ニャイキング - ポケモン育成考察Wiki｜最新世代（スカーレット・バイオレット）

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ニャイキング [編集]

No.0863 タイプ：はがね
通常特性：カブトアーマー（攻撃を急所に受けない）※Gニャースのとき「ものひろい」
　　　　　かたいツメ（直接攻撃の威力が1.3倍になる）
隠れ特性：はがねのせいしん（味方のはがね技の威力が1.5倍になる）※Gニャースのとき「きんちょうかん」
体重　　：28.0kg（けたぐり・くさむすびの威力60）

ガラルニャースの進化系で、単はがねタイプ。
原種・アローラ共通の特徴であった素早さと器用さを捨て、物理方面に回した重火力アタッカー。

そこそこの攻撃種族値と火力アップ特性を持ち、原種が初代出身のノーマルなのもあってサブウェポンも豊富。
HPは低めだが物理なら一致等倍、不一致弱点程度なら一発耐えきれる程度の耐久はある。
合計種族値は低めの部類ながら、総じて物理方面についてはそこそこ優秀。

特徴は専用特性のはがねのせいしん。
鋼技限定だがかたいツメやてきおうりょくを超える2.25倍補正になり、鋼技をメインにするのであれば十分強力。

鈍足ゆえに被弾が嵩みやすく、何発も耐えるような耐久は無いので、「一発耐えて返す」という刹那的な運用になりがち。
また、特殊耐久は低いので特殊アタッカー相手だと上から縛られやすいのも欠点。
更に同期のダイオウドウは同タイプ、かつ火力補強特性、広い攻撃範囲と特徴が似ている。
安定した耐久力、より鈍足ゆえのトリックルーム適性を兼ね備えており、差別化は必須。
とんぼがえりや豊富な変化技の習得、素早さの差によるおいかぜ等との相性を活かせば容易ではある。

第九世代ではアイアンテールが習得不可能になり、一致火力が下がってしまった。
新規習得技はあまえる、うそなき、くさわけ、ひやみず、かわらわり、シザークロス、ステルスロック、てだすけ。サポート寄りの技が多め。
つばめがえしとラスターカノンも覚えるようになった。初期は設定ミスで進化前しか覚えなかったが、Ver.2.0.1で修正された。
DLCでははたきおとす、がむしゃらを新規習得し、ジャイロボールも再習得した。

第九世代単独では、語学の授業を最後まで進めると貰える。
通常特性のため、はがねのせいしんを使う場合はとくせいパッチか、隠れ特性のペルシアンからの遺伝が必要。

アイアンテールが覚えられなくなったため、からぶりほけん型はノートに移動。

特性考察 [編集]

カブトアーマー

攻撃が急所に当たらなくなる。回復技がねむるのみで、特殊耐久が脆く役割破壊されやすい。
急所の確率自体が低いので、不慮の事故を防ぐよりも火力を上げて確実に負荷をかけた方が役割に合致する。
バトン型で不意の急所を防ぐために採用するくらいか。

かたいツメ

接触技の威力が1.3倍になる。
一致技に加えてサブウェポンも適用技が多く使いやすい。鋼技以外も使いたい場合はこれ。

はがねのせいしん

隠れ特性。専用特性でもある。自分自身および味方のはがね技の威力が1.5倍になる。
タイプ一致も合わせ威力が2.25倍という強烈な補正がかかるが、サブウェポンには適用されない。
サブウェポンをあまり採用しない場合や、サポーターでの選択肢。
効果が累積するので、ダブルでなりきり等を利用して相方に特性をコピーすると更に火力が上がる。

技考察 [編集]

物理技	タイプ	威力 [硬い爪] 【精神】	命中	効果	解説
アイアンヘッド	鋼	80(120) [156] 【180】	100	怯み30%	タイプ一致技。命中・威力安定。トリパでないと怯みは狙いにくい。
ジャイロボール	鋼	1~150 (1~225) [1~292] 【1~336】	100	素早さ比依存	タイプ一致技。のろいと合わせて。
とんぼがえり	虫	70 [91]	100	自分交代	攻撃しつつ撤退。こだわり型で。鈍足高耐久を活かし味方の無償降臨を狙う。
インファイト	闘	120 [156]	100	BD↓	対かくとう・はがね。能力低下が痛い。
かわらわり	闘	75 [97]	100	壁破壊	能力低下を嫌うなら。追加効果が優秀。
じゃれつく	妖	90 [117]	90	A↓10%	対かくとう・ドラゴン。
くさわけ	草	50 [65]	100	素早さ↑100%	追加効果が優秀。バトンタッチで後続にも生かせる。
はたきおとす	悪	65/97 [84/126]	100	道具排除 ＋威力1.5倍	追加効果が優秀。
ねこだまし	無	40 [52]	100	優先度+3 怯み100%	唯一の先制技。タスキ潰しや、ダブルでのコンボ崩しに。
がむしゃら	無	-	100	-	低耐久を活かせるが、タスキは必須。
メタルバースト	鋼	-	100	反射技	反撃技。優先度が0だが、鈍足なので後攻を取りやすい。
特殊技	タイプ	威力 【精神】	命中	効果	解説
テラバースト	無	80<120>	100	-	自身のテラスタルのタイプに変化し、AとCを比べて高い方でダメージを与える。
変化技	タイプ		命中	解説
つるぎのまい	無		-	攻撃↑↑。みがわりとセットで。
てっぺき	鋼		-	防御↑↑。高めの物理耐久を強化。ボディプレスは覚えない。
ドわすれ	超		-	特防↑↑。低めの特殊耐久を補う。
のろい	霊		-	AB↑S↓。ジャイロボールと好相性。 自身のS低下は気にならないが、バトンタッチをするには後続を選ぶ。
つめとぎ	悪		-	A＋命中↑。じゃれつく、ダストシュートと相性が良い。
みがわり	無		-	変化技対策。
バトンタッチ	無		-	積んだ能力やみがわりを味方に渡す。積み技は豊富で毒も無効。
ちょうはつ	悪		100	変化技対策。起点化回避に。鈍足なので使いづらい。
ステルスロック	岩		-	起点作り用。
てだすけ	無		-	使用ターンの味方の攻撃技が1.5倍になる。優先度+5。ダブル用。

+

採用率の低い技

物理技 タイプ 威力 [硬い爪] 【精神】 命中 効果 解説 ヘビーボンバー 鋼 40~120 (60~180) [78~234] 【90~270】 100 体重比依存 タイプ一致技。自身の体重が軽すぎるので、実質ハバタクカミピンポイント。 タネばくだん 草 80 100 - 対みず・じめん。特性が適用されないので注意。 イカサマ 悪 95 [123] 100 相手の攻撃で ダメージ計算 対ゴースト・エスパー。相手依存なので使いづらい。 かみくだく 悪 80 [104] 100 防御↓20% 対ゴースト・エスパー。性能安定。 じごくづき 悪 80 [104] 100 音技封じ 対ゴースト・エスパー。ラウドボーンなどを意識するなら。 シャドークロー 霊 70 [91] 100 急所ランク+1 対ゴースト。悪技と範囲が被る。 ダストシュート 毒 120 80 毒30% 対草。鋼等倍のフェアリー（鋼複合以外）にも。命中難。 シザークロス 虫 80 [104] 100 - 特性によってそこそこの威力になるが、仮想敵がいなければ優先度は低い。 のしかかり 無 85 [110] 100 麻痺30% 追加効果狙い。ペルシアンと違いでんじはは覚えない。 ちいさくなるを使用した相手には必中+威力2倍。 じたばた 無 20~200 [26~260] 100 - タスキやこらえると合わせて。 特殊技 タイプ 威力 【精神】 命中 効果 解説 てっていこうせん 鋼 140(210) 【315】 95 HP1/2消費 タイプ一致技。起点化を避ける為の退場技。 はがねのせいしんだと低特攻とは思えない威力になる。 ラスターカノン 鋼 80(120) 【180】 100 特防↓10% タイプ一致技。わるだくみ前提ならこちらも。 かみなり 電 110 70 麻痺30% 起点にしてくるパルシェン、ギャラドス、ペリッパーへの逆襲用。 10まんボルト 電 90 100 麻痺10% バトンタッチ用にわるだくみを積む前提ならこちら。 ひやみず 水 50 100 攻撃↓100% 追加効果が優秀。後続やダブルでのサポートに。 ハイパーボイス 無 90 100 みがわり貫通 わるだくみ後のサブウェポン。 変化技 タイプ 命中 解説 わるだくみ 悪 - 特攻↑↑。主にバトンタッチ用だが、てっていこうせんが超火力に。 にほんばれ 炎 - サポート用。天候始動・上書きや、水技の弱体化に。炎技が強化される点に注意。 あまごい 水 - サポート用。天候始動・上書きや、炎技の弱体化に。

テラスタル考察 [編集]

タイプ	主な技	解説
無	すてみタックル のしかかり	格闘が一貫する。
炎	テラバースト	対はがね。炎技半減や火傷の予防にも。地面が一貫する。
水	テラバースト	対炎。
電	テラバースト	麻痺無効。地面が一貫する。
草	タネばくだん	対じめん。地面技半減や粉技予防にもなるが、炎が一貫するうえ弱点が増える。
氷	テラバースト	炎と格闘が一貫する。
闘	インファイト かわらわり	対いわ・はがね。
毒	ダストシュート テラバースト	一致技と範囲が被る。格闘を半減するが、地面が一貫する。
地	テラバースト	対電気。
飛	テラバースト	対かくとう。地面が無効になる。
超	テラバースト	対エンニュート・ドクロッグ・ヘラクロス。
虫	シザークロス とんぼがえり	対あく・エスパー。それ以外の技の通りが悪く、炎が一貫する。
岩	テラバースト	格闘と地面が一貫する。
霊	シャドークロー	解説
竜	テラバースト	ほのお半減。 こおりとフェアリーには鋼技で対応可能だが、 みずに繰り出す際はサブウェポンのこおり技に注意。
悪	はたきおとす じごくづき	いたずらごころ耐性の獲得。
鋼	アイアンヘッド	一致技。はがねのせいしんなら超火力を出せる。
妖	じゃれつく	対闘。
ステラ	テラバースト	タイプはそのままに、各タイプの技の威力を一度だけ強化する。

型考察 [編集]

アタッカー型 [編集]

特性：かたいツメ/はがねのせいしん
性格：いじっぱり/ようき/ゆうかん
持ち物：きあいのタスキ/ゴツゴツメット/おんみつマント/メタルコート
努力値：A252/S調整/H236ベース耐久調整
確定技：アイアンヘッド/ねこだまし
攻撃技：とんぼがえり/インファイトorかわらわり/かみくだく/じゃれつく/タネばくだんorくさわけ/メタルバースト
変化技：つるぎのまい/のろい/みがわり/ちょうはつ

特性を武器に火力を稼ぐ単純な物理アタッカー型。
単鋼に由来する優秀な耐性も武器。

一致技の威力をさらに高めるはがねのせいしんか、サブ技の威力も上げられるかたいツメかはパーティおよび仮想敵次第。採用率は拮抗している。

努力値に関しては、強みのAには252振りしたいところ。
Hは236で16n-1。耐久に単純に振るなら強く推奨。

道具はタスキやおんみつマント、チョッキの他、火力を伸ばすメタルコートが採用される。

型サンプル

性格：いじっぱり
努力値：A252HD調整
持ち物：とつげきチョッキ
技構成：アイアンヘッド/インファイト/ねこだまし/とんぼがえり

役割を持ちたいフェアリーが大抵特殊型でかつマジカルフレイムを持っているので、チョッキだとかなり動きやすい。
インファイトは対ノーマル用。対竜を想定するならじゃれつくでも可。

要塞バトン型 [編集]

特性：カブトアーマー
性格：わんぱく/しんちょう
持ち物：カゴのみ/オボンのみ/ラムのみ/たべのこし/メンタルハーブ
努力値：H252 BorD252
確定技：てっぺき/ドわすれ/バトンタッチ
変化技：ねむる/つるぎのまい/わるだくみ/のろい/つめとぎ/みがわり/ちょうはつ

てっぺき・ドわすれの両壁の積み技を使えることを活かしたバトンタッチ型。
物理アタッカーに対してっぺきを積み、流しを誘う。さらに流しの隙にドわすれを使って特殊耐久も高め、エースに繋ぐ。
余裕があればつるぎのまいやわるだくみを使いたいが体力や時間が厳しい。
ねむるは状態異常治癒&HP全回復のできる便利な技。優先して入れたいところではある。

元々がアタッカー向きなので初見では打たれ辛いが、ちょうはつに非常に弱い。メンタルハーブを持ちちょうはつし返すのも手。

【ダブル】はがねのせいしん型 [編集]

特性：はがねのせいしん
性格：いじっぱり/ゆうかん/わんぱく
持ち物：きあいのタスキ/ゴツゴツメット/とつげきチョッキ/メタルコート
努力値：A252H236orH236B20D252
優先技：ねこだまし/アイアンヘッド/まもる
攻撃技：とんぼがえり/インファイト/かみくだくorダメおし/じゃれつく/タネばくだん/イカサマ/なげつける/ほしがるorどろぼう
変化技：みがわり/つるぎのまいorのろいorつめとぎ/バトンタッチ/てだすけ/いばる/あまえる/いやなおと/うらみ/ねむる/ちょうはつ/にほんばれ/あまごい

はがねのせいしんによって味方に鋼技1.5倍のサポートを付与しつつ、自身も高威力の鋼技で攻める型。
コンボ性が高く穴は多いが、爆発力は高い。
ねこだまし、はたきおとす、手助け等の豊富な小技を生かし、耐久極振りの置物と割りきる選択もある。

優秀なタスキ&コンボ崩し技であるねこだましはほぼ確定。
鋼技は基本アイアンヘッドだが、くろいてっきゅうを持たせる場合はジャイロボールも検討価値はある。

十全に生かすためには味方が鋼タイプである必要がある点が最大の弱点。
じしんやふんかで一掃されやすく、有効な対策もそう多くはない。
ニャイキングがいるためこちらは地震を打てないのも苦しい。

そもそも鋼は火力に優れるタイプではない。
ゆえに、技威力や半減される相手、鋼タイプの相手2体攻撃技がゴールドラッシュ(サーフゴー専用技)のみなど、懸念事項は多い。

ただ、活用範囲自体は非常に広く、有用な相方にブリジュラス、ザシアン、サーフゴー、ハッサム等がおり、それぞれ異なる運用が考えられる。

わかりやすい戦法としては、バレットパンチ＋てだすけで超火力先制技を振りまくる作戦が考えられる。
ねこだまし＋つるぎのまいで全抜き体制を作れるハッサムやルカリオで有効な戦法で、特にハッサムの火力は極めて高い。

積み技がとても豊富でバトンタッチも覚えるが、ダブルで活かすのはやや難しい。
天候変更技も覚えるので、味方にあわせて組み込むことも考えられる。

相性考察 [編集]

特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3～4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。

対ニャイキング [編集]

注意すべき点

高い攻撃力と防御力が特徴。単はがねタイプなので耐性も優秀。
サブウェポンもかなり幅広く、特性でメインの鋼技やサブウェポンの威力を強化してくる。

対策方法

特殊耐久とすばやさは低め。上から特殊技で弱点を突けば簡単に倒せる。
特性により一致技の威力が高いため、受ける際は鋼を半減以下にできるポケモンがおすすめ。
ヒートロトムなら攻防ともに有利。おにびで火力を削ぎ、鋼技を4分の1で、他サブウェポンも等倍以下で受けられる。

外部リンク [編集]

• ニャイキング - ポケモン百科事典