ローブシン - ポケモン育成考察Wiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

ローブシン [編集]

No.0534 タイプ:かくとう
通常特性:こんじょう(状態異常の時に攻撃が1.5倍になる・やけどによる物理技の威力低下を無視)
     ちからずく(一部の技の追加効果がなくなり、威力が1.3倍になる)
隠れ特性:てつのこぶし(パンチ技の威力が1.2倍になる)
体重  :87.0kg(けたぐり・くさむすびの威力80)
鈍足根性格闘HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ローブシン10514095556545505ちからずく/こんじょう/てつのこぶし
ハリテヤマ14412060406050474あついしぼう/こんじょう/ちからずく

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)ひこう/エスパー/フェアリー
いまひとつ(1/2)むし/いわ/あく
いまひとつ(1/4)---
こうかなし---

高い攻撃と物理耐久を備えた第五世代の単かくとうタイプ。第九世代のDLC「碧の仮面」で解禁。
ドレインパンチによる居座り性能、マッハパンチによる高い縛り性能が何よりの魅力。
3種の特性はいずれも優秀。サブウェポンや持ち物の選択肢も豊富なため型を読まれにくい。
登場当初の第五世代では対面性能の高さからトップメタとして活躍した実績を持つ。

第九世代でのめぼしい新技はハードプレス程度。失った技もしっぺがえしくらいで特に変化はない。
環境面ではダイマックスが廃止されたが、新要素のテラスタルも相性が良く、耐性変化やサブウェポン強化で役割対象の拡大に繋がる。

今作では強力なゴースト勢のミミッキュドラパルトが続投に加え、ハバタクカミがトップメタに君臨。
一方その影響でエスパーが激減、四災ガチグマ(アカツキ)の登場で格闘も一定の需要を保っている。
テツノカイナ等ライバルも増えたが独自の強みを活かしたい。



特性考察 [編集]

こんじょう
状態異常で攻撃アップ。倍率は1.5倍。
物理アタッカーの天敵である火傷を対策できる上に倍率も高い。
この特性の存在だけで状態異常技を牽制可能だが、それゆえにおにび等を撃たれにくく発動せずに終わることも。
能動的に活かすにはかえんだまが必要で、持ち物が限られる上に耐久も削られてしまう。
今作ではテラスタルでもある程度対策できるようになり、需要はやや低下したか。
ちからずく
追加効果と引き換えに技の威力アップ。倍率は1.3倍。
三色パンチやいわなだれ、どくづき等サブウェポンに対象技が多く、珠ならこんじょう以上の倍率になる。
強力な特性ではあるが、主軸となるマッハパンチとドレインパンチの強化ができず、他の2つよりも自身とのシナジー性に劣るため採用率は低い。
てつのこぶし
隠れ特性。パンチ技の威力アップ。倍率は1.2倍。
火力こそ他2つに見劣りするものの、初ターンから主力のドレインパンチ、マッハパンチを無償で補強できるのが最大のメリット。
持ち物の自由度も高く、チョッキやパンチグローブを持たせるならこれが一番。
第七世代以降の各種状態異常弱体化により、採用優先度が上がっている。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力
[力尽く]
<鉄拳>
命中効果解説
マッハパンチ40(60)
<72>
100優先度+1鈍足を補える先制技かつ主力技。基本的にどの型でも必須。
トリックルームで素早さを補う場合は若干優先度が下がる。
ドレインパンチ75(112)
<135>
100HP吸収1/2回復効果付き。高耐久と相性がよい。
ビルドアップやとつげきチョッキとあわせて。
アームハンマー100(150)
<180>
90素早↓素早さ低下はあまり気にならないが、たまに外す。
きあいパンチ150(225)
<270>
100優先度-3強制後攻かつ発動前に被弾すると失敗する。みがわりとあわせて。
インファイト120(180)100防御・特防↓耐久低下は痛いが高威力。
ばくれつパンチ100(150)
[195]
<180>
50混乱100%ちからずく対象技。からぶりほけんの発動に。
ローキック65(97)
[126]
100相手素早↓100%追加効果が優秀。ちからずく非推奨。ゴーストには無効。
ストーンエッジ10080急所ランク+1対虫・飛行。格闘定番のサブウェポン。
いわなだれ75
[97]
90怯み30%命中重視。ちからずくならストーンエッジに近い威力を出せる。
がんせきふうじ60
[78]
95素早さ↓100%追加効果が優秀。ちからずく非推奨。無効タイプなし。
れいとうパンチ75
[97]
<90>
100凍り10%対飛行。ドラパルトにも。SVで4倍弱点持ちが増えた。
かみなりパンチ75
[97]
<90>
100麻痺10%対飛行。ギャラドスペリッパーに4倍。ドヒドイデにも。
ほのおのパンチ75
[97]
<90>
100やけど10%ザシアンハッサム。技スペースが厳しいか。
はたきおとす65/97100道具排除対エスパー・ゴースト。追加効果が優秀。
どくづき80
[104]
100毒30%対フェアリー。ミミッキュハバタクカミには等倍。
ハードプレス1~100100相手のHPに
威力依存
対フェアリー技。威力が若干低い鋼版にぎりつぶす。
唯一、ハバタクカミミミッキュに抜群の技。
じしん100100-対毒。サーフゴーにも。
10まんばりき9595-ダブルでの単体攻撃やグラスフィールド対策に。
じならし60
[78]
100素早さ↓100%追加効果が優秀。ちからずく非推奨。
飛行には当たらず、ダブルバトルでは味方を巻き込むので注意。
からげんき70/140100-状態異常で威力倍増。こんじょうとあわせて。
はやてがえし65(97)
[126]
100優先度+3
怯み100%
先制攻撃技を使う相手にのみ成功。主に鈍足アタッカーの先制技を読んで使う。
自身も鈍足なので、はやてがえし同士の打ち合いが発生した場合は負けやすい。
特殊技タイプ威力
[力尽く]
命中効果解説
テラバースト80<120>100-テラスタル時にタイプが変化し、AとCを比べて高い方でダメージを与える。
変化技タイプ命中解説
ビルドアップ--攻撃・防御を補強。ドレインパンチとあわせて。
みがわり-補助技対策や、きあいパンチとあわせて。
みきり-様子見や、こんじょうでのかえんだまの発動に。まもるの多いダブルでは相手のふういん対策になる。
ワイドガード--ダブル用。相手の全体攻撃を防ぐ。ワイドフォースなどの対策に。

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
ドレインパンチ一致技をさらに強化。
ストーンエッジ一致技との補完に優れるが弱点は増えてしまう。
ほのおのパンチむしくさタイプに。格闘が通らないサーフゴーなどにも便利。フェアリー半減。
ちからずくまたはてつのこぶしなら火傷対策になる。
かみなりパンチひこうギャラドスマリルリドヒドイデなどのみずにも。
れいとうパンチドラゴン。弱点が多い。
ハードプレスフェアリーひこう半減。
じしん対毒。
テラバーストれんげきウーラオスのすいりゅうれんだ、その他水・鋼・炎への耐性。受け目的で。
テラバースト環境にいる炎オーガポンのタイプ一致技を両半減できる。ただしフェアリー技が一貫する。
はたきおとすゴーストエスパーフェアリーは一貫する。
テラバースト地面無効。テラバーストはミラーをはじめとしたかくとうへの打点に。
テラバースト良耐性。サザンドラをほぼ確実に狩れるようになる。
どくづきフェアリーエスパーが一貫する。
テラバースト飛行が一貫する。
テラバースト粉技無効。ひこうが一貫する。
テラバーストノーマルかくとう無効。マッハパンチの上から先制物理技で叩いてくる相手に対して有効。
とは言え、物理に対しては硬いためやや過剰か。
テラバーストは悪技と範囲が被るため、基本的にははたきおとす優先で問題ない。
テラバーストかくとうどく。ただし飛行や地面と違い無効タイプが存在せず、耐性が悪い。
からげんきこんじょう型でからげんきの威力をさらに強化したい場合に。ただし同じ戦術はガチグマで事足りる。
ステラテラバーストタイプはそのままに、各技の威力を1度だけ強化する。

型考察 [編集]

こんじょうベース [編集]

とつげきチョッキ型 [編集]

特性:こんじょう
性格:いじっぱり/ゆうかん
努力値:A252 残りHをベースに調整
持ち物:とつげきチョッキ
確定技:ドレインパンチ/マッハパンチ
優先技:れいとうパンチ
選択技:かみなりパンチ/じしん/ストーンエッジorいわなだれ/どくづき/はたきおとす

特殊耐久を上げタイマン性能を底上げした構成。本来Dに振る努力値をABに回す事ができる。
有利な相手はバンギラスサザンドラルカリオなど。
サブウェポン次第でさらに範囲を広げられるため、パーティの苦手な相手を処理する穴埋め役として適任。

基本構成
性格 :いじっぱり
努力値:H212-A236-B12-***-D20-S28
実数値:H207-A209-B117-***-D88-S69
持ち物:とつげきチョッキ
技構成:ドレインパンチ/はたきおとす/れいとうパンチ/マッハパンチ

H:16n-1(定数ダメージ最小)
A:11n
S:4振りカバルドン抜き
D:2n
残りB

HもしくはBDを削り、Sに60まで振ることで無振りガチグマ(アカツキ)抜きも可能。
Hを削った場合ドレインパンチの回復効率も上がるが、耐久自体は低下する点に注意。

かえんだま型 [編集]

特性:こんじょう
性格:いじっぱり/ゆうかん
努力値:ABベース/HAベースで調整
持ち物:かえんだま
確定技:マッハパンチ
優先技:ドレインパンチ
選択技:からげんき/ストーンエッジorいわなだれorがんせきふうじ/れいとうパンチ/かみなりパンチ/じしん/どくづき/みがわり/はたきおとす

自ら状態異常になることで火力を補強しつつ、状態異常対策もできる。
Hに振らない場合(ABベースなど)だと、ドレインパンチによる回復効率が上がる。
ただ、Hに振っていればある程度保てるはずの特殊耐久を削ることになるので、どちらを採用するかは好みで。
からげんきは中々採用する技スペが厳しいので選択技に。採用する場合はゴースト対策の悪技と合わせて。

ビルドレイン型 [編集]

特性:こんじょう
性格:いじっぱり/しんちょう
努力値:HBベース/HDベースで調整
持ち物:オボンのみ/たべのこし
確定技:ドレインパンチ/マッハパンチ/ビルドアップ
選択技:ストーンエッジ/いわなだれ/れいとうパンチ/かみなりパンチ/どくづき/はたきおとす
テラスタイプ:闘/鋼/悪/炎

起点にできる対象を広げ、おにびで対策されないビルドレイン。
基本的には壁張りなどのサポート後に積むのが望ましい。

てつのこぶし型 [編集]

特性:てつのこぶし
性格:いじっぱり
努力値:A252 残りHをベースに調整
持ち物:とつげきチョッキ/オボンのみ/ラムのみ/ゴツゴツメット/こだわりハチマキ/パンチグローブ
確定技:マッハパンチ/ドレインパンチ
優先技:れいとうパンチ
攻撃技:かみなりパンチ/ほのおのパンチ/ストーンエッジ/どくづき/じしん/はたきおとす
補助技:ビルドアップ/ちょうはつ

メインのマッハパンチ・ドレインパンチが強化できる。
こんじょうと異なり発動条件がなく最初から強化された状態なのが強み。
パンチ技かつ補完に優れるれいとうパンチもほぼ確定。もう1枠は同じく特性対象のほのおのパンチやかみなりパンチ、もしくはゴースト対策のはたきおとすが有力。
こんじょうが一定数いるため与ダメージから特性が見抜かれない限りは状態異常を呼びにくいのがポイント。
持ち物の自由度も高いので下記を参考に選択。

持ち物考察
とつげきチョッキ
タイマン性能を底上げする持ち物。変化技を切る場合の選択肢。
オボンのみ
ビルドアップなど補助技を搭載する場合、耐久力上昇を目的として持たせる。
ラムのみ
こんじょうと違いおにびが厳しいため、火傷や催眠対策を兼ねる持ち物。
パンチグローブ
パンチ技の威力が1.1倍(特性との累積で1.32倍)、かつ非接触になる。
ゴツゴツメットのダメージを受けなくなる他、ほのおのからだ等の接触時に発動する特性も発動しなくなるため、これらの特性を持つポケモンを受け出された時に不利な状況を引くことがなくなる点も優秀。

相性考察 [編集]

特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。


対ローブシン [編集]

注意すべき点
マッハパンチによる縛り性能、ドレインパンチによる居座り性能。物理はもちろん特殊も持ち物や構成次第では撃ち負けかねない。
火力を上げる3種類の特性を持ち、特にこんじょうの恐れがあるためおにびでの受けが安定しない点が厄介。
サブウェポンも三色パンチやどくづき、はたきおとすなど豊富なため、受け出しは困難。
対策方法
格闘技に耐性のあるポケモンで一致弱点を突くのが手っ取り早い。
特防が低いので特殊技で攻めるのが手。
受け出しの場合はサブウェポンのれいとうパンチやはたきおとすなどに注意。
ミミッキュなら格闘無効、どくづきやはたきおとすも等倍でばけのかわもある。
同タイプのハバタクカミも有効だが、防御自体は低いのでチョッキやテラスタルでの返り討ちに注意。

外部リンク [編集]