ブリザポス [編集]
No.896 タイプ:こおり 特性:しろのいななき(相手を倒すと攻撃が1段階上がる) 体重:800.0kg(けたぐり・くさむすびの威力120)
鈍足氷物理 | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計種族値 | 特性 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ブリザポス | 100 | 145 | 130 | 65 | 110 | 30 | 580 | しろのいななき |
クレベース | 95 | 117 | 184 | 44 | 46 | 28 | 514 | マイペース/アイスボディ/がんじょう |
Hクレベース | 95 | 127 | 184 | 34 | 36 | 38 | 514 | がんじょうあご/アイスボディ/がんじょう |
高火力物理氷 | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計種族値 | 特性 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ブリザポス | 100 | 145 | 130 | 65 | 110 | 30 | 580 | しろのいななき |
セグレイブ | 115 | 145 | 92 | 75 | 86 | 87 | 600 | ねつこうかん/アイスボディ |
パオジアン (特性+全振り) | 80 | 120 (177) | 80 | 90 | 65 | 135 | 570 | わざわいのつるぎ |
第八世代の準伝説ポケモンで、こおりタイプ。レイスポスの対。
禁止級伝説であるバドレックスを「はくばじょうのすがた」にフォルムチェンジさせるのに必要なポケモンだが、
ブリザポス単体は禁止級の扱いではないのでランクマッチに出場可能。
典型的な重火力アタッカーのステータスで、高い合計値を持ちながらほとんど無駄のない非常に恵まれたステータス配分を持つ。
素早さ種族値は30と極端に遅いものの、逆にトリックルーム下でのエース運用も可能。
難点といえば、攻守両面で問題を抱えるこおり単タイプであること。
一致技の一貫性は高いが、無条件の最大火力は「つららおとし」止まりで、「ゆきなだれ」は被弾が前提でやや扱いにくい。
また防御面については、弱点を突かれやすく耐性もないに等しいので、せっかくの耐久を活かしにくい。
優れたステータスながら、タイプの不遇さに足を引っ張られる形でやや評価を落としている。
反面、これらの欠点を一挙に解消し得る「じゃくてんほけん」との相性は極めて良好。
単純なHP振りだけでも、バンギラスのストーンエッジやリザードンのだいもんじといった高火力一致弱点すら耐えきる。
トリックルームを有効的に扱いやすいダブルバトルでは、高種族値トリルアタッカーとしての活躍が期待できる。
不在のGヒヒダルマに代わって、こおりタイプ物理アタッカーのライバルとしてハルクジラ、セグレイブ、パオジアンといったライバルが登場。
それぞれ、特性による耐性増加や素早さ補強、専用特性により火傷無効耐性、高速かつ特性により実質火力上昇といった強みを持つ。
第九世代では新要素のテラスタルでタイプを変えられること、こおりタイプが雪下で防御上昇するようになったことから、耐性面ではある程度改善傾向にある。
技方面ではくさわけ、しねんのずつきを習得した一方、つららばり、ばかぢから、メガホーン、しっぺがえしといった有用な攻撃技を複数没収されてしまった。
相性補完に優れる10まんばりきはDLCで再習得したが、つららばりはわざマシンが追加されても習得不可のままなので注意。
特性考察 [編集]
- しろのいななき
- 第二特性や隠れ特性はなく、これのみ。
相手を倒すごとに攻撃が1段階上昇する。じしんかじょうと同じ効果。
一貫性の高い一致技と併せて、トリックルーム下のエースを狙える。
技考察 [編集]
物理技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 | |
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つららおとし | 氷 | 85(127) | 90 | 怯み30% | 一致技。トリル下での安定した氷技だが、たまに外す。 | |
ゆきなだれ | 氷 | 60/120 (90/180) | 100 | 優先度-4 被弾後威力2倍 | 一致技。後攻前提。トリックルームを使わないならこちら。 命中安定で被弾時の威力は強力だが、交代際の負担は低い。 | |
10まんばりき | 地 | 95 | 95 | - | 対炎・鋼。氷との補完に優れる。じしんは覚えない。 | |
インファイト | 闘 | 120 | 100 | 防御・特防↓ | 対氷・鋼。高めの耐久が下がるのが痛い。ばかぢからは過去作限定。 | |
ボディプレス | 闘 | 80 | 100 | 防御換算 | 対氷・鋼。高い防御を活かせる。てっぺきと併せて。 | |
にどげり | 闘 | 30*2 | 100 | - | 対氷・鋼。威力は低いが、パオジアン、ゲッコウガなどタスキ持ちに。 | |
かみくだく | 悪 | 80 | 100 | 防御↓20% | 対ゴースト・エスパー。性能安定。 | |
じごくづき | 悪 | 80 | 100 | 音技2ターン封印 | 対ゴースト・エスパー。音技対策にも。DLCで再習得。 | |
ヘビーボンバー | 鋼 | 40~120 | 100 | ちいさくなるに 必中&2倍 | 対フェアリー。自身の体重は重いため最大威力を出しやすい。 妖アルセウスと剣王ザシアン以外のフェアリーに最大威力。 | |
しねんのずつき | 超 | 80 | 90 | 怯み20% | 対格闘。トリックルーム下なら怯みを狙える。新規習得。 | |
げきりん | 竜 | 120 | 100 | 行動固定 終了後混乱 | 氷等倍のセグレイブ・シャリタツピンポイント。 | |
くさわけ | 草 | 50 | 100 | 素早↑ | 貴重な素早さ補強技。最速1積みで最速70族抜き。 元が遅すぎるので有用に作用する場面は少ない。 水/地4倍ピンポイントでの採用もあり。 | |
特殊技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 | |
こごえるかぜ | 氷 | 55(82) | 95 | S↓100% | ダブル向けのサポート技、相手2体に命中。 | |
バークアウト | 悪 | 55 | 95 | C↓100% | ダブル向けのサポート技、相手2体に命中。身代わり貫通。 | |
テラバースト | 無 | 80<120> | 100 | タイプ変動 | テラスタル時にタイプが変わり、攻撃>特攻なら物理技に変化。 氷以外のテラスタイプ時に採用候補。 | |
変化技 | タイプ | 命中 | 解説 | |||
ちょうはつ | 悪 | 100 | 相手の変化技を封じる。使うなら最低でもドヒドイデ、できれば無振りカバルドン抜きまで欲しい。 | |||
つるぎのまい | 無 | - | 攻撃を大幅強化。タイマン性能が高いため、この技の存在で突破できる相手は割といる。 | |||
てっぺき | 鋼 | - | 防御を大幅強化。ボディプレスと相性が良い。 | |||
のろい | 霊 | - | 攻撃と防御を強化。対面性能を強化。すばやさ低下は全く気にならない。 | |||
みがわり | 無 | - | 変化技読みで使えば1ターンの猶予を生める。遅いので使いづらい。 |
テラスタル考察 [編集]
タイプ | 主な技 | 解説 | |
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無 | テラバースト | 弱点が格闘だけになる。 | |
炎 | テラバースト | やけど無効かつ鋼への有効打を得る。岩が一貫する。 | |
水 | テラバースト | 良耐性。呼ぶ炎に。 | |
電 | テラバースト | 弱点が地面だけになり、一致氷技との補完に優れる。麻痺無効の恩恵は薄い。 | |
草 | くさわけ | 粉技に耐性を得る。また水への有効打を確保できる。炎が一貫する。 | |
氷 | つららおとし ゆきなだれ | 一致技の火力上昇に。 | |
闘 | インファイト ボディプレス | ガチグマ、ヒードランへの遂行。テラバーストで技を圧迫したくないときに。 | |
毒 | テラバースト | 格闘耐性。 | |
地 | 10まんばりき じだんだ | 氷+地面で広い技範囲を持てる。 | |
飛 | テラバースト | 格闘を半減し返り討ちに。岩が一貫する。 | |
超 | しねんのずつき | 毒や格闘を仮想敵に据えるなら。 | |
虫 | テラバースト | 一致技で十分なことも多い。炎と岩も一貫するので非推奨。 | |
岩 | テラバースト | 呼ぶ炎を返り討ちに。格闘と鋼には弱いままなので注意。 | |
霊 | テラバースト | 良耐性。サーフゴーやハバタクカミを見るなら。 トリックルーム下でしんそく等を無効化する場合にも。 | |
竜 | げきりん | 炎・水・電気半減。元々氷技は撃たれないが、ドラゴンの相手はしにくくなる。 | |
悪 | かみくだく | 対霊。いたずらごころ無効。格闘が一貫する。 | |
鋼 | ヘビーボンバー | 対フェアリー・いわ。炎と格闘が一貫するが、多耐性。 ヘビーボンバーの火力上昇にもなり、重い相手でも威力60(90)が最低保証となる。 | |
妖 | テラバースト | 格闘を返り討ちにできる良耐性だが、呼ぶ鋼には弱いまま。 | |
ステラ | テラバースト | タイプはそのままに、各技の威力を1度だけ強化する。 |
型考察 [編集]
トリルアタッカー型 [編集]
特性:しろのいななき
性格:ゆうかん
個体値:4VC抜けS0
努力値:HA252
持ち物:いのちのたま/ラムのみ/こだわりハチマキ/とつげきチョッキ/じゃくてんほけん
確定技:つららおとし
攻撃技:インファイト/ヘビーボンバー/かみくだく/10まんばりき
変化技:みがわり/ちょうはつ/つるぎのまい
テラスタイプ:氷/闘/鋼/炎
種族値に沿った、オーソドックスなトリパ物理アタッカー。
Aが高く技範囲もそれなりなので、アタッカーとして必要な要素は十分揃っている。
特性を発動できれば抜き性能はさらに高まる。
一方、防御面の種族値は悪くないとは言え、タイプの都合上弱点を突かれやすいのは難点。
Sも低いので、何も考えずに使うと折角の高攻撃力を活かせず落ちてしまいかねない。
じゃくてんほけんと併せるなど、運用には一工夫が欲しいところ。
非最遅アタッカー型 [編集]
特性:しろのいななき
性格:いじっぱり
努力値:HAベースでBDS調整
持ち物:とつげきチョッキ/じゃくてんほけん/いのちのたま/こだわりハチマキ/ラムのみ
確定技:つららおとし
攻撃技:インファイト/ヘビーボンバー/かみくだく/くさわけ/10まんばりき/しねんのずつき
変化技:みがわり/ちょうはつ/つるぎのまい
テラスタイプ:氷/闘/鋼/炎
トリックルームを積極的に使わないパーティに採用する場合の、最遅ではないアタッカー型。
トリックルーム下において全抜きを狙うアタッカーとしての役割がメインとなる最遅個体とは異なり、
こちらは種族値通りに高耐久を活かして相手との殴り合いを制していく役割がメインとなる。
シングルではダブルと比べてトリックルームを活かした戦術が少々機能しにくいためか、
ゆうかんではなくいじっぱりの採用が主流になっている。
耐久だけではなく、素早さを調整して近い速度帯の相手を抜けるようにするのもあり。
ブリザポスの近くの速度帯にはブリザポスと同様に高い火力や耐久を持つポケモンが多く、
それらに対して素の状態で上を取ることで優位に立てるのは最遅個体にはない利点でもある。
その場合は補正無S4カバルドンを抜ける148振りや、補正無S4バンギラスを抜く準速まで振っておきたい。
第九世代でくさわけを習得したので、自発的に素早さを上げることが可能になった。
無振り1積みで無振り55族と同速、2積みで無振り80族と同速。
最速1積みで最速71族と同速、2積みで最速112族と同速となる。
相性考察 [編集]
特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。
対ブリザポス [編集]
- 注意すべき点
- 優秀な耐久種族値と非常に高い攻撃種族値を持つ。
サブウェポンは少なめだが、一致技の範囲を補うものはある程度備わっており、氷に耐性があるポケモンでも油断は禁物。
S30という遅さと特性のA上昇もあり、トリックルーム下では全抜きを狙える。
特にトリックルームを持ったクレセリアとの相性がよく、倒しきれないとみかづきのまいで再度暴れられる。
- 対策方法
- 通常では鈍足と弱点がやや多めな点が欠点。基本は物理アタッカーなので、おにびが有効。
氷に耐性があるタイプのうち、みずタイプに抜群の取れる技が無いので、ある程度の火力が出せるみずタイプなら安定して相手ができる。
じゃくてんほけんやトリックルームの発動はできるだけ阻止したい。前者ははたきおとす、後者はちょうはつで対処可能。
万が一じゃくてんほけんを発動させてしまっても、てんねんやクリアスモッグで対策可能。