ガケガニ - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

ガケガニ [編集]

No.0950 タイプ:いわ
通常特性:シェルアーマー(攻撃を急所に受けない)
     いかりのこうら(HPが半分以下になると、防御・特防が1段階下がり攻撃・特攻・素早さが1段階上がる)
隠れ特性:さいせいりょく(手持ちに戻るとHPが最大値の1/3回復する)
体重  :79.0kg(けたぐり・くさむすびの威力80)
単岩HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ガケガニ70100115355575450いかりのこうら/シェルアーマー/さいせいりょく
160706230122514いかりのこうら発動時
いずれも無補正、無振り換算
キョジオーン100100130459035500きよめのしお/がんじょう/クリアボディ
ウソッキー70100115306530410がんじょう/いしあたま/びびり
イシヘンジン100125135202070470パワースポット

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)みず/くさ/かくとう/じめん/はがね
いまひとつ(1/2)ノーマル/ほのお/どく/ひこう
いまひとつ(1/4)---
こうかなし---

第九世代に登場した単いわタイプ。
合計種族値は低めだが、岩タイプらしく物理寄りの無駄が少ないステータスで、素早さもそれなりにある。

固有特性のいかりのこうらが強力な個性となっている。
攻撃を受けてHPが半分以下になると、防御性能と引き換えに火力と素早さが一気に強化される。
中速帯の素早さも強化される点が大きく、準速で最速120族、S補正244振りでカマスジョーテツノツツミまで抜ける。
惜しくも最速ドラパルトは抜けず、単タイプということもあり攻撃性能はまだ一歩足りない。
エース運用を考えるなら、積み技やテラスタルでの底上げも考慮しておきたい。
先発でステルスロックを撒きつつ、がむしゃらやきしかいせいに繋ぐなど、素早さの上昇を活かせる技もそこそこ揃っている。

シナリオで岩壁のヌシを撃破した後に捕獲できる固定シンボルの個体は、この個体限定のとおせんぼうを覚えている。
現状は忘れさせると再習得できないので、とおせんぼうを採用しない場合は他の個体を使用すべき。



特性考察 [編集]

シェルアーマー
相手の技が急所に当たらなくなるが、多弱点なので急所に関係なく大ダメージを受けやすい。
物理方面の耐久調整が無駄にならなくなるが、特殊は脆く役割破壊に弱いため、試行回数を稼ぎづらい。
ガケガニの性能に噛み合わないため、基本的に候補外。
いかりのこうら
専用特性。相手の攻撃でHPが半分以下になると防御・特防が1段階下がる代わりに攻撃・特攻・素早さを1段階上げる。
「上昇値は低いが行動を消費しないからをやぶる」という趣で、発動後はS補正244振りで素早さ207となり、最速136族や準速ドラパルトを抜ける。
シェルアーマーと隠れ特性がガケガニ本人のタイプ・種族値とミスマッチなことに加え、差別化にも有用なため、基本はこれで確定。
性質上、こらえるやきあいのタスキと相性が良い。前者ならじゃくてんほけんやカムラのみとの併用も有効。
発動条件はぎゃくじょうと同じで、HPが半分を切った状態で繰り出す、みがわりやスリップダメージなどでHPが半分になるなどしても発動しない。
オボンのみを持たせた場合は特性が発動してから回復するのでもう一度発動を狙えるが、その場合はBDが下がった状態のため狙っての再発動は難しい。
ちからずくが乗った攻撃技でHPを半分以下にされた場合も特性が発動しないので覚えておきたい。
さいせいりょく
隠れ特性。手持ちに戻るとHPの1/3が回復する。優秀な特性だが、交代技を覚えないため能動的に活かしにくい。
多弱点で役割破壊されやすいのもあってサイクル戦に向かず、本人の性能と相性が悪いのでこちらも基本候補外。
一応、今作では所持者の中で唯一のステルスロック習得者ではある。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果解説
ストーンエッジ100(150)80急所+1タイプ一致技。高威力・命中不安。
いわなだれ75(112)90怯み30%タイプ一致技。命中が気になるならこちら。
いかりのこうら発動後は怯みを狙える。
ロックブラスト25*2~5
(37*2~5)
902~5連続タイプ一致技。タスキやがんじょう等を意識するなら。期待値は3発。
がんせきふうじ60(90)95素早↓100%タイプ一致技。追加効果が優秀。サポート用。
10まんばりき9595-対鋼。毒への遂行にも。相性補完に優れる。じしんは覚えない。
じだんだ75/150100前ターン
技失敗で
威力2倍
各種岩技やハサミギロチンの保険に。
じならし60100素早↓100%追加効果狙いで。ダブルバトル向けだが味方を巻き込むので注意。
かわらわり75100壁破壊対鋼。追加効果も便利。
きしかいせい20~200100残HPで
威力変化
いかりのこうらと相性がよい。タスキやこらえると併用する。
じたばた20~200100残HPで
威力変化
いかりのこうらと相性がよい。弱点は突けないが等倍範囲が広め。
クラブハンマー10090急所+1対地。高威力のサブウェポン。タマゴ技。
やけっぱち75100技失敗時2倍念願の炎物理技。命中不安の岩技との相性が良い。
くさわけ50100素早さ↑中途半端な素早さを補助。積み感覚で。
はたきおとす65→97100道具排除対超・霊。追加効果が優秀。タマゴ技。
なげつける-100道具消費でんきだまなどの追加効果狙いで。
シャドークロー70100急所+1対超・霊。ただし等倍ストーンエッジ>抜群シャドークロー。
シザークロス80100-草に刺さるが範囲は狭め。
がむしゃら-100-いかりのこうらなどで素早さを逆転してから強引に削る。タマゴ技。
ハサミギロチン-30一撃必殺どうしても突破できない相手を無理矢理突破する。
がんじょうやゴーストには無効。
特殊技タイプ威力命中効果解説
テラバースト80<120>100-自身のテラスタルのタイプに変化し、A>Cの場合は物理技になる。
変化技タイプ命中解説
ステルスロック-無効化されない優秀な設置技。起点作りに。
こわいかお100相手の素早さ↓↓。後続補助に。
すなあらし-後続補助に。タイプ特性で特防が上がる。
つるぎのまい-攻撃↑↑。いかりのこうらと併せて暴れさせたいなら。
てっぺき-防御↑↑。ボディプレスは覚えない。
こらえる-強引に耐えていかりのこうらでS逆転を狙う。
とおせんぼう-釣り出し防止に使えるが、素の耐性の悪さゆえにサイクル戦は苦手。
採用するなら他タイプのテラスタルと併用するとよい。ヌシ個体限定技。

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
のしかかり
じたばた
ギガインパクト
からげんき
弱点は減るが格闘が一貫する。
やけっぱち対草鋼。火傷無効。水と地面が一貫する。
クラブハンマー
テラバースト
じめん。草が一貫する。
テラバーストギャラドスペリッパー。麻痺無効。地面が一貫する。
くさわけ
テラバースト
ドンファンキョジオーン。粉技無効。
テラバーストリククラゲトロピウスキノガッサカバルドン。鋼と格闘が一貫する。
かわらわり
きしかいせい
こおりあく
テラバースト草と格闘が半減だが、地面が一貫する。
10まんばりき
じならし
じだんだ
対鋼。草と水が一貫する。
テラバースト地面が無効で、草と格闘を半減。
テラバースト格闘半減。
シザークロス
テラバースト
くさ。地面半減。
ストーンエッジ
いわなだれ
ロックブラスト
がんせきふうじ
タイプ一致技の強化。
シャドークロー
テラバースト
対エスパー、ゴースト。格闘無効。
テラバースト草と水を半減。
はたきおとすエスパーゴーストいたずらごころ耐性の獲得。
テラバースト耐性は優秀だが、地面と格闘が一貫する。
テラバースト格闘半減だが、鋼が一貫する。

型考察 [編集]

いかりのこうらアタッカー型 [編集]

特性:いかりのこうら
性格:ようき/いじっぱり
努力値:AS252
持ち物:じゃくてんほけん/いかさまダイス/カムラのみ/きあいのタスキ
確定技:ストーンエッジorロックブラスト
優先技:こらえる
選択技:きしかいせい/はたきおとす/シザークロス/10まんばりき/ハサミギロチン

最速でと準速FCロトムまで、加えていかりのこうら発動で最速テツノツツミまで抜ける。

そのままでは最速ドラパルトを抜けないので、カムラのみの採用も検討。
準速でS2段階上昇に成功した場合、最速スカーフガブリアス抜きを発揮。
ただし、素の素早さで最速キノガッサを追い抜けなくなるのには注意。

先発サポート型 [編集]

特性:いかりのこうら
性格:ようき
努力値:ASベース残り耐久(タスキ)/S調整 残り耐久
持ち物:きあいのタスキ/でんきだま(なげつける)
確定技:ステルスロック
攻撃技:がんせきふうじ/はたきおとす/かわらわり/がむしゃら/きしかいせい/なげつける/ハサミギロチン
変化技:こわいかお/天候技

先発でステルスロックを設置しつつ、特性でのS逆転を利用して行動回数を稼ぐ。
サポートを主体としつつA上昇を含めた強めの負担もかけられ、Aに振っておけば特性+きしかいせいで高い火力も出せる。


相性考察 [編集]

特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。


対ガケガニ [編集]

注意すべき点
倒し損ねるといかりのこうらで火力・素早さが上がる。発動後は準速でも最速121族と同速。
いわタイプらしく素の物理耐久は高めなので、物理アタッカーだと半端に削れて起点になりかねない。
特殊アタッカーでもタスキなどで耐えられると反撃を食らいがち。
対策方法
いかりのこうらによる能力上昇はそれぞれ1段階。からをやぶる程の爆発力は無く、先制技も覚えないので全抜きはされづらい。
特殊アタッカーで上から確1で落とすのが楽。タスキを危惧するなら最初に特性を発動しない程度に削るか、ステルスロックなどを撒いておく。
また特性の発動は攻撃技でHPが半分を切った場合限定。毒や火傷、やどりぎのタネなどで半分を切ると不発に終わる。

外部リンク [編集]