ケッキング - ポケモン育成考察Wiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

ケッキング [編集]

No.0289 タイプ:ノーマル
特性:なまけ(2ターンに一度しか行動できない)
体重:130.0kg(けたぐり・くさむすびの威力100)
高種族値一般ポケモンHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値備考
ケッキング1501601009565100670なまけ
イルカマン(マイティ)1001609710687100650マイティチェンジ
レジギガス11016011080110100670スロースタート

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)かくとう
いまひとつ(1/2)---
いまひとつ(1/4)---
こうかなしゴースト

第三世代出身の単ノーマル。一般ポケモンながら禁止級に匹敵する種族値と、別の意味で強烈な特性なまけを持つのが特徴。
特防は低めだがHPの高さでガブリアス程度にはあり、物理耐久に至ってはクレセリアをも上回る。
火力は更にその上を行き、テラスタルを重ねるとその破壊力は驚異的。
目安としては特化ハチマキ+テラスタルのギガインパクトで、特化カバルドンを高乱数にとらえる程度。
等倍で入る相手であれば耐久型相手でなければほぼ確定、耐久型でも余程で無ければ乱数に入ると考えればよいだろう。
特攻も役割破壊としては十分な数値であり、ふぶきやだいもんじでランドロスアーマーガアも射程に捉えてしまえる。

一方で2ターンに1回行動不能となる特性なまけにより、行動が大幅に制限される重大な欠点も備えている。
交代は可能だがまもるで攻撃を凌がれたり、タスキ、がんじょう等で耐えられてしまうと大きな隙を晒す。
アンコールやほえる、ちょうはつで起点化を回避することは可能ではあるが、もちろんその場合も次のターンはなまけてしまう。
ダブルでは特性書換手段を持つ味方と組むことが可能だが、まもるやねこだましの採用率も高く、そもそもケッキングがパーティにいる時点で特性対策を読まれやすい。

第九世代ではスキルスワップの習得者が多数追加し、ダブルでの相方候補が増えた。
他には専用技うつしえを持つタギングル、碧の仮面で復帰したマタドガスGマタドガスなども候補として有力。
詳細はダブル型の考察を参照。

ちなみに第七世代まで相棒候補として併用されていたデスマス系列は不在。
そもそもぶんまわすを失っており、効果がミイラと同じとれないにおいを持つパフュートン♂と組み合わせても敵と共に攻撃しつつ特性を無効化することは不可能。
代わりにじごくづき、ドレインパンチ、でんじは等を新規習得、久々にふいうちを再習得。条件付きだが不一致とは思えない破壊力の先制技を使用できる。
一致技ではメガトンキックやすてみタックルも再習得。基本的にはギガインパクト優先だが、ダブルバトルなどのコンボでは候補となるだろう。

メガシンカ・Zワザのほか、前世代のダイマックスも廃止されたことで、第九世代では全体的に火力がデフレ傾向。
素の性能で超火力を発揮するケッキングの個性は比較的際立っており、その尖った性能から相手の選出を誘導する性能も過去に比べ上昇したといえる。



特性考察 [編集]

なまけ
隠れ特性はなくこれのみ。
2ターンに1回しか行動できないデメリット特性。怠けているターンも交代は可能。
なかまづくりやスキルスワップは覚えないので、未解禁のアイアントのような相手に特性を押し付ける戦法はとれない。
特性の発動を防ぐことはできないが、とれないにおい・「いえき」・「スキルスワップ」などで解除できる。
「シンプルビーム」「なかまづくり」「なやみのタネ」では上書きできないので注意。
シングルではパフュートンとれないにおいを利用するしかないが、手間がかかるうえ弱点が一貫し、この2体が並んでいる時点で読まれやすい。
ダブルでは上記の他「うつしえ」でもコンボを狙えるため、特性の解除はシングルよりは容易。
ただほかのポケモンでも「いばる」+キーのみ等のコンボで手軽に高火力を出せるので、用いるなら持ち物や初動時の火力などで差別化すべき。
また、かがくへんかガス持ちのマタドガスを側に置くことでデメリット無しに行動を取れるが、PTが固定される点には注意。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果解説
ギガインパクト150(225)90行動不可タイプ一致技。火力指数は驚異の52425。
反動はなまけの行動不能と同一視されがちだが、次ターン交代できない点に注意。
なまけ状態のまま運用するシングルバトル向け。
すてみタックル120(180)100反動1/3タイプ一致技。次ターン交代できるが反動が痛い。
サイクル戦やなまけ消失前提で動くダブルバトル向け。
のしかかり85(127)100麻痺30%タイプ一致技。性能安定。麻痺も狙える。
なまけ消失後の性能安定のメインウェポン。
からげんき70/140
(105/210)
100-タイプ一致技。状態異常で威力倍増。
おにび対策になるが、ゴーストには無効。
ふいうち70100優先度+1読みが要るが高威力の先制技。
はたきおとす65/97100道具排除対ゴースト。一貫性が高く追加効果も優秀。
じごくづき80100音技封じ対ゴースト。性能安定。ラウドボーン等の音技を使う相手対策にも。
シャドークロー70100急所ランク+1対ゴースト。威力は少し劣るが闘や妖に半減されない。
じだんだ75/150100前ターン技失敗で
威力2倍
対岩・鋼。なまけ発動後に撃てば威力は2倍。
ただし初撃の威力が低く、サイクル戦との相性は悪い。
また、ギガインパクトを打った次のターンはなまけではなく
反動で動けない扱いとなり2倍となる条件を満たさない点に注意。
じしん100100-対岩・鋼。性能安定。ダブルでは周囲全体攻撃。
10まんばりき9595-じだんだと選択。初撃の威力はこちらが高い。
ダブルでの単体攻撃やグラスフィールド対策に。
いわなだれ7590怯み30%
2体攻撃
ダブルでは相手2体攻撃。なまけを消す戦術を採るなら候補。
がんせきふうじ6095素早↓100%威力は低いが、追加効果が優秀。交代先にも生きる。
とびつく50100素早さ↓100%同上。通りは悪いが、がんせきふうじやじならしよりも安定している。
アームハンマー10090素早さ↓対岩・鋼。素早さ低下が痛い。
けたぐり20~120100-対岩・鋼。威力不安定。100.0kg以上ならアームハンマー以上。
ドレインパンチ75100HP吸収1/2対岩・鋼。ビルドアップと相性が良い。なまけを消して居座るなら。
じゃれつく9090防御10%↓対闘竜。命中不安。
ほのおのパンチ75100火傷10%4倍狙いでハッサムや、アーマーガアにも。
れいとうパンチ75100凍り10%4倍狙いでボーマンダガブリアスランドロスに。
かみなりパンチ75100麻痺10%4倍狙いでギャラドスペリッパーに。
ワイルドボルト90100反動あり同上。火力は上だが反動が痛い。
タネばくだん80100-4倍狙いでラグラージヌオーに。非接触。
特殊技タイプ威力命中効果解説
テラバースト80(120)100-タイプ一致技だが、テラスタル前は特殊固定で火力は高くない。
テラスタル時にタイプが変化し、AとCを比べて高い方でダメージを与える。
変化技タイプ命中解説
でんじは90妨害技。なまけの消失後は、ずつき等と併せたまひるみ戦法も可能。
アンコール100妨害技。積み技対策。
ちょうはつ100妨害技。変化技対策。
あくび-流し技。交代読みで。
ビルドアップ-攻撃・防御を補強。物理相手に居座るなら。
なまける-回復技。ビルドアップも併せて。
+  採用率の低い技

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
ギガインパクト
すてみタックル
のしかかり
一致技の火力上昇。文字通りの超火力に。
シャドークロー元は弱点だった格闘を無効に、元は無効だった霊が弱点に。
耐性ががらりと変化する。
アームハンマー
ドレインパンチ
サブウェポンの威力向上。
ほのおのパンチ炎技の威力向上、やけど耐性の獲得。鋼タイプに強く出たい場合に。
ダストシュート格闘耐性の獲得、フェアリーにも強くなる。毒・猛毒無効。
ふいうち
じごくづき
対霊。有用な悪技が多いため火力の上昇にも。
いたずらごころによる変化技も無効に。ただし弱点タイプは一貫する。
じゃれつく格闘耐性を得つつ、厄介な特殊竜への対策に。主にサザンドラ
ワイルドボルト
かみなりパンチ
まひ無効。弱点も地面のみに。
ヘビーボンバー耐性は多いが、格闘弱点が一貫する。
ステラテラバースト素の耐性を維持しつつ各タイプの技を1回ずつ強化。
+  ピンポイント採用テラスタル

努力値考察 [編集]

努力値配分HP攻撃防御特攻特防素早性格解説
配分の概要4--252-252性格役割対象などを記述

型考察 [編集]

こだわりハチマキ型 [編集]

性格:いじっぱり/ようき
努力値:A252 HBS調整
持ち物:こだわりハチマキ
確定技:ギガインパクト
選択技:じだんだorじしん/ふいうち/シャドークロー/はたきおとすorじごくづき/れいとうパンチ/ほのおのパンチ/けたぐりorアームハンマー/じゃれつく/からげんき

こだわりハチマキにより強化された超火力のギガインパクトを撃つ型。
高威力かつ、行動不可のデメリットもほかのポケモンより小さいことから、採用率は高い。
性格は火力重視ならいじっぱり。同族を意識するならようき最速ベース。
ゴースト対策にはシャドークローがあるものの、メジャーなミミッキュは苦手。

アンコール型 [編集]

性格:ようき/いじっぱり
努力値:AS252
持ち物:いのちのたま/ラムのみ/オボンのみ
確定技:ギガインパクト/アンコール
選択技:じだんだorじしん/じごくづき/シャドークロー/れいとうパンチ/ほのおのパンチ/けたぐりorアームハンマー/じゃれつく/からげんき

みがわりや積み技に非常に弱いため、アンコールを搭載した型。
りゅうのまい等のすばやさが上がる技には注意。

【ダブル】コンボ型 [編集]

性格:ようき/いじっぱり
努力値:A252 S252orBD調整
持ち物:いのちのたま/ラムのみ/オボンのみ
確定技:のしかかりorからげんきorすてみタックルorメガトンキック
攻撃技:じだんだorじしんor10まんばりき/じごくづき/シャドークロー/れいとうパンチ/ほのおのパンチ/けたぐりorアームハンマーorかわらわり/じゃれつく
変化技:なまける/アンコール/ドわすれ/まもる

相方の技や特性でなまけを消してから攻撃に移る型。
特性の無効化・書き換えを行う手段は多いが、できればケッキングに直接・即時的に利益のある方法を採用したい。

+  相方候補

相性考察 [編集]

特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。

※パートナーが思い浮かばないからと言って項目自体を削除しないこと。


対ケッキング [編集]

注意すべき点
特性なまけにより2ターンに一度しか動けないが、A160からの一致ギガインパクトは強烈。
みがわりで防ごうにも、アンコールされる恐れがある。サブウェポンも豊富。
耐久・素早さも並以上で、一撃では落としきれなかったり、先手を取られることも。
ダブルバトルでは相方がなまけを消してくる可能性が高い。
対策方法
シングルの場合、まもるやみがわり、がんじょう、きあいのタスキ持ちのポケモンは有利に出られる。
ゴーストならギガインパクトを無効化できる。
おにびやいかく持ちの物理受けや、速攻格闘アタッカーでも対処可能。特殊耐久がやや低めなので、特殊技で攻めるとよい。
ダブルの場合は特性書換側の行動前にいたずらごころ+ちょうはつで妨害しておきたい。書換直後のケッキングをふきとばしなどで退場させるのもいいだろう。
マタドガスGマタドガスについてはそちらの対策方法を参照。

外部リンク [編集]