バドレックス(はくばじょうのすがた) - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

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バドレックス(はくばじょうのすがた) [編集]

No.0898 タイプ:エスパー/こおり
特性:じんばいったい(相手は木の実を食べられなくなる。相手を倒すと攻撃が上がる)
体重:809.1kg(けたぐり・くさむすびの威力120)
氷重火力アタッカーHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
バドレックス白馬1001651508513050680じんばいったい
ブリザポス1001451306511030580しろのいななき
Hクレベース95127184343638514がんじょうあご/アイスボディ/がんじょう
セグレイブ11514592758687600ねつこうかん/アイスボディ
パオジアン
(特性+全振り)
80120
(177)
809065135570わざわいのつるぎ
ブラックキュレム1251701001209095700テラボルテージ

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)ほのお/むし/いわ/ゴースト/はがね/あく
いまひとつ(1/2)こおり/エスパー
いまひとつ(1/4)---
こうかなし---

第八世代の禁止級伝説。
バドレックスブリザポスに騎乗したフォルムチェンジ形態で、タイプがエスパー×こおりに変化。現環境では固有の複合。
攻撃・防御・特防が大幅に上昇するが、素早さが50に下がり、典型的な重火力アタッカーの種族値構成になった。

専用技「ブリザードランス」は珍しい物理氷技。第九世代で威力は下がったが、威力120・命中100と優秀。
ドラゴンタイプを始めとする多くのポケモンに抜群を取れるほか、氷が等倍で通る相手であれば2倍抜群サブ技よりもダメージを稼ぎやすい。
耐久面もグラードンを超える数値を誇るが、鈍足・多弱点なので種族値ほど硬さは実感しにくい。
じゃくてんほけんやトリックルームなど、欠点を逆手にとった戦法と相性が良い。

第九世代ではテラスタルにより、最大の弱点である劣悪なタイプ耐性を変更できるようになり、種族値の暴力を押し付けやすくなった。
新技でめぼしいものは、くさわけ、DLCで追加されたほえる程度。ブリザポスが習得不可になったつららばりは引き続き習得可能。
スピードスワップは覚えられなくなったが、こうそくいどうやトリックルーム、くさわけで素早さのフォローは可能。

人馬一体となっても「バドレックスの一形態」として扱われるため、騎乗元のポケモン単体を別途用意すれば同時にメンバーに組み込める。
ただし弱点が重複するので、あまりお勧めしない。
なおキズナのタヅナの仕様上、合体状態のバドレックスを1つのデータに複数存在させることはできない[1]

騎乗時限定で技マシンで覚えられる技[2]を下乗後やもう一方への騎乗後も思い出せる不具合があったが、Ver.3.0.1で修正された。



特性考察 [編集]

じんばいったい
専用特性。第二特性や隠れ特性はなく、これのみ。
きんちょうかんしろのいななきの効果に加え、技や特性による特性の書き換え・無効化・コピーを一切受け付けない。
相手を倒す度に高い突破力を更に跳ね上げるため、エースとして活躍が見込める。ダブルでは全体攻撃で2体とも倒せば2段階上昇と更に強力。
きんちょうかん効果も半減実による属性面軽減やオボン等による確定数ずらしを許さないほか、イバンのみでの思わぬ反撃を防げるため、地味に強力。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果解説
ブリザードランス120(180)100-タイプ一致技。相手全体攻撃。第九世代で威力が130から下方修正された。
全体攻撃で威力が下がってもつららおとしより攻撃力が高い。
ワイドガードで防がれる点に注意。
つららおとし85(127)90怯み30%タイプ一致技。ワイドガード対策に。やや命中不安。怯みは狙いづらい。
つららばり25(37)*2~5100-タイプ一致技。ダブルでの単体攻撃。
5発命中で威力がブリザードランスを超えるが、期待値は3発。
いかさまダイスと併せてみがわり対策に。
ゆきなだれ60/120
(90/180)
100優先度-4タイプ一致技。鈍足を活かしたダブルでの単体攻撃に。
しねんのずつき80(120)90怯み20%タイプ一致技。やや命中不安。サイコカッター・サイコファングは覚えない。
ソーラーブレード125100溜め技晴れ前提。A特化@珠で無振りグラードンが確1。
H252振りを確1にするにはハチマキが必要。
タネばくだん80100-対水地。カイオーガヌオーに。性能安定。
タネマシンガン25*2~5100-同上。威力不安定だが、タスキやみがわりに強い。期待値は3発。
いかさまダイスと併せて。
くさわけ50100素早さ↑積み技感覚で。最速で1回使うと最速100族抜き。
かみくだく80100防御↓20%対超霊。ソルガレオルナアーラ黒馬に。
じごくづき80100音技封じ対超霊。かみくだくと選択。
うっぷんばらし75/150100-同上。ダブルでとくに使いやすい。
10まんばりき9595-対炎鋼、ザシアンザマゼンタレシラムに。じしんは覚えない。
ヘビーボンバー40~120100体重比依存アルセウスと剣王ザシアン以外のフェアリーに最大威力。
「ちいさくなる」使用相手に必中+威力2倍。
インファイト120100BD↓対岩鋼。多くの相手に刺さるが、耐久低下が痛い。
ボディプレス80100自分の防御で
ダメージ計算
素でBが150あるため高威力。てっぺきと併せて。
特殊技タイプ威力命中効果解説
かふんだんご90100-ダブルで味方のHPを1/2回復。攻撃技としては微妙。ぼうだんに防がれる。
いやしのはどうも覚えるが、味方にぼうだんがいない限りこちらで良い。
テラバースト80100タイプ変動テラスタル中にテラスタイプと同じタイプに変化。A>Cなら物理技になる。
変化技タイプ命中解説
つるぎのまい-特性発動前に攻撃を補強したい場合に。
こうそくいどう-素早さ補強。最速で使うと最速150族や最速スカーフサーフゴーまで抜ける。
のろい-攻撃と防御を補強。すばやさ低下は気になりにくく、トリックルームを使うなら活かせる。
ちょうはつ100変化技を封じる。鈍足なので使いづらい。
やどりぎのタネ90便利な技だが、弱点や耐久の都合で生き残りにくい。
主に後続のサポートとして。
アンコール100上手く技を縛れれば積みの起点にできる。鈍足なので使いづらい。
トリック100こだわりアイテムやこうこうのしっぽとあわせて。
トリックルーム-素早さ逆転が狙える。
サイコフィールド-超技を強化しつつ、弱点となるかげうちやふいうちを無効化できる。
ほえる-苦手対面の操作に。
バトンタッチ-味方の無償降臨に。積み技だけでなく、じゃくてんほけんと相性が良い。
いのちのしずく-ダブル用。自身と相方を回復できる。
ふういん-ダブル用。まもるやトリックルームとあわせて。遅いので使いづらい。

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
のしかかりゴースト無効。
テラバースト対鋼。火傷無効。岩が一貫する。
テラバースト対炎岩。本来の弱点をカバーして優秀な耐性を得る。
テラバーストまひ無効&弱点を1つにしつつ、幅広い等倍範囲を得る。日食ネクロズマザシアンに崩されにくくなる点も大きい。
弱点の地面にはブリザードランスが刺さる。
タネばくだん
タネマシンガン
カイオーガグラードン。粉技無効。炎と虫が一貫する。
ブリザードランスエスパーの弱点を消してブリザードランスの威力を底上げする。
弱点は減るが、耐性の無さは改善されないため注意。
インファイト
ボディプレス
対悪鋼。
テラバースト耐性自体は優秀な部類だが技範囲の補完にはならない。グラードンに弱くなるのもきつい。
10まんばりき対炎岩鋼。耐性面は微妙。
テラバースト岩が一貫する。
しねんのずつきタイプ一致技の強化。弱点の数も減る。
テラバースト対悪。炎と岩が一貫する。
テラバースト対炎虫。鋼が一貫する。
テラバーストゴーストと悪が一貫する。
げきりん役割対象のドラゴンに弱くなる。
かみくだくいたずらごころ耐性の獲得。虫が一貫する。
ヘビーボンバー
スマートホーン
耐性を強化して一致技を撃ちこめる回数を増やす目的で。炎が一貫する。
テラバースト対悪。テラバーストは採用せずともドラゴンには有利なため、ほぼ耐性目的での採用となる。
ステラテラバーストタイプはそのままに、各技の威力を1度だけ強化する。

型考察 [編集]

物理アタッカー型 [編集]

特性:じんばいったい
性格:いじっぱり/ゆうかん/ようき(こうそくいどう採用時)
努力値:HA252 or AS252
持ち物:じゃくてんほけん/こだわりハチマキ/とけないこおり/いかさまダイス/ラムのみ/メンタルハーブ/半減実
確定技:ブリザードランスorつららばり(いかさまダイス採用時)
優先技:10まんばりき
攻撃技:しねんのずつき/インファイト/ボディプレス/ヘビーボンバー/かみくだく/タネマシンガンorタネばくだん/テラバースト
変化技:つるぎのまい/トリックルーム/こうそくいどう
テラスタイプ:氷/電/水/悪/鋼/妖

通常のアタッカー型。
耐久力は高いが、自身の弱点の多さから集中攻撃を受けやすく、いかくに弱いこともあってシングルバトル向きのスペック。
勿論ダブルバトルでも、イエッサン♀等によるこのゆびとまれサポートがあれば安心してトリックルームを張れる。

他の味方がトリックルームと相性が悪い場合、こうそくいどうで速度を補う手段もある。
最速でこうそくいどうを使うと、最速バドレックス黒馬や剣王ザシアンまで抜くことが可能。
自身の調整によってその効果の大小を決められるが、素早さに努力値を割く分、火力や耐久が疎かになる点は留意。

氷+地の範囲は優秀で多くの相手に等倍以上のダメージが見込める。
カイオーガに刺さる物理草技もあると更に処理速度が速まるが、今作はテラスタルがあるため電気テラバーストでもよい。

テラスタイプはメインウェポンであるブリザードランスの威力を底上げする氷、または劣悪な耐性を改善できるタイプから選びたい。
技範囲と耐性面の両方を取るのであれば電気が有力候補。氷+電の両方を半減にするジバコイルには地面や格闘が刺さるほか、弱点も地面のみになる。


相性考察 [編集]

特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。


対バドレックス(はくばじょうのすがた) [編集]

注意すべき点
通りの良い氷技をトリックルーム下で連発してくる。
一度こちらのポケモンを倒されると、特性による攻撃アップで手が付けられなくなる。
ヤチェのみやオボンのみなど木の実による耐久アップも通用しない。
不一致弱点程度なら容易に耐える耐久も併せ持つ。
対策方法
受け出しをするには厳しいタイプなので、交代で繰り出されることは稀。
先制技は持たないので、奇襲を受けるリスクも少ない。
トリックルームを防ぐべく、ちょうはつを先に打っておくと後続も戦いやすい。
ただし、それを見越してこだわりハチマキで突っ張る型もあるので、油断はできない。
汎用的な物理アタッカー対策である火傷も有効。
+  対策ポケモンの例

外部リンク [編集]


[1] 合体状態のままで通信交換・ポケモンHOMEによる転送や逃がすこともできない。HOMEの合体状態の図鑑説明はブリザポス/レイスポスが登録されていれば追加される。
[2] 白馬/黒馬限定ののろい、白馬限定のほえる、黒馬限定のいたみわけなど