アップリュー [編集]
No.0841 タイプ:くさ/ドラゴン 特性:じゅくせい(きのみの効果が2倍になる) くいしんぼう(本来、HPが最大HPの1/4以下の時に使用するきのみを、HPが最大HPの半分以下の時に使うようになる) 隠れ特性:はりきり(物理技使用時、攻撃が1.5倍、命中率が0.8倍になる)※カジッチュの時「ぼうだん」 体重:1.0kg(けたぐり・くさむすびの威力20)
はりきり竜 | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計種族値 | 特性 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
アップリュー | 70 | 110 | 80 | 95 | 60 | 70 | 485 | じゅくせい/くいしんぼう/はりきり |
(191) | (566) | ※はりきり全振り換算 | ||||||
ジヘッド | 72 | 85 | 70 | 65 | 70 | 58 | 420 | はりきり |
(153) | 115 | 115 | (562) | ※はりきり全振り+しんかのきせき |
第八世代出身のくさ・ドラゴン複合。合計種族値は控えめながら、はりきり最高の攻撃を誇るのが特徴。
特攻も高めなので、確実に攻撃を当てたい際と役割破壊を兼ねた特殊技も採用圏内で、攻めている間は強力。
一方で耐久指数は低め。耐性も不安定で打たれ弱く、トリックルームを使うには速い微妙な中速。
ダイマックスの廃止によりはりきりの適用技を撃つ際のリスクが上昇し、運用には更に工夫が必要に。
はりきりのデメリットを相殺し、専用技「Gのちから」の威力も増す重力状態との相性が良く、重力パのエースとして打って付けである。
テラスタル+テラバーストの登場で狭い技範囲をカバーしやすくなり、はりきり型でもようやく安定して強いドラゴン物理技を獲得。
組み合わせの悪い草・ドラゴンから変更できるようになったことも大きいが、アップリューにテラスタルを使う価値があるかはよく考えておこう。
新規習得技はくさわけ、つばめがえし。前者はタスキを潰しながら加速、後者ははりきりでも必中。
特殊技にリーフストームを獲得しており、両刀可能な種族値と相性の良い役割破壊手段に。
碧の仮面でグラススライダー、ダブルウイングも再習得。技方面では全体的に強化傾向と言えよう。
ただしグラススライダーについては威力が低下しており、ダイマックスの廃止で条件を満たす難易度も上昇している。
元がアタッカーで殴り合いになりがちな性質も考えると、ふいうちでの代替も考慮に入るだろう。
特性考察 [編集]
- じゅくせい
- きのみの効果が2倍になる準専用特性。耐久の都合上タルップルよりも使いづらいが、はりきりの命中不安を嫌う場合に。
基本的には回復きのみを持たせ、不一致弱点や一致等倍の確定数をずらすのが安定。
半減きのみの効果も倍になるのでこおりも等倍、2倍弱点は半減に抑え込むが、弱点が多いので狙うのは難しい。
素でりゅうのまいを使用できるとはいえ、積むつもりが無ければカムラのみ、チイラのみを持たせるのも良い。
リサイクルも覚えるが、何度もきのみを使うだけの余裕はほぼ無い。ちなみにたべのこしにも反応するものの効果は据え置き。
- くいしんぼう
- HPが1/4になったときに使用するきのみの使用タイミングが早まる。
効果は悪くないが低耐久・多弱点の性質と相性が悪い。
わざわざHPを減らしてチイラのみなどを使わずとも、りゅうのまいで即座にASを上昇させられるため、採用率は低い。
回復きのみを採用する場合でも、オボンのみ+じゅくせいが発動条件は同じで回復量で上回る。
- はりきり
- 隠れ特性。命中が低下するが攻撃力が上昇。同特性では未解禁含め攻撃種族値最高。
適用時の種族値換算は191であり、未解禁を含めた全ポケモン中トップである。
ただし、一致技が少々威力控えめだったり、癖が強かったりするので実際の運用はやや難しい。
アップリューの性能と噛み合っており、基本的にこの特性を選択。
技考察 [編集]
物理技 | タイプ | 威力 | 命中 (はりきり) | 効果 | 解説 | |
---|---|---|---|---|---|---|
げきりん | 竜 | 120(180) | 100 (80) | 行動固定 | タイプ一致技。最高火力。フェアリーの無償降臨に注意。 はりきりで外すと技が中断される。運は絡むが混乱踏み倒しも。 | |
ドラゴンダイブ | 竜 | 100(150) | 75 (60) | 怯み20% | タイプ一致技。ドラゴンクローは覚えない。 行動は縛られないが、はりきりだと命中はわずか60と当てづらい。 | |
Gのちから | 草 | 80(120) | 100 (80) | 防御↓100% | タイプ一致専用技。追加効果が優秀で、交代先にも負担をかけられる。 じゅうりょく状態で威力1.5倍。 PPが5少ないこと以外はタネばくだんの上位互換。 | |
タネマシンガン | 草 | 25(37)*2~5 | 100 (80) | 連続攻撃 | タイプ一致技。 いかさまダイスを持たせれば4回以上でGのちからより火力が出る。 | |
グラススライダー | 草 | 55(82) | 100 (80) | GF時優先度+1 | タイプ一致技。GF時に限るが一致先制技。 はりきりなら同条件のゴリランダーより高火力。 | |
くさわけ | 草 | 50(75) | 100 (80) | 素早さ↑100% | タイプ一致技。積み技感覚で使える。 | |
つばめがえし | 飛 | 60 | 必中 | - | 威力は低めだが、はりきりでも必中なので相性が良い。 重力なしでどうしても攻撃を当てたい盤面で重宝する。 | |
ダブルウイング | 飛 | 40x2 | 90 (72) | 連続攻撃 | 若干外しやすいのとゴツメなどに注意。 | |
アクロバット | 飛 | 55/110 | 100 (80) | 道具消費で 威力倍 | 木の実を消費するじゅくせいやくいしんぼうと相性が良い。 | |
とんぼがえり | 虫 | 70 | 100 (80) | 攻撃後交代 | 不利な相手から上手く撤退したいときに。 ただしはりきりだと外して交代失敗する可能性も。 | |
ふいうち | 悪 | 70 | 100 (80) | 優先度+1 | 先制技。フィールドに関係なく使えるが読みは要る。 はりきりA252珠でドラパルト超高乱数1発。 | |
特殊技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 | |
りゅうせいぐん | 竜 | 130(195) | 90 | 特攻↓↓ | タイプ一致技。物理型の役割破壊でも。 | |
りゅうのはどう | 竜 | 85(127) | 100 | - | タイプ一致技。りゅうせいぐんよりも火力は低くなるが命中安定。 | |
リーフストーム | 草 | 130(195) | 90 | 特攻↓↓ | タイプ一致技。撃ち逃げ用。 | |
エナジーボール | 草 | 90(135) | 100 | 特防↓10% | タイプ一致技。性能安定。 | |
ギガドレイン | 草 | 75(112) | 100 | 半分吸収 | タイプ一致技。居座りを視野に入れるなら。 | |
くさむすび | 草 | 20~120 (30~180) | 100 | 体重で威力変化 | タイプ一致技。威力不安定。明確な相手がいるなら。 相手の体重が100.0kg以上でエナジーボール超え。 | |
エアスラッシュ | 飛 | 75 | 95 | 怯み30% | 対草虫。りゅうのまいでひるみも狙える。 | |
アシッドボム | 毒 | 40 | 100 | 特防↓↓100% | 追加効果が優秀。火力補強や流しの手段、後続補助として。 | |
テラバースト | 無 | 80<120> | 100 | タイプ変動 | テラスタル中はテラスタイプの技になる。 実数値が攻撃>特攻なら物理技になる。 はりきり型に限り竜テラスでデメリット無しの物理技としても扱える。 | |
変化技 | タイプ | 命中 | 解説 | |||
りゅうのまい | 竜 | - | 微妙なすばやさを補いつつ火力を補強する。 | |||
やどりぎのタネ | 草 | 90 | 便利なサポート技。草は呼びにくい。 | |||
リサイクル | 無 | - | じゅくせい型で。きのみを使いまわせる。 | |||
みがわり | 無 | - | 変化技を読んで使い、りゅうのまいを積みたい。 | |||
こらえる | 無 | - | じゅくせいしたカムラのみの消費にも。 |
テラスタル考察 [編集]
タイプ | 主な技 | 解説 | |
---|---|---|---|
無 | ギガインパクト からげんき | 解説 | |
炎 | テラバースト | 対氷。火傷無効。 | |
水 | テラバースト | 解説 | |
電 | テラバースト | 麻痺無効。 | |
草 | Gのちから タネマシンガン リーフストーム ソーラービーム くさむすび ギガドレイン エナジーボール グラススライダー | 一致技の強化。 | |
氷 | テラバースト | 解説 | |
闘 | テラバースト | 飛行とフェアリーが一貫する。 | |
毒 | アシッドボム テラバースト | 解説 | |
地 | テラバースト | 氷が一貫する。 | |
飛 | つばめがえし アクロバット エアスラッシュ ダブルウイング | 氷が一貫する。 | |
超 | テラバースト | 虫が一貫する。 | |
虫 | とんぼがえり テラバースト | 飛行が一貫する。 | |
岩 | テラバースト | 解説 | |
霊 | テラバースト | 解説 | |
竜 | げきりん ドラゴンダイブ りゅうのはどう りゅうせいぐん テラバースト | 一致技の強化。テラバーストをはりきり型のデメリット無し一致技として使用可能。 | |
悪 | ふいうち テラバースト | いたずらごころ耐性の獲得。虫とフェアリーが一貫する。 | |
鋼 | テラバースト | 対フェアリー。元の弱点がすべて半減以下になる。 | |
妖 | テラバースト | ドラゴン無効だが、毒が一貫する。 | |
ステラ | テラバースト | タイプはそのままに、各タイプの技の威力を1度だけ強化する。 |
型考察 [編集]
物理アタッカー型 [編集]
特性:はりきり(優先)/じゅくせい
性格:いじっぱり/ようき
努力値:AS252
持ち物:きあいのタスキ/いのちのたま/じゃくてんほけん/からぶりほけん/ラムのみ/オボンのみ/ヤチェのみ/ハバンのみ/チイラのみ/カムラのみ
確定技:Gのちから/げきりんorテラバースト(竜)
優先技:ふいうち/つばめがえし
攻撃技:タネマシンガン/とんぼがえり/ダブルウイング
変化技:りゅうのまい/みがわり
種族値に沿った物理型。
草技は基本的に追加効果の優秀な専用技のGのちからでOK。タスキやばけのかわを意識するならタネマシンガンも考慮。
優先技はドラパルトに強くなれるふいうちと、はりきりでも必中を維持できるつばめがえし。
安定して使うなら癖のないダブルウイング。
特性はドラゴンポケモン随一の爆発的な火力を得られるはりきりが基本。
半減実の効果を倍増して氷技やドラゴン技を持つポケモンを起点にできるじゅくせいも一考の余地はある。
はりきりの命中不安を嫌う場合で安定性を求めるなら、オボンのみを持たせると良い。
両刀型 [編集]
特性:はりきり/じゅくせい
性格:いじっぱり/ようき/やんちゃ/むじゃき
努力値:AS252ベースCS調整
持ち物:きあいのタスキ/いのちのたま/じゃくてんほけん/からぶりほけん/オボンのみ/ヤチェのみ/ハバンのみ/ラムのみ
優先技:りゅうせいぐん
物理技:Gのちから/ふいうち/つばめがえしorダブルウイング/げきりんorドラゴンダイブ/とんぼがえり
特殊技:エナジーボールorくさむすびorリーフストーム/エアスラッシュ/りゅうのはどう/アシッドボム
変化技:りゅうのまい/こらえる
げきりん・ドラゴンダイブしかドラゴンタイプのまともな物理技を覚えないため、
95もあるCの種族値も活かしりゅうせいぐんを採用した型。
C下降を避けたいならりゅうのはどうも選択肢に入る。
また、はりきりの場合に命中安定攻撃技として特殊技を採用することで、命中を気にせずに相手にとどめを刺せるという利点も。
Sは最速から1段階上昇しても最速ドラパルトを抜けないので、Sを調整して余りをCに回す配分が基本。
【ダブル】重力パ組み込み型 [編集]
特性:はりきり
性格:いじっぱり/ようき
努力値:A252 HS調整
持ち物:じゃくてんほけん/こだわりハチマキ/いのちのたま/オボンのみ/ヤチェのみ/ハバンのみ/ラムのみ/カムラのみ
確定技:Gのちから/ドラゴンダイブ
優先技:アクロバットorダブルウイング
攻撃技:ふいうち/りゅうせいぐん/とんぼがえり
変化技:まもる/りゅうのまい/やどりぎのタネ
味方のじゅうりょくによってはりきりの命中不安を補い超火力で攻める型。
重力時は命中率に1.67倍の補正がかかるので、通常時命中率60%のはりきりドラゴンダイブでも100%で当てることができる。
さらに、専用技「Gのちから」は重力によって威力が1.5倍の120(180)になり、半減はされやすいものの強力なメインウェポンとして使っていける。
重力構築のメインウェポンである味方の地面技を半減する草と虫にはアクロバットが刺さる。
火力は申し分ないものの、すばやさには不安が残るのでりゅうのまい等で補いたい。
重力の持続は5ターンで持ち物での延長もできないので、シングルで使うのは難しい。
じゅうりょくを展開できるポケモン |
相性考察 [編集]
特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。
対アップリュー [編集]
- 注意すべき点
- はりきりによる全ポケモントップクラスの高火力。
りゅうのまいや防御低下のGのちからもあり、安易な受け出しを許さない。
- 対策方法
- 弱点が多く、耐久もすばやさも低め。りゅうのまいを使われる前に上から殴ればあっさり落ちる。
タスキ貫通のドラパルトのドラゴンアローは特に有効だが、ふいうちには注意。
技範囲の関係からはがねタイプには分が悪く、ゴリ押しも無理があるため引かざるを得ない。
くさ技を半減できるフェアリー(鋼複合、そうしょくマリルリ)に対しても有効打が少ない。
はりきりの命中低下を突いたみがわり連発も有効。