ビビヨン - ポケモン育成考察Wiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

ビビヨン [編集]

No.0666 タイプ:むし/ひこう
通常特性:りんぷん(追加効果を受けない)
     ふくがん(技の命中率が1.3倍になる)
隠れ特性:フレンドガード(味方ポケモンの受けるダメージを3/4にする。シングルでは効果が無い。)
体重  :17.0kg(けたぐり・くさむすびの威力40)
フレンドガードHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ビビヨン825250905089411りんぷん/ふくがん/フレンドガード
ピッピ704548606535323メロメロボディ/マジックガード/フレンドガード
98123(431)しんかのきせき・全振り
プリン1154520452520270メロメロボディ/かちき/フレンドガード
5663(344)しんかのきせき・全振り
ピンプク10055156530220しぜんかいふく/てんのめぐみ/フレンドガード
33123(306)しんかのきせき・全振り
イッカネズミ7475706575111470フレンドガード/ほおぶくろ/テクニシャン

ばつぐん(4倍)いわ
ばつぐん(2倍)ほのお/でんき/ひこう/こおり
いまひとつ(1/2)むし
いまひとつ(1/4)かくとう/くさ
こうかなしじめん

第六世代の序盤むしポケモン。フォルムは多いが性能はすべて同じ。
例に漏れず種族値は低いが中速特殊寄りで、ちょうのまいと噛み合っている。
ふくがん+ねむりごなにより積む機会を作りやすく、数値の割に攻撃性能は高め。
ねむりごなが無効のくさふくがんで命中率を強化した一致ぼうふうで突破可能と隙がない。

第九世代ではエアスラッシュを習得。ぼうふうより威力は大分落ちるが、ちょうのまいやしびれごなと併せて怯みを狙える。
ダブルで有用なかふんだんごも獲得した。
一方ではねやすめ、まとわりつくといった、ねむりごなとの併用に向いた技は失っている。技マシンに復帰したがむしゃらは習得不可。
また、準専用技であったふんじんは第八世代時点で技自体が消滅。

第九世代は素早さの二極化が顕著なこともあって、種族値の低さの割には選出しやすい環境が続いている。
一方でちょうのまいを無視してくるてんねん持ちや、みがわりを貫通して弱点を突いてくるラウドボーン、ねむりごな無効のサーフゴーキョジオーンなど、苦手な相手も多い。
特に禁止伝説解禁ルールでは、エレキフィールドを張ってくるミライドンは天敵。
構築段階で、必ず他のエースも用意しておこう。

ダブルでは希少なフレンドガードを生かしたサポーターも可能だが、新たなフレンドガード持ちとしてイッカネズミが登場。
ピッピプリンと違い、耐久だけでなく攻撃性能でもこちらを上回る。おいかぜや粉技も併せて差別化を図りたい。
ねこだましによる怯みが跋扈する性質上、りんぷんの採用も考えられるだろう。

新要素であるテラスタルとの相性は微妙。
耐性を変化させても素の耐久が低いため、結局タスキ頼りになりがち。
テラバーストで技範囲の狭さをカバーできるが、元々突破性能はちょうのまいが前提である点に注意。

いとをはくはコフキムシのレベル技であり、進化すると覚えられなくなる。
いつでも思い出せるようタマゴ技化しておくのが良いだろう。

+  フレンドガード持ちとの比較


特性考察 [編集]

りんぷん
相手から受ける技の追加効果を無効化する。
相手からすれば完封を狙ってくるビビヨンは真っ先に落としたいため、低耐久も相まって追加効果が発動するような状況はほとんどない。
採用するならねこだましが飛び交うダブルになる。
ほかの特性でもおんみつマントを持たせることで代用可能だが、当然ほかのアイテムが持てなくなるのでよく考えよう。
かたやぶりによって無効化されるので注意。
ふくがん
技の命中率が上昇する。
ねむりごなの命中率を底上げすることで安定して嵌められるようになる。
加えてねむりごな無効の相手にもメインウェポンのぼうふうを臆せず使用していける。
ビビヨンの無限戦術を支える特性であり、シングルでは基本的にこれ。
フレンドガード
隠れ特性。ダブルで相方の耐久性能を強化する。
同特性持ちとはタイプや習得技の違いで差別化できるが、耐久指数がワーストクラスで、いわなだれやねっぷう等の全体技に弱いのが難点。
じしん無効等の特徴を生かした運用を意識する必要がある。

技考察 [編集]

特殊技タイプ威力命中
[複眼]
効果解説
ぼうふう110(165)70
[91]
混乱30%タイプ一致技。ふくがんなら命中率上昇。
雨下で必中、晴れ下で命中50(ふくがんで65)。
エアスラッシュ75(112)95
[100]
ひるみ30%タイプ一致技。ちょうのまいと相性がいいが威力不足。
むしのさざめき90(135)100特防↓10%タイプ一致技。みがわり貫通。ぼうおんには無効。
かふんだんご90(135)100-ダブルでは味方のHPを半分回復。ぼうだんには無効。
サイコキネシス90100特防↓10%対毒。虫技との相性補完に優れる。
エナジーボール90100特防↓10%対岩。虫技と半減範囲が被る。
ソーラービーム120100溜め技対岩。晴れ下で溜めなし。
ウェザーボール50/100100天候で威力2倍
+タイプ変化
雨パに混ぜるなら候補。
自分で覚える天候技はにほんばれ・あまごいの2つ。
ドレインキッス50(75)100与ダメ3/4吸収ちょうのまいと併せれば回復量が上がる。一致技と抜群範囲が被る。
テラバースト80<120>100-テラスタル時にタイプが変化し、AとCを比べて高い方でダメージを与える。
テラスタイプがステラなら威力100・使用後AC↓・テラスタルポケモンに抜群になる。
物理技タイプ威力命中
[複眼]
効果解説
とんぼがえり70(105)100自分交代タイプ一致技。攻撃しつつ撤退。
変化技タイプ命中
[複眼]
備考
ねむりごな75
[97]
起点作りに。ふくがんなら命中率上昇。ぼうじんふみん、草等に無効。
ちょうのまい-抜き性能を確保。ねむりごなで起点化したりタスキで強引に耐えて積む。
最速1積みで準速スカーフガブリアスを抜ける。
みがわり-攻撃技対策。無限型で。
しびれごな75
[97]
妨害技。ふくがんなら命中率上昇。ぼうじんじゅうなん、草、電気等に無効。
ひかりのかべ-サポート用。味方の特殊耐久を強化。リフレクターは覚えない。
おいかぜ-サポート用。味方の素早さを強化。
いかりのこな-ダブル用。相手の攻撃を自分に向けさせる。ぼうじんに無効。
耐久が低く集中砲火で落ちやすいので、使いどころが重要。
いとをはく95
[100]
ほぼダブル用。相手全体の素早さを2段階低下。コフキムシ限定レベル技。
にほんばれ-ウェザーボールが炎タイプ+実質威力150になり、ソーラービームの溜めがなくなる。
炎技の強化とぼうふうの命中率低下に注意。
あまごい-ウェザーボールが水タイプ+実質威力150になり、炎技の威力が半減する。
ふくがんでなくてもぼうふうが必中化する。かみなりも必中化する点に注意。

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
テラバースト解説
テラバーストテラバースト採用でタイプ一致技を半減する鋼対策に。岩が一貫する。
また、音技持ちのうちニンフィアラウドボーンからの被害を抑えるなら。
テラバーストすいりゅうれんだ・つららばり半減。草より弱点が少ないが、電気が一貫する。
テラバースト解説
エナジーボール
ギガドレイン
粉技への耐性を得る。炎・飛行・氷が一貫する。
テラバースト炎と岩が一貫する。
テラバーストテラバースト採用でタイプ一致技を半減する鋼対策に。
岩が半減になるが、飛行が一貫する。
テラバースト解説
テラバースト砂嵐耐性。弱点の岩半減・電気無効だが、氷が一貫する。草には飛行技で弱点を突ける。
テラバースト採用でタイプ一致技を半減する鋼対策に。
ぼうふう
エアスラッシュ
最大火力の上昇に。
サイコキネシス解説
むしのさざめき
かふんだんご
タイプ一致技の強化。
テラバースト砂嵐耐性。炎と飛行を半減。草は一致技で弱点を突ける。
テラバーストねこだまし等の一部の先制技を無効にする。悪には虫技で弱点を突ける。
テラバースト氷が一貫する。
テラバースト相手のいたずらごころからの変化技を無効化。
テラバースト砂嵐耐性。弱点の岩・飛行・氷半減。炎が一貫する。
ドレインキッス
テラバースト
対ドラゴン。

型考察 [編集]

無限型 [編集]

性格:おくびょう
特性:ふくがん
努力値:H44 C212 S252
持ち物:たべのこし
確定技:ぼうふう/みがわり/ちょうのまい/ねむりごな
テラスタイプ:はがね

ポイズンヒールキノガッサと違い自らの素早さを上昇させる半無限型。
みがわりを貫通されない限り完封できるポテンシャルを持つ。先制技や連続技+いかさまダイス、ラウドボーンのフレアソングには注意。
ねむりごなを無効にする草には相性面で有利ながら、キョジオーンサーフゴーには無力。
ポイズンヒールグライオンは、眠らせることはできないがじしんワンウエポン型であれば有利である。
また、今世代から登場した特性「かぜのり」持ちには、ぼうふう無効のため完封されてしまう。
採用率は少ないが忘れないようにしておきたい。

がんせきふうじやおいかぜなどで起点を作ってもらってからの繰り出しが主となる。交代際の攻撃を受けたくないため死に出しや後攻とんぼを狙いたい。
相手の攻撃はみがわりが受けて本体は全く受けないのが前提なので、耐久には努力値を振らず、求められる抜き性能確保のため特攻に努力値を割く。

+  HPについて

タスキちょうのまい型 [編集]

特性:ふくがん
性格:おくびょう(推奨)orひかえめ
努力値:CS252
持ち物:きあいのタスキ
確定技:ぼうふう/ちょうのまい/ねむりごな/むしのさざめき

基本的には上記の無限型のイメージを逆手に取った奇襲型。
無限型と考えて先手を取って一撃で処理しようとする相手の技を耐えて眠らせて、その隙に舞う。

C振りのお陰で火力もまずまずある。
特化1舞ぼうふうで無振り霊獣ランドロス程度なら乱1圏内。
ステロダメージ込みならボーマンダなども確定圏に捉えることができるため、ねむりごなによる誤魔化しも使える抜きエースとして据えることできる。

とはいえ、無限型同様連続技持ちや先制技持ちは苦手で、ぼうふう以外は目ぼしい攻撃技もない。
パーティで無限型を通せるプレイングを心がけたほうが勝ちが安定する傾向が強い。

サポート型 [編集]

性格:おくびょう
特性:ふくがん
努力値:CS252
持ち物:きあいのタスキ
確定技:ねむりごな/しびれごな/ぼうふう
攻撃技:むしのさざめきorとんぼがえり

相手によってねむりごなとしびれごなを使い分け、味方の積みのサポートや無償降臨、相手の戦術を妨害するのが役割。
混乱+麻痺で相手が動けない確率は50%。

【ダブル】フレンドガード型 [編集]

性格:おくびょう
特性:フレンドガード
努力値:S252 H252orC252
持ち物:オボンのみ/たべのこし/きあいのタスキ
確定技:まもる
攻撃技:むしのさざめきorむしのていこうorかふんだんご/ぼうふう
変化技:みがわり/ねむりごな/ちょうのまい/しんぴのまもり/ひかりのかべ/いかりのこな/いとをはく/おいかぜ

フレンドガードを持つポケモンではじしん無効耐性を持ち、攻撃性能が高めであることを活かす。
相手全体の素早さを2段階ダウンさせるいとをはくもダブルではかなり強力。

場に出ているだけで味方のポケモンが強化されるというのは魅力的。
耐久に努力値を割きビビヨンを居座りやすくして味方のポケモンにガンガン攻撃させるか、
特攻に努力値を割き味方+ビビヨンの攻撃でさっさと相手を殲滅するか、PTのほかのポケモンと相談して決めたい。
じしんを持ったポケモンや特性ひらいしんのポケモンと組ませるのが使いやすいか。

フレンドガードは自分自身に効果はないため、安易にいかりのこなを使ったりするとビビヨンがあっさり落ちるので注意。
いわなだれやねっぷう、ぼうじんゴーグル、草テラス等で空かされることも多い。


相性考察 [編集]

がんせきふうじを覚えたガブリアスと組ませ、相手のポケモンの素早さを下げて起点化しやすくする「ガブビビヨン」といったコンボが存在する。
ガブリアスはビビヨンが苦手な岩・炎・電気を一致じしんで対処でき、
がんせきふうじを撃つことで、ビビヨンが苦手な飛行と氷の牽制にもなっている。
ただし氷技が一貫してしまうので、氷受けを入れるか、テラスタルで補う必要がある。


対ビビヨン [編集]

注意すべき点
ふくがん+ねむりごなからみがわりを張り、ちょうのまいを積む無限戦術が厄介。
みがわり貫通の音の攻撃技はすべて特殊技であり、オーバードライブとフレアソング以外では抜群も取れないため、ちょうのまい後だとダメージを与えにくい。
粉技無効の草タイプに対してもぼうふうで一致弱点を突けるため、展開を阻止しにくい。
ダブルではねこだましなどの追加効果無効のりんぷん、味方強化のフレンドガードを活かしたサポートも。
対策方法
ねむりごなを無効化するぼうじんやラムのみ。先手でエレキフィールドやミストフィールドを張ってもいい。
みがわりを張られる前に先制技で削るか、いかさまダイスセグレイブなど物理の連続技があると楽。
耐久は低く、岩4倍をはじめ弱点も多いが、テラスタルで対策してくる場合も。
キョジオーンサーフゴーは眠り無効、ラウドボーンてんねん持ちかつフレアソングでみがわり貫通。

外部リンク [編集]