アマージョ [編集]
No.0763 タイプ:くさ 通常特性:リーフガード (晴れの時に状態異常にならない) じょおうのいげん(先制技を無効化する)※アマカジ、アママイコのとき「どんかん」 隠れ特性:スイートベール(自分と味方のポケモンが眠らなくなる) 体重 :21.4kg(けたぐり・くさむすびの威力40)
中速物理草 | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計種族値 | 特性 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
アマージョ | 72 | 120 | 98 | 50 | 98 | 72 | 510 | リーフガード/じょおうのいげん/スイートベール |
リーフィア | 65 | 110 | 130 | 60 | 65 | 95 | 525 | リーフガード/ようりょくそ |
ゴーゴート | 123 | 100 | 62 | 97 | 81 | 68 | 531 | そうしょく/くさのけがわ |
ゴリランダー | 100 | 125 | 90 | 60 | 70 | 85 | 530 | しんりょく/グラスメイカー |
第七世代出身のくさタイプ。専用特性じょおうのいげんにより、先制技を無効化できることが大きな個性。
いたずらごころや先制技に依存するポケモンを纏めて牽制可能なのは明確な強み。
しかし素早さが中速なので通常でもトリルでも大抵の相手には普通に抜かれる。
不要な特攻は低く無駄は少ないが、火力・耐久も並程度。
上位互換のゴリランダーや草オーガポンとは特性や技での差別化が必須。
第九世代では同じ効果の特性を持つハギギシリが復帰し、新たにリキキリンも登場したが、どちらもタイプや習得技が異なるので差別化は不要。
短所としては、くさ単タイプの宿命である耐性の悪さ、そして一致技の通りの悪さ。
サブウェポンは豊富だがアタッカーとしてはやや汎用性に欠け、数値ほどの突破力を発揮できない場合も多い。
逆に一貫性さえ作ってしまえば縛りを強引に突破することができるので、構成全体で上手くカバーしてやろう。
第九世代ではダイマックスが廃止。半端な素早さを自力で上げる手段はこうそくスピン、新技のくさわけに。
タネマシンガンを習得し、不安定ながらもがんじょうやタスキを突破する手段も得た。
新アイテムのいかさまダイスを持たせると一致威力100(150)以上、命中安定の強力な技になる。
DLCでソーラーブレード、グラススライダー、トリプルアクセルを再習得。
現在習得できないのはフェイント、とびはねるなど。小回りの面ではやや性能が低下したか。
新要素のテラスタルとの相性は比較的良好で、耐性の悪さをカバーすることができる。
一致以外の物理技はかくとう以外やや範囲が狭いので、場合によってはテラバーストの採用も視野に入る。
通常ルールでは個性を発揮しにくいポケモンである一方、ダブルの禁止伝説戦ではねこだましを無効化できる草枠として独自の需要を持つ。
特にカイオーガは先制草技を持つゴリランダーを天敵としており、特性で無効化しつつ氷技で叩いてくれるアマージョは理想の相方の一人。
さらに第九世代では電気の先制技を持つタケルライコが登場。こちらも先制技を防ぎつつ氷技や妖技で叩けるため、役割対象となれる。
特性考察 [編集]
- リーフガード
- 晴れている場合に状態異常を防ぐ。発動前に発生した状態異常は回復しない。
物理アタッカーとしてやけどを防げるのはありがたいが、条件の維持が厳しい。
同特性を持つライバルが多いこともあり、基本的に候補外。
- じょおうのいげん
- 専用特性。相手から受ける優先度+1以上の技をすべて無効化。ダブルでは味方にも効果が及ぶ。
いたずらごころやはやてのつばさで優先度が上がった技にも有効。
対戦相手を対象とする技のみが対象で、使用者や味方、場全体に効果が及ぶ技(壁張り、積み技、フィールド展開、ステルスロック等)は防げない。
グラスフィールドであれば相手の先制技を防ぎ、こちらだけグラススライダーを撃てる。
トレースされるとグラススライダーが通らなくなるので注意。
かたやぶりには貫通されるが、先制技と両立しつつ環境で見るのは炎オーガポンのみ。
アマージョの大きな個性であり、同時に採用理由に直結する特性。シングル・ダブル問わず基本的にはこれを選択。
- スイートベール
- 隠れ特性。自身と味方の眠り状態を防ぐ。ただし、自身はタイプ特性でねむりごなやキノコのほうしは元から無効。
シングルでは相手のあくびによるサイクル回しを防ぐために採用することになる。
じょおうのいげんと比べると警戒されづらく、また実際にじょおうのいげんでなくとも相手はそれを警戒する。
必然的に先制技は特性が割れるまで打たれづらいので、割り切って催眠対策を重く見るなら選択肢。
先制技読みでの無償降臨はできなくなるので、採用する場合は先発推奨。
技考察 [編集]
物理技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 | |
---|---|---|---|---|---|---|
パワーウィップ | 草 | 120(180) | 85 | - | タイプ一致技。高威力だが命中不安。 | |
ソーラーブレード | 草 | 125(187) | 100 | 溜め技 | タイプ一致技。最大火力。晴れ下で溜めなしだが、それ以外の天候では威力半減。 | |
はなふぶき | 草 | 90(135) | 100 | - | タイプ一致技。中威力だが非接触。ダブルでは味方を巻き込むので注意。 | |
トロピカルキック | 草 | 70(105) | 100 | 攻撃↓100% | タイプ一致技。専用技。中威力だが追加効果が優秀。 | |
タネマシンガン | 草 | 25~125 (37~187) | 100 | - | タイプ一致技。連続攻撃によりタスキやがんじょうに強い。 ただし、いかさまダイスを持たせない限りはかなり運に左右される。 | |
グラススライダー | 草 | 60(90) | 100 | GF下で 優先度+1 | タイプ一致技。先制技はこれのみ。 | |
くさわけ | 草 | 50(75) | 100 | 素早さ↑100% | タイプ一致技。積み技感覚で使える。 | |
トリプルアクセル | 氷 | 20→40→60 | 90 | 3回攻撃 | 対飛・竜・草。くさの補完として優秀かつ高威力。 ただし3発命中する確率は72%。いかさまダイスを持つと命中判定は1回のみ。 | |
とびひざげり | 闘 | 130 | 90 | 外すと反動 | 対鋼。威力はトロピカルキック以上だが、反動に注意。 | |
ローキック | 闘 | 65 | 100 | 素早↓100% | 対鋼。追加効果が優秀。 | |
けたぐり | 闘 | 20~120 | 100 | 相手の体重依存 | 威力不安定。最大時はとびひざげりに近い威力が出せて反動もない。 | |
じゃれつく | 妖 | 90 | 90 | 攻撃↓10% | 対ドラゴン。格闘・悪にも抜群。 | |
とんぼがえり | 虫 | 70 | 100 | 自分交代 | 対草。攻撃しつつ撤退。流し際に。 | |
アクロバット | 飛 | 55/110 | 100 | - | 対草・虫。消費アイテムやなげつけると併せて。 | |
はたきおとす | 悪 | 65/97 | 100 | 道具排除 | とびひざげりを透かしにきたゴーストに。追加効果が優秀。 | |
しねんのずつき | 超 | 80 | 90 | 怯み20% | 対毒。メイン技はすべて半減されてしまうので、貴重な対抗手段。 | |
がむしゃら | 無 | - | 100 | - | じょおうのいげんやこらえると好相性。 | |
こうそくスピン | 無 | 50 | 100 | 罠・拘束解除 素早↑100% | 積み技感覚で。ステルスロックやどくびし等の除去も可能。 | |
なげつける | 悪 | - | 100 | 道具消費 | でんきだまと併せて。 | |
特殊技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 | |
テラバースト | 無 | 80<120> | 100 | タイプ変動 | テラスタル中はテラスタイプの技になる。実数値が攻撃>特攻なら物理技に変わる。 | |
変化技 | タイプ | 命中 | 解説 | |||
ちょうはつ | 悪 | 100 | 耐久型に。中速なのでやや使いづらい。 | |||
リフレクター | 超 | - | サポート用。物理耐久を強化。 | |||
ひかりのかべ | 超 | - | サポート用。特殊耐久を強化。 | |||
こうごうせい | 草 | - | タマゴ技。回復技。壁やトロピカルキックと併せて。天候の変化に注意。 | |||
てだすけ | 無 | - | ダブル用。特性と併せて味方のサポートに回ることも可能。 |
採用率の低い技 |
テラスタル考察 [編集]
タイプ | 主な技 | 解説 | |
---|---|---|---|
無 | ギガインパクト こうそくスピン | ハバタクカミや、伝説解禁ルールの黒馬バドレックス対策。 | |
炎 | テラバースト | 火傷無効。草技との相性補完に優れる。 | |
水 | テラバースト | 対炎。水半減も維持。 | |
電 | テラバースト | 麻痺無効。 | |
草 | パワーウィップ トロピカルキック | タイプ一致技の強化。 | |
氷 | トリプルアクセル | 4倍狙いで。耐性が悪く、炎が一貫する。 | |
闘 | とびひざげり ローキック けたぐり | サブ技補強。ノーマルテラス相手への遂行速度を早める。飛行が一貫する。 | |
毒 | テラバースト | 猛毒無効。耐久型向け。 | |
地 | テラバースト | 対炎毒。電磁波・ボルトチェンジ無効。ただし、氷は一貫する。 | |
飛 | アクロバット | 電気は半減なので呼びにくいが、氷弱点が一貫する。格闘技と併せて。 | |
虫 | とんぼがえり | 対草。炎と飛行の弱点は一貫する。 | |
岩 | テラバースト | テラバーストならホウオウを始めとした炎タイプに。 水と地面は一致技で対抗できる。 | |
霊 | テラバースト | 対霊超。スイートベールでもしんそくやマッハパンチなどを無効化できる。 | |
悪 | はたきおとす テラバースト | 対霊超。スイートベールならいたずらごころ耐性も生かせる。 虫が一貫する。 | |
鋼 | テラバースト | 耐性は多くなるが、炎が一貫する。 | |
妖 | じゃれつく | じょおうのいげんと併せてしんそくメインのカイリューのメインウェポンを封殺。 カイリューメタとして採用する際の選択肢。毒が一貫する。 | |
ステラ | テラバースト | タイプはそのままに、各タイプの技の威力を1度だけ強化する。 |
採用率の低いテラスタル |
型考察 [編集]
基本アタッカー型 [編集]
特性:じょおうのいげん
性格:ようき/いじっぱり
努力値:AS252orHA252
持ち物:こだわりスカーフ/きあいのタスキ/こだわりハチマキ/たつじんのおび/いのちのたま/とつげきチョッキ/いかさまダイス/でんきだま(なげつける採用時)
確定技:パワーウィップorトロピカルキックorタネマシンガン/とびひざげり/トリプルアクセル
選択技:とんぼがえり/じゃれつく/しねんのずつき/はたきおとす/なげつける/がむしゃら
純粋な物理アタッカー型。鋼にはとびひざげり、草や飛行にはトリプルアクセルで対抗。
特性により先制技を無効化できるため、素早さを補えれば上を取れる相手が増える。
こだわりスカーフを持たせるなら性格はようき推奨。最速スカーフで素早さ204(130族+α)。
物理相手に先手でトロピカルキックを撃つことで擬似的な耐久補強にもなる。
でんきだま+なげつけるも可能。こちらは無補正無振りで115族抜き、68振りで130族抜き。
先制技によるタスキ潰しも受けないので、きあいのタスキとの相性もよさそうだが、
不一致弱点や一致等倍程度なら無振りでも耐えられる程度の耐久はあり、
一致弱点を突かれる炎や毒には有効打が無いことが多く、退いた方がよいので
先手でトロピカルキックやとんぼがえりを撃てるこだわりスカーフの方が有用だろう。
火力補強のこだわりハチマキやいのちのたま、特殊水への安定感が増すとつげきチョッキ等も候補。
耐久型 [編集]
特性:じょおうのいげん
性格:わんぱく
努力値:HB252
持ち物:ゴツゴツメット/かえんだま(なげつける採用時)
確定技:トロピカルキック/こうごうせい
優先技:とんぼがえり/ひかりのかべorリフレクター
攻撃技:とびひざげり/じゃれつく/はたきおとす/なげつける
変化技:みがわり/ちょうはつ
物理耐久に特化し、トロピカルキックとこうごうせいで受ける型。
先発で相手の火力を下げ起点を作り、とんぼがえりで後続に繋ぐことも可能。
【ダブル】サポート兼アタッカー基本型 [編集]
特性:じょおうのいげん
性格:いじっぱりorゆうかんorようき
努力値:AS252ベースで耐久調整
持ち物:とつげきチョッキ/こうかくレンズ/いのちのたま/オボンのみ/混乱実/きあいのタスキ/じゃくてんほけん
確定技:パワーウィップorトロピカルキック
優先技:トリプルアクセル/とびひざげりorけたぐり/まもる
攻撃技:しっぺがえし/じゃれつく/とんぼがえり
変化技:てだすけ/ちょうはつ/リフレクター/ひかりのかべ/あまいかおり
特性による先制技封じや、てだすけなどのサポート性能を持ちながら、高い攻撃性能を持つアタッカー型。
選出画面にいるだけでねこだまし等の先制技を使うのを躊躇させることができたり、選出時点で出しづらくさせることができる。
サイコフィールドと違い飛行タイプと好相性だが、氷の一貫に注意。
また自身が倒れると効果を失うのでまもるが欲しい。フェイントは特性で無効。
トロピカルキックはダブルに多いまけんきやおんみつマントに弱いので、パワーウィップを推奨。
その場合命中不安な技ばかりになりがちなので、こうかくレンズやあまいかおりでカバー。
役割対象であるゴリランダーの先制技を封じつつ上からとんぼがえりで削るために、素早さをある程度上げておきたい。
S負けすると逆にとんぼがえりで削られつつ逃げられてしまう。
ただし、S振りアマージョに対応してSを上げているゴリランダーも一定数存在するため注意。
相性考察 [編集]
特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。
対アマージョ [編集]
- 注意すべき点
- じょおうのいげんによる先制技封じと、トロピカルキックによる攻撃低下が厄介。
とびひざげりやトリプルアクセルを始めとするサブ技、壁やこうごうせい等の変化技も豊富。