ネクロズマ（たそがれのたてがみ） - ポケモン対戦考察まとめWiki｜最新世代（スカーレット・バイオレット）

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ネクロズマ（たそがれのたてがみ） [編集]

No.800 タイプ：エスパー/はがね
特性：プリズムアーマー（効果抜群の技で受けるダメージを3/4に軽減する。この効果は、特性を無視する技や特性の影響を受けない。）
体重：460.0kg（けたぐり・くさむすびの威力120）

※特性「プリズムアーマー」により、ほのお/じめん/ゴースト/あくは1.5倍

第七世代の禁止伝説の一角。主に「日食ネクロズマ」の通称で呼ばれる。
「ネクロプラスソル」を使いネクロズマがソルガレオを取り込んだフォルムチェンジ形態で、タイプもソルガレオと同じエスパー×はがねに変化する。

攻撃はソルガレオより高いが、耐久指数と素早さが若干落ちている。
耐性はもともと優秀であり、弱点については特性によってソルガレオよりダメージを抑えやすく、じゃくてんほけんとの相性も良い。
素早さは禁止級でも遅いほうになるためグラードンなどに先手を取られてしまうが、自前でトリックルームを覚えるため、トリパでの発動役兼エースを担うことも可能。
一方で技方面ではソルガレオが覚えるワイドガードを覚えないなど、様々な点でソルガレオとは別物と考えてよい。
なお月食ネクロズマに覚えさせないようにするためなのか、鋼タイプなのにてっていこうせんを覚えられない。

第九世代ではボディパージが廃止。ロックカットも覚えないままなので、素早さ上昇はりゅうのまいに頼ることになる。
コスモパワーやでんじはといった有用な技も没収され、新規習得技にもめぼしいものがなく、弱体化傾向にある。

主要な過去作限定技(廃止技除く)

いばる/かげぶんしん/コスモパワー/サイドチェンジ/でんじは/でんじふゆう/どくどく/リサイクル/ロックカット

フォルムチェンジに必要なネクロプラスソルはマリナードタウンの競売で入手可能。
なおネクロプラスソルの仕様上、日食ネクロズマを1つのデータに複数存在させることはできない（日食・月食を1匹ずつ所持することは可能）[1]。

第八世代以降使用できないウルトラネクロズマについては第七世代Wikiを参照。

第九世代で耐久型が使えなくなった為、ノートへ移動。

特性考察 [編集]

プリズムアーマー

第二特性や隠れ特性はなく、これのみ。弱点となる技を受けた時のダメージを3/4に減少する。
メタルプロテクトやファントムガードと同様に、かたやぶり効果無効という性質を持つ。
かたやぶりと同等のターボブレイズ・テラボルテージといった特性や、同様の効果を持つゴースト技のシャドーレイでもダメージ軽減効果を打ち消されない。
この点において、ハードロック・フィルターの上位互換となる特性。
ただし、かがくへんかガスではしっかり消されるため注意。

技考察 [編集]

物理技	タイプ	威力	命中	効果	解説
メテオドライブ	鋼	100(150)	100	特性無視	準専用技。タイプ一致技。かたやぶり性能内蔵。
サイコファング	超	85(127)	100	壁破壊	タイプ一致技。壁対策に。
シャドークロー	霊	70	100	急所ランク+1	対エスパー・ゴースト。
げきりん	竜	120	100	行動固定 攻撃後混乱	対ドラゴン。フェアリーの受け出しに注意。 ダブルバトルでは攻撃対象がランダムになる。
じしん	地	100	100	--	対鋼。一致技との相性補完に優れる。
ストーンエッジ	岩	100	80	急所率＋1	サブウェポン候補。命中不安。
いわなだれ	岩	75	90	怯み30％	比較的命中安定。怯みが狙える。ダブルなら二体攻撃。
ロックブラスト	岩	25*2~5	90	連続攻撃	比較的命中安定だが、期待値は3発。みがわり・タスキに強い。
がんせきふうじ	岩	60	95	素早↓100%	追加効果が優秀。起点づくりに。
はたきおとす	悪	65/97	100	道具排除	対エスパー・ゴースト。
かわらわり	闘	75	100	壁破壊	ダブルバトルにおけるガオガエンへの有効打。岩技と選択。
シザークロス	虫	80	100	-	対悪。かわらわりより威力が欲しいなら。
特殊技	タイプ	威力	命中	効果	解説
フォトンゲイザー	超	100(150)	100	分類変化 特性無視	専用技でメインウェポン。かたやぶり性能内蔵。詳細下記。
ねっぷう	炎	95	90	火傷10%	対鋼。特にザシアンへの打点となるが、伝説戦での通りはよくない。 ソルガレオと違い、フレアドライブは覚えない。
ソーラービーム	草	120	100	-	対水地。天候合戦に左右されやすい。 性格補正有C164振りでめいそうを1回積めばH252振りグラードン確1。
テラバースト	無	80<120>	100	タイプ変動	テラスタル中はテラスタイプの技になり、実数値が攻撃＞特攻なら物理技になる。 タイプがステラなら威力100・使用後攻撃と特攻一段階ダウン。
変化技	タイプ		命中	解説
あさのひざし	無		-	回復技。天候で回復量が変わる。つきのひかりでもよい。
つるぎのまい	無		-	物理火力を強化。
りゅうのまい	竜		-	攻撃・素早さを補強。火力と抜き性能を確保。
てっぺき	鋼		-	物理耐久を強化。特性と併せて要塞化しやすくなる。
ステルスロック	岩		-	強力な設置技。
こわいかお	無		100	素早↓↓。没収されたでんじはの代用に。地面や電気にも有効だが、引っ込まれると元に戻る。
リフレクター	超		-	物理耐久を強化。後続のサポートにも。
ひかりのかべ	超		-	特殊耐久を強化。後続のサポートにも。
トリックルーム	超		-	禁伝の中では低めな素早さを利用可能。
みがわり	無		-	様子見に。

専用技フォトンゲイザーについて

• 自分のステータスが能力変化込みの数値で攻撃＞特攻の場合、判定は物理技となり、相手のリフレクター、カウンターが有効になる。
• 自分のステータスが能力変化込みの数値で特攻≧攻撃の場合、判定は特殊技となり、相手のひかりのかべ、ミラーコートが有効になる。
• いずれの場合も、相手の特性の効果を無視してダメージ計算を行う。
• やけど状態は、物理技になった場合にダメージが半減する効果はあるが、判定の変化には作用しない。
• 持ち物や特性の効果は判定の変化には作用せず、物理技か特殊技かが決定した後にそれらの効果が上乗せされる。

テラスタル考察 [編集]

タイプ	主な技	解説
無	のしかかり	ゴースト無効。
炎	ねっぷう テラバースト	苦手な炎を半減しつつ、氷鋼妖への耐性を維持。 ほかは火傷無効と地面の一貫。
水	テラバースト	対炎地。
電	テラバースト	麻痺無効。地面が一貫する。
草	テラバースト	粉技無効。炎が一貫する。
氷	テラバースト	炎が一貫する。
闘	かわらわり	解説
毒	テラバースト	地面が一貫する。
地	じしん	対炎。
飛	テラバースト	地面無効。
超	フォトンゲイザー サイコファング	タイプ一致技の強化。
虫	シザークロス	炎が一貫する。
岩	ストーンエッジ いわなだれ ロックブラスト	炎耐性を得ると同時に砂嵐への耐性を維持。 耐性は悪くなり、地面が一貫する。
霊	シャドークロー	ゴーストと悪が一貫する。
竜	げきりん テラバースト	禁止級に多いドラゴンに弱くなるため非推奨。
悪	はたきおとす	ゴーストと悪を半減。いたずらごころ無効。
鋼	メテオドライブ	タイプ一致技の火力向上と耐性のさらなる強化に。 ただしザシアンなどのサブの格闘技はやや痛くなる。
妖	テラバースト	対悪。禁止級に多いドラゴンにも。
ステラ	テラバースト	解説

型考察 [編集]

物理アタッカー型 [編集]

性格：いじっぱりorゆうかんorようきorうっかりや
努力値：H244 A252 をベースにS調整もしくは耐久調整、AS252
持ち物：こだわりハチマキ/いのちのたま/オボンのみ/メンタルハーブ/とつげきチョッキ/ゴツゴツメット/こだわりスカーフ
確定技：フォトンゲイザーorサイコファング/メテオドライブ
攻撃技：じしん/ストーンエッジorロックブラストorがんせきふうじ/ねっぷう/テラバースト
変化技：あさのひざしorつきのひかり/ステルスロック/トリックルーム/リフレクター/ひかりのかべ

スタンダードな物理アタッカー型。素早さはあまり高くないので、役割に応じて調整。
耐久は高くHPが少し低めなので、HPに努力値を振ると特性もあってある程度耐えられる。
HP252振りだと実数値204になるので、やけどダメージを考慮するならH244振り、もしくはH228振りに留めるべきか。

ソルガレオに比べて炎タイプの物理技がなく、ばかぢからやワイルドボルトも覚えないため攻撃技のレパートリーに乏しい。
一方で岩技を多く習得するほか、火力で上回るため役割遂行のスピードはこちらが上回る可能性が高い。

二刀流にするならうっかりや、むじゃきが候補か。

弱点保険型 [編集]

性格：いじっぱり/ゆうかん/ようき
努力値：AS252をベースに耐久調整/HA252
持ち物：じゃくてんほけん
確定技：メテオドライブ
攻撃技：じしん/ストーンエッジorロックブラスト/フォトンゲイザーorサイコファング/はたきおとす/ねっぷう
変化技：トリックルーム/りゅうのまい

じゃくてんほけんは読まれやすいが、ハマれば全抜きも視野に入る。
基本は3ウェポン＋変化技の構成。
素早さ上昇の手段はりゅうのまいのみ。最速+1でも最速ドラパルトを抜けない点に注意。

【ダブル】トリックルーム型 [編集]

性格：ゆうかん
努力値：HA252 をベースに耐久調整
持ち物：オボンのみ/じゃくてんほけん/各種シード/メンタルハーブ/ぼうじんゴーグル
確定技：トリックルーム/フォトンゲイザーorサイコファング/メテオドライブ
優先技：まもる
選択技：かわらわり/はたきおとす/つるぎのまい

禁止伝説の中でトップクラスに遅い素早さと、優秀な耐性を活かしてトリックルーム展開からアタッカーにまわる型。
ソルガレオ、ディアルガとは素早さで、月食ネクロズマとは4倍弱点がない点で差別化ができる。
技は概ね確定技＋優先技で共通しており、ほかの技を入れたい場合はまもるを外すことになる。

退場技となるてっていこうせんは覚えられない。

相性考察 [編集]

特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3～4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。

対ネクロズマ（たそがれのたてがみ） [編集]

※キリが無いうえに日食ネクロズマに限った話ではないので、「弱点保険＋竜の舞からの無双」の危険性については一切考慮しないこと。

注意すべき点

かたやぶり無効なプリズムアーマーで、弱点を突いてもダメージを与えづらい。
専用技フォトンゲイザーで数値受けを許さず、かたやぶり効果もあるためミミッキュなど特性に頼った対策は通用しない。

対策方法

弱点自体はメジャーで、グラードンやホウオウより遅い。
物理電気・炎技も覚えず受けるのは楽な方なので鋼タイプで受けられる。ただし不意のねっぷうには要注意。

+

対策ポケモンの一例

グラードン 高物理耐久、一致地面技。素でネクロズマより早く積みの起点にできる。特性によりあさのひざしの回復量を上げてしまうが それを使う型は耐久振りが多く、火力や素早さを犠牲にしていることが多いので、つるぎのまいを積みやすい。 ホウオウ せいなるほのお。やけどにしてしまえば脅威は幾分か削げる。4倍の岩技に注意。 一撃ウーラオス 防御面の積みをあんこくきょうだで無視できる。鉢巻あんこくきょうだで無振りネクロズマを確1。襷を持てば2回殴れる。 いざとなれば襷カウンターで返り討ちにできる。フォトンゲイザーもタイプ上無効。 ブラッキー 高耐久。ソルガレオと違い、ネクロズマからの有効打はかわらわりかシザークロスのみ。 イカサマでA252日食が確2。あくびもよく刺さる。 霊獣ランドロス いかくで火力を削げ、積み技も一致地面技もある。

外部リンク [編集]

• ネクロズマ - ポケモン百科事典