600どくくぐつ
ゲンガー60656013075110500のろわれボディ

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)じめん/エスパー/ゴースト/あく
いまひとつ(1/2)くさ/フェアリー
いまひとつ(1/4)どく/むし
こうかなしノーマル/かくとう

第九世代DLC「番外編」で登場した幻ポケモン。初代のゲンガー以来となるどく×ゴースト複合。
幻恒例の600族であるが、能力値は防御が非常に高く、他は88で統一されている。
物理耐久は防御種族値160と圧倒的で、HB特化きせきポリゴン2が物理耐久指数44928に対し、HB特化モモワロウは物理耐久指数45435と非常に硬い。
じこさいせいも覚えるので下手な物理アタッカーは受けられ、どくどくやすてゼリフなど多数習得できる嫌らしい妨害技を駆使して場をかき乱す性能に特化している。

一方で攻撃性能にはやや難があり、不一致サブウェポンが物理はころがる、イカサマのみ、特殊はテラバーストのみと技範囲が非常に狭い。
更に一致技は双方無効タイプがある上に抜群がそれぞれ2タイプにしか突けず、攻撃と特攻の数値が控えめなこともあり速攻アタッカー適性は乏しい。
変化技についてもだいぶ絞られており、「初動で毒撒きを通す」「通らない悪条件では控えのポケモンで押し通る」といった導線に従う形で収まりやすい。
基本は毒・猛毒を絡めたサポートや妨害を軸に、余裕ができれば攻撃技で処理速度を早める運用がメインとなるだろう。

物理耐久に反して特殊耐久は伝説解禁戦では控えめなため、黒馬バドレックスカイオーガなどの
超火力特殊アタッカーが跋扈している点に注意しながら運用したい。

第九世代DLC「番外編」で手に入る個体は性格おくびょう固定、個体値はランダム3V以上となっている。
弱点であるイカサマの被弾ダメージを減らすため、物理型を採用する場合を除き攻撃個体値はできるだけ低い数値を粘ることを推奨。



特性考察 [編集]

どくくぐつ
隠れ特性は無く、これのみ。
モモワロウ自身の技で毒・猛毒状態を付与した場合、同時に混乱状態にもする。ダブルの相方や相手の攻撃には効果がない。
これにより運次第で相手は行動できずにスリップダメージを稼がれるという展開に持っていくことが可能。
また、混乱解除のために交代を促す効果にも期待でき、その場合は交代先にも毒・猛毒・混乱を付与することが狙える。
嫌らしさに輪をかけた効果ではあるが、既に異常になっている相手やどくはがねタイプには毒・猛毒状態を付与できないため無意味となる。
特性めんえきカビゴンも、特殊型の場合は碌にダメージが通る技が無いため苦手な相手。
トレース・なりきりによる特性コピーや、スキルスワップによる特性の入れ替えはできない。特性の書き換えや無効化は可能。
モモワロウはそもそも覚えないが、どくびしは使用者ではなく設置したどくびし自体が毒・猛毒の発生源となるので対象外。

技考察 [編集]

特殊技タイプ威力命中効果解説
じゃどくのくさり100(150)100猛毒50%タイプ一致専用技。追加効果発生率が高く、特性との相性が良い。
ベノムショック65/130
(97/195)
100毒系状態の
相手に2倍
タイプ一致技。毒系状態の相手には最大火力。特性との相性が良い。
アシッドボム40(60)100特防↓↓100%タイプ一致技。ダメージを与えつつ特殊の火力補強も兼ねられる。
シャドーボール80(120)100特防↓20%タイプ一致技。主力技だが威力は控えめ。
たたりめ65/130
(97/195)
100状態異常の
相手に2倍
タイプ一致技。状態異常の相手には最大火力。特性との相性が良い。
ナイトヘッド-100-タイプ一致技。攻撃力に依存しない削り技。
テラバースト80100テラスタイプ連動まともなサブウェポンに成り得る技はこれのみ。
テラスタル中は攻撃>特攻の時は物理技になる。
物理技タイプ威力命中効果解説
ダストシュート120(180)80毒30%タイプ一致技。物理型における最大火力だが命中不安。
ポルターガイスト110(165)90-タイプ一致技。攻撃と同時に相手の道具を知れるのも利点。
相手が道具を持っていないと失敗するので注意。
ゴーストダイブ90(135)100まもる貫通タイプ一致技。
攻撃に2ターンかかるが毒・猛毒のスリップダメージ稼ぎを兼ねられる。
イカサマ95100-相手の攻撃を参照してダメージ計算。物理アタッカー対策に。
変化技タイプ命中解説
まもる-基本技。もうどく+どくくぐつとあわせて時間を稼ぐ。
みがわり-時間稼ぎや様子見に。
じこさいせい-回復技。耐久型なら必須。
どくどく90
(必中)
毒タイプなので必中。特性との相性が良い。
どくガス90ダブル用。相手全体が対象。どくくぐつと合わさり凶悪なデバフ技になる。
のろい-起点づくり後の退場用。霊以外にテラスタルしてから使うと別技になるので注意。
みちづれ-碌に技が通らない相手を無理矢理突破する一手。連続で使うと失敗するので注意。
わるだくみ-特攻を2段階上昇。特殊アタッカー型なら是非欲しい。
うそなき100相手の特防を2段階下げる。相手の流しと自身の火力補強を兼ねるなら。はがねタイプにも有効。
すてゼリフ100相手の攻撃と特攻を下げて交代。碌に技が通らない相手から逃げる一手として。
おきみやげ100相手の攻撃と特攻を2段階ずつ下げて瀕死になる。役目を終えた後の退場技として。

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
テラバーストゴーストを無効化でき、弱点が一貫しない。
テラバースト解説
テラバースト解説
テラバースト解説
テラバースト解説
テラバースト解説
テラバースト解説
じゃどくのくさりタイプ一致の火力増強に。
テラバーストどく状態にならないはがね・どくに抜群を突ける。物理受けとしては耐性も悪くない。
テラバースト弱点消しに。
テラバースト解説
テラバースト解説
テラバースト解説
シャドーボール
たたりめ
タイプ一致の火力増強に。
テラバースト解説
イカサマ
テラバースト
弱点消しに。いたずらごころ無効。
テラバースト半減は多いが元の耐性と被る物が多く微妙。
テラバースト解説
ステラテラバースト技範囲が広いわけではないので非推奨。

型考察 [編集]

物理受け型 [編集]

性格:すぶとい
努力値:HB252 D4
持ち物:ゴツゴツメット/オボンのみ/くろいヘドロorたべのこし
確定技:じこさいせい
選択攻撃技:じゃどくのくさり/ナイトヘッド/たたりめ/ゴーストダイブ/イカサマ
選択補助技:どくどく/すてゼリフ
テラスタイプ:どく

圧倒的な物理耐久に任せてどくをばら撒く。
物理特化時の耐久力は非常に高く、A特化グラードンのだんがいのつるぎでも確定耐え。

効率受け型 [編集]

性格:すぶといorおだやか
努力値:HD252 B4
持ち物:くろいヘドロorたべのこし/ふうせん
確定技:じゃどくのくさり
攻撃技:イカサマ/シャドーボール/ゴーストダイブ
変化技:すてゼリフ/じこさいせい/みがわり/どくどく
テラスタイプ:あく/ひこう

居座りを狙い、相手をジリ貧に持っていくことを狙う型。
対面操作が非常に強力で、読み勝ったときのアドがとても大きい。
ふうせんは一ターンの価値が大きいのであり。

特殊アタッカー型 [編集]

性格:おくびょう/ひかえめ
努力値:CS252ベースに耐久調整
持ち物:ふうせん/オボンのみ/いのちのたま/こだわりメガネ/とつげきチョッキ/じゃくてんほけん
確定技:じゃどくのくさり/シャドーボールorたたりめ
優先技:わるだくみorアシッドボム
選択攻撃技:テラバースト/ベノムショック
選択変化技:どくどく/みがわり/すてゼリフ/おきみやげ

高火力専用技じゃどくのくさりと、どく状態の相手に2倍の威力のたたりめ、ベノムショックで攻める。
有利な物理相手に繰り出し、相手の交代際にわるだくみを積むのが基本。

モモワロウに対し特殊アタッカーが出てくることが多いため、撃ち合いに強いとつげきチョッキの採用も一考。
その場合、火力補強はアシッドボムに頼ることになる。


相性考察 [編集]

四災の悪タイプが弱点となっており、サーフゴーと耐性が似ている。
そのため、カイリュー一撃ウーラオスなどと相性がいい。

また、ダブルバトルでは鋼タイプに有効打を持ち、尚且つモモワロウの特殊耐久を補えるマフォクシーとも高相性である。


対モモワロウ [編集]

注意すべき点
非常に高い防御を持ち、物理攻撃で落とすのは困難。不一致地震程度なら余裕をもって耐えてくる。
専用技じゃどくのくさりは毒タイプでは珍しい高威力特殊技な上、高めの猛毒付与効果まで付いており受けにくい。
特性により毒と同時に混乱を付与してくる為、運が悪いと一方的に毒ダメージを重ねられる。
変化技も一通り揃っており、積みエース、起点作成、耐久型のいずれもこなすことが可能。
対策方法
毒状態を戦術の根幹とするポケモンなので、毒か鋼で相手をすることが大前提。
加えてイカサマ以外のサブウェポンが存在しない為、ディアルガやガラル禁伝組等の一致+悪を受けられる鋼、毒タイプであれば崩されにくい。
特殊耐久は平凡かつ中速なので、ネクロズマバドレックス等の特殊アタッカーで弱点を突いても良い。一般ポケモンでもラティオスイーユイ等の強力な特殊アタッカーならゴリ押せるだろう。
ただし、このポケモンの性質上補完に優れたポケモンとサイクルを回す運用が多いので、後続を意識した技選びが必須になる事は留意。交代出しから対処しようとすると毒+混乱やすてゼリフ等で掻き乱されるリスクに注意しよう。基本は鋼や毒、および特性で毒の効かないポケモンで対処するのが理想。

外部リンク [編集]