アーボック - ポケモン育成考察Wiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

アーボック [編集]

No.024 タイプ:どく
通常特性:いかく(場に出た時か戦闘中この特性を得た時、場に出ている相手全員の攻撃を1段階下げる)
     だっぴ(ターン終了時に1/3の確率で状態異常を治す)
隠れ特性:きんちょうかん(相手は木の実を食べられなくなる)
体重  :65.0kg(けたぐり・くさむすびの威力80)
いかく毒HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
アーボック609569657980448いかく/だっぴ/きんちょうかん
ハリーセン659585555585440どくのトゲ/すいすい/いかく
Hハリーセン659585555585440どくのトゲ/すいすい/いかく
13892530しんかのきせき無振り
ハリーマン8511595656585510どくのトゲ/すいすい/いかく
へびにらみ毒HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
アーボック609569657980448いかく/だっぴ/きんちょうかん
(113)(492)いかく無振り換算
(129)(508)いかく全振り換算
ハブネーク73100601006065458だっぴ/すりぬけ

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)じめん/エスパー
いまひとつ(1/2)くさ/かくとう/どく/むし/フェアリー
いまひとつ(1/4)---
こうかなし---

初代出身の単どくタイプ。種族値は攻撃が気持ち高めで、特防と素早さが並な以外は低くぱっとしない。
いかくにより実質的な防御は数値よりも高いが、それでも飛び抜けたものではない。
初代出身らしい豊富な技で、補助を中心とした立ち回りとなるだろう。
希少なへびにらみの習得者で、どくが呼びやすいじめんに対し麻痺を叩き込める。同タイプではほかにハブネークのみで、こちらの方が総合耐久と素早さが高い。

第九世代でははたきおとす、どくびしを習得。どくびし構築の起点役を担当できるように。
壁を破壊できるサイコファング、ダブルでは相手全体攻撃で特攻を下げるバークアウトも採用圏内。
失った技で重要なものはかなしばり、まとわりつく辺りだが、全体としては悪い変更ではない。
藍の円盤の習得技ではワイドブレイカー、いたみわけ、じごくづき辺りが候補になるか。
どくではほかにハリーセンハリーマンのみのいかくも考えると、ダブル向けの性能と言えよう。

一方、毒技も状態異常技も通らないキョジオーンサーフゴー、テラスタルで毒や麻痺を無効化してくる相手には苦戦を強いられる。
本人のテラスタルはサブウェポンこそ豊富ながら、数値もあってエースには向かず、基本的にはほかのポケモンに温存すべき。



特性考察 [編集]

アナウンスが出る特性2つと出ない特性1つなので、場に出た瞬間どの特性かは必然的にバレる。
とはいえほぼいかく一択のアーボックでは大した問題ではない。

いかく
対面した相手の攻撃ランクを1段階下げる。ダブルでは相手全体に有効。
物理アタッカー全般に刺さる。素の物理耐久の低さを補い、行動回数を稼げる。基本的にはこれ一択。
ダブルでは更に有効な一方、きもったまミラーアーマーなど無効化される特性も多いので注意。
自身が物理寄りなのでトレースにも注意が必要。ポリゴン2はどくどくでごまかせるが、サーナイト相手は引くのが無難。
だっぴ
ターン終了時に1/3の確率で状態異常が治る。
種族値が低い分、変化技で状態異常にされる危険も小さめ。毒状態については元々無効。
たくわえる・とぐろをまくを積んだ後、ねむるでHPをリセットする耐久型で候補になる程度だろう。
きんちょうかん
隠れ特性。きのみを使用できなくなる。ラムのみ等に状態異常を回復されずに変化技を撒ける。
ただし本人が場にいる間しか効果が無く、アーボックがいなくなった瞬間に使用条件を満たしている場合は即座に食べられてしまう。
起点作成後に退くと意味が無くなるので、採用するならダブルのサポーターとして使う場合に。
その場合もダブルではいかくが更に効果的なため、優先度は低い。
ちなみに素早さを問わず最初にアナウンスが出るので、相手もきんちょうかんで無ければ素早さの判定は不可能。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果解説
ダストシュート120(180)80毒30%タイプ一致技。高威力・命中不安。とぐろをまくと併せて。
どくづき80(120)100毒30%タイプ一致技。中威力・命中安定。
じしん100100-対毒・岩・鋼。一致技との相性補完に優れる。
へびにらみが通らない電気にも有効。
じだんだ75/150100前ターンに
技失敗時威力2倍
対毒・岩・鋼。グラスフィールド対策や、ダブルでの単体攻撃に。
麻痺や毒にする技に対して出てきた相手に刺さりやすい。
はたきおとす65/97100道具排除追加効果が優秀。呼ぶサーフゴーに通る。
かみくだく80100防御↓20%対ゴースト。2倍では等倍ダストシュート以下。
じごくづき80100音技封じ対ゴースト。音技メインの相手を意識するなら。
タネばくだん80100-対岩・地面。2倍では等倍ダストシュート以下。
いわなだれ7590怯み30%リザードンウルガモスに。へびにらみとあわせれば怯みを狙える。
がんせきふうじ6095素早↓100%追加効果が優秀。サポート用。
ほのおのキバ6595火傷10%
怯み10%
4倍ピンポイント。虫/鋼に。
こおりのキバ6595凍り10%
怯み10%
4倍ピンポイント。
ボーマンダ霊獣ランドロスいかくがあるので厳しい。
かみなりのキバ6595麻痺10%
怯み10%
4倍ピンポイント。水/飛行に。
ドラゴンテール6090優先度-6
相手交代
積み技対策や、へびにらみ・どくびしなどと併せて。
ワイドブレイカー60100攻撃↓100%追加効果が優秀。ダブルでは相手全体攻撃。
サイコファング85100壁破壊追加効果が優秀。相手の起点作りの妨害に。
きゅうけつ80100与ダメージの
1/2回復
対エスパー。とぐろをまくと併せてビルドレイン戦法が可能。
ふいうち70100優先度+1読みが要るが高威力の先制技。
特殊技タイプ威力命中効果解説
テラバースト80<120>100タイプ変動テラスタル中はテラスタイプの技になり、実数値が攻撃>特攻なら物理技になる。
テラスタイプがステラなら威力100・使用後AC↓・テラスタルポケモンに抜群になる。
変化技タイプ命中解説
へびにらみ100サポート用。命中安定で地面にも通るでんじはの上位互換。
どくどく90
(必中)
優秀なダメージソース。毒タイプなので必中。
どくびし-サポートに。特性いかく持ちではほかにハリーセンハリーマンのみ。
いかくの流し性能と好相性で、鋼や毒にはへびにらみやじしんが通る。
すりかえ100スカーフと併せて。
みがわり-変化技対策や、交代読みで。
たくわえる-防御・特防を補強。ほかの積み技と異なり、3回までしか積めない。
とぐろをまく-攻撃・防御・命中率補強。ダストシュートと併せて。
ねむる-状態異常も含め全回復。だっぴやカゴのみと併せて。
いたみわけ-回復兼削り技。低HPと高相性。
くろいきり-積み技対策。こちらの積み技やいかくなどと相性が悪い。

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
のしかかりゴースト技無効。
ほのおのキバ
テラバースト
火傷無効。地面が一貫する。
テラバースト対地面。
かみなりのキバ
テラバースト
麻痺無効。地面が一貫する。
タネばくだん対地面。粉技無効。
こおりのキバ
テラバースト
対地面。ただし耐性が貧弱になるので耐久型には不向き。
テラバーストエスパーが一貫する。
ダストシュート
どくづき
タイプ一致技の強化。毒・猛毒無効を維持する。
じしん
じだんだ
一致技との補完に優れる。
テラバースト地面無効。
サイコファング耐性が少なく、元の耐性との補完も無い。
きゅうけつ対エスパー。
いわなだれ地面が一貫する。
テラバースト対エスパー。しんそくなどを無効化。
テラバースト炎・水に強く出られる。フェアリーが弱点になる点は注意。
はたきおとす
かみくだく
じごくづき
ふいうち
弱点であるエスパー技といたずらごころによる変化技を無力化。
ふいうちの強化でエスパーやゴーストを縛れる。
テラバースト毒・猛毒無効を維持する。耐性は優秀だが、地面が一貫する。
テラバースト良耐性。
ステラテラバーストタイプはそのままに、各タイプの技の威力を1度だけ強化する。

努力値考察 [編集]

努力値配分HP攻撃防御特攻特防素早性格解説
配分の概要4--252-252性格役割対象などを記述

型考察 [編集]

とぐろをまく型 [編集]

特性:いかく
性格:いじっぱり
努力値:H252 A252
持ち物:たつじんのおび/くろいヘドロ/回復きのみ
確定技:とぐろをまく/ダストシュート
優先技:ほのおのキバ/じしん/ふいうち
攻撃技:タネばくだん/いわなだれ/はたきおとす
変化技:へびにらみ/まもる/ねむる

とぐろをまくでダストシュートを安定して扱える。
現状では、このコンボを扱えるポケモンで最も総合耐久力が高い。
いかくと併せて物理アタッカーを起点にできる。

サブウェポンで悩む場合は、対はがねタイプとなるほのおのキバや、エスパーやゴーストが繰り出された際のふいうちを推奨したい。

へびにらみやねむるがあるとターンを稼げるが、技範囲が狭まるので悩ましい。

汎用アタッカー型 [編集]

特性:いかく
性格:ようき/いじっぱり
努力値:A252 H252orS調整 残りH
持ち物:こだわりハチマキ/こだわりスカーフ/きあいのタスキ
確定技:ダストシュートorどくづき
優先技:じしん
攻撃技:ふいうち/いわなだれorがんせきふうじ/ほのおのキバ/こおりのキバ/サイコファング/くさわけ
変化技:へびにらみ/すりかえ

一致毒技をはじめ、補完に優れるじしん、4倍狙いの岩技や3色キバなどレパートリーは豊富。
いかくでBを、ふいうちやへびにらみ、くさわけでSを補える。

起点作り型 [編集]

特性:いかく
性格:いじっぱり/わんぱく/しんちょう
努力値:HBD調整 残りAS
持ち物:くろいヘドロ/オボンのみ/混乱実/シュカのみ/ふうせん/きあいのタスキ/こだわりスカーフ/こうこうのしっぼ
確定技:へびにらみ
攻撃技:ダストシュートorどくづき/ふいうち/がんせきふうじorいわなだれ/はたきおとす/じしん/ドラゴンテール/サイコファング/こおりのキバ/ワイドブレイカー
変化技:とぐろをまく/いえき/くろいきり/すりかえ/どくびし/いたみわけ

いかくやへびにらみで後続の起点を作るサポート型。特にダブルではメジャーな型。
シュカのみやふうせんがあれば地面との対面に強くなり、ガブリアス霊獣ランドロスも大幅に弱体化させられる。

いかく込みの物理防御は中々に高く、B特化ならA特化霊獣ランドロスのじしんも確定2発。
ただしこちらも4倍のこおりのキバですら落とせない(無補正A無振り+相手からのいかく込みで低乱2)。耐えた後何をするかは明確にしておきたい。

+  型サンプル

相性考察 [編集]

特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。


対アーボック [編集]

注意すべき点
豊富な技範囲と変化技のレパートリー。Aは平凡だが技範囲がとても広いため、4倍弱点持ちは注意。
いかくにより物理耐久が高いため、不一致じしん程度では落とせず、逆にアーボック自身や後続の起点にされるおそれがある。
代名詞のへびにらみがあるため、安易にじめんタイプで受け出しすると後の展開に響くことも。
対策方法
合計種族値は低く、とぐろをまくを積む前の火力は低い。
いかく・へびにらみ前提の戦い方が主になるため、タイプ相性や特性、特殊アタッカーなどでこれらの対策ができれば楽に処理できる。
具体的には、対面ならまけんきドドゲザン、後出しならキョジオーンサーフゴーマジックミラー持ちなどが戦いやすい。
上からサイコキネシス等の高威力の特殊技で一気に落とすのも良い。エーフィならマジックミラーで状態異常対策も可能。
へびにらみ読みのでんきテラスタル発動なども有効だが、じしん、じだんだを覚えている可能性があるので注意。

外部リンク [編集]