ボルトロス(けしんフォルム) - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

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ボルトロス(けしんフォルム) [編集]

No.0642
タイプ :でんき/ひこう
通常特性:いたずらごころ(使用する変化技の優先度が+1されるが、相手があくタイプだと技は必ず失敗する)
隠れ特性:まけんき(相手に能力を下げられた時、攻撃が2段階上がる)
体重  :61.0kg(けたぐり・くさむすびの威力80)
電気/飛行HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ボルトロス(化身)791157012580111580いたずらごころ/まけんき
ボルトロス(霊獣)791057014580101580ちくでん
サンダー90908512590100580プレッシャー/せいでんき
スピンロトム506510710510786520ふゆう
オドリドリ(ぱちぱち)757070987093476おどりこ
タイカイデン70706010560125490ふうりょくでんき/ちくでん/かちき
まけんき飛行HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ボルトロス(化身)791157012580111580いたずらごころ/まけんき
トルネロス(化身)791157012580111580いたずらごころ/まけんき
ウォーグル10012375577580510するどいめ/ちからずく/まけんき
サンダー(ガラル)90125908590100580まけんき

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)こおり/いわ
いまひとつ(1/2)くさ/かくとう/ひこう/むし/はがね
いまひとつ(1/4)---
こうかなしじめん

第五世代出身の準伝説ポケモンで、でんき×ひこう複合。同複合の強豪であるサンダーとの差別化は容易。
弱点2・半減5・無効1の優秀な耐性に加えて、技範囲も広く、2種類のフォルムでそれぞれ異なる役割を担えるのが特徴。
化身フォルムは素の素早さが高く、「いたずらごころ」によるサポートもこなす器用さが強み。
耐久面は平凡ながら、対面性能に優れる対策必須級のポケモン。
特にいたずらごころの対策が少なかった第五、六世代ではシングル、ダブル共にトップクラスの強さを誇っていた。

難点はまともな一致飛行技をほとんど覚えないこと。
第九世代ではアクロバットを習得し物理型が強化されたものの、特殊型は飛行テラスタル+テラバーストに頼らざるを得ない。

第九世代ではまけんきと相性の良いダイマックスが廃止された。
また変化技をシャットアウトするおうごんのからだサーフゴーや、いたずらごころ無効のあくタイプである四災などが登場。
若干特性を活かしにくくなっているが、強力であることには変わらず、十分活躍は可能。
新要素のテラスタルは攻撃範囲や一致技威力の強化に使えるが、優れた耐性を放棄することになるのを忘れずに。

技方面ではLAに引き続いて専用技のかみなりあらしを習得。
かみなりと同様に雨下で必中するだけでなく、ダブルでは全体攻撃となるので強力。
また前述のアクロバットのほか、バークアウト、しねんのずつきを習得。
没収技はヘドロウェーブ、ばかぢから、アイアンテール、ライジングボルト等多い。
DLCではたきおとす、ウェザーボール、ヘドロウェーブを再習得。

+  ボール・リボンについて


特性考察 [編集]

いたずらごころ
変化技を先制で撃てる。ただし相手の悪タイプや先制技無効特性、サイコフィールドによって無効化される。
先制でんじはや先制みがわりなどが可能になり、シンプルに強力な特性。まけんきを活かせない特殊型は勿論だが、物理型でも候補になる。
またいたずらごころ持ちを含む多くの展開ポケモンに対し、上からちょうはつが可能なのもポイント。
なおかがくへんかガスでも無効化されるが、シングルでは保持者に対して素の素早さで大きく勝るため、あまり影響はない。
ちなみに、電気タイプでは唯一の特性所有者である。
まけんき
隠れ特性。能力が下がると攻撃が2段階上昇する。こちらも電気タイプでは唯一。
ダイマックスがなくなったため、追加効果による能力低下を受ける機会は少なくなったものの、いかくメタとして相変わらず優秀。
ダイジェットがなくなった一方でアクロバットを習得したため、引き続き物理アタッカー型で採用が見込める。
ダブルではいかくやこごえるかぜ等が採用されやすいため、更に発動機会が増える。
まけんき飛行のウォーグルGサンダーとは、攻撃で劣るが素早さで勝り、複合タイプの違いもあり一長一短といったところ。

技考察 [編集]

特殊技タイプ威力命中効果解説
10まんボルト90(135)100麻痺10%タイプ一致技。性能安定。
かみなり110(165)70麻痺30%タイプ一致技。雨で必中、晴で命中50%に低下。
かみなりあらし100(150)80麻痺20%タイプ一致専用技。ダブルバトルでは相手全体が対象。
雨なら必中。ほかの天気であっても命中率は下がらない。
ボルトチェンジ70(105)100自分交代タイプ一致技。攻撃しつつ撤退。無効化されると交代できない点に注意。
きあいだま12070特防↓10%対岩・鋼・悪。高威力・命中難。
くさむすび20~120100相手の体重依存対岩・地面。威力不安定。
ラスターカノン80100特防↓10%対岩・妖。
サイコキネシス90100特防↓10%対格闘・毒。ドラミドロなどに有効。
あくのはどう80100怯み20%対霊・悪。一貫性は高いが威力は低い。ドラパルトシロデスナなどに。
ウェザーボール50/100100-天候下で各天候に応じたタイプの威力100の特殊技になる。
雨下のかみなりやかみなりあらしと合わせて。
テラバースト80<120>100タイプ変動テラスタル時テラスタイプに変化し、AとCを比べて高い方でダメージを与える。
物理技タイプ威力命中効果解説
サンダーダイブ100(150)95外すと反動タイプ一致技。威力は高いが、外すと反動がワイルドボルト以上に痛い。
じめんタイプやまもる、でんき無効の特性にも注意。
ワイルドボルト90(135)100反動1/4一致技。反動あり。
かみなりパンチ75(112)100麻痺10%一致技。威力が物足りない。
アクロバット55/110
(82/165)
100持ち物なしで
威力2倍
一致技。じゃくてんほけんなどの消費アイテムと併せて。
ほかの飛行技はそらをとぶのみ。
とんぼがえり70100自分交代攻撃しつつ撤退。威力は低いが無効タイプがないので、確実に交代させたい場合に。
アームハンマー10090素早さ↓素早さ低下が痛い。ばかぢからは過去作限定。
かわらわり75100壁破壊威力は低いが、命中安定・反動なし。壁対策にも。
かみくだく80100防御↓20%性能安定。
はたきおとす65/97100持ち物排除追加効果が優秀。
変化技タイプ命中解説
でんじは90全抜き対策や起点作りに。
こわいかお100でんじはと選択。電気・地面に無効化されないが、交代されるとリセットされる。
ちょうはつ100変化技対策。展開阻止に。
ほかのいたずらごころ持ちにも先制しやすいが、悪タイプのヤミラミオーロンゲには無効。
みがわり-様子見や状態異常回避など何かと有用。いたずらごころなら先制可能。
わるだくみ-特攻を強化。
ビルドアップ-攻撃と防御を強化。
あまごい-天候始動や上書き、かみなり及びかみなりあらし必中化、ウェザーボールの水技化に。
かいでんぱ100相手の特攻を半減。特殊アタッカー対策。

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
テラバースト解説
ウェザーボール(晴)
テラバースト
対草・氷。岩が一貫する。
ウェザーボール(雨)
テラバースト
対地面だが、基本的に氷か草で良い。
かみなり
かみなりあらし
10まんボルト
ワイルドボルト
かみなりパンチ
ボルトチェンジ
一致電気技の強化。
くさむすび
テラバースト
粉技をすかす。対地面にも。弱点が多く、氷が一貫する。
ウェザーボール(雪)
テラバースト
電気との相性補完に優れる。耐性は悪く、岩が一貫する。
きあいだま
アームハンマー
かわらわり
解説
テラバースト解説
テラバースト岩半減だが、氷が一貫する。
アクロバット
テラバースト
タイプ一致技。耐性は劣化するが、テラバーストを使い勝手の良い一致技にできる。
サイコキネシス
テラバースト
対格闘。いたずらごころ無効の悪に弱くなる。
とんぼがえり
テラバースト
岩が一貫する。
ウェザーボール(砂嵐)
テラバースト
解説
テラバーストしんそくなどを無効化。いたずらごころ無効の悪に弱くなる。
テラバースト氷が一貫する。
あくのはどう
かみくだく
はたきおとす
いたずらごころ耐性の獲得。
ラスターカノン
テラバースト
弱点がどちらも半減に変化し、全体的に良耐性。地面は呼びにくい。
テラバースト対ドラゴン・悪。

型考察 [編集]

物理アタッカー型 [編集]

特性:まけんきorいたずらごころ
性格:ようき/いじっぱり
努力値:AS252 H4
持ち物:いのちのたま/ラムのみ/じゃくてんほけん
確定技:サンダーダイブorワイルドボルトorかみなりパンチ
攻撃技:かみくだく/とんぼがえり/アクロバット(いのちのたま以外)/テラバースト
変化技:ビルドアップ/でんじは/ちょうはつ/みがわり

特性まけんきにより、いかく等で止まらない物理アタッカーになれる。
ただしダイマックスの廃止でやや発動率が落ちた。
いたずらごころの場合は先制ビルドアップやでんじはによる切り返し性能を重視したい。

アクロバットの獲得でまともな一致飛行技を使えるようになったが、いのちのたまとの相性が悪い。

物理流し型 [編集]

特性:いたずらごころ
性格:ずぶとい
努力値:HB252
持ち物:オボンのみ
確定技:10まんボルトorかみなりあらし/でんじは
優先技:ボルトチェンジ
選択技:とんぼがえり/ちょうはつ/わるだくみ

ボーマンダなどの物理ATに対し後出しから仕事するクッション。
でんじはによるストッパー、ちょうはつによる展開阻止、後攻ボルトチェンジによるサイクル回し、わるだくみによる崩しなど、搭載する技次第で多様な活躍が見込める。

特殊アタッカー型 [編集]

持たせる役割が異なってくるので、持ち物ごとに考察を行う。

いのちのたま [編集]

特性:いたずらごころ
性格:おくびょう
努力値:CS252 H4
持ち物:いのちのたま
確定技:10まんボルトorかみなりorかみなりあらし
攻撃技:くさむすび/きあいだま/ボルトチェンジ/とんぼがえり/あくのはどう/テラバースト
変化技:でんじは/ちょうはつ/みがわり
テラスタイプ:氷

高い素早さから高火力で攻める、対面性能が非常に高いアタッカー。
耐久面は不安なものの、素の霊獣フォルム以上の火力を出せ、物理技も使える。
下降補正無振りアームハンマーでH振りバンギラスを乱1。
ドラゴンは苦手だが、メジャーなドラパルトに刺さるあくのはどうの優先度は高い。

たつじんのおび [編集]

特性:いたずらごころ
性格:おくびょう
努力値:S252 耐久調整 余りC
持ち物:たつじんのおび
確定技:10まんボルトorかみなりorかみなりあらし
攻撃技:あくのはどう/きあいだま/くさむすび/テラバースト
変化技:でんじは/ちょうはつ
テラスタイプ:氷

特定の仮想敵からの攻撃を耐える耐久調整+倒す火力を両立する必要がある場合に採用が検討される。

きあいのタスキ [編集]

特性:いたずらごころ
性格:おくびょう
努力値:CS252 H4
持ち物:きあいのタスキ
攻撃技:10まんボルトorボルトチェンジ/あくのはどう/きあいだま/くさむすび
変化技:でんじは/ちょうはつ

少なくとも1回の行動を確保。
こだわりスカーフ等の奇襲にも耐え、先制でんじはにより後続に繋げることが可能。
不利対面でも先手でボルトチェンジできれば、相手を削りつつ、自身はタスキを温存できる。

わるだくみ積み型 [編集]

特性:いたずらごころ
性格:おだやか
努力値:H252 耐久・素早さ調整 余りC
持ち物:オボンのみ
確定技:10まんボルトorかみなりorかみなりあらし/わるだくみ/きあいだま
選択技:あくのはどう/でんじは/テラバースト
テラスタイプ:氷

クレセリアなどの受けポケモンに対し、後出しからわるだくみで展開する受けポケモン潰しの駒。
また、化身ボルトロス対面に強いが、ちょうはつに注意。

【ダブル】雨アタッカー型 [編集]

性格:ひかえめorおくびょう
努力値:CS252
持ち物:いのちのたま/たつじんのおび/オボンのみ/きあいのタスキ
確定技:かみなりorかみなりあらし(両立可)/あまごい
攻撃技:くさむすび/きあいだま/あくのはどう/とんぼがえりorボルトチェンジ
変化技:まもる/みがわり/ちょうはつ/ねむる

雨パの電気枠。いたずらごころ+あまごいにより、天候の奪い合いに強い。
同じステータスと特性を持ちメインウェポンがぼうふうとなるトルネロスがライバル。


相性考察 [編集]

弱点を両方半減する鋼タイプとの相性が良い。ボルトロスは鋼の弱点のうち地面が無効で、格闘を半減する。雨パなら炎も対策可能。

  • タケルライコ
    ダブルでの組み合わせ。
    先制してエレキフィールドを展開し、じんらいやライジングボルトの強化、呼ぶ草の睡眠技を無効化することができる。
    互いにでんきタイプだがじめんは一貫しておらず、逆にこちらのくさむすびで役割破壊も狙える。
    また、シーズン14以降のじめんはガチグマ(アカツキ)化身ランドロスが採用率を伸ばしており、かいでんぱで無力化が可能。[1]
    ただし氷は一貫するので注意。特にパオジアンの対策は必須。

対ボルトロス(けしんフォルム) [編集]

注意すべき点
いたずらごころによる先制でんじは・ちょうはつでの妨害。
変化技主体のサポート型のほか、みがわりを絡めた耐久型や、霊獣フォルムより高い素早さを活かしたアタッカー型も存在。
対策方法
電気/地面タイプはでんじは無効、悪タイプはいたずらごころ無効。
基本的には電気やドラゴンに弱いが、ドラパルトはあくのはどうで弱点を突かれるため注意。
また、テラバーストにより氷や地面技を撃たれる可能性も出てきた。
対策可能なポケモン
  • マンムー
    電気無効、先制技・連続技持ちでみがわりにも強い。
    ただしアタッカー型も多いので、格闘技やくさむすびに注意。
  • マニューラパオジアン
    ボルトロスよりも速く、いたずらごころ無効、先制技持ち。
    マニューラなら、つららばりやねこだましでタスキも許さない。
    つららおとしはH振りでも確1(B4振りだと高乱数1)だが、みがわりでかわされることもある。
  • ガブリアス
    電気無効。
    物理型は基本的に接触技ばかりなので、さめはだ+ゴツゴツメットで3割近いHPを削れる。
    みがわりを張られてもスケイルショットならみがわりを壊しつつ攻撃ができる。
    岩技があれば完璧。
    テラバーストこおりによる逆襲には注意。相手が火力上昇アイテムを持っている場合、ヤチェのみ込みでも耐えられない。

外部リンク [編集]


[1] かいでんぱはでんきタイプの技だが変化技なのでじめんに無効化されない。
[2] 3DSダウンロードソフト、300円。現在はニンテンドー3DSのニンテンドーeショップが終了したため新規に購入できない。受け取り用のBW2のソフトも必要