サダイジャ [編集]
No.0844 タイプ:じめん 通常特性:すなはき(攻撃を受けるとすなあらしを起こす) だっぴ(ターン終了時に1/3の確率で状態異常を治す) 隠れ特性:すながくれ(天気が「すなあらし」の時、回避率が1.25倍になる・すなあらしのダメージを受けない) 体重:65.5kg(けたぐり・くさむすびの威力80)
すなおこし/すなはき | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計種族値 | 特性 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
サダイジャ | 72 | 107 | 125 | 65 | 70 | 71 | 510 | すなはき/だっぴ/すながくれ |
カバルドン | 108 | 112 | 118 | 68 | 72 | 47 | 525 | すなおこし/すなのちから |
バンギラス | 100 | 134 | 110 | 95 | 100 | 61 | 600 | すなおこし/きんちょうかん |
すなおこし補正込 | 160 | 660 | 特防無振換算 |
第八世代出身の単じめんタイプで、すなあらし始動要員の一角。
種族値は同じ始動要員のカバルドンに近いが、HPが低い分、素早さが高くなっている。
数少ないへびにらみの習得者でもあり、第九世代の習得者ではアーボックに次ぐ速さ。
タイプの関係上でんきを呼びづらい点も、麻痺を撒く際に大きな強みとなる。
最大の特徴は専用特性すなはき。物理・特殊問わず攻撃でダメージを受けた時、天候をすなあらしにする。
すなおこしと違い攻撃を受けた後に天候を変えるため、後出しジャンケンの要領で天候を上書きできる。
一方で必然的に自分のダメージは嵩み、再生回復も覚えないので使い捨て気味の運用になるのは避けられない。
またダメージがトリガーとなっている以上、攻撃を受ける前に交代したり強制交代されると天候を書き換えられず、不安定。
ダブルでは味方の攻撃でも発動するので、低威力の全体攻撃に巻き込むことで相手のタスキやがんじょうを潰しつつ能動的に発動可能。
前述のへびにらみやステルスロックといった起点技も習得する。
すなはきは始動ではなく相手の天候始動を妨害するのが主目的と割り切り、
基本は物理アタッカー、および天候に関係しない起点作りを担当させた方が安定しやすいだろう。
新規習得技で有用そうなものはかみなりのキバとテラバーストくらい。
ねっさのだいちは藍の円盤で再習得できた。
また新たにがむしゃらを習得し、襷で耐えて砂吐き発動→がむしゃら→砂ダメで倒すという戦術が可能になった。
今作でダイマックス・キョダイマックスを失ったが、起点作りを主とする場合は大した影響にはならない。
特性考察 [編集]
- すなはき
- 専用特性。攻撃を受けると、直後に天候を5ターンの間すなあらしに変える。さらさらいわを持たせると8ターンに延長できる。
受ける攻撃の種類は物理・特殊や接触の判定を問わず、そのダメージで自身が瀕死になった場合でも発動する。
場が既にすなあらしでなければ攻撃を受けるたびに何度でも発動するので、簡単には天候を譲らない点が魅力。
なお、すながくれと違ってこの特性そのものにすなあらしのダメージを無効化する効果はない。
テラスタルで地岩鋼タイプ以外に変化するとすなあらしでダメージを受けるので注意。
- だっぴ
- 毎ターン3割の確率で自身の状態異常を回復。とぐろをまくなどを用いた耐久型で。
サダイジャを地面枠や麻痺撒き要員として採用しつつ、味方にスリップダメージが入るのを嫌う場合にも。
- すながくれ
- 隠れ特性。すなあらしが吹いていると回避率が上がる。
ダイマックス廃止によってすなあらしにする手段が減ってしまったが、ちいさくなるやどろかけなどが通りやすくなったのも事実。
一応、じめん、いわ、はがね以外にテラスタルしても砂ダメージは受けなくなる。
技考察 [編集]
物理技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 | |
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じしん | 地 | 100(150) | 100 | - | タイプ一致技。性能安定。ダブルでは周囲全体攻撃。 | |
10まんばりき | 地 | 95(142) | 95 | - | タイプ一致技。ダブルでの単体攻撃やグラスフィールド対策に。 | |
じならし | 地 | 60(90) | 100 | 素早さ↓100% | タイプ一致技。麻痺の効かない電気に。 ダブルでは工夫をしないと味方に負荷をかける。 | |
すなじごく | 地 | 35(52) | 85 | バインド | タイプ一致技。飛行・ゴースト以外を拘束する。 | |
げきりん | 竜 | 120 | 100 | - | 対竜。行動不能が痛い。 | |
スケイルショット | 竜 | 25*2~5 | 90 | 防御↓ 素早さ↑ | 対竜。高い防御は犠牲になるがS補強手段としても。 最速で使えば130族抜き抜きに。 | |
ドラゴンダイブ | 竜 | 100 | 75 | 怯み20% | 対竜。命中不安。とぐろをまくとあわせて。 | |
ストーンエッジ | 岩 | 100 | 80 | 急所ランク+1 | 対飛、氷。命中不安。とぐろで命中補強可能。 | |
いわなだれ | 岩 | 75 | 90 | 怯み30% | 対飛、氷。命中高め。怯みも狙える。 | |
ロックブラスト | 岩 | 25*2~5 | 90 | - | 対飛、氷。複数回攻撃。みがわりに強い。 期待値はいわなだれと同じ。 | |
がんせきふうじ | 岩 | 60 | 95 | 素早↓100% | 対飛、氷。じならしと違い無効タイプが無い。 | |
ボディプレス | 闘 | 80 | 100 | - | Aに振らなくても使える攻撃技、高い防御と好相性。 | |
アイアンヘッド | 鋼 | 80 | 100 | 怯み30% | 対妖、氷。まひるみ戦術にも。 | |
しねんのずつき | 超 | 80 | 90 | 怯み20% | 対闘。フシギバナやヘラクロスに。 | |
ほのおのキバ | 炎 | 65 | 95 | 火傷10% 怯み10% | 4倍狙いでハッサムやナットレイに。 | |
かみなりのキバ | 電 | 65 | 95 | 麻痺10% 怯み10% | 4倍狙いでギャラドスやペリッパーに。 | |
はいよるいちげき | 虫 | 70 | 90 | 特攻↓100% | 対草。ラティオスやサザンドラにも。追加効果が優秀。 | |
がむしゃら | 無 | - | 100 | - | 相手のHPを自分と同値まで減らす。 先制技を覚えないが、砂嵐と合わせて一撃にする事も可能。死に際に。 | |
特殊技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 | |
ねっさのだいち | 地 | 70(105) | 100 | 火傷30% | タイプ一致技。耐久型で。めったにないが、凍り状態対策にもなる。 | |
テラバースト | 無 | 80<120> | 100 | - | テラスタル時にタイプが変化し、AとCを比べて高い方でダメージを与える。 | |
変化技 | タイプ | 命中 | 解説 | |||
へびにらみ | 無 | 100 | 命中安定の麻痺撒き。地面にも通るが電気は麻痺しない。 | |||
こわいかお | 無 | 100 | でんきタイプにも通したいならこちら。 | |||
とぐろをまく | 毒 | - | 攻撃・防御・命中↑。ストーンエッジなどと相性がいい。 | |||
ちいさくなる | 無 | - | 回避↑↑。ダイマックスの廃止により採用する価値が上昇した。 | |||
てっぺき | 鋼 | - | 防御↑↑。物理に滅法強くなる。ボディプレスと相性が良い。 | |||
ねむる | 超 | - | 唯一の回復技。だっぴならすぐに起きられる場合もある。 | |||
ステルスロック | 岩 | - | 後続サポート。サイクル戦の序盤に。 | |||
こらえる | 無 | - | イバンやがむしゃらとのコンボに。砂ダメ稼ぎにも使える。 |
テラスタル考察 [編集]
タイプ | 主な技 | 解説 | |
---|---|---|---|
無 | ギガインパクト からげんき のしかかり | 他テラスタルを差し置いて採用する価値は微妙。 | |
炎 | ほのおのキバ テラバースト | 対くさ・むし。4倍狙いで。火傷無効。 | |
水 | テラバースト | 解説 | |
電 | かみなりのキバ テラバースト | 解説 | |
草 | テラバースト | 解説 | |
氷 | テラバースト | 解説 | |
闘 | ボディプレス テラバースト | ボディプレスの強化。一致技と範囲は被る。 | |
毒 | テラバースト | 対フェアリーだが、現状鋼テラスタルで十分。 | |
地 | じしん 10まんばりき じならし | 一致技の強化。 | |
飛 | ぼうふう テラバースト | 解説 | |
超 | しねんのずつき テラバースト | かくとうに。元耐性とは相性が悪い。 | |
虫 | テラバースト | 解説 | |
岩 | ストーンエッジ いわなだれ がんせきふうじ ロックブラスト | 一致技との補完に優れる。 すなはきなら砂嵐の発動で特防上昇を受けられる。 | |
霊 | テラバースト | 霊や超を強く意識するなら。 | |
竜 | げきりん ドラゴンダイブ テラバースト | ドラゴンへの最高打点。 | |
悪 | テラバースト | 霊や超を強く意識するなら。いたずらごころ無効。 | |
鋼 | アイアンヘッド テラバースト | 対フェアリー・こおり。耐性が非常に優秀。毒を無効化。 | |
妖 | テラバースト | 解説 | |
ステラ | テラバースト | タイプはそのままに、各タイプの技の威力を1度だけ強化する。 |
型考察 [編集]
起点作り型 [編集]
特性:すなはき
性格:ようき/しんちょう/わんぱく
努力値:H252 S252(ようき)orD252(しんちょう)
持ち物:オボンのみ/たべのこし/メンタルハーブ/レッドカード/きあいのタスキ/イトケのみ
確定技:ステルスロック/へびにらみ/がんせきふうじorじならし
選択技:じしん/ロックブラスト/ほのおのキバ/がむしゃら
弱点を突かれにくい単地面としてエースアタッカー降臨の起点作りをする。カバルドンとの差別化としてへびにらみは確定。
またカバルドンより高い素早さを活かして、「一撃必ず耐えて、仕事をする」というコンセプトのしんちょうHDだけでなく「先制して仕事をする」というようきHSorASもある。
後続はルカリオ、リザードン、ドラパルト等の積みエースがよい。
特にルカリオはメガシンカ廃止で素早さ勝負になるため、へびにらみの効果は大きい。
とぐろをまく型 [編集]
特性:だっぴ
性格:ようき/わんぱく/しんちょう
努力値:H252 BorDorS252
持ち物:オボンのみ/たべのこし/ゴツゴツメット/カゴのみ
確定技:とぐろをまく/じしん
攻撃技:すなじごく/ストーンエッジ/ドラゴンダイブ/ボディプレス/じならしorがんせきふうじ/ほのおのキバ
変化技:へびにらみ/ねむる/ちいさくなる/ステルスロック
高い物理耐久を利用してとぐろを巻く回数を稼ぎ、攻撃に転じる型。
とぐろの命中上昇がストーンエッジやドラゴンダイブといった使いにくい技に生きる。おまけにボディプレスの威力も上げられる。
やけど・もうどくへの抵抗策として、特性はだっぴを推奨。
すなじごくで有利な相手を縛れば積み放題。
ただし、回復技がねむるしかないので注意。運よくだっぴが発動すればすぐに起きられる。
物理アタッカー型 [編集]
特性:だっぴ/すなはき
性格:ようき
努力値:AS252ベースで耐久調整
持ち物:じゃくてんほけん/いのちのたま/オボンのみ/ラムのみ/イトケのみ/こだわりスカーフ
確定技:じしん
優先技:いわなだれorロックブラストorストーンエッジ
選択技:ほのおのキバ/ボディプレス/アイアンヘッド/しねんのずつき/テラバースト
耐久型のイメージのあるサダイジャだが、A種族値は107と高くSも71と最低限はある。
一致技のじしん、補完の岩技をほぼ確定としてあと1つの技に悩む。
ハッサム等に刺さるほのおのキバか、怯みでごまかしを狙えるアイアンヘッド、
じゃくてんほけんを持たせない場合はボディプレスでほぼ確定。
2つの特性はどちらも優秀。
火傷・麻痺からのリカバーが狙えるだっぴ、砂嵐でタスキを潰すすなはき。パーティに合わせて選択。
相性考察 [編集]
特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。
対サダイジャ [編集]
- 注意すべき点
- 高い防御と豊富な変化技が特徴の単じめんタイプ。先発に出て砂嵐&ステルスロック・麻痺撒きの仕事をすることが多い。
鈍足のカバルドンと役割が似ているが、すばやさ種族値は71と平均的。最速振りも多く、中速は抜かれることもざらにある。
攻撃力もカバルドンに劣らず高いため、じめん・いわ・はがね・ほのおなどで弱点を突かれるポケモンは要警戒。
- 対策方法
- HP・特殊耐久は並程度。高威力の特殊くさ・みず・こおり技なら仕事をする前に葬ることができる。
いきなり攻撃してくることは少ないので、ちょうはつも有効。
地面技と麻痺無効のロトムやじゅうなんルチャブル、ミラーアーマーで変化技や能力値低下を跳ね返すアーマーガアが居れば非常に有利。