ギラティナ(アナザーフォルム) - ポケモン育成考察Wiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

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ギラティナ(アナザーフォルム) [編集]

No.0487 タイプ:ゴースト/ドラゴン
通常特性:プレッシャー(受けた技のPPを1多く減らす)
隠れ特性:テレパシー(味方の攻撃を受けない)
体重  :750.0kg(けたぐり・くさむすびの威力120)

専用道具:はっきんだま(ゴースト・ドラゴンタイプの技の威力が1.2倍になる)
ギラティナHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
アナザーフォルム15010012010012090680プレッシャー/テレパシー
オリジンフォルム15012010012010090680ふゆう
禁伝耐久ドラゴンHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性備考
ギラティナ(アナザー)15010012010012090680プレッシャー/テレパシーおにび、めいそう、でんじは、耐性優秀
ムゲンダイナ140859514595130690プレッシャーどくどく、コスモパワー、じこさいせい、高い素早さ

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)こおり/ゴースト/ドラゴン/あく/フェアリー
いまひとつ(1/2)ほのお/みず/でんき/くさ/どく/むし
いまひとつ(1/4)---
こうかなしノーマル/かくとう

第四世代の禁止伝説で、ドラゴン×ゴースト複合。性能の異なる二つのフォルムを持つ。
フォルムごとに役割が異なるので、同複合のドラパルトも含めて差別化を考える必要性は薄い。

アナザーフォルムは全ポケモン中トップクラスの耐久を誇り、種族値だけならクレセリアの上位互換。
オリジンフォルムと比較すると、耐性も相まっての高い耐久力や、持ち物が自由であることが利点。
素早さもオリジンと同じであるため、耐久力とじゃくてんほけんを活かしたアタッカーも可能。

攻撃面ではタイプ一致技の等倍範囲が広いものの、どちらも無効タイプが存在し、弱点も3タイプしか突けない。
防御面では相性の相殺が一切起こらない複合のため、多弱点・多耐性。後出し自体は狙いやすいが、サブウェポンに注意。
りゅうせいぐんの習得もあってサイクル向けだが、めいそうやおにびで居座る事も狙える。

第九世代ではテラスタルにより、禁止級としては不足気味の火力と、不安定な耐性をカバーできるようになった。
一方でダイマックスが廃止され、自力で素早さを上げる手段はげんしのちから、からぶりほけんのみと事実上の没収状態。技マシンに復活したおいかぜは覚えられない。
新規習得した技は非常に少ないが、テラバースト以外でははいよるいちげき、のろい辺りは候補になるか。
DLCでほえる、うらみ、じゅうりょく、ダブルウイング、ポルターガイスト、ワイドブレイカーを再習得した。

第九世代から、オリジンフォルムへのフォルムチェンジに必要な持ち物が「はっきんだま」から「だいはっきんだま」に変更された。
アナザーフォルムの一致技を補強する目的ではっきんだまを持たせられるようになった。
一方でフォルムチェンジと無関係になったため、はたきおとすやトリックなどを受けると失われる点に注意。



特性考察 [編集]

プレッシャー
通常特性。相手から技を受けたとき、その技のPPを1多く減らす。
隠れ特性のテレパシーがダブル専用のため、シングルならこちら一択。
高い耐久力との相性も良いため、ダブルでもこちらを選ぶ意義はある。
テレパシー
隠れ特性。ダブルバトル専用。味方からの攻撃技を無効化する。変化技は通常通り受ける。
じならしやほうでんなど、味方を巻き込む攻撃を戦法に組み込む場合に。
かたやぶりで無効化される点と、味方のかふんだんごで回復できなくなる点に注意。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果解説
シャドーダイブ120(180)100溜め技
まもる貫通
専用技。パワフルハーブを持てば即座に撃てる。詳細解説は下記。
かげうち40(60)100優先度+1S90にはありがたい先制技。
しんそく・フェイント・ねこだまし無効なので、優先度+1でも十分。
ポルターガイスト110(165)90相手道具所持時に
技が成功
タイプ一致技。条件付きであるが、貯めなしで連発可能。
シャドークロー70(105)100急所ランク+1タイプ一致技。命中安定。
火力は低いがPPが多いので、長期戦が得意なアナザー向け。
げきりん120(180)100行動固定
攻撃後混乱
高火力技だが使いにくく、フェアリーで止まる。
ドラゴンクロー80(120)100-デメリットのないドラゴン技。撃ち分けたい場合に。
ドラゴンテール60(90)90優先度-6
相手交代
流し性能を活かし、主に状態異常技やステルスロックと併せて。
フェアリーは交代させられないので注意。
ワイドブレイカー60(90)100攻撃↓100%威力は低いが、追加効果が優秀。ダブルでは相手全体攻撃。
じしん100100-ザシアンディアルガなど、地面技は伝説戦で通りがよい。
ストーンエッジ10080急所率+1ホウオウレシラムへ。いわなだれは覚えない。
アイアンヘッド80100怯み30%命中安定。S90なので怯みは期待できない。
ダブルウイング40*290-2回連続攻撃。使いやすい飛行技。
はいよるいちげき7090特攻↓100%追加効果が優秀。あくタイプに対する打点としても。
最近はリキキリンイエッサン♂の様にノーマル複合のエスパーが増えた。
特殊技タイプ威力命中効果解説
りゅうせいぐん130(195)90特攻↓↓高火力のドラゴン技。種族値的に二刀も可能なので打ちやすい。
りゅうのはどう85(127)100-安定したドラゴン技。耐久型などで。
シャドーボール80(120)100特防↓20%特殊メイン技。伝説戦ではエスパーが多いので通りはよい。
たたりめ65/130
(97/195)
100相手状態異常時
威力2倍
状態異常と絡めて最高火力を出せる。
はどうだん80必中-ゴースト技と併せて広い攻撃範囲を得られる。きあいだまは覚えない。
だいちのちから90100特防↓10%伝説戦で地面技の通りはよい。
10まんボルト90100麻痺10%対水・飛行。
かみなり11070麻痺30%威力を求めるなら。カイオーガに対し特に有効。
アナザーフォルムC特化かみなりでD4振りカイオーガ確2。
追加効果狙いでたたりめとの併用も。
エナジーボール90100特防↓10%カイオーガグラードンピンポイント。くさむすびは覚えない。
こごえるかぜ5595素早↓100%ダブルでは相手全体攻撃。伝説戦はダブルが多いので特に有効。
補正有S212振りで最速バドレックス黒馬抜き。
テラバースト80<120>100タイプ変動テラスタル時にタイプが変化し、AとCを比べて高い方でダメージを与える。
テラスタイプがステラの場合、威力100+使用後AC↓に変化する。
変化技タイプ命中解説
めいそう-耐久が高いので積みやすい。要塞化も狙えるが、ちょうはつを受けやすいので注意。
おにび85物理アタッカーに。たたりめとセットで。
でんじは90低いSもカバーできる。たたりめとセットで。
みちづれ-S90なのでやや扱いづらい。ターン確保目的。連続使用で必ず失敗。
でんじはやこごえるかぜとのセットも考慮。
みがわり-状態異常回避や、交換読みなどで。
ねむる-カゴのみと併せて。めいそうを積んでから使うと圧倒的な居座り性能を発揮する。
いたみわけ-手軽に使える回復技だが、素のHPが高いので少々使いづらい。
ほえる-積んで居座ろうとする相手を強制返還。
うらみ100プレッシャーと併せて、PP10ぐらいの技なら容易に削れる。
のろい-通常は削り技兼流し技になる。霊以外にテラスタルした後はAB↑S↓。
霊以外のテラスタル前提の採用も考えられる。
じゅうりょく-味方の命中率補強・地面技の一貫性向上に。
専用技「シャドーダイブ」について
1ターン目で姿を消し、2ターン目で攻撃する。
まもる・みきり・ニードルガード・トーチカ・スレッドトラップなど、攻撃から身を守る技を貫通・無効化する。
ワイドガードなど、この技は対象外となる防御技も無効化する。
姿を消している間はあらゆる攻撃を受けなくなる。

1ターン溜めるタイプの技は2ターン目に有利な相手への交換を許したり、積み技を使うチャンスを与えたりなど弱点も多い。
また相手もゴーストダイブなどを同一ターンに扱った場合、後手で使った方が一方的に攻撃することとなったりと、素早さによって有利不利が出やすい面もある。
しかし、それを差し引いてもタイプ一致威力120は魅力的。

特にダブルバトルではどちらに当たるか読まれづらく、相手のまもるやワイドガードを無効化できるので使いやすい。
トリックルームやおいかぜの最終ターンにこの技を使い、次のターンに後手を取ってノーダメージの攻撃を仕掛ける事も可能。

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
げきりん
ドラゴンクロー
ドラゴンテール
りゅうせいぐん
りゅうのはどう
一致技を強化して耐性を維持する。
シャドーダイブ
ポルターガイスト
かげうち
シャドーボール
一致技の強化。
中でもかげうちは連打する機会が多いので、終盤のダメージレースで役立つ。
じしん
だいちのちから
地面弱点を突きやすい禁伝戦では有力な候補。氷弱点の一貫に注意。
アイアンヘッド
テラバースト
対フェアリー。ドラゴンには定番のテラスタイプだが、それゆえに読まれやすい。
かみなり
10まんボルト
テラバースト
地面以外が等倍以下になるので、耐久に向いている。
テラバースト相手の竜・悪技を受けつつ、テラバーストで反撃可能。
テラバースト氷弱点は半減になり、炎と水の半減を維持。
元のタイプの都合上、草や電気は呼びにくい。
ストーンエッジ
テラバースト
弱点は多いが、相性補完としては悪くない。
テラバースト氷とフェアリーを半減。物理型なら火傷無効がうれしい。
はどうだん
テラバースト
対氷及び対悪。フェアリーの一貫は痛い。
ハイパーボイス
テラバースト
耐性は皆無だが、ゴースト無効、格闘のみ抜群と真逆の相性にできる。
テラバースト対フェアリー。
あくのはどう
テラバースト
対超霊。いたずらごころ無効。
ステラテラバースト素の耐性を維持しつつ各タイプの技を1回ずつ強化。
+  採用率の低いテラスタル

型考察 [編集]

特殊耐久型 [編集]

特性:プレッシャー
性格:おだやか
努力値:HP252orHP236 特防252or素早さ・耐久調整
持ち物:たべのこし/ロゼルのみ/ハバンのみ/カゴのみ
確定技:めいそう/シャドーボールorたたりめorりゅうのはどう
攻撃技:はどうだん/エナジーボール/10まんボルトorかみなり/こごえるかぜ/ドラゴンテール
変化技:ねむる/ねごと/まもる/でんじは/おにび/みちづれ/みがわり/ほえる

めいそうを積んでの耐久型。
一致技の通りが良いため、一度積むと止められにくい。

HP236振りで実数値255、もしくはHP108振りで実数値239となり、HP調整16n-1となる。

補正有H156 D228振りで黒馬バドレックスの無補正252振りいのちのたまアストラルビットを確定耐え。
HP236振りを意識したいならD188振りになるが、特殊耐久が殆ど同じな割に残りの努力値が40も振れなくなるのは注意。
残り努力値を防御に振った場合、HP236振りの物理耐久は38220なのに、H156振りの方が38505と上回られている。

なお、主力技はやけどとの相性の良さからたたりめにしがちだが、シャドーボールならC無振りでもD4振り黒馬バドレックスを確1にできる利点がある。
C無振りのたたりめでは超低乱数1でしか黒馬バドレックスを落とせない。

まもみがプレッシャー型 [編集]

特性:プレッシャー
性格:おくびょうorようき
努力値:S252 H0or124or252(16n+1調整) 残り耐久または火力
持ち物:たべのこし
確定技:まもる/みがわり
物理技:シャドーダイブorポルターガイストorシャドークロー/ワイドブレイカー/じしん
特殊技:シャドーボールorたたりめ/りゅうのはどう/はどうだん/だいちのちから/あくのはどう
変化技:でんじは/おにび/めいそう/うらみ

高い耐久と特性プレッシャーを活かした型。相手のPPを枯らして行動を制限し、たべのこしで耐え忍ぶ。
半減できるタイプは9つと多いので、交代からの繰り出しも容易。
でんじはで麻痺させればみがわりを残したまま殴れる。
ターン数を稼げるシャドーダイブはこの型と相性がよいが、シャドーダイブ自体のPPの少なさが気にかかる。

アタッカー型 [編集]

特性:プレッシャー
性格:いじっぱり/ひかえめ/ようき/おくびょう/ゆうかん/れいせい
努力値:A252orC252 H252or素早さ耐久調整
持ち物:はっきんだま/じゃくてんほけん/いのちのたま/ラムのみ/こだわり系/半減実 など
物理技:かげうちorシャドーダイブorポルターガイスト/じしん/げきりん/ストーンエッジ/アイアンヘッド
特殊技:りゅうせいぐんorりゅうのはどう/シャドーボール/はどうだん/だいちのちから/10まんボルトorかみなり
変化技:みちづれ/みがわり/でんじは/おにび

オリジンフォルムと違い持ち物が固定されない点を生かし、
高い耐久力をそのままに火力を高める道具を持つことでサイクル戦に強くした型。

こだわり系アイテムを持たせれば、オリジンより火力も多少出る。当然技が固定されるので撃ち分けはできなくなる。

こだわりハチマキ
鋼技搭載でフェアリーに強くなり、専用技のシャドーダイブや、先制技かげうちの威力も確保できる。
こだわりメガネ
シャドーボール&はどうだんの広範囲に、りゅうせいぐんの高火力で攻めることができる。

耐久が高いので、じゃくてんほけんとの相性もよいが、発動後に引っ込めると効果が消えるので、サイクル戦には向かない。

S90は伝説戦での激戦区であり、ホウオウカイオーガグラードンディアルガレシラムゼクロムと同速が多い。
それらを抜けるよう素早さを調整するか、耐久に回して後手で攻撃を耐えるかはよく考えよう。

なお、黒馬バドレックスをかげうちで倒す場合、此方はA特化させても持ち物無しでは確1にできない。
黒馬バドレックスを倒すことを重く見る場合はA振りベースで、補正アイテムで強化させることが必須である。

型サンプル1
性格:いじっぱり
持ち物:はっきんだま
技構成:シャドーダイブ/ワイドブレイカー/じしんorげきりん/かげうち
努力値:H108-A252-B140-D4-S4

A特化させた型。かげうちでB4振り黒馬バドレックス確1。
HBは16n-1調整となる実数値239かつ、A特化白馬バドレックスのブリザードランス高乱数耐え調整。
実際にはワイドブレイカーからのシャドーダイブで白馬を処理できるが、こだわりスカーフ持ちなども考慮してHB振りにした。
DS4振りは、B振りで確定数が変動しなかった事における端数である。
なお、Bを削ってD52振りにすると無補正C252振り黒馬バドレックスのアストラルビット耐え。
3枠目はピンポイントの相手に対して。2倍抜群技より、はっきんだまシャドーダイブの方が高威力。

型サンプル2
性格:ひかえめ
持ち物:たべのこし
技構成:たたりめ/かみなり/おにび/まもるorりゅうせいぐん
努力値:H124-B4-C252-D116-S12

此方はC特化させた型。かみなりとおにびによる状態異常付与を狙い、たたりめで一気に削る。
C特化させる事でD4振りカイオーガに確2を取れる。
対する此方はC特化カイオーガのしおふきもれいとうビームも確3なので受け出しが安定する。
たべのこし込みでC252振りハバタクカミのムーンフォースも確定3発。
相手がめいそうを積む事を考慮しても、おにびからのたたりめで落とせる。
シャドーボール2発では、ハバタクカミにめいそう2回積む隙を生じさせる余地があり、返しのムーンフォースで落ちる危険がある。
HP実数値は241となり、たべのこし効率最良となる16n+1調整とした。
素早さは余りだが、麻痺した最速黒馬バドレックス抜き。

なお、りゅうせいぐんでミライドン確1。しかし、相手の無補正C252振りりゅうせいぐんで負けるので基本的にドラゴンの相手はしたくない。
コライドンならH124-B196-C188で相手の無補正A252振りげきりんを耐えて勝てるが、上記の調整が崩れるため、まもると選択。


相性考察 [編集]

鋼×フェアリーとの相性補完が良い。
ギラティナの弱点のうちゴースト以外を半減以下。そちらの弱点である炎をギラティナが半減。


対ギラティナ [編集]

注意すべき点
ゴーストドラゴンという独特のタイプを持つ。
8つの耐性を持つため、種族値と相まって、有効打のないポケモンにはめっぽう強い。
多くの変化技を覚え、難攻不落の要塞と化してしまうケースがある。
攻撃性能も最低限あり、タイプ一致技の一貫性が高い。
高耐久と多弱点を生かしたじゃくてんほけんを持っている可能性もある。
対策方法
5つの弱点を持ち、しかも禁止伝説戦ではメジャーなドラゴン・フェアリーなどを弱点に持つ。
ほとんどの禁止級ポケモンが弱点を突けるので、こちらが弱点を突かれなければ処理するのは難しくない。
耐久力を活かすタイプのポケモンなので、きあいのタスキの所持はまずない。
きあいのタスキや半減実を所持すれば、こちらが弱点を突かれるポケモンでも倒せることがある。
要塞化される前に火力でねじ伏せたい。
はたきおとすも有効だが、じゃくてんほけんは無効化できないので、トリックやすりかえを使う手もある。

外部リンク [編集]