ディンルー - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

ディンルー [編集]

No.1003 タイプ:あく/じめん
特性:わざわいのうつわ(自分以外の特攻が25%弱くなる)
体重:699.7kg(けたぐり・くさむすびの威力120)
同複合HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ディンルー155110125558045570わざわいのうつわ
ワルビアル9511780657092519いかく/じしんかじょう/いかりのつぼ

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)みず/くさ/こおり/かくとう/むし/フェアリー
いまひとつ(1/2)どく/いわ/ゴースト/あく
いまひとつ(1/4)---
こうかなしでんき/エスパー

第九世代の準伝の一角で、ワルビアルと同じあく×じめん複合。
前作のブリザポスような、特攻と素早さをごっそり削り物理面に特化した無駄のない種族値が特徴。
わざわいのうつわにより、自身以外の特攻を低下させる。重火力アタッカー気質の配分と相性がよく、特防は無振りでも実質113相当。
物理耐久は元々ギラティナ以上の数値であり、特殊耐久も特性込みでホウオウに匹敵、物理・特殊両面であのクレセリアを上回る圧倒的な耐久力を誇る。
素早さも極端に低いとまではいかず、ヘイラッシャやキョジオーンを素で抜いているのも絶妙なポイント。

技についても粒ぞろいで、一致技はもちろんサブウェポンについても、広いとまでは行かないが悪くない。
変化技もくろいまなざし、ステルスロック、ちょうはつと、必要な範囲は概ね網羅。
負担をかける手段にもすなじごく、じわれ。そして第九世代の準伝専用技・あく版いかりのまえばのカタストロフィと優秀なラインナップ。
積みアタッカーと対面しても一撃必殺で強引に突破するだけでなく、安定択としてリセットをかけるふきとばしまで習得する。
総じてコンセプトに忠実、かつ完成度の高い重火力アタッカー、或いは耐久型ポケモンとしての活躍が期待できる。

一方、積み技を一切覚えず、回復リソースもねむるのみと貧弱で、じわれが通じない相手は消耗戦に陥りがち。
そうなると多耐性・多弱点な複合と鈍足が気になるように。それでも生半可なアタッカーには崩されないが、役割放棄にも繋がりやすい。
逆に言えば耐性を安定させるテラスタルとの相性は抜群で、弱点を突かれない状況で降臨させれば素眠りすら選択肢になる。
ねむねごでじわれを狙うだけでも、ひこうふゆうがんじょう以外へのプレッシャーは相当なもの。
耐久型の天敵である毒状態も怖くなくなり、自分も苦手な一撃必殺技はいずれも無効耐性が存在するため、それらへの対策も同時に可能。
守りを固めるだけでなく、通常の攻撃技の火力をカバーする唯一の手段でもあるため、役割に応じたテラスタイプに変更しておきたい。

※準伝説ポケモンは現在ランクバトルにおいて未解禁。カジュアルバトルでのみ使用可能。



特性考察 [編集]

わざわいのうつわ
専用特性。場にいる限り、特性がわざわいのうつわではない全てのポケモンは特殊攻撃力が25%下がる。
ダブルでは味方にも影響が及ぶ。ただしトレース等で同じ特性になったポケモンには無効。
この特性によって特防種族値は実質的に更に向上し、物理特殊両方とも非常に高い耐久となる。
ダブルバトルでは物理アタッカーを隣に置くのが良いだろう。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果解説
じしん100(150)100-タイプ一致技。ダブルでは周囲全体攻撃。
じだんだ75/150
(112/225)
100技失敗で
威力倍
タイプ一致技。グラスフィールド下なら地震よりも威力がある。
じならし60(90)100相手全体
S↓100%
タイプ一致技。追加効果が優秀。ダブルバトルでは味方を選ぶ。
ただしトリックルームと相性が悪い点が残念なところか。
しっぺがえし50/100
(75/150)
100後攻で威力2倍タイプ一致技。鈍足なので条件を満たしやすい。
じごくづき80(120)100音技封じタイプ一致技。性能安定。スキンハイボやむしのさざめきを封じられる。
ストーンエッジ10080急所ランク+1対虫・飛行。地面技との相性補完に優れる。
いわなだれ7590怯み30%ダブルでは相手全体攻撃。怯みはトリル下でないと期待できない。
がんせきふうじ6095素早↓100%追加効果が優秀。起点作りに。
ボディプレス80100-防御力依存攻撃。高防御と相性が良い。てっぺきは覚えない。
ヘビーボンバー40~120100-対フェアリーなど。体重139kg以下に対して威力120を発揮。
複合タイプには等倍にされてしまうことも多いが、じしんで対抗しやすい。
しねんのずつき8090怯み20%対格闘など。
じわれ-30一撃必殺優れた耐久で試行回数を稼げる。
ひこうタイプやふゆうがんじょうには無効。
特殊技タイプ威力命中効果解説
カタストロフィ-90相手の残りHPを半分にする。高い一貫性で安定して削りを入れられる。
バークアウト55(82)95相手全体
C↓100%
タイプ一致技。身代わり貫通。ダブルでは相手全体攻撃。
特性と合わせて特殊アタッカーを大きく弱体化できる。
変化技タイプ命中解説
ステルスロック-サポート用。
まきびし-ふゆうや飛行に無効。ステルスロックが優先されるが重ね掛けしたいなら。
おきみやげ100サポート後の退場、起点作りに。
ふきとばし-積み技対策や、交代読みで。
ねむる-回復手段はこれのみ。高耐久を活かして寝言で地割れを放つこともできる。

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
テラバースト解説
テラバーストやけどを無効化し鋼や炎の対策。
草や虫、氷、フェアリー(ヘビーボンバー搭載時)への切り返しにも。
テラバーストテツノドクガテツノイバラテツノワダチ
テラバースト耐性は少ないが弱点も一つだけになる。
テラバーストテツノイバラテツノツツミパルシェン
テラバーストトドロクツキカイリューキノガッサイダイナキバ
ボディプレスカジリガメメブキジカ
テラバーストサケブシッポテツノブジンバウッツェル
じしん
じだんだ
じならし
一致技の威力上昇。耐性が微妙になるがこの耐久ならそれほど問題ない。
テラバーストテツノブジン
しねんのずつきかくとうハリーセンテツノドクガ
テラバーストバンギラストドロクツキ
ストーンエッジ
いわなだれ
がんせきふうじ
むしギャラドスワタッコ
テラバーストハバタクカミ
テラバーストトドロクツキカイリューサザンドラ
じごくづき
しっぺがえし
一致技の威力上昇。一貫性と火力を両立するなら。
ヘビーボンバー
テラバースト
こおりフェアリー。ヘビーボンバーの火力強化。
驚異的な耐久に強力な耐性が加わるのが大きい。
テラバーストあくかくとう。これもシンプルに強力。

型考察 [編集]

起点作り型 [編集]

性格:しんちょうorわんぱく
努力値:H252 D252orB252をベースに耐久調整
持ち物:オボンのみ/フィラのみ/たべのこし/メンタルハーブなど
確定技:ステルスロック/おきみやげ
選択技:じしんorじならし/がんせきふうじ/しっぺがえしorじごくづき/カタストロフィ/じわれ/ふきとばし/まきびし

先発起点作り型のカバルドンと似た立ち回りをする型。
素の耐久はこちらのほうが高く、あちらにはない一貫性が高い一致悪技、置き土産による起点作成能力がある。
砂嵐にできない点も後続の味方の襷をつぶさないメリットと取ることができる。

サイクル型 [編集]

性格:いじっぱりorゆうかん
努力値:A252 残り耐久調整
持ち物:こだわりハチマキ/いのちのたま/たつじんのおび/ゴツゴツメットなど
確定技:じしん/しっぺがえしorじごくづき
選択技:ストーンエッジ/ヘビーボンバー/ボディプレス/しねんのずつき/カタストロフィ/じわれ/テラバースト(炎・フェアリー)
テラスタイプ:じめん/あく/ほのお/はがね/フェアリー

高い耐久を活かした後出し性能からサイクル戦への適性が高い。
一体で電気と悪とゴーストの一貫を切ることができるのも強み。
ただし火力はそれほど高くないので、パーティ内での役割対象を明確にしておくとよい。

HPが高いため、Aに特化させた残りを耐久に割り振る場合、HPに全振りすると総合的な耐久力は無駄が出てしまう。
種族値だけで考えるのであれば物理面特殊面の耐久の合計が最も大きくなるのはHPの努力値が196の時だが、特性で実質特防に乗算が入るため、合計耐久が最も大きくなるのは努力値をH44 D212に割り振った時になる。
ボディプレスの火力を求めてBに全振りするのもあり。


相性考察 [編集]

特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。


対ディンルー [編集]

注意すべき点
全ポケモン最強クラスの総合耐久を持ち、半端な火力では一致弱点を突いても確1はおろか確2すら取れない事もザラ。
攻撃力も高く、トリックルーム下では苦戦を強いられる。
ステルスロックからの昆布戦法も完備。
対策方法
何もかも硬いので、弱点を突かれず耐久もちゃんとしている高火力ポケモンで戦う以外方法はない。
安定しそうなのと言えば特殊アタッカーでやるのが望ましい。
H振りまでならいずれもこだわりメガネを持たせる前提で、ウォッシュロトムカットロトムユキノオーや同じ準伝のチオンジェンが有効。
ただしユキノオーの場合、相手がアタッカーならサブウェポンで確実に弱点を突かれる。1発は耐えても2発は厳しいのでチョッキ持ちに注意。
オリーヴァなら、H振りまでならグラスフィールドなし1.2倍リーフストームで高乱数1。
HD特化でグラスフィールドなしメガネリーフストームがギリギリ確2、特性が発動しさえすればHD特化でも余裕の確1となる。
ただしディンルーの方が速いので、偶発対面でも最低限の仕事をされる事は留意したい。
一方で物理アタッカーの場合、HB型に対してはハチマキ+一致テラスタルでもないと一撃で飛ばせない。
例えばテツノカイナのハチマキインファイトでも最高乱数以外耐えられ、イルカマンのA特化ハチマキウェーブタックルでようやく56.25%の中乱1となる。
比較的安定しそうな物理アタッカーと言えばイダイナキバチヲハウハネぐらいか。

覚える技 [編集]

レベルアップ [編集]

9th威力命中タイプ分類PP備考
1技名00ノーマル物理0
-バレットパンチ40100はがね物理30

遺伝 [編集]

タマゴグループ未発見
性別性別不明
進化条件進化しない